ワークベンチのおすすめ15選｜自作するには？カインズのDIY作業台は？

DIYで木を切ったりネジ止めしたりする際地面に置いて作業もできますが、無理な姿勢で膝や腰が痛くなった経験はありませんか？ワークベンチがあれば作業効率が上がるだけでなく、安全性や快適性もアップします。

ワークベンチはカインズやコストコなどのホームセンターで購入できます。しかし、種類が多いとどれを選べばいいかわからず迷ってしまう方も多いです。ワークベンチにも種類があるので用途や作業内容に合わせて選ぶのが大切です。

そこでこの記事では、ワークベンチの選び方やおすすめ商品15選をご紹介します。作業台のメリットや使い方も見ていきます。また、ワークベンチの自作方法も必見です。記事の後半では役立つ情報も取り上げるので、ぜひ最後まで読んでDIYライフに役立ててください。

たまにしかDIYをしないのであれば、ワークベンチの必要性をあまり感じないかもしれません。しかし、木材をカットするとき不安定な場所で行うと怪我のリスクがあり大変危険です。ワークベンチを使うと手元が安定するので、とても安全に作業できます。

作業効率が上がればDIYの楽しさを実感できて、もっとやってみたいと意欲が湧くかもしれません。また、製品による違いはありますが、ワークベンチには初心者でもスムーズに作業できるよう便利な機能が搭載されているものもあります。

ワークベンチのサイズは作るものにもよりますが、作業していて疲れにくい高さである事が重要です。疲れにくい高さは「身長÷2+5」とされています。詳細は後述しますが、高さ調節機能があると非常に便利です。

また、作業台の幅は50～70cm程度の広さがあると使い勝手がいいので、自分の身長に合わせて使いやすいサイズを選びましょう。

本格的にDIYを楽しみたい人には据え置きタイプをおすすめします。ガレージや室内のDIYスペースに置きっぱなしにするため多少場所は取りますが、使いたいときすぐに使用できるのはメリットです。

ただし、据え置きタイプはサイズが大きくなるので、ワークベンチ以外での作業に支障が出ないスペースを確保できるかもチェックしましょう。

たまにしか使用しないものの作業するときは効率よく安全に行いたい方には、折りたたみタイプがおすすめです。

また、折りたたみタイプは持ち運びしやすいので、庭・ガレージ・室内などいろいろな場所でDIY作業したいときにも重宝します。開閉のしやすさに加えて、折りたたんだときどの程度までコンパクトになるのかも確認して選びましょう。

三脚タイプは天板がありませんが、2つ組み合わせて長尺の木材をクランプで固定したり、木の板を乗せて作業スペースを作ったりと用途に合わせた使い分けができます。折りたためるものは隙間に収納できる上、どこにでも持って行けるので折りたたみ式よりも手軽に使用できるのがメリットです。

木製の天板は作業時の振動を吸収し安定性が高いので、DIY初心者におすすめです。また、木製の天板は部材が傷つきにくいのも魅力です。ただし、水分や塗料が染み込みやすいため耐水加工が施されたものを選んでください。未加工の場合は購入後に防虫防腐塗料を塗っておくと安心です。

金属製の天板は耐久性に優れているので溶接作業にも対応できます。足部にも金属を使用した製品は耐久性・耐油性・耐薬品性も高く、幅広い用途に活用できます。ただし、振動が伝わりやすいため振動する工具を使用する際には注意が必要です。

いろいろな場所でワークベンチを使用したい場合は、持ち運びに便利なプラスチック製の天板をおすすめします。木製のように水分や塗料が染み込みません。ただし、耐久性では木製や金属製に劣るので、耐荷重以上のものを乗せないようにしてください。

耐荷重はワークベンチの安定性にも直結する重要なポイントです。一見頑丈そうに見えても、耐荷重が低いと作業中にグラグラしたり倒れたりするので注意しましょう。軽作業であっても安全を考えて耐荷重は200kg以上を目安にしてください。製品によっては耐荷重がわからないものもあるので注意が必要です。

天板サイズが大きいものは図面を見ながら作業したいときに便利です。狭い場所での作業は作業動線を妨げますし、無理な姿勢では思わぬアクシデントに見舞われる可能性もあります。可能な限り天板サイズは余裕を持たせて選びましょう。

ワークベンチは自分の身長に合わせて選ぶのがポイントですが、立った状態での作業だけでなく座って作業する場合も考えて高さ調節機能があると便利です。また、作業内容によっては傾斜があった方が作業しやすい場合もあります。作業効率を重視したいのであれば高さ調節機能と傾斜機能もチェックしましょう。

丸のこで木材をカットするときや電動サンダーで研磨するような場合は、部材が動かないよう固定するクランプ付きが便利です。製品によっては天板の穴に差し込んで使うバイスが付属しているものもあります。ワークベンチにクランプやバイスがあれば、別途購入せずに済むので経済的です。

ワークベンチの天板に目盛りが付いていれば常にサイズを確認しながら作業できます。木材をカットするときやネジ穴の位置を決めるときにはスケールやL型定規で正確に測る必要がありますが、ざっと大まかなサイズ感を確認したいだけであれば天板の目盛りで十分です。

据え置きタイプでも折りたたみタイプでも、作業中に場所を移動したい場合はキャスター付きが便利です。ワークベンチごと移動できれば、その都度部材やツールを片付けワークベンチを移動させる手間を省けます。ただし、作業中に動くと危険なのでキャスターロック機能は必ず確認しましょう。ない場合は動かないよう固定する工夫を施してください。

DIYに使う工具は工具箱にまとめて収納してもいいのですが、ワークベンチにツールラックがあれば使いたいときサッと取り出せます。使い終わったらツールラックに戻すだけなので後片付けも簡単です。どこに何があるかひと目で分かりますし、手の届くところにあった方が作業効率も上がります。よく使うツールを収納できる機能を確認しましょう。

ボッシュはドイツ生まれのメーカーで、プロ使用の本格的なものも揃うためDIY愛好家にも注目されています。ワークベンチは折りたたみ式が人気で、機能性も高く初心者から上級者まで幅広い層におすすめです。少し価格は高めですが、長く使えるのでコスパ面でも優れています。カラー使いやロゴがおしゃれなのもポイントです。

ASTRO（アストロ）は工具を専門に扱う国内メーカーです。自社製品の他にも一流メーカーの高級品を扱っていますが、独自の流通ルートで仕入れを行うため高級品でもリーズナブルな価格で購入できます。品数も豊富に揃うので、これからDIYツールを揃えたい人にもおすすめです。

ブラックアンドデッカーはアメリカ生まれの工具メーカーです。ワークベンチは折りたたみ式と三脚の2種類があります。軽作業から本格的な作業まで幅広く対応しており、初心者にも使いやすい機能が充実しています。ブラックをベースに赤をアクセントにしたスタイリッシュなデザインも魅力です。

藤原産業は国内で大工道具や電動工具を専門に扱っています。メインブランドとなる「SK11」は世界一をコンセプトに命名されているように、品質の高いツールを求める人におすすめです。ワークベンチは軽作業向けの折りたたみ式を扱っています。組み立ても簡単で持ち運びしやすいので初心者にも扱いやすいです。

コストコではオリジナルのワークベンチを販売しているので、収納力やサイズにこだわって選びたい人はコストコのワークベンチをチェックしてください。店頭で実物を見てから購入もできる上ネットでも購入できるので、都合のいい方法を選べます。本格的にツールを揃えてDIYを楽しみたい人にもおすすめです。

ホームセンターにはさまざまな種類のワークベンチを取り扱っています。コーナンでは日曜大工レベルからプロが使う作業台まで、いろいろなメーカーのワークベンチがあり豊富なラインナップです。中にはコーナンオリジナルのワークベンチもあります。

コーナンオリジナルのワークベンチは工具が収納できるラックが付属していて使いやすさが特徴です。折りたたみ式で収納場所も取りません。カインズでも多くのワークベンチを販売しています。リーズナブルな価格で手に入れやすいためDIY初心者におすすめです。軽量で持ち運びがスムーズなため室内や室外の作業移動時に便利です。

ワークベンチには天板が設置されており、作業に合わせて開いたり閉じたりできます。木材をカットする時は、押さえて固定するクランプを使用してください。丸いものでも四角いものでもバイスピースの位置を替えれば固定できます。

ワークベンチの多くは穴が空いているので、穴にソケットをはめて固定したり、木の側面に穴をあけたりできます。ワークベンチを2台使用し、長い部材を渡すといった使い方も可能です。工具置き場があるワークベンチもあり、手元に工具を揃えておけば作業の効率化が図れます。高さが変えられるため座ってする作業にも使えます。

ワークベンチは自作も可能です。自作したい人には、2×4材を使って簡単にオリジナルワークベンチが作れるソーホースブラケットをおすすめします。2×4材用に作られた金具を差し込みネジで留めるだけなのでDIY初心者でも失敗なく作れるのがポイントです。

岩井産業のTri-Joint Bracket TJB24MEはカラーバリエーションもあり、金具に合わせてネジも色付けされているので細部までこだわったワークベンチが作れます。

DIY作業効率をアップさせたい人はワークベンチを取り入れましょう。効率が上がるだけでなく、安定して作業できるので安全性も高まります。ぜひご紹介した選び方やおすすめ商品を参考にして、自分にピッタリのワークベンチを見つけてください。DIY好きにはソーホースブラケットで作る自作のワークベンチもおすすめです。