デイキャンプにタープはいらない？｜テントとどっちがいい？冬のデイキャンプにも

アウトドア好きな人にとって、キャンプは楽しいイベントの1つです。キャンプ場でのバーベキューや焚き火など、数多くの楽しみがあります。宿泊するならテントは必須アイテムですが、日帰りのデイキャンプでは、テントの代わりにタープのみを使う方も多いです。

ただ、一方で「テントのほうがいい」「タープはいらない」という声もあります。タープは雨風をしのげるなどのメリットがあるものの、テントとどっちがいいのか・冬のキャンプではどうなのかが気になるところです。

そこで今回は「デイキャンプでテントは必要か」「タープとテントとどっちがいいのか」など調査したので紹介します。タープなしとタープありのメリット、デメリットも解説しますので、タープの種類や特徴、さまざまな魅力について知っておきましょう。

天気のいい日は最高のキャンプ日和ですが、それと同時に日差しが強くて悩みがちです。特に、夏などの暑いシーズンだと、日焼けの心配だけでなく熱中症になる恐れもあります。そのため、日差し対策は必須です。

テントと一緒にタープを設営しておけば日陰を作れるため、日差し対策におすすめです。日差しが強い日でも、タープの下であれば涼しく快適に過ごせます。日焼けや熱中症を防ぐためにも、タープを作っておいたほうが安心です。

キャンプに出かけた際はバーベキューや料理を行ったり、お酒を飲みながら家族や友人と楽しくお喋りしたりなど、さまざまな楽しみがあります。しかし、その際にはスペースを確保しておく必要があります。

タープを設営しておけば、日陰を作れるだけでなく、料理なども行えるスペースを確保できます。また、テント内を広く使いたい時は、タープの下を荷物置き場にもできます。テントがなくてもタープで開放的な寝るスペースを作る方法もアリです。

タープはコンパクトで持ち運びがスムーズなので、ツーリングやソロキャンプにも重宝します。また、自立型のタープは運動会・イベント・公園でランチなどに便利です。タープを設営してスペースを設けるだけで、さまざまな使い方が可能です。

タープは、場所やシチュエーションに合わせて張り方を変えることができます。テントや車と連結させると簡単に居住空間を広げることができて便利です。また、森の中で張る時は木にロープを結んで設置する方法もあります。さまざまなシーンを想定して、張り方のアレンジ方法やロープの結び方覚えておくと役立ちます。

タープを設営しておくとさまざまなメリットを得られますが、冬のデイキャンプでは必要ないとの口コミもあります。冬のシーズンは夏と比較して日差しが弱く、突然の雨が降る心配も少ないため、必要性は低い傾向にあります。

しかし、夏のシーズンは日差しや雨対策として重要です。また、デイキャンプの場合も日帰りでキャンプに出かけるため、活動時間は昼間から夕方がメインになります。日差しが1番強い時間帯のため、タープを用意したほうが安心です。

デイキャンプに出かける際に、テントかタープのどちらを利用するか悩む方もいます。通常のキャンプの場合、キャンプ場に宿泊する必要があり、テントの用意が必須になります。しかし、デイキャンプは宿泊なしのキャンプです。

そのため、荷物置きや休憩スペースさえあれば、テントなしでも問題はありません。タープがあれば、バーベキューや休憩スペースなども設けられます。設営もタープのほうが簡単なため、デイキャンプの場合はタープのほうが便利です。

種類豊富なタープのなかでも最も人気があるのがヘキサタープです。ヘキサタープの特徴は、生地の形が六角形で作られている点です。六角形の生地を2本のメインポールで立てると使えます。ヘキサタープは他のタープと比較すると設営が簡単です。

そのため、初心者にも使いやすいタープとして愛用されています。また、サイドポールを使ってサイドを持ち上げれば、さらに開放感が増して便利です。購入に迷っている人は、ヘキサタープを選んだら安心です。

ウィングタープはひし形で、2本のポールで設営する小型のタープです。コンパクトで軽量なのが、魅力です。またポールを2本しか使用しないため、設営しやすくキャンプ初心者の方にもおすすめです。

レクタタープは2本のメインポールと4本のサブポールで設営するタープであり、別名でスクエアタープとも呼ばれています。設営には少々時間掛かりますが、種類豊富なタープのなかで使用時の面積が最も広いのが特徴です。

そのため、大人数でタープを使用する際に非常に役立ちます。家族や友人で集まってのバーベキューなどにも多く利用されています。また、アレンジ性も高いため、キャンプ好きなベテランの人はさまざまなアレンジで手を加えています。

スクリーンタープはドームテントのような形状で作られている自立式のタープです。通常のタープとは異なり、タープとテントが組み合わさったようなデザインが特徴です。テントのように利用できて便利です。

また、張り網が付いているため、虫避け対策にも役立ちます。使用時の面積は比較的狭いほうですが、虫が多い夏のシーズンには利用する人が多いです。その他にも、多少の風や寒さも防げるため、少々肌寒いシーズンにも使えます。

ワンタッチタープは、さまざまな種類が揃っているタープのなかでも、最も設営が簡単なのが特徴です。そのため、タープの設営があまり分からない初心者でも安心して設営できます。基本的には支柱を広げて屋根部分の生地を広げ、脚を伸ばせば完成です。

設営方法が簡単なため、肝心の機能性は低いと思われがちですが、ワンタッチタープは機能性も優れています。作りが丈夫な物から耐水性の高いものまで、使う人の好みに合わせたタイプが数多く揃っています。

タープの大きさは使用人数に合わせて選びましょう。小さすぎては空間が狭くてゆったり過ごせず、大きすぎても持ち運びに不便です。タープには使用人数が記載されていることが多いので、購入前に確認しましょう。

使用人数が記載されていない場合は、以下を目安にしてください。

また、ファミリーにはスペースを広く取りやすいレクタタープ・ソロにはさまざまな形にアレンジしやすいヘキサタープがおすすめです。

コットン素材のタープは燃えにくいのが特徴です。タープの近くで焚き火をしたい場合に適しています。天然素材特有の風合いや質感も人気です。ただ、重量が大きく持ち運びにくい・水を含みやすいので乾燥などお手入れに手間がかかる、といったデメリットもあります。

ポリコットンはコットンとポリエステルの混合素材で、TC（テクニカルコットン）とも呼ばれます。コットンの燃えにくさと、ポリエステルの速乾性・軽量さを合わせ持った素材です。ただ、火に対する強さはコットンに、軽さはポリエステルにそれぞれ劣る点には注意しましょう。

化学繊維のポリエステル（ナイロン）は、耐久性の高さと軽量さが魅力です。コンパクトに持ち運べるので、登山用にも使われています。また水にも強く、濡れても乾きやすいです。しかし、火や熱には弱いのが難点で、焚き火の火の粉がついて穴が開いてしまう場合もあります。

天候の変わりやすい山では急な雨に遭う場合もあるため、耐水・防水性の高いタープを選べば、雨が降っても快適に過ごせます。ポイントとなるのは耐水圧です。耐水圧とは雨に対する強さを示す数値で、1500mm以上あるものをおすすめします。なお、ポリエステル製のタープには耐水圧の高いものが多いです。

おすすめのタープが知りたい方は、以下の記事をチェックしてみましょう。人気のブランドや、話題の商品などもご紹介しています。初心者だけどおしゃれなキャンプサイトを作りたい！安くて高性能なタープが欲しい！という方にもぴったりのタープが見つかりますよ。

宿泊なしのデイキャンプであっても、タープを使用する人は多いです。タープの設置によりさまざまなメリットを得られるため、快適なデイキャンプを楽しめます。タープを持参して、より楽しいデイキャンプに出かけましょう！