3シーズンテントは冬キャンプでも使える？おすすめの寒さ対策もご紹介！

冬キャンプに行きたいけど、3シーズンテントしか持っていない、冬キャンプはそんなに行かないのに冬用テントを買うのはもったいないなどと考えられている方が多いと思います。3シーズンテントで快適に冬キャンプができるのか気になりますよね。

実は、しっかり対策さえすれば、3シーズンテントで冬キャンプを快適に過ごすことができます。せっかくのキャンプで風邪なんてひきたくないですよね。

そこで、本記事では、3シーズンテントで冬キャンプを快適に過ごすための対策について徹底的に解説します。また、何月から何月まで快適に使用できるのか、シュラフはどれを使用したらいいのかなど気になる疑問についてもお答えしてますので、ぜひ最後までご覧ください。

3シーズンテントとは、一般的に通気性がいいインナーテントとフライシートで構成されている春・夏・秋のシーズンを快適に過ごせるテントです。夏場でも快適に過ごせるようにインナーテントにメッシュドアやベンチレーターをたくさん装備しています。

また、フライシートには防水加工が施されているので、雨が急に降り出しやすい夏場でも安心して使用できます。キャノピー付きの全室が広いタイプが多いため、雨天時に入り口を開けたままにしてもテント内に雨が侵入しにくいのも特徴の1つです。

基本的には、4月から10月くらいまでは快適に過ごせます。しかし、対策さえしっかりすれば、冬でも使用できます。工夫して3シーズンテントで冬を快適に過ごしましょう。

冬用のシュラフを使用するだけで、暖かく快適に睡眠が取れます。本格的なダウンシュラフがおすすめです。高価なので、なかなか手が出ない方も多いと思います。しかし、本格的なダウンシュラフを使用すれば、長く使用でき、冬用テントを揃える必要もありませんよ。

シュラフには、快適温度と最低使用温度が表記されています。使用する場所の最低気温から-5℃を目安に快適温度を選ぶと安心です。3シーズンテントで快適な睡眠を取るなら、最低使用温度-20〜-15℃のシュラフがおすすめです。

冬のキャンプにおいてテント内での一番の天敵は、底冷えです。地面からの距離をおけるコットに寝るのをおすすめします。コットなら直接地面に触れないので、下からの冷気を遮断してくれます。コットの下にマットを敷いて、その上に荷物などを置くとさらに快適になりますよ。

コットがない場合は、グランドシートはもちろん、インナーテントの上に銀マットを敷いて、さらにインフレーターマットを敷くのがおすすめです。これだけで冬の底冷えから体を守れます。

冬用テントと3シーズンテントの大きな違いはフライシートにスカートがついているかどうかです。フライシートのスカートによって下からの冷気を遮断し、テント内の空気を冷やしません。このスカートを3シーズンテントにつけることで、冬を快適に過ごせます。

簡単に次作できるので、ぜひやってみましょう。ホームセンターでビニールシートとダブルクリップを購入します。フライシートと地面の隙間より20cm程長めにビニールシートをカットし、フライシートにダブルクリップを留めたら完成です。

体を中から温めるには、温かい料理が一番です。冬のキャンプで食べる温かい料理は格別です。澄んだ空気に包まれ、満点の星空のもと、焚き火で暖まりながら、熱々の鍋料理を食べる。なんて贅沢で豊かな時間なんでしょうか。

冬の体を温める料理の定番といえば鍋ですが、キャンプでもおすすめです。キャンプでのキムチ鍋は温かくて、辛さでさらに体の芯から温まります。また、シチューやけんちん汁などもおすすめですよ。

石油ストーブがあれば、3シーズンテントでも快適に冬キャンプを楽しめます。テント内の空間はそんなに広くないので、すぐに暖まります。スカートがないテントでも十分に快適に冬キャンプを過ごすことができます。

しかし、石油ストーブには危険がつきものです。必ずテント内に一酸化炭素チェッカーを設置して、一酸化炭素中毒対策をしましょう。定期的に換気をしたり、ベンチレーターを開けたままにしたりするなどの対策が必要です。

近年、キャンプサイトに電源があるサイトが増えています。電源があれば、ホットカーペットや電気毛布が使えるため、3シーズンテントでも快適に暖かく過ごせます。冬のキャンプが初めてで心配な方は、電源付きサイトがおすすめです。

電源さえあれば、他にもいろいろな防寒アイテムを使用できるので、冬のキャンプを安心して快適に楽しめますよ。普段は通常のサイトを利用して、冬だけ電源付きサイトを使うキャンパーも多いです。

3シーズンテントがあっても、冬山で使用するのはおすすめできません。冬用のテントは保温性のあるテントといった意味合いではなく、冬山では雪用テントでないと危険です。

シングルウォールのテントでもバックカントリーツアーなどで使用されていますが、慣れない冬山で設営に時間がかかるなどリスクが高くなります。冬山は天候も変わりやすく、吹雪など予期せぬアクシデントもあるため避けた方が無難です。

3シーズンテントでもしっかり対策さえすれば、快適に冬キャンプを楽しめます。冬のキャンプはいいことづくめです。虫もいなくて、空気が澄んで星がきれいで、焚き火の温かみを感じれます。お持ちの3シーズンテントで冬キャンプを存分に楽しみましょう。