朝倉かすみの小説おすすめ10選|映画化決定の『平場の月』も紹介

短編の名手・朝倉かすみの作品をご存じですか。この記事では、直木賞候補にもなった『平場の月』の待望の映画化決定の情報や初のエッセイについてもご覧いただけます。また、初めて朝倉かすみの小説を読む方のために作品の選び方・おすすめ小説10選もお伝えします。

2023/08/10 更新

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文章が、人物描写が、とてもとても上手で、ぐいぐい引き込まれます。少女奇談を読んで、面白かったので、こちらを読みました。朝倉かすみさんの本を次々に読んでみたい衝動にかられてます。

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ここに出てくる人々は50代です。これまでがあり、これからを迎えていく男女の話です。50年生きてきているから見えてくるものを感じました。とても静謐(せいひつ)な物語です。

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内容、読了感ともに好き嫌いがはっきりと分かれると思います。全く受け付けない人もいるはずです。私は大好きな一冊です。純粋すぎるがゆえにどんどん破滅へと向かう主人公に、思わず「ちょっと待って!」と言いたくなります。でも彼女にはどんな人のどんな言葉も通用しません。それくらい愛している人がいるから。「恋は盲目」どころじゃありません。彼女の姿は痛々しく、時に見苦しく、理解しがたいけれど、どこか美しい。最後の一文に胸が締め付けられました。

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朝倉かすみさんの本でいちばん好きな話です。 物事を裏から見るみたいな、メジャーではなくマイナーな方の感情みたいな、世の中の影になる方で生きている人みたいな、毒気(?)のようなものが朝倉さんの話にはよく書かれていますが、この本ではその毒気がほどよくて、恋愛小説ならではの感情も味わえて、好きです。

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老いてそれぞれ独り暮らしになる夫婦とそれを取り巻く家族の姿が実体験と重なり、あの時他に手はなかったのかと、何度も立ち止まりました。当たり前ですが、誰しも若く輝く時はあり、過去と現在が行ったり来たりしながら展開するストーリーの中で、主人公の明るさと全編流れる北海道弁の温かさが印象的で心に沁みました。

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身近に居そうな人々の、ありがちな泣き笑いなんだけど、それだけにグッとくるものがあるお話。小学校のクラス会に集まった人々が、さまざまな想いや想い出を抱えながら、「田村はまだか」と、なかなか来ない田村を待つ、という趣向がなかなかいい。

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まず世の女性たちに問いたい。これは男性が読んでもいい作品なのか?と。そのくらいリアルで生々しい心情の吐露により、女性の本音の一部がまるわかりなのだ。あるあるシチュエーションに絶妙の表現と間合い。想像を掻き立てる行間。うますぎる。で、解説を読んだら魅力のすべてを書評家の豊崎さんが言い尽くしていました。

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懸命に生きている女の子達の姿にグッときました。特に最初と最後の話はつらい。私はどの話も好きでした。朝倉さんが書く女の子たちはなんか好きです。

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30歳になった主人公。ただなんとなしに過ごし、過ぎていく時間。そんな彼女がとった行動は初恋の人を待つために貸本屋を開くこと。そして彼が好きだったタイムトラベル関係の本屋を実際に開き、物語はその彼女を囲む人々とのやさしい関係を、上手に切り取っていく。人は、いま自分が置かれている場所は自分ではわからないのかもしれない。きっと彼女は人生の中での曲がり角に立っている。とても大切な時に立っている。その瞬間が垣間見えるようで、そして応援したくなった

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ちょっとしたきっかけで気持ちや心が変わってしまうようなときってありますよね。平凡な日常から醸し出る穏やかな生活にピリリとスパイスを効かせたような感覚になる短編集だった。(後略)

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