酒盗おすすめ10選｜酒盗とは？カツオとマグロの味の違いは？【おつまみレシピも】

酒盗とは、マグロやカツオの内臓で作られた塩辛で、お酒のおつまみとして人気な食品です。しかし、好き嫌いが分かれる食品でもあり、まずいと感じる方もいます。今回は、そんな方にもおすすめの、おいしい酒盗について解説していきます。

そんな酒盗は、さまざまなメーカーから多様な商品が展開されています。しかしその分、味わい・原材料・容量など、何を基準にして酒盗の商品を選ぶべきか、迷ってしまう方も少なくありません。

今回はそんな方に役立つ、酒盗の選び方や市販のおすすめ酒盗ランキングをご紹介していきます。他にも塩辛との違いやカツオ・マグロの味の違いについても解説しますので、酒盗が気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

お酒との相性がバッチリの「酒盗」（しゅとう）。酒好きにはたまらない一品で、一般的に酒盗とはカツオやマグロの内臓で作られた塩辛を言います。

諸説ありますが「酒盗をつまみながら飲むと、盗まれたかのようにお酒がどんどん減っていく」「酒盗をつまみにすると、他からお酒を盗んででも飲みたくなる」と言われているため、このネーミングが付いたそうです。気になる賞味期限や保存方法は、商品ラベルに記載されている情報を参考にしてください。

ものによっては長期保存できるものもありますが、短いと数ヶ月のものもあります。また多くの商品が開封後は早めに食べるのが推奨されています。また開封後は基本的に冷蔵保存してください。冷凍すると長持ちするので、食べきれない場合は小分けにして冷凍庫で保存するのもおすすめです。

上記では「カツオ・マグロの内臓で作られた塩辛」と説明しましたが、詳しく言うと「塩辛」の大きなくくりがあり、その中に「酒盗」があると言った方が分かりやすいかもしれません。製造工程が若干違うので詳しく見ていきましょう。

塩辛は魚の身や卵巣など、内臓以外も使って製造されます。魚介類の身に内臓を3~10％ほど混ぜ、塩などに漬け発酵させたものだそうです。醗酵を促すため、麩を混ぜ込む場合もあります。塩辛＝イカの塩辛が有名です。

また発酵期間が数週間程度と短いものが多いようです。減塩のものでなければ10日～3週間ほどです。簡単に言うと「塩辛＝塩漬け」のイメージですね。

酒盗は内臓のみを使用して製造されます。発行期間は数カ月～長期（6ヶ月～1年ほど）にわたり、塩辛と比べると長いのが特徴です。そのため「酒盗＝発酵食品」のイメージがあるはずです。4～5kgのカツオから約50gほどしかできないため、塩辛よりも若干値段が高めとなっています。

さらに塩辛よりも酒盗の方が長期間発酵させているため、独特のコクと深みが生まれます。手間がかかっている分、より上質な味わいを堪能できます。

酒盗は本来カツオで作られていますが、最近ではマグロやサケ、タイ、サンマといった多様な魚類で作った製品も出てきています。また内臓だけではなく身も漬け込んだものや、柚子や唐辛子で風味を付けたものなどその種類は豊富です。

一般的なカツオの酒盗は、コクのある塩辛さが口いっぱいに広がります。ですがマグロの酒盗の場合はカツオのように舌にビリリとくる塩辛さがあまりなく、甘みがあって塩気もまろやかなのが特徴です。肝の苦みも感じにくいかもしれません。

このように魚の種類によって味も違ってきます。人によって好みも分かれてきますので、いろいろ試してみて自分に合う種類の魚を探すのも楽しいです。ぜひ自分に合う一品を探してみてください。

酒盗には「辛口」と「甘口」の2種類あります。好みで好きな方を選びましょう。

辛口は約20％の塩を使用して漬け込んでいます。昔ながらの「辛口」には塩以外極力調味料は入っておらず、塩分の効いたカツオ（魚類）の風味がそのままの品になっています。ちなみに辛口の酒盗は塩気が強すぎてそのまま食べるには向きません。

ですが昔ながらのカツオと塩だけの力強い風味にファンが多いのも事実です。真の酒好きは酒で洗って塩気を調節するそうなので、日本酒好きは試してみてください。新たなおいしさを感じるはずです。

甘口は約10％の塩を使用して漬け込んでいます。今は冷蔵技術や衛生管理が発達し、昔ほど塩分を効かせなくても保存ができるようになりました。そのため多くの人がイメージする「開封してすぐに食べられるしょっぱさ」の酒盗は、実は甘口にあたります。

塩分が辛口より控えめで、酒やはちみつ、みりんなどが加えられているものが多く、食べやすくなっています。ご飯に乗せて食べても美味しいです。

酒盗には主原料となる魚類に塩だけのシンプルな加工をしてあるものもあれば、酸化防腐剤・保存料・着色料・香料・発色剤などの食品添加物をたくさん含んでいるものもあります。

一概に添加物がダメとは言えませんが、「無添加」あるいは「なるべく添加物を使わず加工したもの」の方が体にはいいです。酒盗の商品の中にはカツオと塩のみの無添加製品も販売されているので、気になる方はそういった商品を選びましょう。

お酒を長く楽しむためにも、必要以上に食品添加物が使われていないか原材料をチェックしてから購入するようにしましょう。

酒盗は多様なメーカーから販売されており、その種類は豊富です。そのためせっかく買っても口に合わなかった経験もあるかもしれません。中には匂いや見た目が受け付けない商品もあるかもしれません。

そういった場合を想定して、初めて買う商品は「お試しサイズ」のような少量タイプから購入すると安心です。もし口に合わなくてもそこまで残念な気持ちになりづらいからです。また詰め合わせセットも食べ比べできるのでおすすめですよ。

料理や毎日欠かさず食べる方は、減りが早いのでお得な大容量タイプのものがおすすめです。自分に合ったサイズ選びをして酒盗を楽しんでくださいね。

かんずり酒盗・かんずり・かんずり漬えのき茸・かんずり漬しその実・かんずり漬けゆずの皮のお得な5点セットです。かんずりとは新潟県妙高市に伝わる伝統調味料です。この地方に伝わる独特の作り方で唐辛子を発酵熟成させた香辛調味料を言います。

その大人気のかんずり酒盗を中心にお得なセットにしているので、プレゼントや小さい瓶でいろいろかんずりを試してみたい方にピッタリとなっています。レビューでは、あまりの美味しさに驚いたと高評価を付けている方もいらっしゃるほど、食べやすいようです。薬味としても使えるので使い勝手が良さそうです。

たっぷり入っているのが嬉しい業務用のサイズのマグロ酒盗です。カツオの水揚げ量が全国で一番の焼津港から原料を仕入れて加工しています。未開封だと製造日より360日間持つのが嬉しいポイント。たっぷり使えるので、料理の幅も広がります。

レビューを参考にするとタップリ入っているので、お茶漬けにしたりクリームチーズと混ぜてディップにしたりとアレンジして食べている方が多かったです。たくさん食べたい方におすすめの一品です。

カツオの内臓を塩辛にした酒盗です。甘口で塩分控えめ。通常より約10カ月かけてゆっくり熟成しており、まろやかなカツオ本来の風味を楽しめます。カツオは有名な高知県産を使っており、はちみつ、みりん、オニオン等で味付けされています。

レビューを参考にするとお酒のあてにピッタリのようです。美味しいのでリピートしたいとの声もありました。添加物も少なめなので、安心できそうです。

250gと大き目のマグロ酒盗です。安心の「しいの食品」の酒盗なので味は保証付き。お酒のお供に、ご飯のお供にピッタリの品となっています。またクリームチーズに合えたり、クラッカーにのせたりと洋食との相性もバッチリ。アンチョビと同等に楽しのめます。

レビューを参考にすると辛口の日本酒との相性が抜群だそうです。また同社のカツオの酒盗よりも味が濃いそうで、好みによっては苦手な方もいるかもしれません。逆に調味料として使えるので便利とも言えます。

マグロの胃だけを長期熟成で発酵させたマグロの酒盗です。カツオの酒盗と違い、まろやかで甘みを感じられます。熟成の力で自然の旨味を引き出した「魚ホルモン」で、料理の味をワンランクアップできます。

またマグロ酒盗のまろやかなコクと旨味のおかげでカマンベールチーズに少量かけるだけでワインとよく合う一品になります。普段のパスタソースに加えればコクの豊かな味わいに大変身。料理の幅が広がるので、毎日の食卓が楽しくなりそうです。

レビューを参考にすると臭みもなく塩辛よりも食べやすいとありました。シンプルなお茶漬けにもよく合うそうです。

マグロの胃だけを長期塩蔵熟成で発酵させた酒盗です。天然の旨味とコクの深さで、酒のつまみや熱々ご飯の他、天然の旨味調味料としてパスタやドレッシング、万能ソースなどの料理にも楽しめます。

レビューを参考にするといろいろな添加物が入っていたので、少し残念だったようです。ですが味は美味しく高評価でした。臭みもないので、シンプルな卵かけご飯等でも美味しく食べられるそうです。たっぷり入っているので満足して食べられそうです。

食べ比べができるお得なセット商品です。カツオ酒盗・マグロ酒盗・たこ塩辛・いか塩辛・いか明太・たこわさび・うにいかの7種類の味を楽めます。しかも1つが60gと小さい瓶なので、初めての方には特におすすめの商品です。

お酒のお供にはもちろん、ご飯にかけても美味しく食べられます。贈り物としても喜ばれるはずです。レビューを参考にすると美味しくてすぐに食べきってしまうそうです。まさにお試しにはちょうどいいサイズと言えますね。自分の好みのものを探すのにピッタリのようです。

かんずりとは、越後妙高地県産の肉厚唐辛子を雪原にさらした後、糀、柚子、食塩を混合し、3年間熟成させたこの地方独特の調味料です。辛さの中に旨味があり、鍋などに入れると素材の旨さが一層引き立ちます。

そんなかんずりと酒盗を合わせたのがこちらの商品です。どちらも長期熟成の時間が作り出す旨味がタップリ詰まっています。その2つが出会った酒好きにはたまらない至福の逸品です。

レビューを参考にすると、マイルドな辛みに苦さを抑えた味でとても美味しいようです。酒盗の独特のクセも少なく、ご飯とも美味しく食べられるとありました。お酒が飲めなくても楽しめる一品でいす。

業務用の大容量パックのカツオ酒盗です。料理や毎日欠かさず酒盗を食べる方にはお得な一品。量をケチらずガンガン使えます。原料のカツオは、全国での水揚げ量が一番多い静岡県産。工場では高品質な商品を提供するため徹底的な管理がされているので安心して食べられます。ただ容器がパックなので入れ替える必要がありますので注意してください。

レビューを参考にすると、味が濃く、見かけによらずクセもないです。匂いも臭くないので食べやすい商品です。店頭で買うよりも断然安いので、かなりコスパが高い商品と言えます。

カツオが原料の酒盗です。2011年にモンドセレクション銅賞受賞しているので、味の心配はありません。お酒のつまみとして食べる以外にも「卵かけご飯」や「キャベツ和え」としても美味しく食べられます。

こちらの酒盗のカツオは、カツオ・マグロ水揚げ量が全国で1番の焼津港から仕入れています。食の安全を追求し、一つ一つを丹念に検査し高品質な商品を製造しているので、安心して食べられますよ。

レビューを参考にすると、塩味と旨味が強く日本酒やご飯に良く合うようです。今まで食べた中で一番美味しいと高評価の方もいらっしゃいました。とても期待できそうな一品です。

いざ酒盗を食べようと思っても、どこで購入すべきか迷ってしまった経験のある方も少なくないはずです。じつは酒盗は、大きめのスーパーや高級スーパーなどでも販売されています。他にもカルディ・道の駅・ドンキホーテ・魚屋で購入可能ですので、ぜひチェックしてみてください。

家飲みに人気の「ビール」には、ある程度脂のある素材や濃い味付けの料理が良く合います。それに脂と相性がいい酒盗を加えコクが出て、より美味しくなります。

おすすめは「酒盗チャーハン」「酒盗入りのネギのホイル焼き」「ほうれん草と酒盗のナムル」「ナスステーキの酒盗添え」「レンチンでできるキャベツの酒盗和え」「じゃがバター酒盗」などといったものです。手早く簡単に作れて、お酒のつまみとして最高です。

赤ワインには脂のしっかりある食材や、濃い色のソースなどのお肉料理と相性抜群です。お肉の脂に酒盗の旨味を馴染ませより一層味わい深くなります。

おすすめは「酒盗入りマスカルポーネチーズのカナッペ」「酒盗チーズトースト」「クリームチーズ酒盗パスタ」「サーモンムニエルの酒盗風味」です。

魚介料理や野菜には白ワインがピッタリ。さっぱりとした魚料理に酒盗の塩味と旨味が加わりアクセントになります。味の薄い食材や野菜に合わせても素材の旨味を活かしつつ、良く馴染むので美味しいです。

おすすめは「クリームチーズ酒盗」「ホタルイカの酒盗炒め」「ブロッコリーの酒盗クリームパスタ」「真鯛のカルパッチョ酒盗風味」「ホタテのカルパッチョ酒盗風味」「マグロとアボカドの酒盗漬丼」です。

和酒は幅広い料理に合う万能選手。素材の味を引き出す懐の広いお酒です。特に日本酒のまろやかな酸は、生の酒盗と合わせてもクセや香りが上手く馴染み非常に美味しいです。

おすすめは「マグロ酒盗ネギ奴（豆腐）」「大根と酒盗風味ステーキ」「酒盗冷奴のオリーブオイルかけ」「シラスおろしに酒盗を添えて」「カツオたたきに酒盗を添えて」「茹でたこの冷製酒盗添え」です。

酒盗は和食はもちろん、和以外の食材・調理法とも非常に合う食品です。ぜひいろいろアレンジして飽きずに楽しみましょう。

酒盗は味が濃くて体に悪いのではないかと心配している人もいます。しかし基本的に酒盗は栄養がに優れている食品と言われています。一方で塩分がたくさん含まれているので、食べすぎると塩分過多になってしまう可能性があります。

酒盗には100gあたり12.7gくらいの塩分が含まれています。成人男性の1日の塩分摂取量の目安が7.5gとされていますので、量を調節しながら味わってください。

お酒のお供にピッタリな「酒盗」についてご紹介してきましたが、いががでしたか。お酒だけではなく幅広い料理にも使え、多様なアレンジを加えて楽しめます。今まで食べた経験がない方も、ぜひこれを機会に一度食べてみてください。