最強の高級寝袋のおすすめ10選｜冬用・オールシーズに使えるものも

キャンプに欠かせないアイテムといえば、寝袋です。寝袋には数万円する高級寝袋が多く販売されています。そんな高級寝袋が選ばれる理由として寝心地の良さが挙げられます。この寝心地の良さは寝袋の暖かさ・生地の質の差が重要が非常に重要です。

疲れを癒すために睡眠の質を高めることはとても大切です。人間は一日の多くの時間を睡眠に費やします。それはアウトドアでも変わりません。外気温に柔軟な対応ができたり生地の肌触りがよかったりする高級寝袋は大人気です。

この記事では、高級な寝袋はなぜ選ばれるのか、その快適さの詳細、さらにおすすめの商品を紹介します。ぜひお役に立ててくださいね。

高級寝袋はより軽量で丈夫になるよう工夫されていて、値段の高さは使われる生地の軽さと丈夫さに比例しています。また軽量でコンパクトになるかはもちろんのこと、保温性の高さや耐久性の高さなど、他の寝袋とは多くの違いがあります。

高級寝袋には、ダウンや新素材のファインポリゴンが使用されていることが多いです。大量生産が可能な化学繊維製とは違って、それらの生地を使用した寝袋は価格が高くなります。化学繊維製は低価格で購入しやすいですが、かさばるのと冬の気温対応に弱いのがネックです。

化学繊維製に比べると、ダウン製は寝心地が圧倒的にいい、軽くて暖かい、コンパクトになるなどメリットが多いです。ただ水にはあまり強くありません。ファインポリゴンは、化学繊維製とダウン製の良さを持ちデメリットを省いた素材です。ダウンと同等の価格の高級品です。

とはいえ人間の体がフィットしやすい天然素材の寝袋という意味で、まだまだ高級寝袋の主流はダウン製といえます。

フィルパワーとは、ダウンの反発力や復元力を示す表示です。簡単にいうとダウンが重みを受けたあとに元に戻るときの膨らむ強さです。フィルパワーが高いと少ない羽毛量で暖かさをキープできます。

値が600FPから700FPのものは街中での暖かさとして良質。700FPから800FPになると高品質とされ、低山の山登りなどに適しています。バイクツーリングや雪山登り、山間でのテント泊となれば800FP以上が必要です。

寝袋に記載されている耐寒温度設定をチェックしましょう。それぞれ、快適使用温度は、その温度までであれば快適な睡眠がとれる温度、限界使用温度は、基本的にその温度での使用は推奨しないけれど工夫次第で使用可能になる温度を示唆しています。

快適使用温度-20℃以下に設定されているものも多く、冬場に使いたい場合にも適しています。メーカーごとに表記方法に違いがあるため、必ずよくチェックするようにしてください。

実際の肌触りは眠るときの心地として大切です。肌や体にフィットするかどうか、よく見極めることが重要です。柔らかさの差や、ダウンであればフィルパワーの値を参考にしながら、でき得る限り自分が快適だと思える生地選びをしましょう。

温かさを重視するなら、やはり高級寝袋は細かくお好みを選べておすすめです。ダウン以外の新素材製の商品も増えてきているため、使う場所や時期を考えて自分好みの寝袋を見つけましょう。

夜は涼しくなり過ごしやすくなりますが、暑さが気になるのが夏場です。ソロ・ファミリーどちらの場合でも、化学繊維でできた封筒型のものが向いています。暑いときにはファスナーを全開にしておけば、シュラフ内にこもった温度を逃がしやすくなります。使用温度目安は5℃以上に設定されているものを選ぶのがおすすめです。

季節を限定せず使いたい場合や、どれを選べばいいかわからない場合は3シーズン対応のものを選ぶのが無難です。使用温度が5℃～25℃程度に設定された、化学繊維かダウンタイプのものを選びましょう。かさばりにくいマミー型か、封筒型がおすすめです。

ただし、春や秋といった気候の変化が激しい季節は寒暖差が激しいので、少し暖かめのものを選ぶようにすると、オールシーズンでの使用もしやすいです。別途マットを購入して防寒対策しておくとさらに安心です。

10月後半以降などの冬に使いたい場合には、本当に暖かいマミー型のダウンタイプがおすすめです。一般的なキャンプで使用するなら、使用温度目安は0℃～10℃程度のものを選べば充分です。ただし、真冬のキャンプや雪山登山などで使いたいなら、使用温度目安が-9℃程度は確保した本格仕様のものを選んでください。

外気・底冷えなどの対策をしっかり行うのが大切なので、別途マットなどを購入しておくとより快適に過ごせます。

モンベルの寝袋は品揃えが豊富なので選びやすいです。低山登山者向けやテント泊に備えたラインナップが多く、自分の詳細な好みが確定していない方にもおすすめです。高機能製品が揃っているため、価格帯は高めです。

モンベルの寝袋を選ぶときには寝袋の番号を参考にしましょう。番号の小さいものが冬仕様、大きくなるにつれて夏向けの商品と分けられてます。初心者でも簡単に自分に合った寝袋を探すことができます。

また、モンベル独自のスーパースパイラルストレッチシステムも有名です。抜群のストレッチ性で、フィット感があるのに窮屈さを感じない生地のシステムです。伸縮率が135％もあるため、寝ている間の姿勢に余裕が生まれます。

ヨーロッパの極寒地域遠征軍も使用しているハスキーの寝袋は、とにかく暖かさに優れています。モンベルのように伸縮性に長けているわけではありませんが、寝袋の底面に滑り止め加工がしてあるため斜面であっても安定感を保てます。

また、ハスキーで販売されている寝袋には化学繊維製が多いです。しかし、サーモライトという化学繊維を中綿に使用しているため、ダウンのように空気を抱き込んで冷気を遮断することができます。温まるまでは時間がかかりますがそのあとは冷めにくいのが特徴です。

ハスキーの寝袋は丈夫で温かいので、極寒にも強風にも耐えられ、ハードなアウトドア活動をする方に重宝されています。

ナンガは羽毛の街である滋賀県の米原市で創業されたメーカーです。使用する羽毛はすべて国内で洗浄加工していて、縫製は職人の手で丁寧にされているため、品質が高いです。ナンガでダウン製寝袋を購入すると、羽毛の産地の証明書が付属されるほど、ダウンへのこだわりがあります。

さらに、品質の向上にも力を入れており、テクノロジーも駆使されています。暗いところで光る特殊なジッパーなど、手作業だけに固執せず、キメ細かい工夫で使用者の満足感を満たせるような努力をしています。

ナンガのダウン製寝袋は永久保証の対象商品となります。基本的にずっと無償で修繕をしてくれます。アフターケアがしっかりしていますので高価で当然です。

最高品質にこだわる大阪の老舗メーカー「イスカ」は、根強いファンがいて大人気です。40年の歴史の中で培われてきたユーザー目線のノウハウを軸に、実用的な寝袋を作っています。寝袋といえばイスカと強く言い切る愛用者が多くいます。

イスカの代表的な機能として人体にフィットするシルエットに開発した「3D構造」や、寝袋の内側と外側の記事を異なるサイズで縫い合わせる「ディファレンシャルカット」があります。使用者がいかに心地よく眠れるかを重視した機能です。

イスカ独自の厳格な縫製基準を設定しており、品質が保たれているほか、使用時期・気温などから選べる商品ラインナップの表が見やすく、迷う方にはとてもわかりやすいです。

アウトドアを楽しむにあたって、睡眠の快適度をアップさせる道具は重宝されます。寝袋を必要とするアウトドア活動をする上で、快適な睡眠を後押しする商品を取り入れることは大切です。高機能かつ気分もあがるようなお気に入りの高級寝袋で楽しく過ごしましょう。