【2024年最新】手動加圧式血圧計おすすめ5選｜使用上の注意点も解説

血圧計はその名のとおり、血圧を測定する医療器具です。血圧は自分の健康状態を知るバロメーターで、日々の健康状態を知ることで病気の早期発見や予防に役立てることができます。また、記録を取っておくことで、健康診断の際にも1つのデータになります。

毎日使用するなら、使いやすくて持ち運びしやすいものがいいですよね。また、表示が大きく見やすいもの・より正確に測れるものなど、使う人によって最適なものは違います。

そこで今回は、手動加圧式血圧計の特徴や選び方・正しい測り方を解説します。さらに記事後半ではおすすめ機種5選についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

血圧計にはデジタルのものもありますが、今回は手動加圧式血圧計について紹介します。手動と自動の違いや、手動加圧式の特徴を知って日々の健康管理に役立てましょう。

手動加圧式血圧計とは付属のポンプを使って手動で加圧を行う血圧計のことです。加圧のスピードや加減を自分に合わせて行うことができます。また、商品によっては自動測定をせず、聴診器を用いた測定ができるため、不整脈や脈が弱い方でも正確に測ることができます。

一方、自動血圧計は加圧・測定を自動で行うものです。血圧計を使うことに慣れていない方でも簡単に測定できます。ただし、不整脈や脈の弱い方の場合、正確に測定できない場合があります。心配な方は聴診器を用いた手動加圧式血圧計を使用するのがおすすめです。

血圧は正しい方法で測定を行い記録し、日々の健康管理に役立てることが大切です。ここでは測定のタイミングや姿勢、手動加圧式血圧計の使い方を紹介します。

【測定前の準備】

測定は座った状態で1～2分程度安静にしてから行いましょう。また、測定前には排尿を済ませておくことが大事です。

【測定の手順】

• 椅子に腰かけ、心臓の高さに近い上腕部に隙間がないようにカフを巻く。
• エアーチューブが手のひら側にきているかを確認する。
• ポンプを使ってカフに空気を送る。聴診器を使用の際は心拍が聞こえなくなる程度まで加圧を行う。
• ネジを緩めてゆっくりと空気を抜く。
• 測定結果を記録する。

測定は朝夕の2回行うことでより健康管理に役立てることができます。また、必ず記録を行い体調の変化がわかるようにしておきましょう。

血圧計には加圧も測定も自動で行ってくれるものや、聴診器を使ってより正確な測定ができるものなど、さまざまな種類があります。それぞれの特徴を知って、どれが自分に合っているかを確認しましょう。

測定ボタンを押すことで上腕に巻いたカフが自動的に膨らみます。カフにはセンサーが内蔵され、カフの圧力が下がって血液が流れる時に、血圧壁から発生する脈波という波動を計測する仕組みです。

家庭でよく使用される電子血圧計は、脈波を利用したオシロメタリック法といわれる計測方法でつくられています。ボタン1つで加圧・減圧・測定を行うため、専門的な知識がない方でも簡単に計測することができます。

原則的に聴診器を使用して測定する血圧計です。ポンプでカフに空気を送り、減圧するときの脈波の変化を聴診器で確認すると同時に、目盛りを読み取ります。

電子血圧計に比べると、不整脈や脈が弱い方でも正確に測定することができるため、医療現場でもよく使用されています。しかし、家庭では測定方法が難しいので注意が必要です。

血圧の単位である「mmHg」は水銀を何mm押し上げるのに相当する圧力か、という意味があります。水銀血圧計は血圧が高ければ水銀も高く上昇する仕組みです。聴診器で動脈をカフで締め付けた時に発生するコロトコフ音を確認しながら測定します。有害な水銀を使用しているため、現在ではあまり見ることのない血圧計です。

手動加圧式血圧計を使用する際に注意すべき点を3つ紹介します。

• カフを巻く際の腕に、重度の血行障害がある方は体調不良を起こす恐れがあるので、使用でき

　　るか必ず医師に相談しましょう。

• 腕に未治癒傷がある場合はカフを巻かないようにしましょう。
• ケガや事故を起こす恐れがあるので、点滴や輸血をしている方は医師に相談してから使用する

　　ようにしましょう。

他にも、目盛りを読み取るアネロイド式血圧計は原則聴診器の使用が必要なうえに、過度な加圧やMRIとの併用は厳禁です。また、適切に保管しないと精度が狂うので注意してください。このように、手動加圧式血圧計やアネロイド式血圧計は注意点が多く、簡単に計測できないため家庭での使用には自動のデジタル式血圧計がおすすめです。

今回は手動加圧式血圧計の特徴やおすすめ商品を紹介しました。血圧計は日々の健康管理や病気の早期発見に役立つ優れたアイテムです。自分のライフスタイルに合わせた最適な血圧計を手に入れて、健康チェックに役立てましょう。