ロジカルシンキング本おすすめ15選｜論理的思考を目指す！初心者向けや実践的な問題集まで！

ロジカルシンキングとは、「論理的思考」と訳します。何か問題があってそれを解決したい場合、問題点を適切に分解して検証を加え、適切な解決策を導く思考法です。

感覚や直感に頼るのではなく、矛盾がないよう筋道をたてて、論理的に考えるロジカルシンキングは、ビジネスや就活といったさまざまなシーンで応用できる考え方です。そのためロジカルシンキングについての本がたくさん出版されています。

この記事では、就活にも役立つロジカルシンキングを解説した本や問題集の紹介をメインに、本の選び方・資格・アプリにもふれています。一見難しそうですが、ロジカルシンキングを全く知らない初心者の人も、自分のレベルに合った本を選べば、理解しやすいです。

ロジカルシンキングの本は小学生・中学生・高校生向けの本も出版されています。小学生なら日経BP社の『小学生からはじめる　考える力が身につく本－ロジカルシンキング－』（山﨑紅）などがおすすめです。

中学生には25か国で翻訳されている『世界一やさしい問題解決の授業』（渡辺健介・ダイヤモンド社）、高校生には大学入試の小論文にも対応できる『高校生のための論理思考トレーニング』（横山雅彦・ちくま新書）をおすすめします。

ロジカルシンキングに関する本は数多く出版されており、選ぶのに迷ってしまうこともありますよね。レベルや使うシーンなど、さまざまな観点からのロジカルシンキング本の選び方をご紹介します。ぜひ自分にぴったりの1冊をみつけてください。

ロジカルシンキングについてほとんど知識がない人が、いきなり専門書を読んでも全く頭に入ってきません。初心者・中級者・上級者それぞれに向けた本が出版されているので、自分のレベルに合った本を選ぶといいでしょう。

「ロジカルシンキングとは何か」から始めるなら、マンガや子供向けの本、入門書を選びましょう。マンガなら楽しみながらロジカルシンキングを学べます。

基礎の基礎から学びたいなら子供向け入門書をおすすめします。また、要約が苦手だと感じる人にはロジカルシンキングを使った要約力をアップできる本もあります。

「フレームワーク」とは、物事を整理するためのツールです。入門書などで基礎をひととおり身に着けた人にはフレームワークについて解説している本が向いています。

ロジックツリーやピラミッドストラクチャー、MECE（ミーシー）といったさまざまなフレームワークは、問題や課題を解決するのに役立ちます。

ロジカルシンキングについての理解をさらに深めるために、上級者は専門書に挑戦してみましょう。ケースワークが豊富な本や、仮説を立てて問題を解決していく方法を解説した本などがいいでしょう。

上級レベルになると、実際に現場で問題や課題の解決に役立てる場面が多くなります。知識を応用するためにも専門書をおすすめします。

ビジネスの場ではプレゼンをしたり、文書を作ったりするシーンがたびたびあります。自社の商品や自分の考えをわかりやすく、かつ確実に相手に理解してもらうためにはロジカルシンキングは有効なメソッドです。

ビジネスの場でロジカルシンキングが最も必要なシーンはプレゼンです。論理的な話し方をしないと相手は耳を傾けてはくれません。何が言いたいのかわからないままプレゼンが終わってしまう場合もあります。

プレゼンが苦手な人にはロジカルシンキングを使った「伝え方」の本がおすすめです。苦手意識を克服できるはずです。

読み手に書き手の意図がすぐに正確に伝わるかどうかでビジネス文書の良しあしが決まります。そのために必要なのはやはりロジカルシンキングです。

原因と結果が整理され、漏れや重複がない文章が理想のビジネス文書だと言われています。論理的なビジネス文書を書きたいなら、ライティング本をチェックしてみましょう。

問題を解決するには、問題を洗い出し、原因を考え、解決策を打ち出し、実行する、といったステップを踏む必要があります。ここでもロジカルシンキングを用いて考えるとステップがスムーズに運びます。

ロジカルシンキングの考え方を解説した本なら、論理的に物事を解決する方法を提示してくれます。問題解決の事例がある本がベターです。

大学生の就職活動において、コンサルティング会社などの面接で「フェルミ推定」が問われる場合があります。これはロジカルシンキングを応用したもので、はっきりしたデータなどがない問いに対して、仮説を立て論理的に答えるものです。

そのため、大学生でフェルミ推定が出題される業界へ就活予定のある方は、こうした問題が多く掲載された本を使い練習することをおすすめします。

広くたくさんの人に読まれている本は、いい本である場合が多く、はずれである場合は低いです。特にベストセラー本ならロジカルシンキングをわかりやすく、実践しやすいように書かれている可能性が高いです。

amazonや楽天などは売れ筋ランキングを公開しています。ランキング上位の本を読むことをおすすめします。

自分が抱える問題と似たような問題が事例で挙げられているロジカルシンキングの本は、すぐに応用できるうえ、実践で身に着けられるのでおすすめです。

ケーススタディに重点を当てている本なら、ロジカルシンキングを使って問題をどう解決していくのか、事例から学べます。理論より実践派な人に向いています。

問題を解いていくうちにロジカルシンキングが身につく問題集もおすすめです。ビジネスパーソンだけでなく、就活生にも役立ちます。タイトルに「問題集」や「トレーニング」が使われているのですぐにわかります。

選ぶポイントは、問題に対してていねいな解説がついているかどうかです。解説があれば、間違えても学びがあります。

ロジカルシンキングの本も電子書籍版がたくさん販売されています。たとえばamazonには「Kindle版」と表示されています。アプリ自体は無料でインストールできるうえ、Kindle版なら無料の本もあります。

パソコンだけでなく、タブレットやスマホにも対応しています。自宅はもちろん外出先でも気軽に読めるので便利です。

ロジカルシンキングには資格があります。ひとつはJIA（日本インストラクター技術協会）が実施する「論理的思考士」、もうひとつはJLESA（日本生活環境支援協会）が実施する「ロジカルシンキングマスター」です。

ロジカルシンキングをある程度マスターしたら、理解を深めるためにも受験することをおすすめします。

ロジカルシンキングを身に付けるには本だけでなく、スマホにダウンロードできるアプリを使う方法もあります。ゲームをしながら、またパズルやクイズに答えながら自然とロジカルシンキングについて学べます。有料・無料両方のアプリがあります。ゲーム感覚でロジカルシンキングが身につくので、本と併用するとより効果的です。

他にも、ロジカルシンキングについて解説した本が読み放題のサブスクリプションを利用する方法もおすすめです。30日間無料で使える「Audible」や本の要約サイト「flier」、「Kindle Unrimited」などがあります。それぞれ一長一短のため、自分に合ったサービスを見つけてみてください。

ロジカルシンキングについての本を中心にご紹介しました。ロジカルシンキングが身に付けば、言いたいことを相手に理解してもらえるうえに、問題を分析・解決するスキルが得られます。メール・企画書・営業といったビジネスの場だけでなく、普段の生活にも役立つので、ご紹介した本を参考にロジカルシンキングをぜひ体得してください。