【最新】土壌水分計のおすすめ7選｜ガーデニングのサポートに

畑やベランダのスペースを活用し、家庭菜園やガーデニングを楽しんでいる方は多いのではないでしょうか。野菜や花の生育には適正な量の水をあげることが重要です。土を最適な水分量に保ち、植物を元気に育てたいですよね。

土壌水分計を利用すれば、簡単に土中の水分量を測定できます。水を撒くべきタイミングや必要な水の量が分かるので、植物が育ちやすい環境づくりに便利です。屋外での野菜や花の育成にはもちろん、部屋で観葉植物を育てる場合にも役立ちます。

ただし、測定方法や機能が異なる機種がたくさんあるので、機種選びのチェックポイントを理解しましょう。今回は土壌水分計のおすすめモデル7選を紹介します。土壌水分計の選び方も解説しているので、植物を育てている方は参考にしてください。

土壌水分計は土壌中に含まれている水の量を測定する器具です。水が多すぎても少なすぎても植物はうまく育たないので、適正な量に調整する必要があります。土壌水分計を使うと撒くべき水の量が分かるので、元気な植物の育成に便利です。

農業従事者だけでなく、趣味でガーデニングを楽しむ方にも役立ちます。初めてでも簡単に測定できる使いやすさも魅力です。棒状のセンサーを土に挿してからスイッチを入れ、一定時間が経過すれば測定結果が表示されます。

土壌水分計には測定方法や機能などの異なるモデルがたくさんあります。そのため、機種選びでは5つの観点から各モデルの特徴をチェックしましょう。具体的に何をチェックすればいいか解説しますので、ぜひ参考にしてください。

土壌水分計による測定方法には、テンシオメーター法と誘電率測定法の2種類があります。それぞれ使用目的が異なるので、ニーズに従って選びましょう。どのような違いがあるのか解説しますので、チェックしてください。

テンシオメーター方式の土壌水分計は、微細な穴の開いたカップが付いています。水を入れたカップを土に挿し、水が土中に染み出る圧力を測定する方式です。水分量の把握だけでは植物が水を十分に吸い上げられるか分からない場合があります。テンシオメーター法で圧力を測れば土壌の質が分かり、水やりのタイミングを判断するときに便利です。

誘電率測定法は水分量が多いほど電荷が多く蓄えられるという性質を利用した方式です。センサーの部分を土壌に挿せば、土壌中に含まれる水分量が分かります。土の性質に関わらず、単純に水分量を知りたいときにおすすめです。また、電気の通りやすさを測定することにより、土中の肥料濃度を計算できるモデルもあります。

具体的な結果を知るにはデジタル式、針の位置で直感的に把握したいならアナログ式が便利です。表示方法は水分量を数値で表すタイプや段階で示す機種があります。数値で表示される場合、適正な水分量の目安が分かりにくいのが難点です。

土の水分量が分かっても、その水分量で足りているかどうか初心者には分かりません。しかし、数段階のレベルや「wet」のような表記で示すタイプなら水の過不足が簡単に分かります。初心者には分かりやすく段階別に表示するモデルがおすすめです。

土壌水分計での測定にかかる時間は、数秒～1時間程度と機種によってさまざまです。知りたいときに結果を確認できるように、できるだけ測定時間の短いモデルをおすすめします。少しでも短時間で測定結果を知るため、必ず測定時間をチェックしましょう。基本的にテンシオメーター法よりも誘電率測定法の方が短時間で結果がでます。

アナログ表示の土壌水分計は電池を使用せずに測定できます。そのため、電池のストックを気にせず好きなときに測定が可能です。ランニングコストをかけたくない方にも適しています。それに対して、デジタル表示の機種はほとんどが電池式です。電池の種類は単3形や単4形のほかに、9V電池を使用するモデルがあります。

土壌水分計を選ぶときは、水分量以外にどんな項目を測定できるかチェックしましょう。機能が豊富であれば、植物にとって快適な環境を作りやすくなります。ここでは土壌水分計選びでチェックしておきたい2つの機能について解説します。

植物にとって理想的な環境を作るには、土壌中の水分量のみの調整では不十分です。温度や明るさなど、さまざまな観点から調整する必要があります。細かく環境を調整したいなら、水分量以外の項目を測定できるモデルがおすすめです。温度や塩分濃度などを測定できるモデルは、植物が育ちやすい環境作りに役立ちます。

ロガー機能は測定したデータを保存する機能です。通常の土壌水分計は測定した時点での水分量しか確認できません。データロガー機能付きのモデルなら、測定と同時に値が記録されるので経時変化のチェックが可能です。パソコンにデータを転送できる機種もあります。ただし、ほとんどのデータロガー機能付きのモデルは高価な傾向があります。

土壌水分計を土に挿しっぱなしにすると、緑青（ろくしょう）と呼ばれる緑色の錆びが出ることがあります。緑青が出るとセンサーの感度が悪くなり、精度の高い測定ができません。そのため、土壌水分計は測定したいときだけ土に挿しましょう。測定が終わったら土から抜き取り、汚れを拭き取ってから保管することが大切です。

土壌水分計のセンサーは自作できます。抵抗を測定できるテスターと組み合わせれば、土中の抵抗値が分かり水分量の推測が可能です。センサーには電気を通しやすい材料が必要なので、針金や金属製の箸など細い金属を2本用意しましょう。

次に電気を通さない素材を使用し、金属同士が接触しないように固めます。100均でも購入できるエポキシ樹脂のパテがおすすめです。土に金属を挿したら金属の部分にテスターを繋ぎ、テスターの電源を入れて抵抗値を読み取ってください。

土壌水分計は簡単に土の水分量を測定できるので、家庭菜園やガーデニングに便利です。目的に沿ったモデルを選ぶため、測定方法や機能などを丁寧にチェックしましょう。土壌水分計で土の状態を把握して、元気な植物を育ててください。