ラテックスマットレスのおすすめ10選｜気になる欠点やアレルギーまで解説

マットレスの中でも反発力が高く、寝心地がいいのが「ラテックス」のマットレスです。ラテックスと呼ばれるゴムの木から取れる樹脂を使用したものを指します。毎日の睡眠を質のいいものにしたいと購入を検討する方が多くいます。

ラテックスのマットレスは、通常のマットレス同様サイズや厚さで選べます。さらにメリット・デメリットに合わせて機能性にも注目しなければなりません。高級なマットレスとされており、できれば価格を抑えて購入したいと選んでも悩んでしまいます。

そこで、今回は、ラテックスマットレスの選び方とおすすめ商品をご紹介します。記事の最後では、ラテックスマットレスを使用する際の注意点についても解説しているので、ぜひご覧ください。

ラテックスのマットレスは、ゴムの木から採取される樹液で作られたものを指します。通常のマットレスよりも柔らかさと弾力を兼ね備えており、快適な眠り心地です。日本ではまだまだ聞き馴染みがありませんが、海外ではヨーロッパを中心に人気です。

耐久性に優れるのも魅力ですが、商品ごとにラテックスの含有量が異なり、量が少ないとへたりやすなどの特徴があります。購入する際は、種類や含有量にこだわって選ばなければなりません。

スプリングが含まれたマットレスと違い、金属が使用されていないため、電磁波を集めません。そのため、電磁波が与える人体への影響が気になる方にもおすすめです。

ラテックスのマットレスは、通常のマットレスにはないメリットが豊富です。購入する際は、メリットをきちんと理解した上で選ぶのが大切です。メリットは以下の通りなので、ぜひご覧ください。

• 反発力が高い
• 柔らかさも兼ね備えている
• 防ダニ
• 耐久性が高い
• 体が包み込まれるような寝心地
• 抗菌効果

ラテックスを100%使用したマットレスは、抗菌効果が優れるため天日干しが必要ないのも魅力です。ダニを寄せ付けないため、いつでも衛生的な布団で気持ちよく眠れます。反発力と柔らかさを兼ね備えているので、体を包み込むようにサポートしてくれます。腰痛や肩こりが気になる方にもおすすめです。

ラテックスにもデメリットが存在します。ラテックスマットレスのデメリットは以下の通りです。デメリットも理解した上で上手にラテックスのマットレスを購入してください。

• 通常のマットレスより重い
• ゴムの匂いが気になる
• 通気性が悪い
• 人によっては合わない
• 含有量によってはへたりやすい
• ラテックスアレルギーには不向き
• 熱がこもりやすい

デメリットが多いのもラテックスの特徴です。通気性が悪い分、暑い夏や湿気の多い時期は熱がこもりやすくじめじめします。また、重量が重いため厚さにも注目して選ばなければなりません。本記事では、ラテックスマットレスの上手な選び方をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ラテックスのマットレスにはサイズがあります。シングル・ダブル・セミダブル・クイーンなど、使用しているベッドのサイズを確認してください。以下の表では各サイズの具体的な大きさを表にしてまとめているので参考にしてください。

ラテックスのマットレスを購入する際は、含有量をチェックするのも大切です。天然ラテックス100%・天然ラテックス・合成ラテックスの種類があります。天然ラテックスは80%、合成ラテックスは80%以下の商品を指します。純正が欲しい方は天然ラテックス100%のマットレスがおすすめです。

含有量は、マットレスのへたりやすさや寝心地に大きく関わります。へたりづらいマットレスを求める場合も天然ラテックス100%を選んでください。含有量が増えれば、価格も上がるので費用も検討しながら選ぶのがポイントです。

ラテックスは、空気を通しづらく蒸れやすい素材です。できるだけ通気性のいい商品を選ぶと、毎日衛生的なマットレスで眠れます。天然ラテックス100%の商品は、抗菌力に優れ防ダニ効果があります。合成の場合はこまめに風を通すのが大切です。

通気性が悪く熱を逃さないため、夏場は接触冷感の敷きパッドを使用するのも快適に眠るのにおすすめです。

ラテックスのマットレスはコイルが入ったマットレスと同じくらいの重量があります。重すぎると普段のお手入れもしづらいため、できるだけ軽量の商品を選んでください。薄かったり、軽かったりしてもしっかり体を支えてくれる商品が多く販売されているので、ぜひチェックしてください。

寝心地に応じて厚さを選ぶのも大切なポイントです。ラテックスのマットレスは、厚さが増すにつれて重くなります。特に10cmを超える商品はお手入れしづらさに繋がります。薄くても快適に眠れるものが多く売られているので、扱いやすさも考慮して選んでください。

ラテックスのマットレスは通気性があまりよくないため「防ダニ・抗菌」の機能を備えたものがおすすめです。通気性が悪いとダニが発生しやすく、マットレスにカビも生えてしまい、快適な眠りは実現しません。特に、こまめにお手入れできない方は要チェックの機能です。

人は寝ている間にたくさんの汗をかきます。マットレスは汗を吸収するため、嫌な臭いを発生しやすいです。防臭効果のあるラテックスのマットレスであれば、汗の嫌な臭いも抑えられます。敷きパッドなどを合わせて使用するのも汗の臭いを抑えるのには効果的です。

家具・雑貨を扱う「ニトリ」では高機能なラテックスのマットレスを販売しています。合成ラテックスで防ダニ・抗菌・防臭加工が施されています。シングルからクイーンサイズまであるので選びやすいのも魅力です。価格を抑えながら機能性に優れたラテックスのマットレスを求める方に適しています。

「無印良品」では、ノンコイルマットレスとしてラテックスのマットレスを販売しています。80%以上ラテックスを使用した天然ラテックスなので、寝心地にも優れています。

天然ラテックスのマットレスを購入しようとすると価格が高くなりがちですが、無印良品は安い価格で購入できます。コスパを求める方は、ぜひチェックしてください。

世界最大のラテックスマットレス製造メーカーで作られる7zone（7ゾーン）も人気が高いです。その特徴は以下の通りです。

• 7つのゾーンが人の背面の凹凸にしっかりフィットし、快適な寝心地を実現
• 柔軟さと反発力で、体型・体質に合わせてフィット感を高める
• 使う人に合わせてデンシティーが選べる
• 外カバーは取り外して洗えるのでお手入れが簡単
• 10年間の品質保証つきで安心して使える

ラテックスのマットレスは天日干しや洗濯が必要ありません。湿気が気になる場合は、風通しのいい場所において乾燥させてください。また、汚れが気になる時のみ、ぬるま湯で薄めた中性洗剤で拭き掃除をするのがおすすめです。直接日光に当てたり水に濡らしたりするのは劣化の原因です。

拭き掃除をした後も風通しのいい場所で形を整えてしっかり乾かしてください。特に天然ラテックスの商品は抗菌力があるので、大掛かりなお手入れは必要ありません。耐久性に優れるので、上手にお手入れをおこなえば、10年以上使用し続けられます。

マットレスを移動させずに乾燥させたい場合は、布団乾燥機やマットレスの下に敷く除湿シートを使用するのも一つの手段です。

ラテックスはゴムなので、ゴムにアレルギーを持っている方は使用を避けてください。皮膚に赤み・かゆみ・蕁麻疹などの症状が見られた場合はすぐに使用を中止して病院に行ってください。また、ラテックスアレルギーでもマットレスを使いたい場合は、医師に相談してから決めてください。

アレルギーがあっても通常のシーツや敷きパッドを使用して、症状を発生させずに眠る工夫もおすすめです。

基本的に、ラテックスのマットレスでも電気毛布や布団乾燥機が使えます。電気毛布でマットレスが劣化してしまう心配はありません。寒い冬でも布団を温めて気持ちよく眠れます。気になる場合は、マットレスに直接電気毛布が当たらないように工夫してください。

販売しているブランド・メーカーによって仕様が異なるため、電気毛布を使用する前に取り扱い説明書を確認するのがおすすめです。

ラテックスのマットレスは、日本ではまだまだ聞き馴染みのない商品です。通常のマットレスよりも寝心地がよく、快適に眠れるので、ぜひこちらの記事を参考に導入してください。ゴムに対してアレルギーを持っている方は、ラテックスアレルギーがないか事前に確認しておきましょう。