ルーフテントで後悔することは？ルーフテントの特徴やデメリット・失敗談を紹介

ルーフテントを探したいけれど、後悔した人の口コミを見てしまって不安を感じた、といった経験はありませんか。ルーフテントは車の上に乗せられるテントで、スペースを有効活用できるのがメリットです。

しかし、車のサイズや高さ制限などを考慮せずに購入してしまうと、上手く扱えず失敗したと感じるケースもあります。ルーフテントはルーフレールのサイズや耐荷重、安定性などをチェックして選ぶことが大切です。

こちらの記事では、ルーフテントで後悔した方の口コミを具体的に説明した上で、失敗しない選び方について紹介します。自分の用途に適したルーフテントでキャンプを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ルーフテントのサイズが車に合っておらず、不格好な印象になってしまった、といった声もあります。車とルーフレールのサイズのバランスは購入前にしっかりと確認することがおすすめです。

あらかじめ巻き尺などでルーフレールやルーフテントのサイズを具体的に把握しておくと、設置後の見た目をイメージできます。なお、耐荷重の条件を満たしていれば設置は可能なため、デザイン性よりも安全性を重視して選ぶことも大切です。

ルーフテントは車の上に設置して使うため、風が強い日には揺れがより大きく伝わるといった欠点があります。風で揺れるのが怖く、安心して過ごせない方は、テントの基礎を安定させるのがおすすめです。具体的には、設置時に支えるためのはしごの下に板を1枚かませることで、安定感を得られます。

なお、ルーフテントはしっかりと固定されていれば多少風で揺れても問題はありません。慣れてくれば風で揺れても不安を感じなくなる場合もあります。

高い場所に設営する必要があるため、慣れていないと設営が難しい点には気を付ける必要があります。作業効率を高めるため、大きな車やルーフテントに設営を行う時には数人で取り掛かるようにしましょう。

1人で設営をスムーズに行いたい時には、電動のポップアップ式のルームテントを選ぶのもおすすめです。女性の方でも手軽に設営を済ませられ、すぐにルーフテントを設営してゆっくり休みたい場合にも役立ちます。

ルーフテントは収納時の高さも20cmを超える製品が多いため、駐車場などの高さ制限に引っ掛かるリスクがあります。あらかじめ車の高さを測っておき、ルーフテントの高さを足して2.1m以内になるよう意識することが大切です。

また、トンネルなどでも高さ制限が設けられている場合があります。高さ制限に引っ掛かる可能性が高い場所を通る時には、速度を落として車が揺れないよう対策しましょう。

ルーフテントにはタイプがあるため、自分に適したタイプを判断して選ぶことが大切です。具体的なタイプ別の特徴は、以下のようになっています。

• タワータイプ…天井が高くのびのび過ごせる、サイズは広め
• シェルタイプ…開閉がスムーズ、サイズは狭め
• ルーフトップテントタイプ…設置がスムーズに行える、サイズは広め

また、対応人数もチェックしておくと、自分の用途に合った製品を選べます。

ルーフテントは通常のテントよりかなり高い位置に設営するので、人目につきやすいのがデメリットです。テントを解放すると、少し遠目から中が丸見えになってしまいます。気になる方はテントの入り口部分の向きを考慮して、設営しましょう。

また逆に、見晴らしがいいので、他のサイトがよく見えてしまいます。他のキャンパーが気になったり、逆に気にさせたりする恐れがあります。

ルーフテントには携行性やコスパの良さなどのメリットもあります。キャンピングカーを購入するよりも手軽に休憩できる場所を増やせるため、予算に合わせてキャンプを楽しめるのが利点です。また、使わない時には収納できるため、高さ制限に気を付ければどんな場所でも展開してゆったり過ごせます。

高い位置に設営するため風の揺れを感じることはありますが、眺めが良く星空を近くで見られるのもポイントです。地面から高さがある分、虫が侵入しづらいといったメリットもあります。

ルーフテントを選ぶ時には、設置後に車と収納時のルーフテントの高さを合わせてどれくらいになるか、具体的に数字を計算しておくことが大切です。車の高さとルーフテントを足して2.1m以内になるサイズを目安として探しましょう。

また、ルーフレールの耐荷重を超えるルーフテントを無理やり設営すると軸が折れるリスクがあります。ルーフレールの耐荷重の範囲内で設置できる製品を選びましょう。

ルーフテントは雨や風による影響を受けるため、デザインよりも丈夫さや安定性を重視して選ぶことがおすすめです。具体的には、撥水性や耐風性を高めた設計になっているかチェックしましょう。

スマートなデザインのルーフテントは見栄えがいいですが、耐久性に欠けていると長く使えず、買い替えの手間が発生する場合もあります。無骨なデザインであっても長く使えるルーフテントを取り入れるのがおすすめです。

ベースキャリアが車に設置できるか確認することも重要です。ベースキャリアとは、テントを支える棒のような構造の製品を指します。以下のように、ルーフレールの有無によって、必要な製品が異なるのがポイントです。

雨どい（レインガーター）付きでルーフレールがない構造の車も、ベースキャリアとホルダーを用意する必要があります。

ルーフテントは道の駅で利用することはおすすめできません。道の駅などの公共の駐車場では長期の滞在やキャンプ行為はマナー違反となります。さまざまな方が使う公共の場所では、ルーフテントの使用が許可されていないことが多いです。

ルーフテントが許可されている場所かどうか、事前にルールをしっかりとチェックしましょう。

買う前にポイントを確認して、後悔しないルーフテント選びをしましょう。ルーフテントは、設置後の高さやルーフレールのサイズ、安定性や耐久性、ベースキャリアなどの必要な製品の有無をチェックして選ぶことが大切です。自分に合ったルーフテントで、快適に休憩しましょう。