バイオリン弦の人気おすすめランキング15選【初心者からプロまで】
2021/04/14 更新
目次
自分に合った「バイオリン弦」で素敵な音色を奏でよう
小さいころからバイオリンを習っている方はもちろん、大人になってからバイオリンを習い始めた方もいらっしゃると思います。バイオリンの奏でる音は非常に優雅で心がゆったりした気持ちになりますよね。その音色を決めるポイントの1つがバイオリンの弦です。
実は、弦には大きく分けて3つの種類があり、各弦によって奏でられる音の違いがある事をご存知でしょうか。
そこで、今回はバイオリンの弦の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。購入を検討している方は是非参考にしてみてください。記事の最後にはバイオリン弦の張替え方法も紹介していますので、こちらも併せてチェックしてみてください。
バイオリン弦の選び方
バイオリンの弦を選ぶ時のポイントがいくつかあります。弦に使われる素材や製造メーカー、弦の種類などそれぞれの特徴を知って自分に合った弦を選びましょう。初心者の方は交換時期や交換の仕方もチェックしてください。
素材の種類で選ぶ
バイオリンの弦には、ナイロン弦、スチール弦、ガット弦の3つの種類があります。ナイロンは安価で購入しやすい、スチールは耐久性に優れている、ガットはプロ仕様であるなどの特徴があるのでその特徴をしっかり確認しておきましょう。
初心者からプロまで愛用の「ナイロン弦」
様々な合成繊維で作られたナイロン弦は、ガット弦のような柔らかな音色を奏でる事が出来ます。素材も強くチューニングも安定しているので取り扱いやすく、値段も安価なので初心者の方はもちろんプロの方が練習用として使用する事が多い弦です。
芯材に使われる金属は各メーカー毎で様々な工夫がされているので、音質の維持のしやすさや弾きやすさなど毎年その品質は向上しているようです。ドミナント、インフェルド、エヴァピラツィ、オブリガードが有名です。
練習用として重宝する「スチール弦」
ガットに変わる素材として誕生したのがスチール弦です。その名の通りスチールなどの金属が使われているので、とにかく耐久性が高いのが特徴。弦の張りが強いのでしっかりした音を奏でる事が出来ます。クロムコアやザイエックスが有名です。
チューニングした後でも音程がズレることが少なく、長い間その音程を維持してくれるので初心者や時々しか演奏しない方におすすめの弦です。金属的な音を感じてしまうかもしれませんが、朗らかで透明感のある音を楽しみたい方には是非使用して頂きたい弦です。
音質にこだわりたい人は「ガット弦」
バイオリンが誕生したのは1550年頃と言われています。その頃から使用されている弦は羊の腸を使ったガット弦です。バイオリンだけでなく弦楽器の弦は羊の腸を加工したものといわれており、柔らかく伸びの良い音を奏でてくれます。
温湿度の影響を受けやすいので伸びやすく、マメにチューニングをする必要があります。バイオリンが初めての方は扱いが難しいので、プロやセミプロ向けといえるでしょう。オリーブやゴールドが有名です。
E線で選ぶ
バイオリンの音を出す弦は4本。その中でも1番高い音を出すのが1番細いE線です。メーカーや弦の種類、弦の太さによって音の違いがあるので、比較的な安価な弦なので自分好みの弦を探してみましょう。
E線は「ボールエンド」か「ループエンド」を要確認
E線の先端の構造はループエンドとボールエンドの2種類です。ボールエンドは先端がリングのような形状になっており、そのリング本体のアジャスタ―にセットして固定する仕組みになっています。取り付けやすく弦が切れにくいというメリットがあります。
ループエンドは弦の先を輪っかにした形状で、アジャスタ―の爪にひっかけて使用します。構造的に大きくて張りのある音が出やすくなりますが、弦が切れやすいというデメリットがあります。E線以外はボールタイプになりますので、E線を購入する時は注意が必要です。
E線の「食い込み防止チューブ」の有無で選ぼう
弦についているチューブは駒と弦の間に挟み込んで、弦が駒に食い込むのを防止するためのものです。食い込み過ぎると弦が切れやすくなってしまう恐れがありますが、音色の調整の時に弦の張りを行うので音色にはそこまで影響は無いかと思います。
ここで注意したいのが、駒自体に食い込み防止加工が施されている場合はチューブを使用する必要はありません。加工されている部分にチューブを挟みこむと弦の高さが変わってしまい、音色も変わってしまうのでチューブは外してください。
自分のレベルに合ったものを選ぶ
バイオリンの弦には初心者、中級者、上級者向けがあります。レベルに合わせて弦を選ばないと思った通りの音色が出せなかったり、弦をすぐ切ってしまうなどでストレスを感じてしまうかもしれません。レベルに合った弦を選んで満足できる演奏をしましょう。
「初心者」は扱いやすく弾きやすい弦を
初心者はバイオリンの音の出し方、弦の取り付け方などわからない事がたくさんあります。できるだけ簡単に調整できるものや音を出せるほうが、バイオリンを好きになり楽しくなるのではないでしょうか。
初心者の方におすすめの弦はスチール弦です。スチール弦は耐久性があるので切れにくく、チューニングも安定しやすいのが特徴です。スチール弦は音色が金属的で硬めの印象を与えるので、音色が気にいらない方は入門用とか練習用として割り切って使用しましょう。
「中級者」は自分の好みに合った弦を
バイオリン中級者ともなれば、自分で出したい音を奏でる事が出来たり調整も簡単に行えるレベルになっているかと思います。そんな中級者におすすめの弦はナイロン弦です。スチール弦とガット弦のちょうど真ん中と言える品質です。
スチールほど硬くなく、ガットほど柔らかすぎずで非常に扱いやすい弦です。弦を張った後は1週間ほどで音も安定し、柔らかな音色を奏でる事が出来ます。現在の主流のナイロン弦は各メーカーで個性が違うので、各メーカーの弦を1通り試してみることをおすすめします。
「上級者」は音色にこだわった弦を
オーケストラやソロでの活動を行う位のスキルを持った上級者には、羊の腸を原料としたガット弦がおすすめです。弦楽器が生まれた時から使われてきたガット弦は、柔らかく伸びのある奥深い音色を奏でる事が出来ます。
まさに優しい音色のバイオリンらしさを表現してくれるガット弦ですが、その性質上、切れやすく温度や湿度によって品質が大きく変わってしまう恐れがあります。セットで揃えた場合には数万円のコストがかかりますので、まさに上級者向けの弦です。
好きな音色で選ぶ
初心者から上級者でレベルに合わせたおすすめの弦を紹介しましたが、ある程度のバイオリン技術と調整するコツがわかってきたのであれば、自分の好きな音色で弦を選択しても良いと思います。
プロの方でも固めの音色が好きでマメな調整が不要と思っているのであれば、スチール弦を選んでみても良いでしょう。また、初心者の方でも少し柔らかい音色が良ければ、ナイロン弦を選んでみてください。好きな音色を出せるよう弦に慣れて行く事も大切です。
価格で選ぶ
弦の価格相場は安い数千円の弦から高級な数万円と幅広く、単品で購入するかセットで購入するかでもその値段は大きく変わってきます。自分の好きな音を出せる弦が見つかるまでは、様々なメーカーの弦を試す必要がありコストがかかってしまうかもしれません。
しかし、自分好みの弦を見つけてしまえばネットで安い弦を購入する事もできます。弦は消耗品なのでマメにネットをチェックしてコスパの良い弦を見つけましょう。自分好みの弦を見つけたら丁寧に扱い、長く使えるようマメにお手入れする事をおすすめします。
【ナイロン弦】バイオリン弦の人気おすすめランキング5選
口コミを紹介
ちょー初心者の私でも張り替えできますから、扱いやすいのは間違いないんじゃないかな。
次は別のを試してみたいです。
口コミを紹介
いつも買っておりまして、お値段と明るい音質に満足しております。
口コミを紹介
音にまろやかさがあるところが好きです。
価格が少し高めですがとても気に入っている弦です。
口コミを紹介
音色、音量、レスポンスとも気に入れました
口コミを紹介
これまで張っていたスチール弦と比べると違いは歴然。アタック音といい まろやかな低音といい 安いのにびっくりするほどいい音。
【ナイロン弦】バイオリン弦の比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | セット内容 | サイズ | 原産国 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1
|
Dominant ドミナント 4/4バイオリン弦セット |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
ナイロン弦の定番 |
E弦、A弦、D弦、G弦 | 4/4 | オーストリア |
2
|
Dominant ドミナント D132 1/2 |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
ナイロン弦と言えばドミナント |
D132 | 1/2 | オーストリア |
3
|
オブリガート OBLIGATOバイオリン弦(4/4)セット |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
柔らかい音で人気 |
E線、A線、D線、G線 | 4/4 | ドイツ |
4
|
インフェルド・ブルー バラ弦 (A線) IB02 |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
名門の名作 |
A線 | 4/4 | オーストリア |
5
|
バイオリン用ナイロン弦セット VNS-260 4/4 |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
コスパの良い弦 |
E線、A線、D線、G線 | 4/4 | 中国 |
【スチール弦】バイオリン弦の人気おすすめランキング5選
口コミを紹介
E線は他の弦より切れやすく、交換頻度も高いので、低価格なこちらをいつも使っています。音色にこだわりがない子どもの意見ですが、タッチはやわらかめで弾きやすいとのことです。
口コミを紹介
いちいち弦を張り替えるのが面倒くさくて結局はドミナントに落ち着きます。
すぐに安定するし、毎日弾いても全然調律狂わないし、本当に楽ちんです。
口コミを紹介
私のヴァイオリンにぴったりの弦です。暖かい音。
口コミを紹介
少し音が柔らかいような気がします。こちらの方が好きです。5か月経過しましたが、まだ良い音がしています。
口コミを紹介
私の様に趣味でヴァイオリンを演る人には十分な性能の弦ではないかと思います。
【スチール弦】バイオリン弦の比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | セット内容 | サイズ | 原産国 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1
|
バイオリンE線 (0.26ボールエンド) |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
E線のトップブランド |
E線 | 0.26ボールエンド | ドイツ |
2
|
Dominant ドミナント 4/4バイオリン弦セット(E線スチール、ボールエンド) |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
こまめな弦の取り換えに |
E弦、A弦、D弦、G弦 | 4/4 | オーストリア |
3
|
インフェルド・レッド バラ弦 (E線) |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
重厚な音色 |
E線 | 4/4 | オーストリア |
4
|
プレミアム ブラス バイオリン弦 E線 (0.26ボールエンド) |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
ワンランク上の響き |
E線 | 0.26 | オーストリア |
5
|
バラ弦 Prelude A線 J812 |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
レスポンス抜群 |
A線 | 1/2 | アメリカ |
【ガット弦】バイオリン弦の人気おすすめランキング5選
口コミを紹介
少し安めのガット弦として購入。音は期待通り。ナイロン弦を使っている方には、演奏中にも伸びて音が変わるのでご注意を。
口コミを紹介
それほど上手ではないレベルのものですが、弦としては、これまで使った中で一番良かったです
口コミを紹介
イタリア新作の楽器に張りましたが、落ち着いた上品で芳醇な音になり、とても新作とは思えません。上品で芳醇な音色ですが音量も十分あり、ソロで演奏する時も使えそうです。
口コミを紹介
高いですね。定期的な交換を考えるとお高いどころじゃ無い、お高い物ですね。
ただ音は絶品でしょう。
口コミを紹介
きわめて金属臭の無い、柔らかな音。ヴァイオリンが木製の楽器であることを実感させてくれる弦です。オリーブの「強さ」はありませんが、その代わり「穏やかさ」があります
【ガット弦】バイオリン弦の比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | セット内容 | サイズ | 原産国 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1
|
PIRASTRO EUDOXA 214241 バイオリン弦 オイドクサ A線 ガット/アルミ巻(線の太さ:13 3/4(標準)) |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
ガット弦のロングセラー |
A線 | 13 3/4 | オーストリア |
2
|
PASSIONEパッシオーネ バイオリン弦 4/4用G 2194 ガット/シルバー巻 |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
現代風のガット弦 |
A線 | 4/4 | ドイツ |
3
|
オリーブ D線 ガットシルバー巻 |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
ガット弦のロングセラー |
D線 | 4/4 | オーストリア |
4
|
オリーブ バイオリン弦セット(E線ボールエンド) |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
力強さが特徴 |
E弦、D弦、A弦、G弦 | 4/4 | ドイツ |
5
|
オイドクサ 4/4バイオリン弦セット |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
オーケストラも使用 |
E弦、D弦、A弦、G弦 | 4/4 | ドイツ |
バイオリン弦の寿命
バイオリン弦の寿命を見極めるポイントがあります。まずは弦の色。スチール弦は特に色の変化がわかりやすく、購入時のキレイな金属のツヤが無くなり錆びたような色に変色した頃が交換時期です。同じように、ナイロンもガットも購入時の色と比較してみてください。
また、スチール弦は弦の巻き線がほつれ始めているのがわかりやすいので、使用前に必ず弦の状態を確認する事をおすすめします。上ナットの溝でほつれてしまう場合もあるので、弦の状態は細かく確認する用にしましょう。
バイオリン弦の張り替え方法
弦の張り替え方法は説明書通りに手順を守って、必ず1本づつ交換するようにしましょう。全部をいっぺんに交換しようとすると駒が倒れたり、魂柱が倒れてしまったりと逆に調整が難しくなる恐れがあります。
伸びてしまった弦だけを変えると、その弦の音だけが飛びぬけてしまう恐れがあります。いくらバランスを取ろうと調整しても、なかなかしっくりこない事が多いので全てを同時に交換することをおすすめします。
まとめ
バイオリン弦はそれぞれ個性があり奏でる音色も大きく変わってきます。各弦の特徴を理解したうえで、自分の持っているバイオリンとの相性も確認しましょう。自分にあった弦で素敵な音を奏でて多くの人を感動させてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年04月14日)やレビューをもとに作成しております。
音楽の国オーストリアで生まれた定番のバイオリン弦セットです。セット内容はスチールのE弦、ナイロンのA弦、D弦、G弦。ガット弦のように深みと温かみのある音色を奏でる事が出来ます。ナイロン弦は温度や湿度の影響を受けづらいので安定した音色が奏でられます。
初心者からプロまでの幅広いバイオリニストに愛される定番中の定番商品で、世界各地で販売されているロングセラー商品です。