防炎カーテンおすすめ5選｜防炎機能は必要？ニトリや無印など人気メーカーも

燃えにくい素材が使われていて、火事のリスクを抑える防炎カーテン。高層マンションでは設置が義務づけられているため、万が一に備えて防炎カーテンを使用している人も多いことでしょう。

防炎カーテンは燃えにくいだけでなく、さまざまな機能やデザイン性を兼ね備えている商品も多いのをご存知でしょうか。カーテンは部屋の印象や快適性も左右するため、インテリアやライフスタイルに合う防炎カーテンを選ぶのがおすすめです。

しかし、数多くある防炎カーテンの中から好みに合うものを選ぶのは大変ですよね。そこで今回は防炎カーテンのおすすめ商品をご紹介します。防炎カーテン自体が必要かどうか、お手入れの方法もあわせて解説しますので、おしゃれで機能的な防炎カーテンが欲しい人はぜひ最後までお読みください。

防炎加工カーテンとは、繊維製品を燃えにくいように改良を加えたカーテンのことです。防炎加工には燃えにくい難燃糸を使用する方法と、難燃液と呼ばれる特殊な液体に生地を浸けて防炎加工をする2つの方法があります。どちらの加工方法でも燃えにくくはなりますが、火を点ければ焦げます。

防炎加工カーテンは燃え広がりにくい性質も併せ持っており、引火したり一気に燃え広がったりするリスクを抑えるのも特徴です。ただし防炎カーテンはあくまで燃えにくく、燃え広がりを抑えるものなので過信せずに使用するのが大切です。

防炎カーテンが必要かどうかですが、結論からいうと防炎カーテンは必要です。消防法で設置が定められているのは以下の場所です。

• 高層マンションや高層ビル
• 学校や病院、福祉施設などの公共施設
• 多くの人が出入りする映画館や飲食店、宿泊施設 

これらの場所では「防炎ラベル」つきのカーテン・ラグ・絨毯の使用が義務づけられています。ただし、義務と言っても罰則はありません。罰則がないとは言え、火災の被害を抑えるための義務なのでしっかり設置しましょう。義務づけがない場所でも、子ども部屋・高齢者の部屋などは万が一に備えて防炎カーテンを使用するのがおすすめです。

窓にぴったり合うカーテンを手に入れるには、まずはカーテンの横幅と高さを確認しましょう。横幅はカーテンレールの幅より1.05倍大きいものを選ぶとしっかり閉まります。

カーテン選びの失敗で案外多いのが丈が合わないケースです。失敗を防ぐには、購入前に必ずランナーから床までの長さを確認してください。ベランダのような足元まである窓は、長さに少し余裕を持たせると遮熱性がアップします。ガラス飛散防止のためにも少し長めの丈を選ぶのがおすすめです。

最も一般的なタイプが、バリエーションが多い定番のドレープカーテンです。ドレープカーテンとはひだがあるカーテンのことで、どんな部屋にも馴染みやすいのが特徴です。

ドレープカーテンはカーテンランナーに引っ掻けるだけで簡単に設置できます。使う時は左右にサッと開け閉めするだけなので、誰にでも扱いやすいのもポイント。扱いやすいカーテンを探している人や、インテリアをシンプルにまとめたい人におすすめのタイプです。

シェードはひも等で上下に開閉するタイプのカーテンです。ロールスクリーンとも似ていますが、シェードはロール状にならずに生地が畳まれて収納されるのが特徴です。

生地が畳まれるので、カーテンを下ろすとロールスクリーンよりは少しもたつき感があります。シェードはマジックテープなどで生地を手軽に取り外しできるのが利点です。カーテンを定期的に洗濯したい人にもおすすめです。

ロールスクリーンは上下に開閉するタイプのカーテンです。同じ上下開閉式のシェードよりもフラットな見た目で、上下に開く際に生地がロール状にまとまるのが特徴です。

閉めていても開けていてもスッキリと見えるのがロールスクリーンの魅力。部屋をスッキリと見せたい人や、モダンでスタイリッシュなインテリアが好きな人におすすめです。

一番ベーシックで使い勝手がいいのが、左右開閉タイプです。一般的な間取りの部屋なら、このタイプを選ぶのが無難です。横にサッと引くだけで開閉できるので、子どもや年配の方にも簡単に扱えます。

左右どちらからでも開け閉めできるので、家具のレイアウトや部屋の広さに関係なく使いやすいタイプです。扱いやすいカーテンが欲しい人におすすめです。

部屋が広く見えて開放的なのが上下開閉タイプです。上下開閉タイプは窓いっぱいに光を取り込めるのが特徴で、日当たりが悪い部屋にもぴったりです。サイドにカーテンをまとめる必要がないため余分なスペースを消費せず、部屋が広く見えるのもメリット。

上下開閉タイプは部屋を広く見せたい人や、光を効率的に取り込みたい人におすすめです。

おしゃれで便利なのが、自動開閉タイプのカーテンです。自動開閉タイプはスイッチ1つで開閉できるため、カーテンの開け閉めが楽なのがメリットです。

特に、窓が大きい部屋は毎日のカーテンの開閉は大変です。自動開閉タイプは手動のカーテンよりもお値段は張りますが、忙しい人や楽にカーテンを開け閉めしたい人におすすめです。

シンプルなインテリアが好みなら、無地タイプがおすすめです。無地のカーテンはインテリアの邪魔をせず、部屋全体をスッキリと見せてくれます。

ただし、無地はシンプルなだけに色選びが重要です。自分の好きな色を選ぶのも1つですが、カーテンは部屋の壁や家具と馴染む色を選ぶのがおすすめです。部屋とマッチする色を選べば、シンプルな無地でもグッと洗練された印象になります。

北欧風などおしゃれな柄のカーテンも人気です。おしゃれでモダンなデザインでありながら、ナチュラルで暖かみを感じさせるのが北欧風デザインの魅力。

部屋を北欧風のインテリアでまとめている人は、カーテンのデザインも合わせるとさらに統一感が増します。インテリアと同系色を選ぶとよく馴染みますが、差し色となる色が入ったカーテンを選ぶとさらにおしゃれな印象になるのでおすすめです。

部屋を涼しく快適に保ちたい人におすすめなのが、日光や暑さを防ぐ遮光・遮熱性が高いカーテンです。遮光・遮熱性が高いカーテンは、不快な眩しさや暑さを防いで室内を快適に保ちます。

遮熱性が高いとエアコンの効きもよくなるので、節電したい人にもぴったりです。快適に過ごしたい人はぜひ遮光・遮熱性が高いカーテンをチェックしてみてください。

プライバシーが気になるなら、中が見えにくい遮像性の高いカーテンがおすすめです。遮像性が高いカーテンは中が見えにくい加工が施されており、ミラーカーテンとも呼ばれます。

遮光カーテンと違って光は遮らないため、光を取り込みながらプライバシーを守ります。外からの視線が気になる人や、女性の一人暮らしにもおすすめです。

室内の音が漏れるのが心配な人や、外からの不快な騒音をカットしたい人には防音タイプがおすすめです。防音カーテンは屋外からの音も室内の音漏れもカットするため、騒音トラブルを防ぎたい人にぴったり。

生活音やおしゃべりは思いのほか外に漏れています。特にペットや小さなお子さんがいる賑やかな家庭は生活音を抑える防音カーテンを選ぶのがおすすめです。

紫外線対策にはUVカットタイプがおすすめです。人の皮膚だけでなく家具や壁、絵画なども日焼けして変色します。紫外線による肌へのダメージが気になる人や、美しい状態で保管したいものがある人はUVカットタイプのカーテンを選びましょう。

部屋の明るさをキープしつつ紫外線をカットしたい場合は、UVカット加工されたレースのカーテンもおすすめです。

衛生面が気になる人には洗えるタイプのカーテンがおすすめです。洗えるカーテンなら、汚れた時やカビが気になる季節に丸洗いして清潔に保てます。煙草を吸うとカーテンもヤニで汚れますが、定期的に洗えば黄ばみにくく長持ちします。

カーテンを清潔に保ちたい人や、見た目をキレイにキープしたい人は、ぜひ洗えるタイプをチェックしてみてください。

ニトリはリーズナブルでかわいい商品をたくさん取り揃えたメーカーです。ニトリはお馴染みのキャッチフレーズ、「お値段以上」の機能的な商品を数多く販売しています。防炎カーテンはカラーバリエーションやサイズ展開が豊富で、自分の好きな色でインテリアをまとめたい人にぴったり。

コストを抑えたい人や、子ども部屋の防炎カーテンを探している人にもおすすめのメーカーです。

無印の防炎カーテンはシンプルで使いやすいのが特徴です。無印の商品は癖がなくどんなインテリアにも馴染むデザインが多いので、部屋をスッキリとセンスよくまとめたい人にぴったりです。

オーソドックスな無地のものやひだがないタイプなど、無駄のない洗練されたデザインの防炎カーテンが揃っています。シンプルなインテリアが好きな人におすすめです。

防炎カーテンはデザインが限られているため、自分好みのものが見つからないという人も多いことでしょう。自分の趣味に合わせてカーテンを選びたい人には、老舗のカーテンブランド「サンゲツ」がおすすめです。

サンゲツのカーテンはオーダーメイドで高品質ながら、お手頃価格なのが魅力です。インテリアにこだわりがある人は、ぜひ注目してみてください。

快適で上質なライフスタイルを目指す人におすすめなのが「シンコール」のオーダーカーテンです。シンコールはインテリア全般を手がけるメーカーで、上質な商品が揃っています。

リーズナブルなものよりは値段が張りますが、その分高品質でラグジュアリーな商品が手に入ります。デザインと品質を兼ね備えた上質な防炎カーテンが欲しい人におすすめです。

ここでは防炎カーテンのお手入れについてご説明します。まず防炎カーテンは自分で洗えるのかどうかですが、洗える場合が多いです。ただし、洗濯によって防炎性能が落ちることもあります。この場合は再度防炎加工が必要なので、商品の表示に従ってください。

洗えるタイプの防炎カーテンは浴槽で浸け置き洗いするのもおすすめです。洗濯後は、風通しがいいところで乾かしましょう。洗えるタイプならクリーニングも可能です。自分で洗濯するのが心配な場合はクリーニングに頼むのもおすすめです。

今回は防炎カーテンについてご紹介しました。火災のリスクを抑えるためには、設置義務がなくても防炎カーテンを使用するのがおすすめです。防炎カーテンは多機能でおしゃれなデザインのものも多いので、好みやインテリアに合うものを選びましょう。今回ご紹介した選び方やおすすめ商品も参考にして選んでみてください。