アイリスオーヤマのワインセラーおすすめ9選｜冷えないときの対処法も【口コミ】

外出を控え、家飲み・宅飲みが増えた方も多いでしょう。最近は日本産のワインもレベルが上がり、良心的な価格で楽しめるようになってきました。自宅でワインを嗜む方におすすめしたいのが、アイリスオーヤマのワインセラーです。

アイリスオーヤマのワインセラーは日本製で高品質。しかもコンプレッサー式の冷却力の高いものもあり、電気代が安いのが特徴です。ですが、「冷えない」「音がうるさい」などのネットの口コミも見られます。そこで本記事では、アイリスオーヤマのワインセラーにフォーカスします。

最初にアイリスオーヤマ製ワインセラーの特徴・選び方を解説します。記事後半ではおすすめ商品9選・故障時の対応方法・静音性と省エネ性能の高いワインセラーに関する情報も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

アイリスオーヤマは日本のメーカーです。製造・販売とも自社グループでまかなっているため、高品質で信頼性も高いです。またメーカーHPでは、各製品ごとに仕様情報を公開している点も高ポイント。不明点がある場合は、仕様情報を参考に事前チェック可能です。

アイリスオーヤマのワインセラーはペルチェ式の製品がメインです。コンプレッサー式と比べて容量・静音性では劣るものの、リーズナブルな価格帯は魅力的。ペルチェ式のワインセラー自体は珍しくありませんが、日本製・低価格の条件を満たすものは限られます。

アイリスオーヤマのワインセラーはバリエーション豊富のため、ニーズに合った収納本数の製品を選べます。一人暮らしに適した8本用から、ファミリー向けの12本用・18本用などさまざまです。ちなみに最大クラスは51本用で、パーティーにも対応できる収納力があります。

アイリスオーヤマのワインセラーはデザインがおしゃれです。装飾こそ少ないものの、シンプルな造形と控えめなカラーリングでシックなトーンにまとまってます。ミラーガラス張りで視認性の高いドア、ボタンを排除したタッチパネルによるスタイリッシュなデザインも見逃せません。

ブランドコンセプトの通り、アイリスオーヤマのワインセラーは価格が安くコスパに優れています。低価格のペルチェ式タイプだけでなく、コンプレッサー式を採用した上位機種も他メーカー製と比べて非常にリーズナブルです。

また、庫内を見渡せるLEDルームランプ・タッチパネルを採用した操作系統など、使い勝手がいい点も大きな魅力です。

ペルチェ方式はヒートポンプ現象と電流の方向管理を組み合わせて温度調節する仕組みです。フロンガスを排出せず静かに動作するため、コンパクトなワインセラーや小型冷蔵庫に適しています。電気代がかさみがちであるものの、本体価格が安いため手軽に導入できるのがメリットです。

コンプレッサー方式はモーターを利用して冷却ガスを圧縮し、循環させながら庫内を冷却する仕組みです。冷却力が高く電気代も安いため、多くの家庭用冷蔵庫に採用されています。デメリットとしては本体価格が高いほか、モーターの駆動に伴って音が生じる点が挙げられます。

熱吸収式はアンモニアから発生する気化熱を利用して庫内を冷却するタイプです。振動が少なく寿命も長いため、静音性を重視する方に適しています。ただし業務用がメインで非常に高額なため、家庭用ワインセラーの冷却方式としては普及していません。

注意点として、加温機能非搭載の機種では真夏・真冬には庫内の温度が不安定になってしまう場合があります。

収納本数が10本以下のワインセラーは、いわゆる小型タイプです。一度にたくさん飲まず、少量ずつ嗜む方に適しています。容量が小さいためサイズがコンパクトで、また、ペルチェ式が一般的で静音性の高いモデルが多いのも特徴。寝室用のサブ冷蔵庫としてもおすすめです。

収納本数が11本以上のワインセラーは、主にファミリー・コレクター向けです。サイズが大きいため、インテリアとしても見栄えが良くおしゃれです。ペルチェ式のほかコンプレッサー式のタイプもたくさんあり、小型タイプと比べて選択肢が広いのも特徴。大容量の機種ならホームパーティーにも適しています。

アイリスオーヤマのワインセラーを選ぶ際は、消費電力もチェックしておきましょう。電気代を節約するなら、消費電力が少ない商品なら、ペルチェ式より冷却力に優れたコンプレッサー式を選択するのもひとつの手段です。

また、アイリスオーヤマのワインセラーは、冷却の際に使う年間消費電力の目安をkwh（キロワットアワー）で表記しているので参考にしてみましょう。

一般的に、赤ワイン・白ワインは保存に適した温度が異なります。標準的なワインセラーで一緒に保存した場合、どちらかが冷えないといった状況も珍しくありません。そこでおすすめなのが、2層式のワインセラーです。

2層式のワインセラーは上下で別々に温度設定できるため、赤・白を区別するのに最適。日本酒・ビールなども一緒に保管したい方にもぴったりです。

人間の肌と同様に、ワインも紫外線の影響を受けることがわかっています。保存状態の良くない
ワインに付く不快な臭いは紫外線の影響によるもので、「日光臭」と呼ばれています。

日当たりのいい場所にワインセラーを置く場合は、前面ガラスがUVカット加工された機種を選びましょう。UVカットにより紫外線を遮断し、日光臭が発生しにくくなります。

ワインはただ冷やすだけではなく、適度な温度・湿度を守ることも必要です。たとえば、氷点下の保存環境だとワインの成分を壊してしまいます。加温・加湿機能付きのワインセラーなら、簡単操作で快適環境を実現可能。長期の保存・熟成にも役立ちます。

品質のいいアイリスオーヤマのワインセラーでも、環境や使い方次第では故障してしまう場合があります。運転中にもかかわらず冷えない場合はまず温度表示を確認し、一番低い温度に設定しましょう。

温度表示が異常値だったり、庫内が全く冷えなかったりといった場合は故障している可能性があります。保証期間内（1年間）であれば保証サポートを受けられる可能性があるため、保証書を参照し所定の手続きを取りましょう。

ワインセラーを購入する際にチェックしておきたいのが、電気代の算出方法です。電化製品のスペックには定格消費電力が記載されており、最大の出力を使用した場合の目安が表示されています。電気代を調べるには、定格消費電力と電力量料金の基準を参照します。

ワインセラーの1日あたりの消費電力算出方法は、以下のとおりです。

定格消費電力（kW）×24時間×電力量料金の目安基準

定格消費電力が100kWのワインセラーと東京電力の目安基準（26.48円）を参照した場合

0.10×24×26.48＝63.552

となり、1日あたりでおおよそ63円かかる計算になっています。

ワインセラーの電気代をなるべく抑えて使用するためには、以下のようなポイントに注意してみましょう。

• ワインを詰めすぎない
• 頻繁にドアを開閉しない
• 古くなったワインセラーは買い換える
• コンプレッサー式のものを選択する

一般的な冷蔵庫と同じく、物の詰めすぎは電力を過剰に使用してしまいます。さらに、ドアを頻繁に開けていると庫内の温度が上がり、電力を消費します。また、古くなったワインセラーはより省エネの新しいものに買い換えるのもおすすめです。

アイリスオーヤマのワインセラーはペルチェ式が中心です。ペルチェ式は静音性に優れるものの、電気代がかさみがち。一方、コンプレッサー式だと電気代は安く済むものの、動作音が大きいというジレンマがあります。

しかし、コンプレッサー式にもかかわらず騒音値dBの小さいワインセラーをリリースしているのが「さくら製作所」です。2019年に発売された「ZERO Advance」は高額ですが、静音・低電力・高性能で、ビール・日本酒にも対応することから人気を集めています。

ワインセラーは基本的にワインボトルに合わせて作られており、仕切りや棚が設置されているため、日本酒の保管には向いていません。ですが、日本酒専用の日本酒セラーも販売されているため、選択肢に入れるのもおすすめです。

日本酒の一升瓶はワインより大きいので、日本酒セラーならワインも一緒に保管できます。ですが、ワインをメインでコレクションしたい方や、日本酒を滅多に飲まない方は、やはりワインセラーを購入するのがいいですね。

アイリスオーヤマのワインセラーは間口が広く、初心者から上級者まで対応できます。本記事で取り上げた情報を元に、ぜひアイリスオーヤマのワインセラーで美味しいワインを楽しんでください。