英語電子辞書おすすめランキング10選｜英語特化の上級者モデルも

英語は今や小学校から必修となっており、その後も長く学習する科目です。学校の授業に加えて、プラスαの学習方法を取り入れたい方におすすめなのが電子辞書です。

現在販売されている電子辞書の中には上級者向けの英語のみのモデルや、英語特化型のモデルがあります。単語の意味を調べられる辞書機能だけではなく、英語力アップが望める問題集や学習コンテンツも豊富なので、英語を集中的に学習したい学生に最適です。

今回は、コンテンツ追加やビジネス英語対応など、社会人になってからも使える英語学習に適した電子辞書の選び方と、おすすめモデル10選を紹介します。英語学習向けの電子辞書の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

電子辞書には紙の辞書にはないさまざまなメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。電子辞書を使用する際は、メリットとデメリット両方を理解しておきましょう。

電子辞書の最大のメリットは軽い点です。紙の辞書は重くて持ち運びしづらいものが多いですが、電子辞書は軽量な本体に複数の辞書が入っており、携帯しやすいのが紙の辞書にはないメリットです。また、電子辞書は調べたい単語を入力すると、すぐに意味を調べられます。

さらに、電子辞書のコンテンツは専門家が監修しているため、情報の確実性が高いのもメリットです。単語の発音を確認できるモデルを使用すれば、単語を調べるたびに正しい発音をチェックできます。

通常、電子辞書は紙の辞書よりも価格が高くなります。また、紙の辞書はページをめくっている間にほかの単語が目に入る機会がありますが、電子辞書ではそれがほぼないため単語に触れる機会が減少します。

さらに、英単語のスペルが曖昧でも調べられるのでスペルが身につかない可能性がある点や、機械なので突然故障して使えなくなるリスクがある点も、電子辞書のデメリットです。

英語の辞書はスマホアプリでも販売されており、インストールすればスマホで簡単に意味を調べられます。しかし、電子辞書は試験への持ち込み可能な場合が多いのに対し、スマホは持ち込み禁止となり、同じ機能があっても試験会場での使用に制限がかかります。また、スマホアプリの辞書では情報が不足する場合もあります。

英語学習では「聞く・話す」能力が重要です。一般的な辞書は「読む・書く」に重点が置かれていますが、録音・発音機能が搭載されているモデルであれば、英語勉強に大切な「聞く・話す」ができます。

調べた単語の正しい発音をチェックしたり、その発音に習って自分で発音した音声を録音して聞き直したり、リスニング力とスピーキング力の双方をアップさせるのに役立ちます。

一部の電子辞書には、直感的な操作が可能なタッチパネルが搭載されています。一般的な電子辞書はキーボードで単語を打ち込んで調べますが、タッチパネル搭載モデルならタッチペンを使い手書きで単語を書いて意味を調べられます。その他の操作もスマホのような感覚で行えるので、操作性が高まり英語学習の効率もアップします。

一部の電子辞書は、本体を購入後に好みのコンテンツを別途購入して追加できるタイプもあります。使用していくうちに元々収録されているコンテンツでは物足りなくなったり、別のコンテンツも欲しくなったりした場合に便利な機能です。

追加コンテンツには他言語の辞書・専門的な分野の辞書・電子書籍なども含まれるので、学習したいジャンルに応じて後で追加できるかどうかもチェックしておきましょう。コンテンツ追加はWi-Fiで直接ダウンロードする方法のほか、データカードをセットする方法があります。

受験対策コンテンツが含まれた電子辞書なら、小中学校の予習復習が可能です。かわいいデザインで使いやすいモデルも見つかります。高校生向けの電子辞書であれば、英語辞書に加えて問題集や大学受験対策コンテンツが充実したタイプがおすすめです。

大学生には安いモデルにも収録されている上級者向けの英語辞書のほか、TOEIC・TOEFL対策コンテンツが使用できるタイプが最適です。

社会人向けの電子辞書には、ビジネス英語を収録したプロフェッショナルモデルがおすすめです。ビジネスシーンでも活用できる専門用語を収録したタイプもあるので、ビジネスの勉強にも役立ちます。

近年は英語力を重視する企業も増えているため、社会人のスキルアップや転職対策として、TOEIC対策コンテンツを収録した電子辞書も人気です。

海外旅行へ持っていく電子辞書には、発音機能が搭載されたモデルがおすすめです。旅行英会話コンテンツが収録されていれば、例文をそのまま音声で出力するため、旅先でのコミュニケーションをサポートしてくれます。

英語以外の旅行会話コンテンツが収録された電子辞書なら、英語圏以外への旅行でも活躍します。また、旅行ガイドブックをコンテンツとして利用できるモデルも便利です。

電子辞書の電源方式は、「充電式」または「乾電池式」の2種類です。充電式は電子辞書本体とケーブルを接続し、コンセントにつないで充電するだけなので、電池の交換が不要でランニングコストもほとんどかかりません。

乾電池式は対応する乾電池を購入する必要がありますが、外出先で電池が切れても同じ電池を購入すればまた使用できるメリットがあります。

電子辞書のサイズと重量は、使用する場所に応じて検討するのがおすすめです。外出先での使用が多い場合は小型軽量で持ち運びしやすいもの、自宅のデスクや学校の教室での使用が多い場合は、多少大きくても文字が見やすい大きめの画面を搭載した電子辞書が適しています。

モデルによってサイズと重量が大きく異なるので、用途に合わせて比較しながら選びましょう。

電子辞書はモデルによって価格差があります。通常、価格が高ければその分豊富なコンテンツが使用でき、安価なモデルは収録されているコンテンツ数が少なくなります。また、高価なモデルの方が専門性の高いコンテンツが多いのも特徴です。

つまり、価格差はコンテンツの内容にある程度比例しています。ただし、英語学習のための電子辞書であればそれほど専門性は求められないため、安いモデルでも十分に満足できます。

わからない言葉を素早く電子辞書で調べるためには、慣れているキーボードの配列であるかが大きなポイントです。パソコンを普段よく使う方には、パソコンのキーボードの配列と同じ商品を購入するのをおすすめします。逆に、普段パソコンを使わない方には、すぐに文字を見つけられるひらがなの配列がいいです。

英語を勉強する時に、うろ覚えの単語や連語を調べたいと思った経験はないでしょうか。そんな時に役立つ機能があります。

文字数はわかるけどスペルがわからない時は、わからないスペルの部分に？を使えば関連した単語を検索できます。＊は文字数もスペルもわからない時、スペースは複数の単語を組み合わせて調べたい時に便利です。

また、調べた単語に関連した別な単語や成句を調べられる、ジャンプサーチ機能もおすすめです。似ている意味でも使い方が違うなど、それぞれの単語の意味やニュアンスの違いを知れます。

セイコーの電子辞書も人気でしたが、惜しくも2014年に電子辞書事業から撤退したため、現在電子辞書を販売している主なメーカーは「カシオ計算機」と「シャープ」です。この2メーカーの電子辞書にはどのような特徴や機能の違いがあるのか、詳しく解説していきます。

「カシオ計算機」は「EX-word（エクスワード）」シリーズを販売する日本の電機メーカーです。エクスワードには、小学生から社会人まで幅広い年代が使用できるモデルがラインナップされています。

近年のモデルは全機種がWi-Fiに対応しているので、電子辞書本体のみでコンテンツのダウンロードが可能です。

日本の電機メーカー「シャープ」の電子辞書は「Brain」というシリーズで、中学生から社会人を対象としたモデルや生活・教養モデルを展開しています。

英語強化モデルは、英語の基本4技能である「聞く・話す・読む・書く」が鍛えられるコンテンツを収録しており、英語学習に最適です。また、片手で手軽に使用できる縦向き画面の「縦型学習スタイル」を採用しているのも特徴です。

英会話学習機は辞書機能はもちろん、単語・リスニング・リーディング・単語テスト・例文検索・TOEICやTOEFLの問題集と学習コンテンツが充実しており、レベルも初級から上級までカバーしています。

薄型かつ軽量であるため、外出先でも隙間時間を利用して効率よく学べます。SNSなどの通知が入るスマホとは違って誘惑もありません。別売りの追加コンテンツと接続して教材を増やすこともできるので、接客業など専門的な英会話も学習可能です。

中国語は、世界の言語ランキングで英語に次ぎ第2位です。ビジネスの世界では、中国語圏の国々の活躍がめざましく、今後もさらなる成長が期待されており、中国語の需要が非常に高まっています。

今後、中国語をビジネスシーンで使う方やアジアで活躍したい方には、充実したコンテンツが多数搭載されている電子辞書を使った学習がおすすめです。中国語を学べる電子辞書もあるため、本格的に勉強したい方には必須アイテムです。

下記の記事では、中国語用電子辞書のメリットや選び方を記載しています。詳細が気になる方は、ぜひチェックしてください。

電子辞書は携帯性に優れているだけではなく、音声を確認できたり別の辞書を後で追加できたりするなど、紙の辞書にはないメリットがたくさんあります。学生から社会人まで幅広い年代で活躍する電子辞書を、英語学習に活用しましょう。