横浜の債務整理事務所10選！選び方やかかる費用もチェック

借金の減額や返済方法を調整して無理なく完済を目指す際に行われる債務整理ですが、実際にどんな手順を踏んで手続きするのかよく分からない方もいますよね。また、債務整理に興味はあるものの事務所の選び方が分からずにどうしたら良いのか迷っている方も多いはずです。

実は債務整理には大きく3つの種類があるので、それぞれの内容にあわせた事務所を選べばスムーズに手続きができます。とはいえ、債務整理を扱う事務所はたくさんあるためどこが良いのかわかりませんよね。

そこで今回は、弁護士・司法書士事務所の選び方と横浜での弁護士・司法書士事務所11選を紹介します。弁護士費用の手頃な事務所や評判の良い事務所などもまとめました。債務整理の種類や費用に関する気になる疑問にも回答していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ここからは、横浜で債務整理ができる弁護士・司法書士事務所11選を紹介します。全国対応可なところが多いので、横浜以外にお住まいの方でも必見です！

債務整理には大きく分けて、任意整理・個人再生・自己破産の3種類があります。以下でそれぞれの特徴やメリット、デメリットなどを詳しく見ていきましょう。

任意整理は弁護士や司法書士が貸金業者や金融会社の債権者と利息の軽減、長期にわたる分割返済などを交渉する方法です。任意整理は借金がなくなることはありませんが、毎月の返済負担が軽くなります。

裁判所などの公的な機関を通さずに済むのが特徴で、手続き期間は3～6カ月ほどで3年から5年ほどに借金を分割して返済を行います。月々の負担が少ない返済が可能で難しい手続きを行う必要がないので、多くの人に選ばれている一般的な方法です。

任意整理のメリットは以下の通りです。

• 裁判所を通さないので手続きの負担が軽い
• 日常生活への支障が少ない
• 減額や返済日の延長で無理なく返済ができる
• 債権者から催促されなくなる
• 自分で選んだ借金のみを整理できる
• 職業の制限がなく財産も残せる

任意整理は自己破産とは異なり、自分で選んだ借金を整理できるのが特徴です。全ての借金ではなく負担の大きい債権者への交渉のみでも可能で、裁判所を通す手続きではないので負担が軽く、日常生活への支障もあまりありません。

任意整理を行った借金は毎月の返済額や返済方法を調整して無理なく完済を目指すことができます。債権者からの催促もなくなるので、落ち着いた生活ができるのもメリットです。家や車などの財産も残せるので、借金の金額がそこまで大きくない方におすすめです。

任意整理はメリットの多い手続きですが、実際にはデメリットもあります。主なデメリットは以下の通りです。

• 完済までカード作成や借り入れができない可能性が高い
• 借金は最後まで返済する必要がある
• 債権者との交渉が上手くいかない場合もある

任意整理はあくまでも将来利息をカットして返済計画を組み直すものなので、借金が全てなくなるわけではありません。そのため残った借金は最後までキチンと返済する必要があり、また債権者との交渉が上手く進まないケースもあるので注意が必要です。

個人再生は裁判所を通して借金の大幅な減額を目指すものです。自宅や車などの高額な財産を守りながら借金減額を目指せる手続きで、毎月の返済に悩んでいる方におすすめです。

任意整理よりも減額できる金額が大きいものの、残った借金は原則3年で返済する必要があるなどさまざまな条件が付きます。自己破産より気持ちの負担が少ないものの借金が全てなくなるわけではないので、メリットデメリットをよく考えて選択しましょう。

個人再生のメリットは以下の通りです。

• 家や車などの高額な財産も残せる可能性がある
• 借金が大幅に減る場合が多い
• 支払いに余裕ができ催促がなくなる
• 手続き中の資格制限や職業制限がない

個人再生は自己破産とは異なり、家や車などの高額財産も残せる可能性があります。条件はあるものの、大切なマイホームや車を残せるのは大きなメリットです。また、借金の金額が1/5～1/10まで減額され支払い期間にも余裕が出ます。手続き中の資格制限や職業制限もありません。

資産を手放さずに借金を減らしたい方や、返済期間に余裕を持たせたい方には特におすすめの手続き方法です。自己破産よりもリスクが少なく、裁判所を通した手続きではあるものの気持ち的な負担も少なくすみます。

個人再生を行う際のデメリットは以下の通りです。

• 信用情報に傷が付く可能性がある
• 残った借金を原則3年で返済する必要がある
• 安定した収入がないと利用できない
• 官報に情報が記載されてしまう

個人再生の場合でも信用情報に傷が付き、官報に名前が載ってしまいます。そのため新規での借り入れやクレジットカードの作成は難しくなってしまいます。信用情報に傷が付くのは5～10年ほどなので、その間は審査が通りにくいと知っておきましょう。

また、個人再生は返済能力のある方にしか使えないため安定した収入がなければ手続きが通りません。借金の減額はできるものの、残った借金は原則3年で返済する必要があります。あまりにも借金が多く、減額しても3～5年で返済できる見込みがな場合は利用できません。

自己破産は、借金によって生活が困難になってしまった方のための救済措置として借金を免除してもらうものです。債務整理の最終手段とも言われ、返済が困難なほど収入が少ないときや借金が多額な場合に利用します。

自己破産は大変な手続きのイメージを広く持たれていますが、実はたくさんのメリットがあります。自己破産を行うメリットは以下の通りです。

• 借金がなくなる
• 自由財産を手元に残せる
• 自己破産後に得た収入は自由に使える
• 人生を再スタートできる

自己破産の場合には全ての財産を失うわけではなく、自由財産と呼ばれるものを手元に残せるのが特徴です。自由財産は生活に必要な最低限の財産（99万円までの現金など）で、現金や手続き開始後に取得したものなどが該当します。また、手続きが終われば借金返済の必要がなくなります。

自由財産に関しては残せるものと残せないものが決まっているので、自己破産の手続きを進める前に必ず確認しておきましょう。自分が今持っている財産の中で残したいものがある場合には、弁護士事務所での無料相談のときに詳しく聞いてみてください。

自己破産は借金がなくなるメリットがある一方で、さまざまなデメリットもあるので確認していきましょう。

• 官報と呼ばれる名簿に記録が残る
• 高額な財産（家や車など）は処分される
• 自己破産後は銀行やクレジットカードの審査に通りにくい
• 職業選択に制限がかかってしまう
• 借金がなくならない場合もある

自己破産をすると官報と呼ばれる名簿に名前が残ってしまい、クレジットカードや銀行などの審査に通りにくくなります。また、自由財産を除く財産や高額な財産は全て処分されてしまうので注意が必要です。家や車を所有している場合には差し押さえられてしまいます。

条件を満たしていない場合には借金の免責が認められなかったり、手続き中に職業制限が付いたりする場合もあるので気を付けましょう。自己破産をするなら手続きの前にしっかり内容やデメリットを確認しておくのがおすすめです。

債務整理をどの事務所に頼むかは、借金整理が上手くいくかどうかが決まる重要なポイントです。今回紹介する選び方の基準を参考にして、任せられる自分に合った事務所を選びましょう。

債務整理を行う上で自分のニーズにあった法律事務所や弁護士、司法書士を選択することが大切です。ここでは、事務所を紹介する前にいい法律事務所の選び方・見極め方を5つのポイントに分けて解説するのでぜひ参考にしてください。

弁護士・司法書士事務所を選ぶうえで費用は非常に重要なポイントですよね。ここでは、費用で比較する際に見るべきポイントをいくつか紹介します。

弁護士費用にはさまざまな手数料があり、一目見ただけで安いと感じても実際には高い可能性もあります。着手金・成功報酬・その他手数料の有無を必ずチェックし、明確な料金を提示している事務所を選んでください。基本料金が安くても、あとから手数料を上乗せされるケースもあります。

特に着手金は債務整理の手続きをするにあたって最初に支払うものなので、借金をしていて生活が困窮している方にとっては支払いが難しくなります。全体の費用をチェックしつつ、手元にお金のない方は「着手金無料」の事務所を探してみましょう。

任意整理を行う弁護士・司法書士事務所の中には、減額報酬と呼ばれる料金を設定しているところも多いです。減額報酬とは借金を減額できた際に発生するもので、減額した金額によって費用が決まります。例えば、減額費用が10％で借金が50万円減った場合は5万円が減額報酬です。

もともとの金額は安かったとしても、減額報酬がプラスされると他の事務所より高くなる場合もあります。債務整理を相談する段階ではいくら減額できるか分からないため、明確な費用を把握してきたいなら減額報酬を設定している事務所は避けるのがおすすめです。

債務整理はお金や信用情報に関わる手続きなので、信頼できる事務所に頼むのがおすすめです。ホームページなどをチェックすると人気のある事務所なら実績が掲載されています。実績を見れば事務所の実力や実際に債務整理を行った数も分かるので、必ず確認しておきましょう。

また、事務所の実績だけでなく所属する弁護士の実績も併せて確認しましょう。事務所だけ見て決めると経験の浅い弁護士にあたる可能性もあるので、債務整理の内容に絞って相談するなら、経験豊富な法律の専門家を選びましょう。

事務所を選ぶ際は無料相談の有無も確認しておきましょう。いきなり手続きをしにいくのではなく、実際に無料で対面や電話で対話ができれば事務所の雰囲気が気軽に知れるのでおすすめです。

無料の相談なら気軽に行けるので、弁護士への相談が初めてで不安な方でも相談しやすいです。無料相談の際に無理な勧誘がないか、債務整理のメリットだけでなくデメリットやリスクについて教えてくれるかどうかなどもチェックしておきましょう。

債務整理の手続き中は何度も弁護士や司法書士とのやり取りを行うので、連絡をしっかり取ってくれるかどうかも重要です。メールや電話などでいつでも連絡が取れる体制を取っているのはもちろん、レスポンスの速さも確認しておきましょう。

細かい質問にも対応してくれるかどうかなど、やり取りの丁寧さも重視しましょう。弁護士との相性も大切なので、話してみて合わないと感じる場合には契約しないのがおすすめです。また、担当の弁護士が途中で変わったりバラバラだったりする事務所も避けましょう。

債務整理の相談は電話やメールで弁護士とやり取りをするのはもちろん、直接事務所に行って相談や手続きをしなければならない場合もあります。そのため、通いやすい立地にあるかどうかも確認しておきましょう。家や会社から近い場所にある事務所は通いやすくておすすめです。

自宅付近の事務所で家族や知人にバレたくない場合には、会社からの帰り道に寄れるような場所を選んでみてください。弁護士・司法書士事務所は駅から近いところにある場合が多いため、会社帰りなどでも気軽に寄れます。

弁護士・司法書士事務所の実際の雰囲気や対応の良さなどを知りたい場合は、口コミなどをチェックしてみましょう。実際に事務所を利用している方の声を見れば、どんな雰囲気で相談できるのかが分かります。口コミは各ホームページはもちろん、口コミサイトに掲載されているケースも多いです。

ただし、雰囲気や対応に関しては感じ方に個人差があるため、口コミはあくまでも参考程度にしておきましょう。また、雰囲気や対応のほか費用や手続きにかかった期間などが書かれている場合もあるので、あわせてチェックしてみてください。

債務整理を検討しているは「会社や家族にバレる？」「費用総額は？」などさまざまな不安を抱えているはずです。最後に、よくある疑問を詳しくまとめているのでぜひ参考にしてください。

債務整理3種類全ての債務整理に共通して言えるのは、信用情報に傷が付く可能性が高い点です。借金は減るものの、新たな借金やローンが組めなくなる可能性があります。

信用情報に傷が付く期間は5～10年ほどなので、債務整理を行う前によく考えましょう。また、任意整理や自己破産の場合には一部の財産を失ってしまいます。財産を失ってでも借金を減らしたいかどうか考え、自分に合った債務整理の手続きを選んでください。

債務整理の弁護士費用は内容や事務所によって異なります。各手続きのおおよその相場は以下の通りなので、事務所選びの際の参考にしてみてください。

• 自己破産…30～100万円程度
• 任意整理…5～10万円/1件あたり（減額報酬あり）
• 個人再生…50万円前後

自己破産や個人再生の場合には手続きは複雑で、30万円～100万円とかなり高額の費用がかかります。内容や手続きにかかる期間などによっても費用は異なるため、無料相談の段階でしっかり見積もりを出してもらいましょう。任意整理は借金先1件ごとに費用がかかるのが一般的です。

任意整理では通常かかる料金とは別に、減額できた金額の10～11％の減額報酬が発生するケースがあります。総額の費用をチェックして事務所を選びましょう。

債務整理をしてから5～10年程度は信用情報に傷が付いてしまうため、ほとんどの場合がクレジットカードを作れません。また、債務整理の内容によっては現在使っているクレジットカードも強制的に解約となってしまう可能性があります。

5～10年ほど経過すればクレジットカードを作ったりローンを組んだりできるようになりますが、それまでは作れないと覚えておきましょう。過払い金請求で、借金完済済みまたは過払い金によって借金を完済できる場合にはクレジットカードの審査に影響はありません。

債務整理には時間がかかるもので、最短でも3ヶ月程度の期間を要します。任意整理の場合には約3～6ヶ月で個人再生なら約1年程度、自己破産をするなら6ヶ月～1年程度の時間がかかると覚えておきましょう。どの手続きもさまざまなステップを踏ため、どうしても時間がかかってしまいます。

解決までにかかる時間は借金の種類や債務整理の内容などによっても大きく異なるので、気になる方は最初の無料相談の段階で詳しく聞いておくのがおすすめです。実績のある事務所なら、相談の段階でもおおよその時間や費用をしっかり教えてくれます。

債務整理を行って借金に関する問題は解決できたものの、弁護士費用が払えないと悩む方も多いはずです。弁護士費用に関しては一括ではなく分割で支払える事務所が多いため、手元に現金がない状態でも依頼はできます。借金減額の目安などと照らし合わせ、支払えるか確認しましょう。

ほとんどの事務所が分割払いに対応しているので、何回まで分けられるのかなどをチェックしておくのがおすすめです。おおよその費用を計算し、1回分の返済費用が分かれば支払えるかどうかのシミュレーションもしやすくなります。

債務整理は周りにバレずに行える場合もあります。借金のことを会社・家族・知人に知られたくない場合でも債務整理は利用できます。ただし、債務整理に関する書類などが郵送されてくる可能性があるので、同居の家族にバレたくない場合には注意しましょう。

自宅に送られてこないよう郵便局留めで送ってもらうか、会社などで受け取れるように手配してもらうのがおすすめです。事務所によっては書類の送付先を変えてくれる場合もあるので、無料相談の際に聞いておきましょう。

再就職の際に借金の有無などについて聞かれるケースはほとんどなく、もし聞かれたとしても答える義務はありません。そのため、債務整理をした場合でも再就職に影響はないと考えられます。また、結婚の際にも債務整理や借金の有無を伝える必要はありません。

ただし、結婚後にマイホームや車の購入を検討している場合には、ローン審査が通らない可能性があると覚えておきましょう。時間が経てばローンを組めるようになるので、債務整理の時期を調整するなど工夫をしてみてください。

司法書士と弁護士では扱える手続きが異なり、一般的には司法書士の方が費用が手頃な傾向にあります。過払い金や個別の債務が140万円以下の場合には費用の手頃な司法書士、140万円を超える債務がある場合には費用は高いものの納得して頼める弁護士へ依頼をしてください。

弁護士は債務整理などの手続きを行ってくれるのはもちろん、法的なトラブルがあった際も解決してくれます。業者との交渉や訴訟などができるのも弁護士なので、複雑な内容の場合には弁護士の方がスムーズな可能性が高いです。予算と内容に合わせて選んでみてください。 

債務整理事務所を選ぶ際は必ず費用が明確なところを選びましょう。見積もりが分かりにくい場合や何度も相談に来させて手数料を取るような事務所は避けた方が無難です。また、担当の弁護士が固定ではなく、毎回変わってしまうような事務所も信用できません。

債務整理はお金や信用情報に関わる大切な手続きであり、決断するのはなかなか難しいものです。しかし、借金を抱えて悩んでいる方は債務整理をすれば心やお金の負担が軽くなるかもしれません。気になっている方はまず無料相談からでも試してみてください。

債務整理で借金が減額出来れば、生活を立て直して新しいスタートラインに立てます。減らせる借金の金額と弁護士費用をよく比較しながら、自分にピッタリ合った弁護士・司法書士事務所を探してみてみましょう。