大人のバレエ用レオタード人気おすすめ10選│選び方は？おしゃれな種類も

「子どもの頃、習いたいと思っていたけれど、近くに教室がなかった」「一度やめてしまったけれど、また始めたくなった」など理由はさまざまですが、大人になってからバレエを習いたいと思う人が増えました。今現在、大人のバレエは人気の習い事となっています。

しかし、バレエを習おうと思うと、意外と揃えるものが多いと気づきます。特にレオタードをはじめとするレッスンウェアについては、どこでどうやって、どんなものを買えばいいのか、情報が欲しいところです。

そこで本記事では、大人になってからバレエを始める方に向けて、レオタードを選ぶポイントや人気メーカー、併せて購入するべきものなどをご紹介します。

大人の初心者のバレエクラスの場合、レッスンウェアの指定は特にない場合も多く、Tシャツとショートパンツなどで参加している方もいます。しかし、バレエを習うなら、やはりレオタードでレッスンを受けるのがおすすめです。

その理由は、バレエは歴史のある舞踊であり、正しい動きを重要視するからです。レオタードは自分の身体の動きやラインをチェックしやすいほか、動いても乱れにくいので、レッスンに集中しやすくなります。上達のためにも、ぜひ早めにレオタードを入手しましょう。

それでは、自分に適したバレエ用レオタードを選ぶにはどんなところに気を付けたらいいか、レオタードのタイプ、素材など、注目すべきポイントを解説していきましょう。

バレエ用レオタードの袖のタイプはさまざまです。長さはもちろん、袖の形にもパフスリーブなどのバリエーションがあります。季節・好み・レッスン環境などに合わせて選びましょう。

キャミソールタイプ、タンクトップタイプなどの袖がないレオタードは、そのぶん背中や首元、胸元のデザインに工夫を凝らしたものがよくみられます。繊細なバレエらしいと感じさせられるレオタードが多数です。

腕が動かしやすく、ポジションの確認もしやすいメリットがあります。

半袖のレオタードは、二の腕や脇をカバーして綺麗に見せてくれるのが利点です。腕を動かしたときに自分の身体を気にせず、レッスンに集中しやすいです。

半袖の中でもパフスリーブタイプのものは、他のダンスや体操競技のレオタードにはあまりないものです。着用すると気分が上がります。

七分袖かくらいから手首まで覆う長袖まであります。可愛らしくなりすぎず、腕がすっきりと長く見えるので、大人に似合いやすいレオタードといえます。冬場でもボレロなどが不要で、レオタードのみで問題なくレッスンできるのもいい点です。

レオタードの素材は、着心地やデザイン、動きやすさなどといった多くの点に影響します。どんな素材のレオタードがあるのか、その特徴とともに紹介していきましょう。

レオタード以外にも幅広く使用されているポリエステルは、軽くて通気性がいいのが特徴です。強度もあるため、アウトドアウェア、スポーツウェアなどでは定番中の定番ともいえる素材となっています。

レオタードのポリエステルは比較的厚手のがもの使用されており、着心地も手触りもしっかりしていて安心感があるものが多数です。フィット感と通気性を重視する方に向いています。

ナイロンは耐久性・弾力性が高く、しかも薄手で軽いため、ポリエステルと同様にさまざまな衣服に使用されている素材です。

ナイロンを主素材とするレオタードは伸縮性に優れ、肌触りもさらりとしているので、動きやすく着心地がいいのが利点です。薄手でも強く、長持ちしやすいのもいい点です。

コットンを主素材とするレオタードは風合いが優しく、肌触りのよさは抜群です。合成繊維のように静電気が発生せず、夏でも冬でも暖かすぎたり寒すぎたりしません。やや手入れに手間がかかるデメリットはありますが、オールシーズン快適に着用できるのが魅力です。

ベロアは温かみのある光沢を特徴とする素材です。素材として特に温かいわけではありませんが、見た目と手触りから秋冬用のレオタードに使用されるケースが多いです。

華やかで高級感があるので、着るとそれだけで背筋が伸びるような気持ちになります。透けにくいため、レオタードの胸元に装飾的にベロアを使用したデザインもよくみられます。

糸を編み上げて美しい模様を描き、シースルーに仕立てたレース生地は、いろいろな服の装飾に使用されています。弾力のある糸を用いて伸縮性を持たせたストレッチレースもあります。

レオタードの場合も、袖や胸元に重ねる形で装飾的に用いているものが多いです。ひっかかったり毛玉ができたりしやすいため手入れの手間はありますが、繊細な美しさと可愛らしさで人気があります。

バレエ用レオタードにはいろいろな色やデザインがあり、好みで選ぶのは楽しいものです。ただ枚数をそろえる際は、シンプルなレオタードを一着は購入するのをおすすめします。

レッスンウェアはレオタードだけではなく、オーバースカート・パンツ・ボレロなどと合わせたくなる場面もあります。そんなとき、合わせやすいシンプルなレオタードはとても重宝です。できれば黒や紺など、ダークカラーの無地のものを選んでおきましょう。

レオタードは、個々の製品ごとにいろいろな工夫や機能があります。また、サイズ表記に普通の服と違う部分がある場合もあるので要チェックです。素材や形状以外のより細かな部分で、レオタード選びのポイントになる項目をご紹介します。

すべての商品ではありませんが、バレエ用レオタードのサイズ表記には「ガース」と呼ばれる項目がある場合が多いです。

ガースとは、片側の肩の中心点からメジャーを引っ張って、足の間を通してふたたび肩まで戻したときの、一周ぶんの長さです。胴体にぴったり合うレオタードを選ぶためにも、身長とガース両方の表記がある場合は、ガースのサイズ優先で選ぶようにしましょう。

レオタードには普通のインナーは向きません。下にはダンス用のインナーを着るのが一般的ですが、中にはブラカップを一体化したり、カップ挿入用ポケットをつけたりと、レオタード一枚での着用を前提にしているレオタードもあります。

専用のインナーを使用するか、何らかの工夫がある商品か、好みによって選びましょう。また、ギャザーがあるデザインは胸元が目立ちにくいため、気になる方にはおすすめです。

バレエ用レオタードには、大きく分けて、スカートなしのデザインと、一体型のスカートがついたデザインのものがあります。

どちらであっても、動きやすさなどに大きな差があるわけではありません。通う教室で特に指定がないようであれば、自分が好きなほうを選ぶようにしてください。

バレエ用レオタードは首回りのデザインもさまざまで、ラウンドネック・ホルターネック・Vネック・タートルネックなど各種あります。

たとえば「上半身をすっきりと見せたい場合は首元があいているデザインを選ぶ」など、自分の体型に合うものを選べば、小顔効果や首が綺麗に見える効果を見込めます。試着できる店舗があれば、ぜひ試着して検討しましょう。

バレエ用レオタードのメーカー、ブランドは多数あります。そのなかでも国内外で人気のある、おすすめのメーカーをいくつかご紹介しましょう。

チャコットはトゥシューズやバレエシューズの製造から始まり、約70年にわたってバレエをはじめとするダンス用品を手がけてきた日本の企業です。現在はバレエはもとより新体操・ヨガ・フィギュアスケートまで、幅広い分野をカバーしています。

チャコットのレオタードは品質が良く着やすいと、高い評価を得ています。レース付きや2色切り替えなど、デザインもおしゃれなものが多いです。パッド用のポケット付き・袖付きといったタイプも選べます。

YUMIKOはドイツのバレエ団で活躍した元バレリーナ・竹島由美子さんがデザインを手がけるレオタードのブランドです。本拠はドイツですが、数年前に渋谷にもショップがオープンしました。

 YUMIKOの特徴は、ベースとなるデザインや素材、色などを選んで注文できるところです。世界中のバレエダンサーが憧れる中～上級者向けのブランドですが、上達や意欲向上につながるのなら、初心者でも一着持って損はないかもしれません。

サンシャは1982年、フランスで創業したダンスウェアとシューズの総合メーカーです。バレエだけではなくタップダンス・社交ダンス・フラメンコなど幅広いダンスウェアをカバーしており、ダンスのジャンルを問わず、世界中に愛用者があふれています。

サンシャのバレエ用レオタードは全般にエレガントで、決して無難な柄ではないのにまとまりがあり、上品な雰囲気です。大人に似合うレオタードといえます。

STINA（スティナ）は現役バレエダンサーの久保田小百合さんが立ち上げたブランドです。ブランド名はロシア語で「舞台」を意味する stsenaと「私」を意味する「i」を組み合わせたもので、舞台の中央に輝く私（i）をイメージしています。

スティナのレオタードはカラフルなデザインが特徴的です。特に花柄が多く、その中でも上品なもの・甘辛テイストなどさまざまものがあります。かわいいのはもちろん、大人の女性らしさも引き出すレオタードです。

レオタードを何枚も揃えようと思うと、お値段も気になります。なるべく安い価格で購入したいなら、アウトレット品を狙うのがおすすめです。バレエ用品の通販サイトなどで取り扱っているところもありますので、探してみましょう。

アウトレット品はお得に買える反面、わずかなシミやほつれなど、アウトレット品になった理由がある商品なので、その点は承知しておいてください。ただし、普通に着る分には問題ありません。

バレエの練習着として着るのはレオタードだけではありません。他にも次のようなアイテムがあります。

• ボレロ
• タイツ
• レッグウォーマー
• オーバースカート
• ショートパンツ
• バレエシューズ

基本的には、レオタード・タイツ・オーバースカートまたはショートパンツにバレエシューズがあれば十分です。その他は必要に応じて揃えていきましょう。なお、レッスン着は教室によって指定される場合もありますので、確認が必要です。

「バレエを習う」、そう決めてレオタードを選ぶのはとても楽しい作業です。最初はどれがいいのかわからなくても、気になるものをどんどん購入して試してみましょう。そうしていくうちに、自分にぴったりの商品やメーカーをリピートしている自分に気づくはずです。自分だけのお気に入りレオタードを見つけましょう。