洗濯機には手の届かない箇所もあるので、洗剤を使って掃除をしても汚れや臭いを落としきれないことがあります。念入りに掃除しても汚れ・臭いが気になる時は、縦型洗濯機であれば自分で分解することができるので、洗濯機を分解して掃除してみましょう。
洗濯機を分解して掃除することで隅々まで掃除できるので、洗剤だけでは落とせなかった汚れ・カビが落ちて洗濯の効果が高まることを期待できます。下記は洗濯機の分解方法なので、念入りに掃除する際の参考にしてみてください。
- 電源プラグを抜き、水道のコックを閉じ、配管を外してから分解作業に入る
- 洗濯機左右のネジを外してから、後ろの2つのネジを外す
- フタの下にあるパネルと、洗濯機正面のカバーを外す
- 洗濯槽底面の回転盤の中央にあるネジを外し、ネジ穴にビスなどを指し込んで回転盤を持ち上げるようにして取り外す
- 洗濯槽中央と、外した下にある2つのナットを外し、洗濯槽を取り出す
- 洗濯槽上部のナットを外して分解する
- 外した部品を水洗いする
- 部品の水気を拭きとってから自然乾燥させて元通りにする
- 組み立て終わったら、水を満水まで溜めて洗濯機を回して細かいゴミ・カスを洗い流す
- ネジが見えないよう、ネジ部分にカバーがかかった洗濯機もあるので、カバーがかかっていたらマイナスドライバーでカバーを外してからネジを外してください。
- パネルはネジ式、または、スライド式で固定されています。説明書を確認しながら外していきましょう。
- カバー手前の洗濯機に引っかかったフックを、ヘラやマイナスドライバーで持ち上げるようにすると、カバーを外せます。
- 洗濯機の部品は大きいため、風呂場や庭など広くて濡れてもいい場所で掃除しましょう。掃除中は、濡れたり汚れたりしても問題ない服装になることをおすすめします。
- 部品の汚れはブラシでこすると簡単に落とせますが、落とせない時はお風呂用洗剤をブラシにつけてこすり落としてみてください。
ただし、洗濯機の分解は慣れていない方には難しく感じることもあります。間違った方法の分解は故障につながる可能性があり、自分で分解した洗濯機の故障はメーカ保証の対象外です。自分で洗濯機を分解する際は、リスクが伴うことを念頭に置きながら、細心の注意をはらって行いましょう。