任意整理とは債権者を相手に、借金の内容について交渉をする方法を指します。個人ではなかなか交渉が上手くいかないため、通常は弁護士や司法書士などが間に入って手続きを行います。任意整理では借金をなくすわけではなく、あくまでも毎月の返済額や返済方法を調整して無理なく完済を目指すのが特徴です。
調整をしたうえで借金をしっかり返済する必要がありますが、場合によっては利息などの負担が少なくなります。ただし、任意整理は借金全体に対して行うものではないため、複数個所から借りている場合には債権者1件1件に対して手続きを行わなければなりません。
2~3ヶ所であればそれほど大変ではありませんが、たくさんの債権者から借金をしていると時間も費用も大きくかかってしまいます。任意整理は全ての借金先に対して行う必要はないので、費用を抑えて借金の負担も軽くしたいなら借入額の大きいところを中心に手続きを行いましょう。