ロースタイルキャンプでキッチンテーブルは必要？不要？コンパクトな調理台も！

一昔前までキャンプのキッチンと言えば、立って使用するハイスタイルが一般的でした。しかし、最近ではロースタイルキャンプが一般的になるにつれて、ロースタイルキッチンも注目を集めています。座りながら楽に調理できるので、デイキャンプなど気軽なキャンプスタイルにぴったりです。

実はハイスタイルのときにはどうしても必要だったキッチンテーブルは必要ないのではとの意見も出ています。どうして不要なのか？もし必要ないのであれば購入しても意味がないのか？購入を迷ってしまう方も多いと思います。

この記事では、ロースタイルキッチンでのキッチンテーブルがいらないキャンプスタイルや、キッチンテーブルが必要なケースについて紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。

タープの下で利用するようなローテーブルは、アレンジ次第でキッチンとして活用できます。木製のローテーブルの上にコンロやバーナーを設置すればロースタイルキッチンができあがります。

その他にも、ウッドラック、荷物を運ぶためのカートやウッドベンチなども工夫次第でロースタイルキッチンにアレンジできます。自分の使いやすいようにコンパクトに組み立てられるのも嬉しいポイントです。

ロースタイルキッチンのメリットは、座ったまま調理と会話が楽しめる点です。特に対面式に設置し、風の影響がなさそうな場合は風防を外すと顔が見やすくなりさらにコミュニケーションが弾みます。調理自体をゲストや家族と共有できるのも嬉しいポイントです。

ベンチに調理人が座って手の届く範囲に必要なものをそろえておけば、一歩も動かずに簡単に調理も可能で、無駄な動きがなくなります。その分ゆっくり会話を楽しんだりBBQの味を楽しんだりできます。

ロースタイルキッチンでは、チェアに座って調理をすると、どうしても前屈みになり長時間調理すると疲れてしまう場合があります。

そこで、ベンチを利用すれば、左右への軽い移動ができるようになり、しかも座面はフラットでしっかりしているので一時的な皿の置き場としても使えます。ロースタイルキッチンではどうしても動かなくなるので、適度に動けるようなベンチは重宝します。

大きめのメインテーブルを使用している方や、オートキャンプがメインでサイトに個別炊事場がある場合などはキッチンテーブルの必要性はあまりありません。特にキッチンスペースが団らんスペースと兼ねられる場合はキッチンテーブルが物置となる場合も少なくありません。

しかし、さまざまあるキャンプスタイルの中でも、焚き火を中心とした囲炉裏スタイルのキャンプではキッチンテーブルがどうしても必要になってきます。

焚き火周りのテーブルには食材や食器が置かれると、その他の調理器具や収納は置けません。調理スペースも限られ、焚き火が近くにあると熱に弱い食材も置けなくなります。このような場合は、ロースタイルキャンプでもキッチンテーブルは十分活躍してくれます。

ロースタイルのキッチンテーブルは、デイキャンプでのBBQなどで調理台として手軽に使えるのが魅力です。しかし重くて扱いづらいものだと、わざわざ出したいと思わなくなってしまいます。そこでキッチンテーブルは軽いタイプを選ぶのがおすすめです。またコンパクトに収納できる商品は、持ち運びにも便利です。

キッチンテーブルは調理によってよく濡れます。さらに、日本の気候はキャンプ中に雨になる確率も高く、湿気やすいのが特徴です。ベニヤ天板のような素材は乾きにくくかびやすいので、注意が必要です。

油汚れも付きやすいので、掃除や保管しやすい素材を選びましょう。木製・ステンレス製・アルミ製・布製の特徴を紹介しますので、参考にしてください。

キャンプに行く人数によって調理の規模・バーナーの大きさが異なります。また、座ったままのロースタイルキッチンでも、チェアの高さやキャンプスタイルによって作業しやすいサイズや高さが異なります。自分の持っているギアや自分の体格・楽な姿勢に合わせると、快適にキャンプが楽しめます。

キッチンテーブルには、調味料ラックがついていたりさまざまなフックがついていてゴミ袋がかけられたりと機能がふんだんに付属しているものもあります。確かに二日以上滞在するのには便利ですが、デイキャンプなど短い滞在のときには必ずしも必要ではありません。

デイキャンプは重っているより忙しく、ご飯を作って食べて遊んで片付けなければなりません。面倒なものが付いていると重い腰が上がらなくなる場合もあるので、シンプルで使いやすいキッチンテーブルがおすすめです。

キッチンテーブルは自分のキャンプスタイルで必要・不必要の分かれるギアでした。最近はロースタイルキッチンが主流となり、座りながらBBQも会話も楽しむ方が増えています。自分のスタイルに合ったロースタイルキャンプを気軽に楽しみましょう。