【まな板が入るのは？】食器乾燥機のおすすめ13選｜コンパクト・大容量な8人用も

食事の後は食洗機が食器やカトラリーを洗ってくれますが、洗い終わっても濡れていればふきんで拭かないといけません。食器は乾いても今度は濡れたふきんの雑菌が気になるので、ふきんを洗ったり干したりと手間がかかります。

食器乾燥機があればふきんで拭く手間を省ける上に、他の用途で使用して洗ったふきんの乾燥もまとめてできます。とはいえ、何を基準に選べばいいかわからないと戸惑ってしまいがちです。適当に選んで失敗すると、交換や返品といった手間がかかります。

そこでこの記事では、食器乾燥機の選び方とおすすめ商品12選をご紹介します。記事の後半にはキッチンに食洗機を置く場所がないときの対処法やお手入れ方法まで役立つ情報を解説するので、ぜひ最後まで読んで生活に役立ててください。

食洗機では食器を洗えても、完全に乾燥するまでには時間がかかります。前の晩に洗っておけば翌朝までには乾いていますが、すぐに使いたいときは1枚ずつふきんで拭かないといけません。そんなとき食器乾燥機を導入すれば、1枚ずつふきんで拭くよりも時短になります。

食器乾燥機は高温の温風で乾燥させるため、雑菌の繁殖を抑えられるのもメリットです。また、洗ったふきんやまな板も乾燥できるので、食器だけでなくキッチンで使うアイテムも清潔に保てます。食洗機を使うまでもないときも、サッと洗って食器乾燥機にかけておけば手間いらずです。

卓上タイプの食器乾燥機は、キッチンカウンターやシンク横など省スペースで設置できます。価格も手頃ですし、設置するだけなので取付工事も不要です。

家電量販店やネットショップでも購入できるので、安い価格で欲しいときに簡単に入手できます。操作もボタンを押すだけだったりダイヤルを回すだけだったりと簡単なため、複雑な家電が苦手な人にもおすすめです。

ビルトインはシンク下に設置する食器も洗えるタイプです。洗う＆乾かすを1台で可能にしますが、取付工事が必須となるため後付が難しく賃貸物件には向いていません。ビルトインタイプは、これから家を建てる人やキッチンのリフォームを検討している人におすすめです。

キッチン家電を購入するうえで意外と大切なのがデザイン性。毎日のように目にするものがおしゃれだと、単純な作業も楽しくこなせます。卓上タイプはどうしてもデザインが似たものが多い傾向にあります。デザイン性・おしゃれさを追求するならビルトインタイプがおすすめです。お部屋の雰囲気に合った、統一感のある仕上がりを追求できます。

一人暮らしや夫婦だけの世帯には、スリムな縦型の食器乾燥機をおすすめします。容量が小さい分サイズもコンパクトで、狭いキッチンにも設置しやすいのがメリットです。一度に乾かせるのは2人分程度ですが、消費電力も低いので電気代も安く済みます。コンパクトサイズであれば、圧迫感もなくキッチンの雰囲気も損ないません。

食器乾燥機の主流は、一度に6人分の食器に対応できる大容量サイズです。パナソニックや象印など大手メーカーからも数多くのモデルが登場しており、家族全員の食器をまとめて乾燥できます。また、製品によってはまな板専用スペースやふきんを掛けるフックなどもあり、食器以外もまとめて乾燥できるので便利です。

8人以上になってくると、使う食器の数もかなり多くなります。人数が多い・来客が多いといったご家庭で、大容量の食器乾燥機が欲しいときにおすすめなのはビルトインタイプ。シンク下などに取り付けるタイプで、食器洗い機能が付いているも多くあります。サイズも大きいものが多いので8人～10人の食器を一度に入れるのにも向いています。

食器乾燥機を導入する際、スペースに合うサイズを見極めるのが難しいときは、今使っている水切りカゴのサイズを目安にしましょう。

実際には水切りカゴよりサイズが大きく高さも出ますが、目安になるので選ぶときのサイズ感を把握しやすくなります。サイズやスペースに悩んだときは、水切りカゴと同じくらいのサイズを選びましょう。

食器乾燥機はコンセントの近くに設置しましょう。コンセントの近くに設置すると、排水ホースがシンクまで届かない場合があります。この場合は排水ホースが長いものを選ぶか、排水ホース不要のタンク内蔵型を選ぶのも1つの方法です。

ただし、排水ホースが長すぎてもホース内に水が残りそこから雑菌が繁殖するので、ホース内の水を残さないような工夫も必要です。

食器乾燥機は高温の温風が庫内を循環して食器を乾かします。温度は製品によっても異なりますが、耐熱温度が低い食器を食器乾燥機にかけると変形する可能性があるので気を付けましょう。

耐熱温度が低い食器をよく使うのであれば、ソフト乾燥機能を搭載したモデルをおすすめします。低温で乾燥させるので、耐熱温度が低い食器にも安心です。

製品によっても乾燥までにかかる時間は変わりますが、大体45分～60分程度かかります。1日何回使用するかにもよりますが、使用頻度が高く電気代が気になるのであれば、省エネタイプを選ぶのがおすすめです。送風モードがあれば、夏は仕上げに送風モードの使用で電気代の節約になります。

タイマー機能が搭載されていると、自分で都合のいい時間に終了するよう設定できます。食器の量が少ないときは短めに設定すると、電気代の節約につながります。食器が多いときは、しっかり乾かせるよう時間を長めに設定できるので便利です。タイマーにはダイヤル式と電子式がありますので、使いやすい方を選んでください。

ライフスタイルは各家庭で異なりますので、調理や食事を終え食器を洗う時間帯もそれぞれに違ってきます。使用するのが深夜や早朝になる場合は、静音タイプを選ぶといいです。集合住宅に住んでいる人にもおすすめできます。

動作音は40dB（昼間の静かな住宅街）～50dB（静かな事務所）であれば気にならない範囲です。ただし、製品によっては動作音の目安が記載されていない場合もあります。その場合は口コミも参考になるのでチェックしてみてください。

4人以上の家族では一度に洗う食器の量も増えますが、同時にまな板や包丁も洗えると便利です。まな板も洗いたいときは、まな板がすっぽり入るサイズかも確認しましょう。製品によっては、まな板専用スペースが確保されています。

ビルトインタイプは卓上タイプよりもサイズが大きいものもあります。これから家を建てるかキッチンのリフォームを検討している人は、ビルトインタイプも検討してみてください。

毎日自宅で食事をする家庭であれば、食器乾燥機の使用頻度も多くなります。食器乾燥機も使っていけば水垢が付きますし、見えないところに水分が残っていれば雑菌が繁殖する可能性があるため、定期的なお手入が必要です。手入れの際はトレイが引き出せるか、パーツを分解して丸洗いできるかも確認しましょう。

お手入れしていても気づかない間に、見えない部分た洗いにくい部分に雑菌が繁殖する可能性があります。清潔に使いたいときは、抗菌加工や高温殺菌機能の有無を確認しましょう。

高温殺菌機能があると安心ですが、殺菌中は吹出口から高温の熱風が出るのでやけどしないように気を付けましょう。使用中は食器乾燥機に近づかないでください。

象印の食器乾燥機は、スリムな縦型で省スペースで設置できるのが魅力です。キッチンのスペースが限られる家庭でも、スリムな縦型であれば設置しやすく、パーツを分解して丸洗いできたり、ドアが横にスライドしたりするので空間スペースが狭い場所にも設置しやすいのが特徴です。

東芝の食器乾燥機は、省エネモードを搭載した新モデルが登場しています。従来品に比べると25%～50%の節電を実現しているので、食器乾燥機の使用頻度が高く電気代が気になる家庭におすすめです。パーツに抗菌加工を施したり、筒状のものもしっかり乾かしたりできる工夫も取り入れています。

パナソニックの食器乾燥機は、シンプルなデザインでどんなキッチンにも合うのが特徴です。スタイリッシュなステンレスボディや、着脱式トレイでお手入れが楽なのも魅力。自動送風モードを搭載したモデルもあり、夏は電気代を節約できます。シンプルで使い勝手のいい食器乾燥機が欲しい人におすすめです。

三菱の食器乾燥機は、機能性を重視して選びたい人におすすめです。抗菌加工を施したパーツを取り入れたり、まな板専用の乾燥スペースを設けたりと使いやすさも考えられています。乾燥には熱風循環式を採用しており、高温で殺菌効果が期待できるのもポイントです。ロングホースを採用したモデルは、シンクから離れていても設置できます。

アイリスオーヤマには食器乾燥機のみの製品はありませんが、洗浄機能と乾燥機能を搭載した製品を販売しています。コンパクトなモデルは一人暮らしや少人数世帯にも便利です。タンク内蔵型は、シンクから離れた場所にも設置できます。いずれも工事不要なので手軽に導入できるのが魅力です。

ニトリには食器乾燥機の取り扱いはありませんが、siroca（シロカ）の食器洗い乾燥機が購入できます。水道工事不要なので、シンクから離れた場所でも使えます。また「ドライキープ機能」で各コースでの運転と送風乾燥後、再結露やにおいこもりを穏和します。

シンク横やキッチンカウンターに食器乾燥機を置くスペースがないときは、キャスター付きのキッチンワゴンをおすすめします。使うときだけシンク横に持って行き、使い終わったら邪魔にならない場所に置いておけて便利です。

キッチンワゴンを置くスペースがない場合は、シンクに渡して使うラックを使う方法もあります。ただし、食器乾燥機の重量を支えられる耐荷重をしっかり確認してください。

食器を乾燥させるだけであっても、使用していくうちに汚れるので定期的にお手入れをしましょう。お手入れをする場合は感電のリスクを防ぐため、事前にコンセントを抜き電源を切った状態で始めてください。基本的なお手入れ方法は、重曹やクエン酸を使いその後水洗いします。

ただし、メーカーによってお手入れ方法は異なり、重曹やクエン酸が使えない場合もあるので確認しましょう。詳しいお手入れ方法は取扱説明書や、メーカーの公式サイトでも確認できます。

食器乾燥機は容量によって一度に乾かせる食器の量は異なります。選ぶ際は家族構成に合ったものを見極めましょう。機能面ではさほど違いはないものの、温度・お手入れのしやすさ・操作性などは異なります。この記事で紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、自分に合った食器乾燥機を見つけてください。