騒音計のおすすめ10選｜おすすめメーカーや用途別の選び方を紹介！

生活音や工事の音など、さまざまなシーンで騒音レベルを測定できる騒音計。騒音計は簡単に音の騒音レベルを知ることができます。測定範囲が広ければ、わずかな音から工事現場の大きな音まで、幅広く使えて便利です。

騒音計の種類は3種類です。騒音計は機能が異なる商品が多く、何を選んだらいいのか分からない方も多いでしょう。購入する前に騒音計の選び方のポイントも知っておけば、用途に合った商品を選べます。

そこでこの記事では、騒音計の種類や選び方のポイント・騒音計の人気メーカーを紹介します。騒音計アプリについて、また騒音計が購入できる場所や騒音計のレンタルについても紹介するので、ぜひ記事を読んでください。

騒音計の種類は、簡易騒音計・普通騒音計・精密騒音計の3種類です。価格や精密度がそれぞれ異なるので、予算や用途合わせて選ぶことが大切です。それぞれの騒音計の特徴を紹介します。

簡易騒音計は3種類の中で最も価格が安く、手軽に使える騒音計です。騒音値を数値で知るだけの目的の方には十分です。騒音値の上下の数値を計れるだけのとても簡単なものから、周波数まで計れるものまであります。正確に数字を測定できる商品もあり、同じ簡易騒音計でも性能に幅があるので、商品を選ぶ時はその点に気を付けましょう。

普通騒音計は、より正確に測定できる騒音計です。JIS規格や計量法に適合していて、住宅や工場などの環境騒音を正確に計れます。dB(デジベル)の精度が高い点や、周波数範囲Hz(ヘルツ)が計れる点で、簡易騒音計とは異なります。正確な数値が欲しいという方にはぴったりですが、普通は10万円以上することが多く価格が高いです。

精密騒音計は、最も精度が高く価格も普通は20万くらいします。JIS企画や計量法に適合していて、大学の研究室や実験などで使われる本格的な騒音計です。普通の騒音計と比べて騒音値や周波数範囲も精度がより高くなっています。測定周波数範囲は20～12,500Hz、騒音値の精度は±0.3～±0.5のことが多いです。

騒音値を選ぶ時は、データ記録機能や重み付け機能など、必要な機能が搭載されているかを確認することが大切です。騒音値を選ぶ時のチェックポイントを紹介します。

騒音計の測定範囲は、なるべく幅広い商品を選びましょう。騒音値は3～130dBくらいまでが目安です。冷蔵庫やエアコンの音などの生活音から車や工事の騒音まで、さまざまな場所の騒音値を計れます。精度は、±1.5までを目安にするといいでしょう。測定範囲が広いと、さまざまなシーンに対応でき便利です。

騒音値計測した数値を記録したいなら、データ記録機能が必要です。データ記録機能は、データロガーやデータレコーダーなどと呼ばれています。パソコンやUSBとつないで、記録を保存するタイプと、SDカードに直接データを記録するタイプがあります。

騒音トラブルを抱えている方は、毎日の騒音値をデータで保存できて便利です。記録時間は商品により異なりますが、長ければ突然大きい音が来ても録音できる可能性が高くなるメリットがあります。

重み付け機能には時間重み付けと周波数重み付けがあります。重み付け機能は正確な数値を測定したい時にあると便利です。2種類の重み付け機能、それぞれの特徴を見ていきましょう。

時間重み付けは、一定時間の騒音の変化を平均化した数値です。人の聴覚の反応時間に近いFastと、1秒の数値変化を平均化したSlowの2種類あり、一般的にはFastが使われます。この機能が付いていないと数値結果が変わってくることもあり、できるだけ正確な騒音値を出したい時には必要です。

周波数重み付けは周波数により音を補正する機能で、A特性とC特性の2種類あります。騒音値は音圧を数値化したものです。C特性は音圧がそのまま測定され、衝撃音や大きな音が持続的に発生している場所での騒音には最適です。しかし、一般的には人の耳で聞こえた音の大きさに近いA特性が使われます。国外でもA特性が使われるのが一般的です。

検定付きの騒音計は計量法によって定められた基準を満たしていることが証明された騒音計のことです。取引や裁判など法的な場所で騒音値を証明したい時には、騒音値を公的に証明できるのであった方がいいです。

しかし、検定付き騒音計は有資格者(環境計重士)が測定して、はじめて公式に使えます。検定付きの騒音計は価格が30万以上になることもあります。公的に騒音値を証明する必要がないなら、普通騒音計や簡易騒音計で十分でしょう。

騒音計はどこで探したらいいのか分からない、と思っている方もいると思いますが、騒音計はさまざまな場所で購入できます。ネットでも多数の商品が販売されていますが、直接商品を見て確かめたい方は、ホームセンターや家電量販店で選ぶといいでしょう。逆に、時間をかけて商品を選ぶなら、簡単にスペック比較ができるネット通販がおすすめです。

騒音計を多く販売している人気のメーカーはリオンです。またサンコーも人気の小型騒音計を販売しています。それぞれのメーカーの商品の特徴や価格帯を見ていきましょう。

リオンは騒音計や振動計を製造・販売しているメーカーで、普通騒音計と精密騒音計を複数扱っています。価格は10～20万円の商品が多いです。また、検定付きの商品もあり、使いやすくて、全ての商品には防水加工がされています。データ記録機能付きの商品やコンパクト設計の商品もあり、用途に合った商品が選びやすいです。

サンコーは小型のデジタル簡易騒音計を販売しています。この商品はポケットサイズで持ち運びやすいのが特徴です。データ記録機能・オートパワー機能やオートバックライト機能など、さまざまな機能が搭載されています。計測精度は±1.5dBで、周波数は計れません。価格が安いので、手軽に騒音量を測定したい方にはおすすめです。

騒音計の測定の仕方は商品により異なるので、取扱説明書をよく確認しましょう。騒音レベルの目安を表にしたので、ぜひ参考にしてください。

価格の高い騒音計は必要な時だけレンタルする方法もあります。特に精密騒音計は高額ですので、使用頻度が少なければレンタル方がお得です。最短で5日からレンタルすることができます。価格は、5日間で15,000～25,000円が平均的です。騒音計を頻繁に使わないなら、レンタルすることも考えてみましょう。

簡単にさまざまなシーンで騒音値を確認できる、スマホの騒音計アプリもおすすめです。スマホの騒音計アプリには、大きく分けて数値タイプと波型タイプがあります。数値タイプは、デジベルで騒音値を教えてくれて、騒音値だけ知りたいという方にはおすすめです。

波型タイプは、多少複雑になるので騒音計の知識がある程度ある方でないと難しいかもしれません。騒音値だけでなく、平均騒音値や振動計測ができるアプリもあり便利です。

騒音計は価格が非常に高いので用途によってはレンタルや騒音計アプリを検討しましょう。騒音計を選ぶ時は、精度や便利な機能が搭載されているかを確認し、用途や予算に合った商品を選んでください。