リネンカーテンおすすめ5選｜後悔しない選び方やニトリなど人気ブランドまで解説

麻ならではのナチュラルな風合いと、やさしく通す光が魅力のリネンカーテン。風になびく様子はインテリア雑誌の1コマのようで、いつか使ってみたいと憧れている人も多いのではないでしょうか。

リネンカーテンはおしゃれなだけでなく、断熱効果や目隠し効果など、機能的なメリットもたくさんあります。ニトリや無印といった身近なインテリアショップにも取り扱いがあり、気軽に購入できる点も魅力です。

しかし、使ってみたいけれどお手入れが難しそう、どれを選べばいいのか分からないとお悩みではありませんか？そこで、この記事ではリネンカーテンの特徴や後悔しない選び方について解説します。おすすめ商品も紹介するので、ぜひご覧ください。

リネンカーテンの最大の魅力はナチュラルな風合いと、その素材感です。自然な透け感が特徴で、リネンカーテン越しに、木陰にいるような柔らかな光が部屋の中を満たします。

また、自然素材であるリネンは、無垢の床や漆喰、珪藻土などとの相性も抜群です。窓辺にリネンカーテンを掛ければ、ナチュラルな部屋の雰囲気をより一層引き立てます。

自然由来のリネンは、無垢の木と同じように呼吸をしているのが特徴です。たえず周りの空気を取り入れたり放出したりしていて、通気性も抜群です。季節を問わず、一年中快適に使えます。

また、繊維の中が空洞になっており、中に空気をたくさん含んでいるのも特徴です。これによりリネンには自然の断熱作用があり、夏でも熱を遮り快適に過ごせます。一方、冬は部屋の暖かい空気をため込み、保温効果を発揮します。

リネンは、周りの水分に対応する性質もあります。湿度が上がれば水分を取り込み、周りが乾燥すれば外に出そうとします。

この優れた吸水性は高温多湿の日本の夏にはぴったりです。さらりとした見た目のさわやかさだけでなく、実際に湿気を吸収することで、快適な空間を維持します。また、湿気を吸ってもすぐに乾くので、湿気のこもりやすい窓際には最適の素材です。

リネンは丈夫で耐久性にも優れています。長期間使用しても生地が傷みにくいので、お気に入りのものを末長く使えます。

使い続けるほどにリネン独自のやわらかな風合いが増していくところも嬉しいポイントです。大切に使うことで、時とともに変化する風合いを楽しめます。

一般的なカーテンは化学繊維でできているため、静電気が起こりやすい性質があります。静電気は部屋の中のホコリを引き寄せ、ホコリはカーテンに付着していきます。使っているうちにカーテンが黒ずんでくるのはこのためです。

天然素材のリネンカーテンは静電気が起こりにくく、ホコリがたまりにくいので、アレルギーが心配な方や赤ちゃんがいる部屋にもおすすめです。

リネンカーテンは、化学繊維のカーテンよりも織り方がざっくりしているため遮光性は高くなく、カーテンを閉めていてもふんわりとした光が入ってきます。

自然な光で目覚めたい方や、部屋を明るく見せたい方にはおすすめですが、しっかりと光を遮りたい、真っ暗な部屋で眠りたいといった方には不向きです。遮光性は低いですが、夜でも、よほどカーテンに近づかない限り人影は映らず透けないので安心です。

リネンは生地の特性上、しわになりやすいのもデメリットの1つです。カーテンを開けた際にきつく括ると、すぐにしわになってしまいます。あまりきつく締め付けないようにするなどの注意が必要です。

しわが付いたときには霧吹きやスチームを当てると目立たなくなります。

リネンカーテンにはUVカット機能などはついていません。その分、リネンカーテン独特のやわらかな日差しを楽しめます。リネンカーテンを使いつつUVカットもしたい場合は、UVカット機能の付いたレースカーテンと合わせて使うのもおすすめです。

リネンは季節や環境の変化、湿度の変化に伴い、生地が縮んでしまうことがあります。これはリネンの特性であるため避けられません。リネンカーテンを選ぶ際には、伸び縮みを考慮して大きめのサイズにしましょう。

カーテンの裾が床を引きずるくらい長くする「ブレイクスタイル」というデザインもおすすめです。

メリットでお伝えしたようにリネンは速乾性のある素材ですが、設置場所によってはカビが生えてしまうことも知っておきましょう。カビは、高温・多湿・ホコリの多い場所で発生します。

したがって、以下のような条件が揃う場所にリネンカーテンを設置するとカビが生える恐れがあります。

• 窓の開閉がしにくく換気が十分にできない
• 掃除しにくくホコリがたまりやすい
• 結露がつきやすい

窓にぴったり合うサイズが欲しい場合は、オーダーカーテンがおすすめです。幅や丈などを細かく指定できるので、インテリア性の高い、希望に合ったカーテンを作れます。

価格を抑えたいなら既製品がおすすめです。一般的な窓のサイズに合わせたカーテンが販売されています。コスパがいいのがメリットですが、近年では窓のサイズも幅広く、既製品では対応できない形の窓も多くあります。必ずサイズを確認しましょう。

カーテンは部屋の雰囲気の約1/3を占めているとも言われており、特にカーテンの色は部屋の印象を左右する重要な要素です。自分の好みやインテリアに合わせて選びましょう。

落ち着いた雰囲気ならベージュやアイボリー、リラックスしたいならグリーンやブルー、温かみが欲しいなら暖色系のカラーがおすすめです。リネンの風合いをより感じられ、どんな部屋にもよく合う白やグレーは人気のカラーです。

リネンカーテン購入後、失敗したと後悔する理由の多くが「洗濯での失敗」です。リネン自体は水洗いが可能な素材ですが、家庭で洗うと必ず縮みます。

洗濯したい場合にはドライクリーニングがおすすめですが、中には防縮加工がされていて水洗い可能な商品もあります。自宅で気軽に洗いたい方はチェックしてみてください。

厚手のリネンカーテンなら、中からの視線も外からの視線も遮れるので、リビングや寝室にぴったりです。視線は遮りますが程よく光は通し、自然素材ならではの上質な透け感を楽しめます。

また、厚手のリネンカーテンは断熱効果も高く、冬でも快適に使えます。遮熱効果があるため西日が入る窓にもおすすめです。やわらかく光を通すので、自然な陽の光の中で目覚めたい方にも適しています。

小窓や目隠しにはリネンのレースカーテンがおすすめです。レースカーテンは薄手で、風になびく軽やかさが魅力です。程よく陽を遮りつつ、柔らかく光を通すので、部屋が明るくやわらかな印象になります。

薄手だと透け感が気になりますが、外から見ると思ったほど透けないのがリネンカーテンのいいところです。目隠しとしても十分に機能します。

リネンカーテンを扱う上で最も気を付けなければならないのが、お手入れ方法です。リネンはほこりを吸着しにくいので、基本的には掃除機やはたきでほこりを払い落せばOKです。

リネンは洗うと縮むので、洗濯をしたい場合はドライクリーニングがおすすめです。防縮加工のものを家庭で洗う際にも、必ずメーカーやショップが推奨しているお洗濯の方法に沿っておこないましょう。

IKEA・無印・ニトリでもリネンカーテンを購入できます。カーテン専門店に比べ手ごろな価格で手に入るので、リネンカーテンを試してみたい方におすすめです。無印では既製品以外にサイズのオーダーもできます。気になる方はぜひチェックしてみてください。

リネンカーテンはナチュラルなインテリアをワンランクアップさせてくれる、おすすめのアイテムです。見た目だけでなく、断熱効果や目隠しとしての機能などのメリットもたくさんあります。おしゃれなリネンカーテンでお部屋を快適にしましょう。