いぶりがっこおすすめ16選｜地元の味をお取り寄せ【秋田の有名お土産】

いぶりがっこは、東北地方・秋田県の名物として知られる有名なお漬物です。テレビ番組で紹介される機会も増え、秋田のお土産やお取り寄せ商品として定着しつつあります。桜やナラの木などで燻製したあと米ぬかに漬け込んで作られ、スモーキーで独特な風味が人気です。

そのまま食べてもおいしいですが、料理のアクセントにも使用できます。チーズやマヨネーズなど多くの食品と相性がいいため、常備しておくのもおすすめです。手掛けているのは、主に秋田県の地元メーカーです。一本丸ごとタイプから加工品までさまざまな製品があり、それぞれにこだわりがあるので、選ぶのは大変難しいですよね。

今回は、市販・お取り寄せのおすすめいぶりがっこ16品を紹介します。「どこのが美味しい？」の疑問が解決する商品を紹介するので、ぜひご参考ください。

いぶりがっことは、そもそもどんな食べ物なのか気になりますよね。また、見た目が似ているたくあんとどんな違いがあるのか、以下の記事で解説します。

いぶりがっことは、秋田県の大仙市など内陸南部地方を中心に伝わる漬物です。 「いぶり」は「燻り」が由来で、「がっこ」は秋田弁で「漬物」を表しています。

雪国で日照時間の短い秋田では、一般的な漬物の製法である「天日干し」は困難でした。代わりに囲炉裏の上に干して燻していたため、いぶりがっこが生まれたと言われています。現在では桜やナラなどを燃やした煙で燻し、米ぬかなどのぬか床で漬け込んで作られています。

秋田では郷土料理として親しまれてきました。しかし、テレビ番組でおすすめされた影響もあり、今では全国にファンが存在します。

たくあんといぶりがっこはどちらも大根を漬けたものですが、製造方法に違いがあります。たくあんは天日干しした大根を漬けたもので、黄色の色味は人口着色料によるものです。

一方、いぶりがっこは大根を一度燻製にしてから漬けています。茶色の色味は煙で燻したことによるものです。また、たくあんはさっぱりとした後味なのに対し、いぶりがっこは噛めば噛むほど燻した香りが口内に広がるのが特徴です。

いぶりがっこはおいしさだけでなく、豊富な栄養成分も魅力です。 大根と米ぬかが主な原料であるため、ビタミン・ミネラル・食物繊維・植物性乳酸菌が多く含まれています。腸内環境が整い、美肌効果も期待できます。「秋田美人」を支える食品とも言えるかもしれません。

さらに、抗ストレス作用があると言われるGABA（ギャバ）や、抗菌効果があるとされるフェノール化合物とカルボニル化合物など、積極的に摂取したい栄養素が揃っています。

スライスされていない、まるごと1本のいぶりがっこが入っているタイプ。自分の好きな厚さにカットできるのが魅力です。

他にも、みじん切りにしてお料理に加えたりとさまざまな使い方ができるので、多用な食べ方にトライしたい人におすすめです。内容量が多いイメージですが、製品によってS・M・Lなどサイズが選べます。

あらかじめスライスされたタイプです。自分でカットする手間が省けるのがポイント。包丁、まな板などの洗い物を増やさず、すぐに食べられるので、忙しい朝食時にもおすすめです。

いぶりがっこには独特のスモーキーな香りがありますが、スライスタイプなら直接触れずに食べられるため、手に香りが移る心配もありません。

いぶりがっこを使用したタルタルソースや、ソーセージ、スナックなど、加工品も多く発売されています。お漬物が苦手な人でも食べやすいものが揃っているので、おみやげとしても人気です。

より日持ちするものが多いのも、おみやげとして好まれるポイントです。さまざまな変わり種があるので、楽しみながら好みの商品を探してください。

「雄勝野きむらや」は、秋田県湯沢市にある昭和38年創業の老舗の漬物メーカーです。いぶりがっこは特に人気の看板商品です。

合成着色料、合成甘味料などの添加物をできる限り使用しない「無添加」にこだわった昔ながらの製法で作られています。「マツコの知らない世界」などテレビでの紹介も多く、全国的に知られています。

秋田県大仙市にある「桜食品」は、いぶりがっこ専門メーカーです。「秋田いぶりがっこ協同組合」に加盟し、いぶりがっこの伝統を守っています。

先人の技を守り、すべての過程を手作業で行っているのが特徴です。火加減や燻し加減も熟練のスタッフが調節しています。一本漬け・スライスタイプ・きざみタイプなどバリエーションも豊富です。

秋田県横手市にある「高橋農園」のいぶりがっこは、横手市が平成19年から開催しているいぶりがっこのコンテスト「いぶりんピック」の無添加部門で、初代金賞（グランプリ）を受賞している名品です。

ぬか床に入れられた、たっぷりの玄米・米麹・ざらめにより生み出されるぜいたくな味わいが魅力です。

伊藤漬物本舗は漬ける・いぶすをコンセプトに昔ながらの伝統を守りつつ、新しい商品を作り続ける秋田の漬物メーカーです。いぶりがっこだけでなく、いぶりがっこを加工したお菓子やタルタルソースなどクセになるような独特な商品が魅力です。

安藤醸造は、無添加天然醸造が特徴の老舗の味噌・醤油・漬物などのメーカーです。機械任せにせず、熟練した杜氏が丁寧に味噌・醤油・漬け物の品質管理をしています。米麹を独自配合したいぶりがっこは独特の風味と味わいが楽しめます。本来のいぶりがっこの風味を感じたい方におすすめです。

職場や学校に秋田みやげとして持って行く場合には、小分けのタイプがおすすめです。個包装してあると配りやすく、もらった人がすぐに食べられます。

さまざまなメーカーの小分けタイプを購入して、オリジナルの詰め合わせセットを作って渡すのもおすすめです。食べ比べを楽しんでもらえます。

名産品であるいぶりがっこは、贈り物としても人気です。特に、「稲庭うどん」やお米、地酒などの秋田名物とセットになったタイプは、見た目にも豪華でお得感があります。

稲庭うどんであれば小さいお子さんも食べられるので、どんなご家庭へのおみやげにもおすすめです。特に秋田県外の方にとっては珍しく、喜んでもらえるかもしれません。

燻製品のため比較的日持ちがする食べ物ですが、通常のパッケージタイプではそれほど長期保存はできません。できれば、一度にたくさん購入して保存しておきたい方もいますよね。

そんな方には、缶詰タイプがおすすめです。缶詰であれば、製造日から3年ほどは常温保存が可能です。たくさん食べられない一人暮らしの方にも向いています。

おすすめの購入方法は複数あります。お取り寄せであれば、Amazonなどのサイトを利用するのがおすすめです。通販サイトであれば、他の人の口コミも参考にできるため、ミスマッチが起こりにくいです。また、お土産用に購入するのであれば、秋田のお土産屋なら厳選された専用のコーナーが設けられており試食もできます。

手軽に購入したい方はスーパーがおすすめです。種類が多くはないですが、扱っているスーパーはあります。成城石井・イオン・紀伊国屋・ライフ・ダイエーなどで販売されている可能性があるので、チェックしてみましょう。

また、いぶりがっこの加工品を直接購入したい方は、カルディがおすすめです。カルディは揚げ物やサラダに使用できるいぶりがっこの加工品を販売しています。その中でもいぶりがっこのタルタルソースが人気です。

2021年12月、「いぶりがっこがピンチ」であると報じられました。法改正により、専用の製造場所を設けることや、厳しい衛生管理基準を満たすことが義務付けられたのがきっかけです。

秋田県では漬物の食中毒発生例はありませんが、いぶりがっこを作ってきた農家が専用の製造場所を設けるには多額の費用がかかります。通販で購入するなど応援したいですね。

ここまでの記事を読んで、ご自身でいぶりがっこを作りたくなった方もいますよね。ここではご家庭で簡単にできる、いぶりがっこの作り方をご紹介します。

1. キッチンペーパーでたくあんの水分を拭き取る
2. 竹ザルなどに乗せて1～2時間ほど天日干しにする
3. 土鍋の底にアルミホイルを敷く
4. アルミホイルにスモークチップをかける
5. 網などを乗せたたくあんを鍋に入れる
6. フタをしてからアルミホイルで鍋ごと包む
7. 弱火で30分加熱して、その後30分ほど蒸らす

いぶりがっこは白いご飯の他にも合う食品が多く、「食べきれない」などの悩みとは無縁です。薬味として活用でき、お茶漬けやチャーハンの具としてはもちろん、パスタに入れてもおいしくなります。

ポテトサラダに刻んだいぶりがっこを加えると、独特の歯ごたえがアクセントになります。マヨネーズやクリームチーズとの相性も抜群です。たくさんのメニューに合ういぶりがっこを使って、オリジナルなレシピを開発してみてはいかがですか。

今回はおすすめのいぶりがっこ19選をご紹介しましたが、いかがでしたか。秋田の農家を中心に伝統が守られているいぶりがっこは、おいしくて栄養もたっぷりです。ぜひ楽しく食べ比べながら、お気に入りの一品を見つけてみてください。