折りたたみ薪ストーブのおすすめ7選｜コンパクトでキャンプに便利な組み立て式も！

キャンプなどのアウトドアで暖をとったり調理をしたりすることができる薪ストーブは1台あると便利です。特に、冬場のキャンプで組み立て式薪ストーブを使用しているキャンパーも多いのではないでしょうか。その薪ストーブですが、最近では折りたたみ式のものが人気です。

折りたたみ式の薪ストーブは普通のものと機能は変わらないのに持ち運びがしやすいのでバイクなどにも乗せやすくキャンプツーリングに最適のアイテムといえます。またチタン製の軽量なものや小型のものも多いので、ソロキャンプや少人数のキャンプでも活躍します。

そこで今回はコンパクトに折りたたみできるおすすめ薪ストーブ10選をピックアップしました。折りたたみ式薪ストーブの選び方や人気メーカーについてもご紹介しています。折りたたみ薪ストーブの購入を検討している方は必読です。

薪ストーブには分解式のものと折りたたみ式のものがあります。分解式のものはパーツごとに分解しなければならないので設営・撤去に時間がかかります。しかし折りたたみ式のものであれば、脚や煙突を伸ばしたりたたんだりするだけで使用できるので便利です。

また折りたたみ式はコンパクトにすることができるので持ち運びにも最適です。さらに専用バッグが付いているものであれば持ち運びもより楽に行えます。

鉄製の薪ストーブは熱伝導率が高いためすぐに暖をとることができたり、耐久性も高いためメンテナンスをすれば長く愛用することができます。ただしさびやすいのでメンテナンスを怠るとさびてしまう可能性があります。使用後は水気をしっかり取ったり油を塗ったりしてお手入れをしましょう。

ステンレス製の薪ストーブはさびにくく汚れも落ちやすいので初心者におすすめです。ただし熱伝導率は鉄製にほど優れていないため温まるまで時間がかかります。お手入れがしやすい薪ストーブを探している方にはおすすめです。

チタン製の薪ストーブは鉄製やステンレス製と比べても超軽量なのでバイクなどに乗せて持ち運ぶときに最適です。また耐久性にも優れているので長く使用することができます。ただし価格が高かったり熱伝導率が優れていなかったりするため、軽さや耐久性を重視するキャンパーにおすすめです。

薪ストーブにはソロキャンプやツーリング用の小さなものから、大人数で暖まることができる大きなものまでさまざまあります。しかし重すぎると運ぶのが大変になります。薪ストーブの重量は7kg～10kgくらいのものがおすすめです。

また一般的に市販の薪は20cm～50cmといわれていて、薪をくべるところが小さすぎると薪を割る必要があります。薪をそのまま入れられるサイズの薪ストーブであれば薪を割る必要がなく便利です。

暖かさを重視・料理に使う・煙突がある・ガラス窓付きなど、薪ストーブをどのようなシーン・用途で使用するかをイメージし、それに合った機能のあるものを選びましょう。暖かさを重視するなら、メンバー全員がストーブ付近のどこにいても暖まれるものがおすすめです。

オーブン・かまどとして使える薪ストーブなら、ガス缶やコンロを持って行かなくても料理ができます。冬場のキャンプで、テント内でも薪ストーブを使用したいなら、煙を外に排出してくれる煙突ありのタイプを選びましょう。また、ガラス窓付きなら、ゆらぐ炎をゆっくり眺められます。

薪を燃やすときに起こる一次燃焼では、炭素の一部など複数の物質が燃え残ります。二次燃焼では、それらの物質をさらに燃やし、排出物の量の削減が可能です。二次燃焼タイプは、ストーブ内の燃焼効率が上がって煙の量が減るため、美しい炎のゆらぎが楽しめます。

煙のにおいが苦手な方、炎を眺めてゆったり時間を過ごしたい方は、二次燃焼タイプがおすすめです。

イギリスのメーカー「Pomoly（ポモリー）」の薪ストーブは、チタン製で超軽量、コンパクトに収納できる点が魅力です。重さはわずか2.3kg、収納時の厚みは8cmしかありません。そのためバイクでキャンプに行くときやソロキャンプのときなどでも持ち運びがしやすいといえます。

また市販の薪をそのまま入れることができるのも魅力です。ただし値が張ったり熱伝導率が低かったりするので、軽量で持ち運びに便利な折りたたみ薪ストーブを探しているキャンパーにおすすめです。

新潟にあるストーブに関する製品を製造・販売しているメーカー「ホンマ製鉄所」が出す薪ストーブは、1万円台で購入できるアイテムが多くあるためコスパがいいとキャンパーの間で人気があります。購入しやすい価格なので初心者にもおすすめです。

コンパクトな薪ストーブが多いため持ち運びに便利なのも人気の理由です。さらにテント内で使用することも可能なため、冬場のキャンプでは暖房器具としても活躍します。

中国で設立されたアウトドアメーカー「KingCamp（キングキャンプ）」の薪ストーブは、脚が折りたためるためコンパクトに収納することができます。設置・撤去は簡単に行える上、収納時のサイズは29cm×41cm×31cmと小さくなるので持ち運びにも便利です。

またサイドに天板が付いているので暖をとりながら調理できるのも魅力のひとつ。ソロキャンプやツーリングなど荷物を多くしたくないときにおすすめのメーカーです。

DIY上級者であれば折りたたみ式薪ストーブを自作することもできます。

材料

• 鉄板（本体用）
• スチール板（横板・天井用）
• 耐熱ガラス
• スチールの筒（煙突用）
• 蝶番、ネジなどの金具

作り方

1. 鉄板から底板2枚（二重構造にするため）と前後1枚ずつ、右側になる壁板を切り抜く
2. 前面には耐熱ガラスを取り付けるための窓を作り、ガラスを取り付ける
3. 前後の板に蝶番を付け、底板にネジで固定する
4. 右側の壁板を3に仮で取り付ける（このとき底板との間は1mmほど開ける）
5. 4の壁板に金具を取り付けて前後と底板に固定できるようにする
6. スチール板から左側の壁板を作る（薪をくべるための扉や空気調整穴も加工する）
7. 5に取り付けて箱を作る
8. スチール版から天井となる板を切り抜き、煙突をつけるための穴を開け、7の箱に被せる（固定できるように金具を取り付ける）
9. 天井には調理台となるスチール版を取り付ける
10. 煙突をつけたら完成

脚はレンガなどで代用するのがおすすめです。複雑な造りなので時間はかかりますがオリジナルストーブであればキャンプをより楽しむことができます。

テントの入口を閉めた状態で使用すると一酸化炭素中毒にかかる恐れがあります。使用時には、テント内の換気に留意して使いましょう。テントやタープ内で薪ストーブを利用する際は、自己責任でお願いします。

今回は折りたたみ式薪ストーブのおすすめ10選をご紹介しました。ソロキャンプやツーリングなど少ない荷物でキャンプを楽しみたいときに折りたたみ式ストーブは活躍します。1台あると便利な薪ストーブを持ってキャンプを楽しんでください。