ウッドデッキ塗料おすすめ10選｜木材の屋外塗料【木材保護塗料についても】

自宅にウッドデッキを設置したものの、雨風にさらされて色あせや劣化が気になるとお悩みではありませんか？屋外では雨風や紫外線にさらされるため、木材の劣化や色あせは避けて通れない課題です。

そんなとき「ウッドデッキ塗料」で塗装するのをおすすめします。塗料を定期的に塗ればウッドデッキの色あせや劣化を防ぎ、長持ちさせられます。ウッドデッキ塗料はカインズなどのホームセンターで販売しています。とはいえ、ウッドデッキ塗料は油性や水性など種類が多く、一体どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いはず。

この記事では、ウッドデッキに塗る塗料選びで失敗しないために、選び方やおすすめ商品10選を紹介します。また、記事の最後にはセルフメンテナンスに関するお役立ち情報も紹介。人気商品キシラデコールも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ウッドデッキ設置後に塗料を塗らないままでいれば年々劣化が進みます。環境にもよりますが、日に当たれば日焼けし、雨風にあたり湿気がこもると腐敗して破損する場合もあります。日々のお手入れを怠ると、結果的に修繕するか撤去して新しく設置し直す羽目になりかねません。

定期的（1年～3年ごと）にウッドデッキ塗料を塗れば、ウッドデッキを長持ちさせられます。費用がかかるだけならまだいいとしても、ウッドデッキは破損して崩れた場合に怪我をする可能性もあるので注意が必要です。

自然系塗料は天然の原料のみで作られています。原料に石油を使用していないため、人や環境に優しい塗料を選びたい方におすすめです。使用する原料は、柿渋・アマニ油・ミツロウなど実にさまざま。国内メーカーでも発売されているものの、環境先進国として知られるドイツ製の自然系塗料は安全性が高く人気があります。

屋根のない屋外に設置したウッドデッキには、保護効果が高い「木材保護塗料」がおすすめです。必ず「屋外用」と書いてあるものを選んでください。保護効果としては、防腐・防虫・防カビがあり、屋外用は撥水性や耐候性に優れています。ウッドデッキ以外に、木製のガーデンテーブルセットやガーデンベンチへの使用も可能です。

浸透タイプはステイン系と呼ばれ、木材の中まで浸透し内側から防腐・防虫効果を高めます。塗料が中まで浸透するのでひび割れが起きにくく、木目の風合いを残せるのが特徴です。もしひび割れが起きても、内部から木材を保護するので腐敗しにくいメリットもあります。木のナチュラルな質感を残したい方は、浸透タイプがおすすめです。

その一方で、造膜タイプに比べ耐久性が低いため頻繁にメンテナンスをする必要があるのがデメリット。ただし気のナチュラルな風合いを残したい方には浸透タイプがうってつけといえます。

造膜タイプは表面に膜を作り保護します。表面を塗りつぶすので木目の風合いは残りませんが、耐久性重視で選びたい方におすすめです。また、ウッドデッキに傷がついた場合は、塗り直しの際に傷も隠せます。さらに、ひび割れた部分に塗れば、それ以上ひび割れが進まないよう保護できるのもポイントです。

水性塗料はサラっとしていてムラになりにくいのが特徴です。また、有害物質を使用しないので臭いも気になりません。小さい子供やペットがいるご家庭でも安心して使用できます。薄めたいときや使用後に刷毛を洗うときも水でOKです。ただし、耐久性は油性よりも劣るため、その点を留意しましょう。

油性塗料は耐久性に優れているので、塗り直しの頻度が少なく済むのが特徴です。配合されている成分による違いはありますが、臭いが強い点に注意してください。また、粘度が高いので薄め液で薄めて使う手間がかかります。

ただし、一度のメンテナンスで格段に耐久性・耐水性は高まるので、ウッドデッキを長持ちさせたい方には油性塗料がおすすめです。

乾燥までの時間は塗料の種類で大きく変わります。また、季節によっても乾燥までの時間が変わるので、購入前にしっかりと確認してください。速乾性に優れているものは一見便利に思えますが、色ムラになりやすいため初心者には不向きです。乾燥にかかる時間は、ウッドデッキの規模やライフスタイルに合わせて使いやすいものを見極めてください。

ウッドデッキが劣化するのは、雨風や紫外線だけではありません。雨風で劣化し腐敗したところに、シロアリが来るとさらに劣化が進みます。ウッドデッキのメンテナンスをしっかりとやっておきたいのであれば、防虫・防腐性も意識して選びましょう。

真新しいウッドデッキに塗る塗料は好みの色でかまいませんが、最初に濃い色を選んでしまうと、次に薄い色に変えるのが難しくなります。後から色を変えたくなる可能性がある場合は薄い色をおすすめします。

また、塗料には色見本がありますが実際の仕上がりは色見本と異なるため、端材で試してからウッドデッキに塗るのがおすすめです。一度で好みの色合いにならない場合は、2回～3回重ね塗りしながら色合いを見極めましょう。

ウッドデッキ塗料を選ぶ際に商品が多くて迷ってしまう場合は、有名メーカーから選ぶ方法もあります。以下にウッドデッキ塗料の有名メーカーを紹介するので、選ぶ際の参考にしてください。

• アサヒペン
• カンペハピオ
• 大阪ガスケミカル
• 三井化学産資

メーカーを決めてから、塗料の特徴などで選んでいくとよりスムーズです。

ウッドデッキ用の塗料は、カインズなどのホームセンターで売っています。ホームセンターでは、カラーバリエーションはもちろん、容量や水性・油性などさまざまな種類の塗料を取り扱っています。

ウッドデッキ用の塗料はインターネット上でも購入できますが、ホームセンターなら色見本や塗装見本を実際に見られるため、塗った後の仕上がりのイメージが湧きやすくおすすめです。

設置したばかりの真新しいウッドデッキでもホコリが付いている可能性があるので、軽くホコリを取っておきましょう。設置してから時間が経過している場合は、洗浄と下処理が必要です。以下に簡単に手順をまとめましたので、参考にしてください。

• ウッドデッキについたゴミや埃を取り除く。ホースやデッキブラシ、高圧洗浄機を使用すると便利。ただし、水圧には注意。
• 水を流した場合は必ずよく乾燥させる。
• ウッドデッキの表面をサンドペーパーできれいに整える。手作業が難しい場合は電動サンダーを使用すると効率が上がる。
• 塗装をしたくない場所にマスキングテープや養生テープを貼る。

ここからは塗装の手順を紹介します。

1. 塗料缶を数回上下に振るか、ハケやローラーを使い、塗料をよく攪拌する。
2. 木目に沿って1枚ずつハケで塗装する。塗料は少なめに取る。
3. 塗り終えたらしっかり乾燥させる。
4. しっかり乾いたら、重ね塗りをする。（少なくとも3回程度は重ね塗りをするのがおすすめ）

DIYでムラのない塗装をするためには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。ここでは、仕上がりをきれいにするための塗装時の注意点を紹介しますので、参考にしてください。

• 塗料は少量ずつ2~3回に分けて塗装する
• 重ね塗りは完全に乾いてから
• 塗り直しには前回と同じ塗料を用いる
• 木目の方向に沿って、1枚ずつ作業する
• 晴れが2~3日続く時に作業する
• 必ず「屋外用」の塗料を選ぶ

ウッドデッキが大きいほど塗り終わるまでに時間がかるため、手早く済まそうと一度にたくさん塗ってしまいがちです。しかし、たくさん塗るとムラになりやすく、乾燥にも時間がかかります。塗料はなるべく少量ずつ、重ね塗りで使用するのが鉄則です。

業者やウッドデッキのサイズによっても違いはありますが、業者に塗装を依頼すると大体30万円前後かかります。一見高く思えますが、人件費や傷みが酷い場合の補修費・交換費用、高圧洗浄費なども含まれるので、塗るだけであれば数万円です。

DIYよりは高くつきますが、プロが最適な塗料を選び補修や交換もやってくれるので仕上がりが違います。また、DIYではむずかしい裏面までしっかりと塗ってもらえるのもポイントです。DIYに自信がない方や時間がない方は、業者への依頼も検討してください。

ウッドデッキ塗料のメンテナンスを考えるのは、撥水力が低下したと感じ始めたときや、塗装がはがれてきたときが多いようです。

ただし、環境によっても変化を感じるまでの時間が変わるので、きれいな状態を保ちウッドデッキを長持ちさせたいのであれば、1年に1回がおすすめです。それほど劣化が気にならない場合は、2年に1回程度と考えましょう。

庭のウッドデッキを長持ちさせたいのであれば、ウッドデッキ塗料でのメンテナンスをおすすめします。セルフメンテナンスも可能ですが、無理な場合は業者に依頼も可能です。塗料を選ぶ際は、紹介した選び方とおすすめ商品を参考にして最適なものを選んでください。