犬シャンプーおすすめ20選｜プロのトリマー愛用の犬用シャンプーは？

犬は人のように毎日シャンプーする必要はありませんが、定期的なシャンプーで皮膚や被毛を清潔に保てます。特別なお手入れやカットが必要なトイプードルは、トリミングサロンでプロのトリマーに任せるのもアリな選択です。

しかし、費用がかかりますし、子犬や老犬は受け入れてもらえない場合もあります。自宅で愛犬のシャンプーをする場合は、犬用シャンプーが必要ですが、犬用シャンプーにもプロ用や低刺激なものなど種類があるので、何を基準に選べばいいか迷ってしまう人も多いですよね。

そこで、この記事では犬用シャンプーの選び方とおすすめ商品15選を紹介します。記事の最後には犬シャンプーに関するお役立ち情報も紹介するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

犬の皮膚は人よりも薄くデリケートで構造も人とは違うため、人用のシャンプーでは刺激が強すぎます。薄めても成分は変わらず、肌や被毛に負担をかけたりトラブルを起こしたりするので注意しましょう。

犬はシャンプー中に体をなめたり、目にシャンプーが入ったりする可能性があるため、口や目に入っても安全な成分が使われているものを選ぶ必要があります。犬には犬用に作られた安全なシャンプーを使いましょう。

人間はほぼ毎日シャワーを浴びる方が多いと思いますが、犬の皮膚はデリケートで繊細なため、1ヶ月に1〜2回程の頻度でいいと言われています。特に乾燥に弱い敏感肌の犬の場合は、1ヶ月1回を目安としてあげましょう。

犬は、お散歩や日々の生活などで表面に皮脂や汚れがついています。また、人間と違い犬の皮膚は薄いため、肌トラブルを防ぐためにも定期的にシャワーをしてあげるのがおすすめです。

美容シャンプーは、皮膚と被毛にうるおいや栄養を与える成分が配合されています。毛にツヤを与えたり、柔らかくふんわりとした洗い上がりになったりする、美容成分が配合されているのが特徴です。汚れを落とすだけでなく、洗い上がりの美しさや手触りのよさを求めるときに向いています。

また、プロ用の美容シャンプーなら、美しい毛質を保つのに必要なコラーゲンやプラセンタエキスなどが含まれています。そのため、毛並みをきれいに整えたい愛犬を持つ方にもおすすめです。

敏感肌やかゆみや湿疹などの肌トラブルがある犬には、症状に合わせた薬用成分を配合した薬用シャンプーがおすすめです。ただし、症状に合った成分を配合したシャンプーを使わないと、症状が悪化する可能性があります。わからない場合は、かかりつけの獣医師に相談してください。

シャンプーを怖がったり嫌がったりして暴れるようであれば、ストレスになるので無理にシャンプーするのはやめましょう。しかし、汚れたままでは肌トラブルを起こしたりフケが出たり、臭いが気になったりします。

こういう場合は、水なしで洗えるシャンプーがおすすめです。寝たきりでシャンプーが難しい犬や、食後や散歩で部分的な汚れを落としたいときにも活躍します。

スムースコートのチワワやダックス、柴犬やラブラドールレトリバーなど、毛が短い犬には短毛用シャンプーを選びましょう。毛が短い犬種は皮膚トラブルを起こしやすい傾向があるため、皮膚を外部刺激から守る成分が配合されています。皮膚が弱い子や肌トラブルが起きやすい子には、皮膚に刺激を与えにくい負担の少ないシャンプーを選んでください。

ロングコートのチワワ・ダックス・ポメラニアン・マルチーズ・ゴールデンレトリバーなど、毛が長い犬種には長毛用シャンプーがおすすめです。長毛種は毛が寝てしまうと絡まりやすいやすいので、ふんわりと洗い上がるような成分が配合されています。トイプードルにも長毛用を使うとふんわりと仕上がるのでおすすめです。

ワイヤーコートのダック・ジャックラッセルテリア・シュナウザーなどの硬い毛には、剛毛用を選びましょう。個体差はありますが、ワイヤーコートの犬種は皮脂の分泌量が多く、体臭や肌トラブルを起こしやすい傾向が見られます。

剛毛用は余分な皮脂を落とす洗浄力と、消臭力のある成分が配合されているので、肌トラブルの予防やニオイ対策にも役立ちます。

被毛の種類が異なる犬を多頭飼いしている場合、個々にシャンプーを揃えるのもいいですが、全犬種用を選べば1つで済みます。トリミングサロンで使わるような上質なものから、ホームセンターで購入できるコスパのいいものまで種類も実にさまざまです。

迷ったときは、全犬種用から試してみるのがおすすめです。

マルチーズ・ビションフリーゼ・サモエド・グレートピレニーズなど、毛が白い犬は汚れが目立ちやすい傾向があるので、白犬用シャンプーがおすすめです。口や目の周り、排泄の際に汚れやすい部分は黄ばみが目立ちますが、洗いすぎには注意してください。

また、白犬用シャンプーの中には、漂白剤や蛍光増白剤を使用したものもあります。成分もしっかりと確認し、皮膚や被毛に負担をかけないものを選んでください。

犬の皮膚は人よりも薄くデリケートです。特に敏感肌や肌トラブルを起こしやすい子には、低刺激な無添加やオーガニックのものをおすすめします。室内犬はエアコンや暖房器具で肌が乾燥しやすい状態です。乾燥が気になる場合は、保湿成分が配合されているかもチェックしましょう。

皮膚疾患がある場合は、抗菌タイプのシャンプーがおすすめです。ただし、選択を間違えると症状が悪化したり、炎症による二次感染のリスクがあったりします。市販のものを選ぶ際は、成分をよく確認しましょう。わからない場合は獣医師に相談してください。

スムースコートやワイヤーコートの犬は、皮脂の分泌量が多い傾向が見られます。ロングコートでも、犬によっては脂性の子もいるので、ベタつきがちな子には余分な皮脂をスッキリ落とす皮脂用シャンプーを選びましょう。

ただし、落としすぎると乾燥による肌トラブルを起こすので、落としすぎないのも大切です。

人にはいい香りでも、人より数千倍の嗅覚を持つ犬にとっては香りが強すぎる可能性があります。ほのかに香る天然成分由来の香り程度であれば、洗ってから時間が経てば自然に消えていきますが、人工的に合成された香料は香りが強いのでおすすめできません。合成香料は犬の皮膚や被毛にも負担をかけるので注意しましょう。

泡立ちが悪いと、ついゴシゴシとこすってしまう可能性があります。また、泡切れが悪いとすすぎに時間がかかりますし、必要な皮脂まで落としてしまう可能性があるので注意しましょう。犬用シャンプーは、泡立ちと泡切れの良さもチェックポイントです。

使わないとわからないので、口コミや商品の謳い文句も確認しておきましょう。

アレルゲンは個体差があるものの、シャンプーにアレルゲンが含まれているとアレルギーや肌トラブルを起こすので、成分はしっかりと確認してください。犬用シャンプーに使われるものでは、硫黄成分や植物成分がアレルゲンになりやすいので注意が必要です。

ティーツリーシャンプは洗い上がりがさっぱりとしているので、暑い季節におすすめです。トリミングサロンでも使われる場合が多く、香りも自然で優しく強すぎません。ティーツリーオイルには消炎・消臭作用もあるので、臭いや肌トラブルを予防したいときにもおすすめです。

ティーツリーシャンプーを選ぶ際には、肌に優しい無添加・オーガニックの商品がおすすめです。

シリコン入りのシャンプーは、被毛をコーティングするので毛がサラサラになります。まとまりもよく、毛が絡まりにくくなるなどもメリットです。毛量が多くボリュームダウンしたいときに向いています。

逆にふわふわに仕上げたいのであれば、ふんわりとした洗い上がりのノンシリコンシャンプーがおすすめです。ボリュームアップさせる効果もあります。

トリートメントインシャンプーは、1本で済むため便利に思えますが、洗浄とコーティングの効果がそれぞれを邪魔する可能性があるのでおすすめできません。「犬はシャンプーだけで十分では？」と思われがちですが、皮膚や被毛を守るためにはトリートメントが必要になります。面倒でも、それぞれを別に使うのがおすすめです。

シャンプー前に、ブラッシングで抜け毛や毛の絡まりを取り除きます。お湯は少しぬるいと感じる程度の36℃前後が理想です。シャワーを使う際はシャワーヘッドに手を当て直接シャワーが当たらないようにし、手足・胴周り・お尻やしっぽ・頭の順に濡らします。

シャンプーをよく泡立ててから全体になじませ、優しく洗いましょう。目・鼻・口周りはは、スポンジやタオルを使って優しく洗います。耳に水が入らないよう注意してください。洗い流すときは頭からしっぽに向けて流していくとスムーズです。

<手順>

1. ブラッシング
2. 手足・胴周り・お尻やしっぽ・頭の順に濡らす
3. 洗う順も上に同じ
4. 洗い流すときは頭から
5. タオルドライの後ドライヤーでしっかり乾かす

犬のシャンプーは月に1度が目安です。皮脂の分泌量が多く肌トラブルを起こしやすい子は、2週間後～3週間に1度でもOKです。夏は蒸れやすいので、ダブルコートの犬は2週間に1度でも十分といえます。ただし洗いすぎると乾燥による肌トラブルを起こしやすいので、人のように毎日は必要ありません。

犬はシャンプーされるだけでも体力を消耗します。老犬やシャンプー嫌いでストレスになる場合は、無理強いせず体調を見て決めてください。子犬は2回または3回目のワクチン接種が済むまで待ちましょう。わからない場合は、かかりつけの獣医師に相談してください。

冬は脱衣所や浴室を温め寒い思いをさせないようにして、しっかり乾かします。夏は熱中症にならないよう、浴室やお湯の温度に注意が必要です。

シャンプーを嫌がり手に負えない場合は、無理強いせずトリミングサロンに任せるのもおすすめです。家では嫌がる子も、プロに任せると意外におとなしくシャンプーできる場合があります。トリミングサロンは、爪切り・肛門腺絞り・耳掃除などもやってもらえます。

定期的にカットが必要なプードルや長毛種は、プロに任せると全身キレイに仕上げてくれるのもメリットです。動物病院でもトリミングを受け付けているところがありますし、連れていけない場合は出張トリミングを検討してください。

ただし、嫌がって噛み付くときは受け付けてもらえない場合もあります。そういったときには、水のいらないシャンプーやボディタオルでケアしましょう。

愛犬の皮膚や被毛を清潔に保つためにもシャンプーは欠かせません。また、犬は皮膚が薄くデリケートなので、家でシャンプーする場合は必ず犬用シャンプーを使ってください。犬種や体質によっても選択肢は変わるので、紹介した選び方やおすすめ商品を参考にしながら最適なシャンプーを選びましょう。