ドームテントのたたみ方は？｜コールマン・ロゴスなど人気メーカーも

ドームテントは構造や設営が簡単なので主流となっており、キャンプ場で最も見かける種類のテントです。しかし、ドーム状のテントは設営の簡単さよりはたたむときの方が複雑に見え、たたみ方に迷っている方も多いです。

しかも、メーカーごとに付いている機能やテントの形がバラバラなので、どうたたむのが正解なのかよく分からない場合もあります。しかし、キレイにたたまないとテントの劣化を進めてしまう場合もあり、きちんとたたんで収納しておきたいですよね。

そこで、この記事では代表的なドームテントのたたみ方を紹介していきます。たたむ前の準備や、たたむときのコツなども紹介しているので、ドームテントを持っている・購入したい方はぜひ参考にしてみてください。

ドームテントは、天井がドーム型になっていて構造がシンプルなテントです。骨組みが2本ですが、流線型のデザインで横風に強いのが特徴です。重量も10kg以下と軽く持ち運びやすく、初心者でも一人で持ち運びやすいのでテントの主流となっています。

価格は2万円台からが多いですが、中には数千円などリーズナブルで購入できるものもあり、まずは慣れたい初心者にもおすすめです。収容人数は1～2人、最大では8人くらいが入れるものまであり、ソロキャンプからファミリーキャンプまで使えます。

ドームテントをたたむ前に、たためる状態にする前準備が大切です。フライシートやインナーテントは一度広げる必要があり、かなり場所を取ります。まずは周りの荷物を片付けてスペースを確保しましょう。

夜露で濡れたフライシートや、地面に直接触れているシートは干してから収納しましょう。そのまま片付けるとテントにカビが生える場合があります。キャンプ場で干せる場合は十分に乾かしてからたたむのがおすすめです。

まずは内側にあるファスナーをすべて閉めます。一番下のインナーシートの入り口のファスナーは空気抜きのために開けておきましょう。内側をすべて閉めたら外側もすべて閉めていきます。

次はポールを外していきます。まずはフックやペグなどを外したら、ポールの連結部分が外れないように押し出し、テントをずらしながら抜いていきます。ポールが外れたらポールを折りたたみますが、真ん中からポールを折って半分にし、また半分にするを繰り返すと負担がかからず長持ちします。

テントはペグ・フック・ポールを抜いた状態になってから乾燥させます。折りたたんで収納する前に必ず干しましょう。濡れたまま収納するとカビが生える可能性があります。

まずはフライシートを収納しますが、1人より2人の方がやりやすいです。開いた状態で屋根の四隅を持って、内側に折りながら半分にします。そこから両端の飛び出している部分を折って長方形にします。そこからさらに半分の大きさに折りたたみ、ポールと同じサイズにします。

次にインナーテントはぺしゃんこに潰し、正方形になるようにし縦に四つ折りにしていきます。最初に両端の辺を中央線に重ねるようにするとキレイに四つ折りにできます。この後に丸めるので、辺と辺は少しずらした状態にしましょう。

最後は、インナーテントにフライシートを乗せて、ポールを芯にして2つのシートを巻き付けていきます。ポールは専用ケースに入れますが、テントの折りたたみに使う分はしまわずにおいておきましょう。

Montagnaの「ワンタッチドームテント」のたたみ方を紹介します。まず、テントの左右の頂点をつかみ、ポールを重ねます。片手で頂点のポールを持ったら、テントを横にし底面を立てます。空いている片方の手で底のポールを持ってポールの頂点を折り込むようにたたんでいきます。

すると、両サイドに輪が二つできるので、その輪が重なるようにたたみます。そして、テントの生地が輪からはみ出ているので、はみ出た部分をポールの輪の間に挟み込んでいきます。

丸い形になるので、形を整えてキャリーバッグに入れて完成です。ワンタッチドームテントなので設営も簡単ですが、撤収も簡単に一人でできます。

ロゴス「エアマジックドーム」のたたみ方を説明します。まずペグを抜いたら、エアバルブを2段バルブを根元から回し、緩めて空気を抜きます。このとき一気に緩めるとバルブのキャップが吹き飛びそうになるので少しずつ抜きましょう。2つのバルブを開けると早く空気が抜けます。

だいたいの空気が抜けたら一旦バルブを閉じてもう一度テントを四角に広げます。そして、収納袋の幅に合わせて折り込み、バルブの方に向かって体重をかけながら巻き込んでいきます。

最後にバルブ付近に押し出された空気が溜まるので、バルブを開けて空気を抜き再び締め直します。収納袋を上からかぶせて完成です。袋は余裕がある作りなので、大きめに巻いても十分入りますが、入らない場合は圧縮ベルトを利用しましょう。

キャンプをしていると、どうしても土や草がテント内に入り込むので、小さいほうきなどを準備しておくと便利です。こまめに土や草などの汚れを落としておくと、テントをたたむときもキレイに収納できます。

掃除を怠ってしまうと、次に使用するときに残念な気持ちになるだけでなく、劣化を早めてしまう場合もあるので、掃除はこまめにしっかり行いましょう。

折り目が付いているテントは、その通りにたためばキレイに収納できます。しかし、毎回その折り目に沿ってたたんでいると、その折り目の部分からシートが弱くなり傷んでしまいます。

最悪の場合穴が空くこともあり、雨の日にテントを張って雨漏りがするという困った事態になる場合もあります。テントを傷めないためにも同じ折り目でたたまず、毎回折り目を変えるのがおすすめです。

次に使いやすいようにたたむのが3つめのコツです。次に開いたときに使いやすいようにキレイにたたみ、丁寧にしまっておけばテントの設営がしやすくなります。次に使うときの楽しみにもなりますし、設営への億劫さもなくなります。

最後のたたむ作業で手を抜いてしまうと、テントが傷む場合があります。最後の最後まで手を抜かず、気を抜かずキレイにたたむよう心がけましょう。

ドームテントは構造は簡単ですが、たたむのが複雑に見えます。しかし、たたみ方も思っているより簡単です。紹介したコツも活用して、ドームテントを持って気軽にキャンプに出かけてみましょう。