自己分析の本のおすすめ16選｜社会人の転職や大学生の就活にも

24卒大学生の就活や社会人の転職などの人生の転機には、自分が心からやりたい仕事を見つけるためにも自己分析の本がおすすめです。また、上手に自己PRをしたい方・自己理解に悩みがある方にとっても、自己分析の本は自分を見つめ直すためのヒントになります。

しかし、自己分析の本は種類が多くて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。実は、新卒生の就活・社会人の転職・人生を考えるなど、自己分析の目的によっておすすめの本は異なります。

そこで今回は、自己分析の本の選び方と目的別のおすすめ商品を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。本を読む以外の自己分析の方法や、自己分析がなぜ必要なのかも詳しく解説します。

「就活に自己分析は必要と聞くけれど、本がなくてもできるのでは？」と、考える方もいます。確かに、ネットの情報から自己分析のやり方を調べれば、本はいらないかもしれません。しかし、ネットには出所が不確かな情報も多いです。

一方、本は編集の過程を経ているため、ある程度の質と信頼性が保証されています。また、本では著者の考えや価値観にも触れられるので、自分の考えを深めるのにも効果的です。つまり、必須ではないものの、読む方がメリットは大きいと考えられます。

自己分析をすると、自分の価値観がわかります。今まで自分が取ってきた行動の理由や判断の基準を理解すると、自分が大切にしたいことや自分が排除したいことが明確になります。自分の価値観を知って、スムーズな就職活動を行ってください。

「人に強制されることが嫌い」「物事をやり切った時に幸せを感じる」など、自分の好き・嫌いをはっきりさせると、企業や職種を選ぶ際に非常に役に立ちます。

志望先を決める際、好きだからという理由だけで職種や企業を決めてしまうのはおすすめできません。好きな職種が得意な仕事とは限らないためです。自分の適正を知っておくのも、就職活動にとって非常に重要です。

適正の有無とは、仕事の向き・不向きのことです。自分に合っていない職種を選ぶと、仕事に取り組むようになってから嫌になったり後悔してしまう可能性があります。自己分析で自分の適性を知っておけば、働き方を考える指標になります。

就職活動をしていると、たくさんの情報が次から次へと入ってきます。あまりにも情報量が多すぎると、自分が何を選べばいいのかわからなくなってしまうリスクがあります。

正しい自己分析で自分の価値観や適性をはっきりさせておけば、情報の波の中にあっても判断の基準が確立しているため自分を見失いません。就職活動の軸があれば必要な情報を絞り込めるので、大変有効です。

自己分析をすると自分の強み・弱みをきちんと把握できるので、正しい自己理解につながります。自己PRをするためには、自己理解ができているかはとても重要なポイントです。自己理解を深めて長所を把握できていれば、エントリーシートの作成や面接時にきちんと言語化できます。

また、短所がわかれば今後の自分の課題が見えてくるため、就活成功のために効果的な対策を考えられます。就活や転職の場面において自己PRは必ず求められるので、正しい自己分析は必要な事前準備です。

就職活動のための自己分析の本は、大きく分けて新卒生用と転職者用に分かれて発行されています。新卒生に向けて書かれている書籍は、学生でも読みやすい内容で書かれていて、内定を取るためのポイントがわかりやすくなっています。

新卒生はまだ社会に出て働いた経験がないため、会社内や企業間の事柄が周知の事実として書かれている転職者用では、少しわかりにくい場合もあります。就活生には、内定を早く勝ち取るための秘訣や企業側が見ているポイントが書かれている新卒者向けがおすすめです。

転職者向けに書かれている自己分析の本では、今まで社会人として働いてきた軌跡をどのように活用して強みにつなげるか、といった観点で書かれています。これまでの社会人としての経験を活かし、面接に役立てる方法などを的確に提示してくれます。

また、自分が転職したい理由を明確にし、これからの人生設計などを考えるためのヒントとして自己分析を活用できます。転職によって自分がどうなりたいかを改めて見つめなおすきっかけとして利用するのがおすすめです。

自己分析の本の中には、就職活動の為だけではなく、人生をより豊かにするための本も多数出版されています。自分の将来に漠然とした不安があったり、不満はないけどなにか物足りないと感じているなど、自己分析の本を手に取るきっかけは人によってさまざまです。

そういった方向けに書かれている本は、性格分析の側面も持っているものが多くなっています。自分の内なる可能性や性格を見つめ人生をよりよくしていきたい方や、何かにチャレンジしていきたい方におすすめです。

就活や転職で最も大切なのは、自分の適性や自分に合う職種・企業を知っておくことです。自分の適性を理解しないまま就職した場合、希望の企業に入社できたとしてもすぐに転職したくなるかもしれません。

せっかく苦労して入社した会社では、できるなら長く勤めたいものです。そのためにも、自己分析の本でしっかりと自分の適性や長所を理解して、就職活動に活かしてください。自分の性格を正しく分析して、自分に合った職種や企業を見つけましょう。

自分のやりたいことや適した企業がはっきりしている方は、面接時やエントリーシートの作成に必要な、自己アピールのための自己分析をするのがおすすめです。自分の強み・弱みを理解して、自分はどういう人間かを言語化するのに役立ちます。

自分の強みを知るのは楽しい作業ですが、弱みを見つめることは辛いことかもしれません。しかし、自分の短所を理解しなければ今後の課題は見えてきません。自己分析で自分の弱みをまっすぐ見つめ直す作業は、将来を豊かにするための大切なプロセスです。

自己分析の本は、自分の将来のビジョンを考える際にも役に立ちます。就活や転職では、就職後の理想の仕事環境・歩みたい人生をはっきりとイメージすることが、成功につながります。

1日の大半を過ごす職場での生活に不満や苦痛を感じるようであれば、仕事は長続きせずに豊かな人生も送れません。内定を目的にするのではなく、自分にとって豊かな人生を目標にしてください。

普段から読書に親しんでいて、活字に抵抗がない方には読むタイプがおすすめです。自己分析の本で最も多いのが読むタイプです。豊富な種類が出版されているので、自分の目的にぴったりの本を見つけられます。

活字に慣れていない方の中には、難しい言葉やわかりにくい表現が多く少し読みにくいと感じる方もいるかもしれません。しかし最近では、かみ砕いた表現や読みやすい文体で書かれたものも多く出版されていますので、ぜひ挑戦してみてください。

「書くことで考えがまとまりやすい」という方におすすめなのが、ワークシートタイプです。ワークシートタイプの多くは、読み進めながらシートに書き込んでいくことで自己分析ができます。読む部分が少ないので、普段読書に親しみがあまりない方でも楽に取り組めます。

読むタイプでは集中力が続かずに最後まで読み進められなかった方でも、ワークシートタイプなら短い時間で飽きずに取り組めます。書き進めていくと自分の知らなかった一面が見えてくるので、ぜひ試してみてください。

診断タイプの本は、心理テストのように気軽に自己分析ができます。友達や家族と一緒にゲーム感覚で自己分析しても楽しめます。「就職活動が目の前に迫っているわけではないけど、自分をもっとよく知りたい」などの動機でも、気軽に手に取ってみてください。

診断タイプは、自分の性格や相手の考えなどを分析するためのツールとしても便利です。人間関係に悩んでいたり自分をもっと深く知りたい方は、診断タイプの自己分析本を試してみてください。漠然とした将来の不安がある方や、人生をより豊かにしたいと考えている方にもおすすめです。

自己分析の本を選ぶ際は、評判や口コミもチェックしてください。出版されてからずっとベストセラーになっている本や、毎年シリーズで発行されるロングセラー本もあります。人気がある本は、それだけ実際に役に立った人が多く信頼が厚い本でもあります。

自己分析の本は、レビューや口コミが書かれているものがたくさんあります。その評価を見て選ぶのもおすすめです。好評価のものだけではなく、低い評価のものも読んでみましょう。どんな点が評価されているか、低く付けた人はどの点が合わなかったのかを見ると参考になります。

勉強法などは、人によって「合う・合わない」があります。その人にとっては非常に役に立った方法でも、自分には合わない場合もあります。レビューや口コミを参考にしながら、本のジャンルや内容もしっかりチェックしてください。

今まで数え切れないほどたくさんの自己分析の本が出版されています。その中で、時代を超えてベストセラーになっている本もいくつかあります。時代の流れに関わらず人気がある本は、それだけ信頼が厚く、たくさんの人に読まれて役に立っている本です。

自己分析を正確にできると、その後の人生が違ってきます。自分に合った仕事を選ぶためにも、人間関係や環境をよくするためにも、正確な自己分析が必要になります。自分をよく知るために、信頼できる1冊を選んでください。

最近では、WEBで簡単に診断できるツールがたくさんありますので、利用してみるのもひとつの方法です。質問に答えていくと簡単に自己分析ができて、グラフなどを使ってわかりやすく示してくれます。

ただし、就職活動に使用するためには、その分析から自分の能力や性格を考えて自己アピールに利用できるようにしなければなりません。就職活動に特化したWEB診断ツールもありますので、特徴を調べたうえで利用するのが効果的です。

自分で考えている長所や短所と、他人から見た自分は違っているかもしれません。家族や友人に、自分の性格を聞いてみるのもおすすめです。ギャップがあればその点を改めて考えて、自覚と一致している部分は自分の強み・弱みとなります。

また、大学の先輩や、就職エージェント・キャリアセンターなどに相談する方法もあります。自分ではわからなかった長所・短所が見つかったり、新しい考えに辿りつけるかもしれません。自己分析は、親しい方や頼りになる方の協力のもとで行うのもひとつの方法です。

本やWEBツール以外の自己分析方法を以下にまとめます。簡単にできるものばかりなのでぜひやってみてください。

• 自分史：過去から現在までの出来事を一覧にしてまとめ、それぞれ深掘りすることで、自分の価値観や強み・弱みを把握する。
• マインドマップ：自分の思考を蜘蛛の巣のように書き出して深掘りすることで自己理解を深める。
• 他己分析：家族や友人に質問し他人からの印象で自己分析することで、自分では気づけなかった強みなどを知れる。
• SWOT分析：「強み・弱み・機会・脅威」の4つの要素で分析する方法。ビジネスでも活用される。
• モチベーショングラフ：今まで生きてきた中でのモチベーションの上下をグラフにしてまとめることで、気持ちの変化について知れる。

自己分析に役立つツールとして世界的に有名なのが「ストレングスファインダー」です。WEB上で177個の質問に答えると、無意識のうちに潜んでいる才能や強みをあぶり出します。

人間には34種類の資質が備わっているとして、その中で自分はどの資質を強く持っているかを診断するのが特徴です。開発元のギャラップ社の公式サイトでアクセスコードを購入する、またはアクセスコード付きの書籍を購入すると診断を受けられ、結果のレポートが届きます。

この記事では、自己分析の本の選び方とおすすめ商品を紹介しました。就活・転職・人生に迷ったときなど、さまざまな場面で自己分析の本は役に立ちます。目的や悩みに合わせた一冊を選んで、素敵な人生を歩んでください。