【2024年最新】ホイールナットおすすめ13選｜軽自動車にも

ホイールは車にとって「これがなければ走行できない」というほど重要なパーツです。ホイールナットは重要なホイールを車に取り付けるためのアイテムです。誤ったホイールナットを使用してしまうと最悪の場合事故につながる可能性もあるため、正しいホイールナット選びが重要になります。

しかし、ホイールナットは車やホイールによって適合するものが異なる上に、その種類も多岐にわたります。そのため、正しいホイールナット選びがポイントです。また、盗難防止効果が高いタイプや車のドレスアップに役立つカラフルなタイプ・車の軽量化に役立つタイプなども選択できます。

今回は、ホイールナットの選び方についての詳しい情報やおすすめのホイールナット13選を紹介。さらに、取り付けの際の注意点も解説します。ホイールナット選びに悩んでいるという方はぜひ参考にしてください。

ホイールナットは取り付ける車やホイールの種類により適合するものが異なります。誤ったホイールナットを取り付けてしまうと事故の原因になりかねません。そのため、ホイールナット選びは慎重に行う必要があります。まずはホイールナットを選ぶ方法をわかりやすく解説します。

ホイールナットを適正に取り付けるためには、サイズと形状が適したものかどうかを確認しなければなりません。使用するタイヤやホイールのメーカー・サイズに応じて、以下のポイントに沿って選びましょう。

ホイールナットのサイズの種類は幅広く、ホイールに合わせたものを選ぶのが基本中の基本です。まずは、車とホイールを固定する「ハブボルト」に合うサイズかどうかを確認しましょう。ホイールナットには必ず「M12×P1.25」のようなサイズ表記があります。「M」は直径（mm）、「P」はピッチ（mm）を表します。

この場合は直径12mm、ピッチ1.25mmのホイールナットを意味します。また、「17HEX」のような表示があるホイールナットは17mmの六角形ホイールナットです。さらに、ホイールナットの長さもポイントです。普通自動車なら30mm、軽自動車なら25mmが一般的ですが、ドレスアップ目的で長めのホイールナットを使用する場合もあります。

ホイールナットには形状にも複数の種類があるので、ナットを固定するホイール側の「取り付け座面」が合っていないとホイールナットを装着できません。ホイールナットはサイズに加えて、取り付ける車に適した形状かどうかも確認する必要があります。取り付け座面は主に「平面座」「球面座」「60度テーパー座」の3種類があります。

現在日本車で最も多く使用されているのは「60度テーパー座」です。トヨタは平面座、ホンダは球面座というように、メーカーの純正ホイールによっては取り付け座面は異なります。取り付け座面が合わないホイールナットは、サイズが合っていたとしても正しく取り付けられません。購入前にホイールの取り付け座面は必ず確認しておきましょう。

ホイールナットを選ぶ際、ホイールに適合するサイズと形状を選ぶのが基本ですが、素材の違いによりさらに選択肢は広がります。価格・見た目・強度などの違いで、以下の4種類の素材を選択可能です。

スチール製のホイールナットは新車や純正ホイールにも装着されている最もポピュラーなタイプです。低価格ながら耐久性が高く、販売されている商品のバリエーションも多いのでホイールに合ったタイプを選びやすいというメリットがあります。品質とコストパフォーマンスを重視するなら、スチール製のホイールナットがおすすめです。

ドレスアップのためにホイールナットを交換したいという場合は、ジュラルミンがおすすめです。この素材はアルミ合金の一種で、幅広いカラーバリエーションが揃うほか、軽量で高い強度を持ちます。

カラフルにドレスアップしたいときに便利なジュラルミンのホイールナットですが、軽量であるため緩みやすいという弱点があります。使用する際は緩みが起こっていないか定期的なチェックが必要です。

クロモリとは「クロムモリブデン鋼」という鉄に硬度と強度を加えた低合金鋼の略称です。航空機の部品やレーシングカーにも使用されているほど軽量・高強度で、耐久性と耐熱性にも優れています。クロモリのホイールナットは高品質なタイプが多いので価格も高くなりがちですが、耐久性が高く丈夫で軽量なホイールナットを選びたい人におすすめです。

軽量で耐久性が高く錆びにくいというホイールナットに求められる要素を兼ね備えた素材といえば、チタンです。こちらもレーシングカーに使用されるほどの性能を持つ素材であるため、他の素材よりも価格も高い傾向があります。高価格である代わりに、チタンのホイールナットは高品質です。品質と性能にこだわるならチタンが最適です。

ホイールナットは、ナットの穴の有無により「貫通式」と「袋式」に分けられます。袋式の方がポピュラーなタイプで、穴の部分がふさがっている形状です。ボルトにフタをするように締められるので、穴の内部やボルトの汚れやサビを防ぎやすいメリットがあります。

貫通式はその名の通り穴が開いた形状となっており、ボルトが貫通できるタイプです。袋タイプよりも価格がリーズナブルで、ボルトの長さにかかわらず奥までしっかりと締められます。

ホイールの盗難防止目的で、ホイールナットを交換する場合に注目したいのが、ロック機能が付いた「ロックナット」です。一般的な六角形のホイールナットは、レンチで比較的簡単に取り外せてしまいます。しかし、ロックナットの場合は特殊な専用レンチでなければ取り外しができない形状となっているため、盗難防止に効果的です。

高価なホイールは人気が高く、盗難被害に遭うリスクが高いものです。高価なホイールを使用する場合は、ロックナットを使用すると盗難防止に役立ちます。

ホイールナットを正しく取り付けるには、いくつかの注意点があります。以下のポイントを押さえて、正しく安全にホイールナットを取り付けましょう。

車にはそれぞれ「トルク値」が設定されています。トルク値とはホイールナットを締める際の力を示す値で、このトルク値を守らなければホイールが外れて事故を起こす危険が高まります。また、トルク値は同じ普通自動車であっても幅が広いものです。

トルクは高すぎても低すぎても駄目といわれており、必ず設定されたトルク値で締め付けなければなりません。トルク値は車の説明書にも記載されているので、ホイールナット取り付け前に確認しておきましょう。

ホイールナットを取り付ける際にぜひ持っておきたいのが、あらかじめ設定されたトルク値で締められるツール「トルクレンチ」です。これを使ってホイールナットを締めれば、規定のトルク値に達した場合にカチッという音が鳴るので、締めすぎを防げます。トルク値を守って正確にホイールナットを取り付けたいなら、トルクレンチは必携ツールです。

今回当記事ではAmazonや楽天などで購入可能なホイールナットを紹介しました。この他にも、実店舗ではオートバックスのようなカー用品専門店でも取り扱っています。また、ホームセンターでもホイールナットを購入できるので、近隣にカー用品専門店がない場合はホームセンターで探すかネットショップで購入しましょう。

ドレスアップや盗難防止に役立つホイールナットは非常に多くの種類があるので、適合する製品を探すだけでも大変です。今回紹介した情報を元に、最適なホイールナットを選んで正しい方法で取り付けてください。