【腰痛対策にも】腰にいいマットレスのおすすめ7選｜人気商品や定番アイテムも【腰痛が治った？】

日本人の5人に1人は腰痛持ちといわれている現代。「起きた時にいつも腰が痛い......」「腰が痛くて短時間で起きてしまう」そんな腰痛のお悩みを抱えている方は少なくありません。そんな腰痛に悩む方の味方が「腰痛対策ができるマットレス」です。

寝ている時の姿勢を適度に保ち、身体の負担を分散(体圧分散)させることで、腰の痛みの軽減が目指せます。そんな腰痛対策マットレスは、身体の負担も腰痛に悩む心の負担も軽減してくれる魅力的な商品です。身体に合うマットレスを使用してから、腰痛が治ったという方もいます。

当記事では、腰痛にお悩みの方におすすめの腰痛対策マットレスと、選び方や種類などを解説します。腰痛に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

*満足度調査は購入者さま232名のデータです。

腰痛は人々の身体の悩みに多く見られる症状で、そんな方たちのために「腰痛対策」を期待できるマットレスも多く販売されています。こちらでは、腰痛対策によいマットレスの選び方を紹介します。

マットレスには様々素材のもの、構造のものがいくつもあります。特に腰痛持ちの方に注目していただきたいのが、マットレスの「硬さ(反発力・体圧分散性)」です。マットレスの硬さは「N(ニュートン)」という単位で表します。

腰痛対策には基本的に硬めのマットレスが適していて、100～110N以上あれば硬めのマットレスに該当する場合が多いです。マットレスの素材やか作りについて知り、自分に必要なマットレスを選びましょう。

高反発のマットレスは、腰の落ち込みを防ぎ理想的な寝姿勢を維持しやすくなるため、「腰痛が気になっている方」におすすめです。体圧分散性に優れているため寝返りが打ちやすく、横揺れもしにくいのでサポート性に優れているマットレスです。

高反発マットレスは、100N～110N以上のマットレスを指す場合が多く、厚みは10cm～15cmほどあると1枚でも底付き感なく寝られるので、厚みのあるものを選ぶのもおすすめのポイントです。

低反発のものより通気性が優れている点も高反発マットレスの魅力的なポイントです。「高反発マットレスがおすすめ」といっても、硬ければ硬いほどよいというわけではなく、硬さや厚みなどバランスのよいものを選ぶのが大切になります。

人が寝ている時は、体の凹凸の重さから腰・肩・背中に負荷がかかります。「体圧分散」とは、寝姿勢で一部分にかかってしまう負荷を身体の全体に分散させることを指します。体圧分散が高いマットレスは、腰痛対策だけでなく、肩こりや床ずれの対策にもなるのでおすすめです。

ただ、低反発マットレスは柔らかさが魅力が故に柔らかすぎるものもあります。柔らかすぎると、身体が沈み込みすぎてしまい腰に過度な負荷をかけてしまう恐れがあるので硬さには気を付けて選ぶのがおすすめです。

低反発マットレスは名前の通り反発力が低い柔らかめのものを指します。身体にフィットやすいマットレスで、硬さ(反発力・体圧分散性)の基準であるN(ニュートン)は、75N未満が柔らかめとされています。低反発マットレスは75N未満のマットレスを指すことが多いです。

ポケットコイルは、マットレス内部のコイルひとつひとつが独立した構造になっています。横になった際にマットレスが身体を包み込むような形になり、腰痛になりにくいメリットがあるのが魅力的なポイントです。

また、ポケットコイルマットレスはその独立した構造から、マットレス全体に荷重が加わった場合でも、沈む部分は限定されます。そのため、「理想的な形状で沈むため腰痛対策のマットレス」としておすすめです。

ポケットコイルのように商品名にコイルとつく「ボンネルコイルマットレス」がありますが、これはコイルが連結していて振動が伝わりやすく、コイル数※もポケットコイルマットレスと比べて少ないため、腰痛対策ならポケットコイルマットレスがおすすめです。※コイルの数が多いほど寝心地がよく腰痛対策になりやすい。

仰向けで寝る方に特に多く見られる寝返り。寝返りは身体に負担をかける場合があるため「寝返りによる負担を軽減できるマットレス」を選ぶのがおすすめです。寝返りの負担を軽減してくれるのは硬めのマットレスで、高反発マットレスと呼ばれるものです。

身体が沈みにくいため、少しの力で身体を動かせるので寝返りも打ちやすくなります。また、仰向けのスタイルは腰からお尻の部分に負荷がかかりやすくなります。そして肩や頭にも負荷がかかっているため、これらの体圧をバランスよく分散してくれるマットレスが合います。

以上から、仰向けで寝る方には「適度な硬さのある高反発マットレス」がおすすめです。適度な硬さは同時に腰痛対策にもなるのでより魅力的ですね。

横向きで寝る方は少ない面積で身体を支える必要があります。そのため、「肩や腰が自然に沈み身体のラインにフィットする柔らかめのマットレス」がおすすめです。沈みこみ具合は、横になった際に背骨がまっすぐになるくらいがよいとされています。

しかし、ただ柔らかさのみを求めるわけではなく、肌に触れる上部は柔らかい作りのものを選び下部は硬い作りをしている2層構造のマットレスがおすすめです。

また、横向きで寝る方は負荷が少ない範囲に集中しやすいため、薄いマットレスだと底付き感が気になる場合があります。底付き感は腰に負担をかけてしまう可能性もあるため、厚さ10cm以上のものを選ぶのがおすすめです。

寝返りを打つと体重がかかるため、あまり薄いマットレスの場合底付き感が気になってしまいます。また、寝返りによって動く分マットレス自体がへたりやすくなりますので、「厚みのあるで耐久性の優れたもの」を選ぶのがおすすめです。

また、柔らかいマットレスの場合身体が深く沈みすぎて寝返りが打ちにくくなってしまいます。そのため、硬めのマットレスがおすすめです。ただ、硬すぎると寝心地に影響が出てしまう可能性があるため、適度な硬さで厚みと耐久性のあるバランスのよいものを選ぶのがおすすめです。

ベッドフレームを使用せずに床や畳に直接置いて寝る場合、お手入れのことを考えて選ぶのが大切です。直置きはムレやすいので、通気性のよいマットレスを選ぶのがおすすめです。直置きでは底付き感も気になりやすいので、厚みが10cmほどあるものがおすすめです。

また、腰痛持ちの方は重いマットレスを持ち上げると腰に負担がかかってしまうため、立てかけて湿気対策をするときのことを考えて、重すぎるものは避けるようにするとよいですね。

ワンルームで生活している方や寝室にあまりスペースをとれない方には、折り畳み可能なマットレスがおすすめです。折り畳みができるものであれば、使用しない時には畳んで収納したり立てかけておきやすいので、スペースを取り過ぎずに済むメリットがあります。

睡眠中、一般的に大人ひとりコップ1杯分は汗をかくといわれています。そのため、汗かきの方ではそれ以上かいている可能性が高いですよね。通気性の悪いマットレスの場合、湿気がたまりカビやダニが発生しやすくなるので注意が必要です。

カビやダニは健康に害を及ぼす恐れがあり、ニオイなどが気になる場合もあります。汗かきの方だけではなく、小さなお子様がいる家庭などは特にカビやダニ対策のために通気性の優れたものを選ぶのがおすすめです。

通気性の優れたマットレスは、マットレス内の湿気や空気を外に逃がす構造になっているのが特徴で、「スプリングタイプ」のマットレスがそのひとつです。スプリングタイプのマットレスは、バネ状のコイルにより湿気を外に逃がすスペースがあるのでおすすめです。

ホテルや旅館に採用されているものも多い3つのマットレスのメーカー・ブランドを紹介します。「このメーカーのマットレスが気になっていた！」そんな方はぜひ参考にしてください。

1870年創業の老舗であるシモンズ社は、「質の良い睡眠」を追求して研究を重ねてきたメーカーです。1925年にはポケットコイルマットレスの商業化を叶えました。

様々な種類のマットレスを展開していて、硬めのコイルを使用し体重のある方でもしっかりと身体を支えてもらえる寝心地が特徴のものや、柔らかめで体重が軽い方にもフィットし快適なサポートをもたらしてくれるものなどがあります。

研究と改良によってポケットコイルマットレスは世界トップクラスのシェアを獲得していて、身近なビジネスホテルなどにも採用されています。

フランスベッドは1949年に創業したメーカーです。通気孔があるマットレスの販売もあり、湿気対策に悩まされている方にもおすすめのメーカーになります。

ニトリはリーズナブルなマットレスが豊富に取り扱われていて、購入しやすいのが魅力的なメーカーです。ニトリは日本国内に693店舗(2021年現在)を展開しているため、マットレスが急に必要になった際に足を運びやすいのも嬉しいポイントです。

ポケットコイルマットレス、ボンネルコイルマットレス、低反発マットレス、高反発マットレス、折り畳みマットレス、ノンコイルマットレスと6種類のマットレスが展開されています。(2021年現在)

様々な種類のマットレスから購入しやすいリーズナブルなものを選べるので、家族が多い方や急に必要になった方などにもおすすめです。価格の相場は5,000円～50,000円ほどです。

ここからは、マットレスのよくある質問を解説します。今お持ちのマットレスに対する疑問がある方、これからマットレスを購入しようと考えている中で疑問がある方、ぜひ参考にご覧ください！

マットレスは素材や構造の種類が多いので、その寿命の相場も様々ですが、平均的に3年～10年ほどといわれています。中でも低反発のものが寿命が短めで3年前後、ポケットコイルタイプのものが寿命が長い傾向にあり10年ほどとされています。

ただし、品質や使用方法によって大きく変動する場合があります。優しく扱い正しいお手入れ方法でケアすれば長く使用しやすくなります。

マットレスのお手入れでとても大切なのが、湿気対策になる換気です。マットレスが置いてあるお部屋の空気の流れがよくないとカビが発生しやすくなってしまうため、起きたら窓を開けて空気の入れ替えをし、湿気対策を小まめにするのが大切です。

マットレスに敷いているシーツやパッドなどで洗濯可能なものは洗うのがおすすめです。かけ布団は洗えないものが多いですが、その場合は干して湿気を逃します。

仕上げに、マットレス自体に掃除機をかけます。表も裏も全体的にかけて、内部のゴミ・ホコリ・ダニを吸い取っていきますが、この時隅っこの方は溜まりやすいので念入りにお手入れをするのがポイントです。お手入れの頻度は、月に1度程度を目安におこなうのがおすすめです。

マットレスの処分方法には大きく分けて5つの方法があります。

粗大ごみとして処分する場合、自治体によって定められた費用がかかりますが、自宅近くで回収してもらえることがほとんどなのであまり手間はかかりません。一方、ネットオークションなどを利用した場合、売れればお金を受け取れますが梱包や配送の手続きなど手間は多いです。

マットレスを床や畳などに直置きする場合、ムレやすいので通気性対策が大切になり、カビやダニ対策などのメンテナンスが欠かせません。

マットレスに敷いているシーツやパッドはマメに洗濯などをしてお手入れし、マットレスは風通しのよい場所に立てかけて通気性を確保するのも大切です。また、直置きに限りませんが、マットレスは同じ場所ばかり使っているとその部分だけへたりが進みやすくなります。

そのため、例えば数日ごとにマットレスの方向を変えるなどして寝る位置が変わるようにするのがおすすめです。頭部分と足部分の入れ替え、両面使えるマットレスであれば裏表を交換すればバランスよく使用できるのでぜひ試してください。

今回は、腰痛持ちの方におすすめのマットレスについて解説しましたが、いかがでしたか？スッキリとした1日の始まりは気持ちのよい目覚めからです。自分の寝姿勢や体質を把握し腰痛対策をして、身体に合ったマットレスを選び快適な睡眠と日常を手に入れてくださいね。