耐久性のある最強テントは？｜頑丈・丈夫なテントの素材は？

「どうせキャンプをするなら丈夫なテントを使いたい！」と思っている方は多いですよね。アウトドアでは急な風が吹き・雨雪が降る場合もあるため、安心して寝泊まりできる頑丈なテントが欲しいと考えているキャンパーはほとんどだと思います。

せっかくキャンプにきたのに、風が強かったり・寒くて寝られなかったりしたら残念な気持ちになりますよね。実はテントの素材や構造などを把握して、自分の使うシーンに合ったものを選べば耐久性のある使い勝手のいいテントが見つかるんです。しかしテントには、メーカー・素材・構造など種類が多く選ぶのが難しいですよね。

そこで今回は、頑丈なテントの素材と構造や、ワンタッチテント含めた耐久性のあるおすすめ最強テント5選をご紹介します。また、DOD・コールマン・スノーピークなどのかっこいいテントメーカーや、風が吹いても強度が高く壊れにくいコスパ抜群のテントも解説するので最後までご覧ください。

まずは、ナイロン・コットン・シルナイロン（ナイロンにシリコンを浸透させた生地）についてメリット・デメリットを比較するので参考にして、自分の使うシーンに合った素材を見つけてください。

ナイロンとは、ポリアミド樹脂といった繊維の糸で作られた素材です。テントの素材に使われやすいポリエステルと比べて、軽くて頑丈なのがポイントです。同時に優秀な伸縮性も兼ね備えています。

ただ、水分を吸いやすいので雨にはやや弱く、紫外線にも強くないのが欠点です。しかし、テントに使用するナイロンは特殊な加工を施しており、防水・防紫外線仕様になっているタイプもあります。元々は水と紫外線に弱いナイロンですが、加工により弱点を克服しているのがポイントです。

コットンは天然素材で作られている生地です。他の素材と比べて厚手なので、寒い時期でも温かさを感じられます。それでいて、夏でも涼しく過ごせるのが魅力です。デザインがおしゃれな傾向にあるため、見た目でテントを選ぶ方におすすめです。

天然素材ならではの丈夫さも兼ね備えています。しかし、水に濡れるとカビが繁殖しやすいのが弱点です。雨で濡れた後は、ドライヤーなどで完全に乾かしましょう。また似た素材であるポリコットンは水に強い素材です。

シルナイロンは、ナイロンにシリコンを染みこませた素材をいいます。ナイロン全体にシリコンが馴染んでおり、通常のナイロンに比べて特に防水性が高いのが特徴です。しかし、通気性がないので暑い季節だと涼しく過ごすのが難しいかもしれません。

また、数ある素材の中でも高価な素材でもあり、破れたときに修理をするのが難しいです。シリコンを染みこませているため引火しやすいので、取り扱いに注意が必要な素材でもあります。シルナイロンのテントを使う際は、テントから離れた場所でバーベキューをするなどの工夫が必要です。

テントの構造は大きく分けて、ジオデシック構造・クロスフレーム型の2種類があります。それそれのテントのメリット・デメリットを紹介するのでチェックしていきましょう。

ジオデシック構造とは、4本のポールを複雑に交差させ、生地の面を多くして半円形に近づけた構造を指します。この構造を採用したテントは球体に近い形になり、ポールの交差点が多ので耐久性が高いです。

特に風に対する耐久性能が高く、数あるテントの構造の中で最も頑丈とされています。しかし、4本もポールを使うので重く、複雑に交差させなければいけないため設営が難しいです。

そのため初心者には向かず、ある程度の経験を持つ中級者以上向けの構造と言えます。ですが、設営が大変でもとにかく頑丈なテントが欲しい、といった方にジオデシック構造はおすすめです。

クロスフレーム型は、2本のポールを1点で交差させた構造を指します。ジオデシック構造ほどではありませんが、テントが半円形になるので耐久性が高いです。2本のポールを交差させるだけなので、初心者でも簡単に設営できます。

また、ポールが2本なのでコンパクトに収納できるのも強みです。しかし、2本のポールでテントを支えるので、耐久性の高いポールを選ぶ必要があります。その点をデメリットとして見ても、設営が簡単かつ頑丈な構造として魅力的なのは間違いありません。

数あるテントメーカーの中でも、特に知名度が高いスノーピーク。そんなスノーピークの定番のテントとして人気なのが、アメニティドームです。こちらのテントは耐水圧1,800mmを誇っており、数十回使っても壊れない丈夫なテントとして評価されています。

テントが水に浮くほどの大雨でも浸水せず、フライシートを閉めれば暴風でも耐えきれるほど優秀です。また、大きいながらも設営しやすい点が魅力であり、初心者から上級者まで愛されているテントといえます。

DODも人気メーカーであり、高耐久のテントを販売している有名なメーカーです。そんなDODのテントとして、ライダーズワンタッチテントが挙げられます。大雨でも浸水しない性能を発揮し、それでいて軽いので持ち運びに苦労しません。

またワンタッチ式のテントなので設営がとにかく楽です。コツを掴めば、設営1分・片付け2分で済ませられます。1人でも簡単に使えるテントとして評価が高いので、高耐久のテントを探している初心者にもおすすめです。

コールマンが販売しているテントとして、ツーリングドームSTが挙げられます。こちらはツーリングテントの定番とされるほど人気が高いです。また、耐水圧が1500mmと高めなので、大雨でも水が浸水する心配はありません。

キャノピーポールを使えば前室が広くなり、アイテムを置いたり、くつろぎスペースになったりと快適に過ごせます。また、アシストクリップが付いているので組み立ても簡単です。価格も比較的安いので、テント購入の出費を抑えたい方にもおすすめします。

ヒルバーグは1971年に設立された会社です。テント・シェルターを専門に製造・販売している、知る人ぞ知る一流メーカーです。ソロキャンプ用から2人用・ファミリーテントまでラインナップが豊富なので、幅広い方におすすめです。

ヒルバーグのテントはKerlon1200という特殊な素材を使用していて、耐久性に優れた世界最強テントと言われています。また設置が簡単な点も魅力です。

耐久性のあるテントなら、暴風・豪雨の状況でも安心して過ごせます。選ぶ際は、使われている素材と構造に注目してください。自分に合ったテントで、安全に楽しくキャンプを楽しみましょう。