オフィスや自宅でのPC作業では、長時間座っていることからくる体への疲れも大きいです。そんな時、オフィス用の椅子があれば姿勢や骨盤の矯正、腰痛の改善などあらゆる面でサポートしてくれるのです。

機能性に富んだ高級ブランドから価格面やコスパに利点のあるブランドなど種類も様々です。また、椅子自体の材質や背もたれ、リクライニングやアームレスト、キャスターなど商品ごとにこだわっている部分や強みもそれぞれです。

ここでは、そんなオフィスチェアの選び方をポイントごとに解説し、おすすめの商品を10選紹介しています。自分の悩みなどに合わせ、ぜひ最適なオフィスチェアを見つけてみてください。

オフィスチェアは企業に導入することを目的に機能性よりコスパ重視で作られているものや、自宅でも安心して使えるよう人間工学に基づいて作られた機能性重視の高級品まで様々です。

まず、高機能な椅子はどれも身体への負担を減らすことを目的に作られており、長時間の作業でも姿勢がずれたり骨盤や腰への影響も少なくなるよう配慮されていることを知っておきましょう。

人間工学に基づきオフィスでも自宅でも作業を長時間行いたい方向けで疲労軽減に優れたエルゴノミクスタイプ、機能性はもちろん落ち着きと高級感あるデザイン、革製でこだわった座り心地のよさからリラックス効果もあるエグゼクティブタイプの2つが定番です。

一方で、安価な椅子には高級品のような座り心地や疲労に対するサポートは少ないものの、普段使いには問題ない最低限の機能でシンプルに使える商品が多いです。

キャスターと回転機能、簡素な背もたれのみの事務用や、足部が長く調節もできるためテーブルのサイズに左右されないものの、背もたれのないタイプも販売されている製図用などがあります。

勉強や仕事など長時間の作業の際には椅子の素材にもこだわると良いでしょう。蒸れや座り心地など人によって合う合わないがあるので、予めチェックしておけば視座する時などに便利です。

メッシュ素材は通気性に優れているため夏場など蒸れや汗が気になる時に適しています。特に、長時間の作業では背中の汗などは避けられないもので、べたつきが酷いと集中力も落ちるため背面がメッシュだと安心できます。

ただ、耐久性や座面もメッシュになっているかなどは価格によりまちまちです。あまり安いものを選ぶとフィット感が悪かったり後悔することも多いので、気になれば店頭で視座するのもおすすめです。

革張りの椅子は大人向けのデザインが特徴で、耐久性が高く摩擦にも強いため長持ちもすると人気があります。本革や合皮など使われている革により価格や使い心地は変わりますが、どれもきちんと手入れなどすれば長く快適に使えおすすめです。

ただ、評価の高いものほど高価でランクがあがるので、購入する場合は視座も含めじっくり選ぶことが大切です。その際、細部までチェックして品質を確かめるとなお良いです。

背もたれは背の高い椅子をハイバック、背の低い椅子をローバック、ミドルバックという名称で分けています。また、背もたれの上部分にヘッドレストが付いている仮眠に便利で安定感に定評のある椅子も人気です。

どちらもモノの良さは保証されていますが、コスパ重視で部屋でも使いやすい定番を選ぶならローバック、場所を取っても座り心地重視でオフィス向きを選ぶならハイバックがおすすめです。

椅子の背もたれが後ろに倒れるロッキング機能ではリクライニングすることができます。大きく分けて3つの種類があり、背もたれだけが倒れるタイプ、背もたれと座椅子が連動して倒れるタイプ、背もたれと座椅子が別々に可動するタイプがあります。

また、ロッキングがあるほとんどの椅子には自分の好みで角度の調整ができる機能も備わっています。さらに、椅子によってはロッキングの位置を固定できるのでストレスなくリラックス効果を実感できます。

アームレストは椅子に付いているひじ掛けのことです。これがあると腕やひじにかかる負担を軽減でき、キーボードやマウスを操作する腕に安定感が出るのでより集中することができます。

ただ、アームレストがあると閉鎖感が生まれたり机によっては椅子が収まらない場合もあり、頻繁に立ったりすぐに移動したい方にはめんどうな面もあります。

キャスターは主に樹脂製と金属製の2つがあり、どちらも耐久力には大きく差はないですが使う方の好みが出やすい部分ではあります。

メリットはそれぞれ、樹脂は安価でデザインもシンプルですが軽量で強度があること、金属は重く高価ですがデザインに高級感があり目につきやすいことです。

オフィスチェアは数多くのブランドがあり、グレードごとに細かなこだわりや快適性の違いなど様々です。ここではユーザーから高く支持されている有名ブランドを3つ紹介します。

オカムラはデスクチェアで有名なメーカーですが、オフィス用の椅子も手掛けており豊富で幅広いラインナップから選べる魅力があります。事務用の椅子として購入する方も多く、国内だけでなく海外でもシェア率が高く評価されているのです。

安価ですが高級モデルにも負けない座り心地がある椅子も多いので、コスパ重視の方は一度チェックしてみるのがおすすめです。

ハーマンミラーの特徴はオフィスチェアブランドの中でも歴史が長く、世界的な家具メーカーとして多くのユーザーに愛され支持されているということです。そのため機能性、デザイン性共に抜きんでており、唯一無二と言われる魅力を持っています。

詳しい方なら見ただけですぐにハーマンミラーだと分かるほど評判も広がっており、高級椅子買うなら必ず選択肢に入るほどです。特に、座り心地が良く疲労を軽減したい方におすすめです。

2005年に販売開始されて以来、その品質の高さが世界中で高く評価されているエルゴヒューマン。最先端な機能性で知られているだけでなく、座る人を選ばない適応力でも注目されています。

高価ですが価格以上の座り心地を感じられるので、身体の痛みを改善したい、長時間作業をするために集中したいという方には最適でコスパにも優れていると言えます。

オフィスチェアのクッションが合わなかったり、長期間使用してヘタれてきた場合には別売りの高性能クッションを購入するとさらに腰への負担を減らせて快適です。

sepovedaから販売されている低反発クッションはAmazonでも評価が高く人気のある商品で、人間工学に基づいた正しい姿勢サポートと身体にかかる負担の軽減、通気性の良さなど長時間の作業でも安心して座っていられるのです。

ここまでおすすめの人気オフィス椅子について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。オフィスでも自宅でも、疲労など身体の状態や悩みに合ったものを選び予防や対策に繋げることが大切です。今回の記事を参考に、ぜひ最適なオフィス椅子を見つけてみてください。