【2024年】野鳥図鑑のおすすめ人気ランキング10選【バードウォッチングにも！】

公園を散歩したり、街路樹のある歩道を歩いていたりすると、どこからともなく聞こえてくる鳥の声に耳をすませてしまいます。自然の多い日本で野鳥は身近な存在ですが、姿や声だけでどんな鳥かまではなかなかわかりません。そんな時に野鳥図鑑があれば、野鳥の名前や生態を調べられます。

野鳥図鑑では鳥に関する雑学も得られます。その鳥が何を食べ、どの季節に訪れ、どのように私たちの暮らしの中に入ってきたのか。知識を美しい図版や写真とともに味わえるのが、野鳥図鑑のいいところです。

本格的なバードウォッチングではなくても、街中や庭で見かけたり、散歩で出会った鳥の名前が分かるとなんだか嬉しくなります。大人でも子供でも、野鳥に興味がある方に欠かせないのが野鳥図鑑です。そんな野鳥図鑑の選び方とおすすめをご紹介します。

野鳥図鑑は、ビジュアルが写真のタイプとイラストのタイプがあります。どちらもメリットとデメリットがありますので、自分がどのように野鳥について知りたいのかを考えてから選んでみましょう。

写真で解説されている野鳥図鑑は、野鳥の全体像やシルエットなど、リアルな姿を知りたい時におすすめです。枝に止まっている様子などが載っているので、大きさを想像しやすく見分けがすぐつくメリットがあります。

しかし、写真の場合は個体差や光の加減があるため、細かい模様まで確認しにくいデメリットがあります。写真の野鳥図鑑を選ぶ場合は、季節ごとの姿やいろいろな角度で撮られた写真が載っているものを選びましょう。

イラストで載っている野鳥図鑑は、模様などを細かく確認できるメリットがあります。そのため、よく似た種類の別の野鳥との見分けに役立ちます。違いや模様をはっきり知りたい方におすすめです。

しかし、写真ではないためリアルに感じにくく、実物と比べた時に一致しにくい場合もあります。野鳥の模様について細かく知る必要がある、他の野鳥ときちんと見分けたい、イラストの方が親しみがあるといった方におすすめです。

大きくて重い、厚いタイプの大型本の野鳥図鑑は、その分たくさんの情報が掲載されています。中には原寸大の野鳥のビジュアルが載っているものもあり、野鳥をリアルに感じるのに便利です。

大きいため持ち運びはしにくいので、部屋に置いて使うのがベストです。野鳥について詳しく調べたい時に開いて確認する用に、一冊持っておきましょう。今までわからなかった野鳥を見かけた時、名前や生態がわかるかもしれません。

ポケットサイズやハンディタイプと書かれた小さめの野鳥図鑑は、持ち運びに便利です。実際にバードウォッチングや旅行、散歩の時に持っていって、野鳥が現れたらすぐに確認できます。

小さくて軽い分、情報量が少なくなってしまうのが難点ですが、その場で確認してから家に帰って大型タイプの野鳥図鑑でより詳しく調べるのもおすすめです。いつも見かける野鳥の種類が知りたい、旅行先に持っていって調べたい時などに使ってください。

最近では、電子書籍の野鳥図鑑も出ています。電子書籍の場合だと、本を置く本棚も、持ち歩く時にカバンにしまうスペースも必要ありません。スマートフォンやタブレットにダウンロードするだけで見られます。

まだ電子書籍の野鳥図鑑は少ないですが、本を収納するスペースがない方や、なくしたり汚したりするのを避けたい方は、電子書籍を選んでみてください。

見かけた鳥の種類を知りたい時、そもそも図鑑に載っていなかったらわかりません。そのため、なるべくたくさんの種類が載った野鳥図鑑がおすすめです。しかし、身近な野鳥ついて知りたいだけの場合は、掲載数が少なくても問題ありません。

上級者やマニアの方は、掲載されている野鳥の種類が多いタイプがおすすめです。よく見る野鳥はもちろん、珍しい野鳥についても調べられます。初心者の方でも、長く使ってゆっくり詳しくなりたい方は、種類が多い図鑑を選んでください。

とある特定の場所にいる野鳥について調べたい場合、地域が特定されている野鳥図鑑がおすすめです。地域によって気候や地形が違うので、生息する野鳥の種類も違います。山野や水辺と限定されてるものや、北海道と地域が限定されているものもあります。

旅行やバードウォッチングなどに出かけた際に、地域から調べられるので便利です。専門的でより詳しい識別ができ、野鳥についての理解が深まります。

カモ類やシギ類など、野鳥図鑑の中でも特に種類を狭めたものが存在します。種類が特定されていると、亜種や見分け方についてより詳しく解説されているので、特定の種類に詳しくなりたい方におすすめです。

普通の野鳥図鑑と違って、年齢や性別によるさらに詳しい識別方法なども載っているものもあります。より知識を求める方にとっては、特定の種類の野鳥図鑑を選ぶと納得のいく情報を得られるはずです。

野鳥図鑑の中には、鳴き声が聞けるものや、見分けポイントを細かく書いてくれているものもあります。野鳥についてより詳しく理解したい場合、野鳥図鑑の特徴にも着目してみましょう。

野鳥図鑑には、鳴き声が聞けるCDが付いているものや、QRコードがついていてスマートフォンなどから鳴き声を聞けるものがあります。鳥の見た目や生態だけではなく、鳴き声も聞けると理解が深まります。

また、同じ鳥でもさえずりや地鳴き、警戒している時の声など、鳴き声の種類が違ってきます。姿ははっきり見えないけど、鳴き声はよく聞こえる方には、鳴き声も確認できる野鳥図鑑がおすすめです。鳴き声に特化した野鳥図鑑も存在します。

野鳥は、オスやメス、冬羽や夏羽、幼鳥や成鳥といったように、同じ鳥でも性別・季節・成長によって姿かたちが変わります。また、カモ科やシギ科といった、見た目が似た種類の鳥も多いです。

そういった似ている鳥の見分けポイントを細かく掲載している野鳥図鑑を選ぶと、しっかりとした識別が可能になります。おおまかな解説だけではなく、写真や文章でポイントを掲載している野鳥図鑑を選びましょう。

日本野鳥の会は、野鳥の素晴らしさを伝え、人と野鳥が共存していく社会を目指して活動している団体です。定期的にバードウォッチングを開催したり、野鳥観察のためのグッズなども多く作っています。

なかでも日本野鳥の会オリジナルの図鑑は一見の価値があります。ポリシーである「図鑑は見るものではなく読むもの」の通り、一般的な野鳥図鑑より解説が詳しいのが特徴です。また、飛翔図などの図案もあり、より識別しやすい工夫がなされています。

アプリやサントリーのサイトでも野鳥図鑑が見られます。アプリだとさっと手に取れるため、今、目の前に野鳥がいるときなどスムーズに調べられます。iPhone版・Android版と、どちらも無料アプリが用意されていますので、ぜひスマホにダウンロードしてみてください。

また、飲料メーカーであるサントリーは、野鳥が住める環境づくりを目指して保護活動を行っています。愛鳥活動のサイトでは、野鳥図鑑はもちろん、バードウォッチングのやり方も説明されています。こちらも無料で見られるので一度のぞいてみてください。

野鳥図鑑と鳥図鑑は、似ているけれど少し違います。鳥図鑑の場合ですと、インコやカナリアなど、野鳥ではないペットとして飼われている鳥や、日本に生息していない外国の鳥も掲載されています。

そのため、身近に飛んでいる野鳥の情報が少なくなってしまいます。野鳥について詳しく知りたかったら、野鳥図鑑を間違えずに選びましょう。「野鳥」と書かれていなくても野鳥について扱っているものもあるので、よく確認してください。

普通に生活していれば、野鳥を見かけない人はいません。よく見る鳥の名前が気になっている方、かわいい野鳥が好きでバードウォッチングをする方など、野鳥図鑑は便利に活躍してくれます。一冊持っているだけで楽しく野鳥を観察できるので、自分に合う図鑑を選んでみてください。