網戸のおすすめ人気ランキング10選｜外から見えにくい網戸はメッシュを確認？

窓を開けて換気をするとき、網戸が必要ですよね。しかし、そんな重要な網戸ですが網戸の種類や網目の細かさ、効果の違いなど意外と知らないことがたくさんあります。購入するときにどのようなものを購入すればいいか迷う方も多いのではないでしょうか。

実は「メッシュ」といって、24メッシュなど数字によって網目の大きさが違ったり、網戸の効果が変わったりしてくるのです。そのため、使用目的によってメッシュの選択も変わってきます。

ここでは、網戸の種類を解説するとともに、おすすめの網戸を紹介します。風通しのいい網戸や、外から見えにくい網戸も紹介してあるので、網戸を購入する際の参考にしてください。また、記事の最後には日頃のお手入れの仕方も記載してあるので、ぜひ最後まで読んでください。

現在の住宅環境は室内の保温性や保冷性を高めるために部屋の気密性を高める傾向があります。そのため外気と部屋の温度差が大きくなり結露やカビが起こりやすい環境が出来上がってしまっています。

定期的に室内の温度調整をすれば結露やカビを発生しにくい環境が作れますし、こもった部屋の匂いを追い出す為に網戸が窓や玄関にあれば十分な部屋の換気もできます。

嫌な臭いを消すために芳香剤や消臭剤を使用する方もいれば、結露を防止する製品を購入する方もいますよね。しかし、これらの商品を日々購入するとコストもかかります。部屋をきちんと換気すれば、コスト削減の効果もあるのです。

網戸の中で最も知られているものがパネルタイプの網戸です。ホームセンターですぐ購入でき、ネットを買ってきて家庭でのDIYで簡単にネットの張り替えが可能なので、現在の住宅で一番普及しているタイプです。

アルミなどの枠に網をはめたものでシンプルな形状をしているためさまざまな窓に設置できるメリットがあります。また、取り外しも簡単にできるので掃除などメンテナンスも楽に行えます。

最近は、カートリッジタイプのパネルタイプの網戸もあり網だけ取り外せるようになっています。そのため、網の交換や水洗いが従来のパネルタイプの網戸よりも簡単に行えるので、とても便利です。

この網戸は窓に取り付ける網戸と違って、玄関や勝手口など人が出入りする場所に背丈より大きいサイズで取り付けられるタイプです。人の出入りする場所に設置するので使わないと時は折り畳んで収納します。

また、住宅のバリアフリー設計に適しているのも特徴です。下のレールは段差をなくして取り付けるため、ベビーカーや車いすでも容易に乗り越えられます。玄関や勝手口などで風通し良くしたり、目隠しの役割としても使用できるのは嬉しいですね。

しかし、折り畳むので掃除がしにくい点や出入口部分はマグネットで閉じる構造になっているので、風が強いと隙間ができてしまって目隠しの役割を果たさない場合があります。本体価格も高いのはデメリットとして挙げられます。

このタイプは網戸を開閉する時に付いているひもやチェーンによって操作します。網がロール式に巻き取られて収納する網戸です。網を巻き取るボックスは窓枠の上にあるか横にあるかによって横引タイプと縦引きタイプに分かれます。

方開き窓のような網戸用のレールがない引き違い窓や滑り出し窓、ルーバー窓のようなパネルタイプの網戸が取り付けられない窓に適しています。取り付けも簡単で最近人気が高まっている網戸です。

しかし、網を巻き込むタイプなので網裏を掃除しづらい点と、虫の多い時期は網戸に付いた虫がロールに巻き込まれやすくなる場合があるのがデメリットです。最近では掃除が容易にできるタイプもあるので取り付ける前に確認しましょう。

この折戸式網戸はネット部分が二つに折れて開閉する構造になっているので玄関口や勝手口の網戸として使用される場合が多いです。出入りが多い玄関口や勝手口に設置すれば、適度な風を室内に取り込みながら出入り時も邪魔にはならなず便利です。

マンションや団地などの集合住宅なら、玄関口に設置すれば外出から帰った後に窓を開ければ、窓から玄関に風が通るので帰った時の部屋にこもった空気を外に追い出せますが、取り付けていいか管理会社に確認する必要があります。

玄関口に設置する時は別の目的して、目隠し用にアルミやスチール製の素材パネルを付ける方法もあります。出入りが頻繁な玄関口なので風通しを良くし、かつ目隠しを兼ねているのでおすすめできる一つです。

ポリプロピレンはプロピレンを原料に使用しており、プラスチック、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、という4大プラスチックの合成樹脂です。軽量で熱に強く耐薬品性に優れており光沢が良く鮮やかな色彩に着色できる素材です。

カッターで簡単に切れるので、家庭でのDIYで網戸の張替えを行えます。しかし、日光の影響を受けやすいので素材の劣化がどうしても起こります。なので5年～10年で張替える必要が出てきます。

また、耐久性が高くないのでペットを飼っている方にはポリプロピレン素材はおすすめしません。最近では、虫対策として網目を細かくしつつ、線を細くして虫を通さず風通しと景色をクリアに見えるような製品も発売されています。

ポリエステルは日本国内の合成繊維生産量の約半分を占めており、世界的にも大変多く生産されている繊維素材です。ナイロンに次いで強度、摩耗が強く弾力性があります。柔らかくてしなやかで強度があり耐久性が高いのが特徴です。

スライド網戸のような巻き込むタイプの網戸にも適しています。また、プライバシーネットとして加工する場合が多いので外から見ると目隠し効果が高く内側から見ると景色が良く見えるような加工がしてある製品がおおいです。

ポリプロピレン製の網に比べて厚みがあり、強靭なので猫や犬が引掻いた程度では簡単に破れない網です。ですので、ペットを飼っている方にはポリエステル素材の網戸はおすすめです。

ステンレス素材は何と言っても丈夫で長持ちする点が一番の特徴と言えます。10年～20年使用している方もいるくらい長く使用できる網です。また、汚れが付きにくく、風通しのいい状態が長く続けられる素材です。

ペットを飼っている人の多くがステンレス素材を選びます。ステンレスなので錆びにくく網を張った感じも他の網よりも明るく感じる方が多いです。ただ、価格が高いので一般的にはあまり普及されている素材ではありません。

鍵付きのステンレス素材の網戸ならば玄関口やお勝手口などに設置すれば、網自体が破りにくい性質を持っているのである程度防犯的な役目もしてくれます。そのため、他の網戸よりは安心して設置できますね。

グラスファイバーは、ガラス繊維をポリ塩化ビニルでコーティングした網です。グラスファイバーは熱に強く、タバコの火を近づけても穴が開きません。網の強度も強くたるみやほつれ、巻ぐせがないのでとても張りやすい製品です。

日本より海外で一般的に普及しており色合いも落ちついているので網としては高級品と言えます。キッチンの近くで温度が高くなりやすい部屋の勝手口や日差しの強い場所の出入り口に設置するのがおすすめです。

丈夫で長持ちするので、ペットや小さい子供がいるご家庭や火を扱う工場や作業場での使用もいいですね。また、費用の割には耐久性がが高いので費用対効果を求めたい方にはおすすめです。

一般的に網戸は窓に設置する場合が多いです。夏場などはエアコンを室内で使用する場合が多いですがエアコンばかりだと体が疲れてしまいます。夜風が涼しい頃は自然の風入れると体のだるさを防げます。

しかし、窓をそのまま開けると虫が入ってしまいます。そのような時に網戸が設置していると虫の侵入を防げます。窓に網戸を設置する時は外気を室内に入れたい場合が多いので、虫よけの目的で設置する場合が多いです。

また、虫よけの目的と同時に外の風景を楽しみたいケースもありますよね。外の風景が良く見えるような網戸を選ぶと、風を取り込みつつ外の風景を楽しめるのでおすすめです。

室内を換気する時に部屋の窓だけではなく、玄関も開けておくと風の通りが良くなります。玄関は普段は閉めきりの状態なので履物の匂いもこもりがちです。換気のために玄関を開けたままにするときに、玄関網戸があると安心して玄関を開けておけます。

通路に面したところに玄関がある家など玄関網戸を設置しておけば、人目を気にせず玄関を開けたままにできます。また、虫が玄関から室内に入ってくるのも防げるメリットもあります。

玄関網戸を設置すると通気性だけではなく明るさも取り込めます。玄関は日差しの入り込みにもよりますが、日中でも薄暗く照明が必要になる玄関もあります。明るく風通しがいい玄関にしておけばカビや菌の繁殖を抑えられるメリットもあります。

台所や調理場は火を使用するのでどうしても室内の温度が高くなります。また、冷蔵庫や電子レンジなど家電製品も置いてあるので電気機器の熱による室内の温度の上昇の要因になっています。

また、いろいろな料理をするので調理後の室内の匂いも発生します。換気扇で換気しても限界があるので、匂いが無くなるまで何日かかかりそのうち他の部屋まで匂いが移ってくる場合もあります。

そのようなトラブルを防ぐために、勝手口に網戸を設置して外の自然な風を室内に取り込むと、部屋の温度を下がりこもった調理後の匂いを早く除去できます。更に、カビや結露を防げるので梅雨の湿気対策にもなります。

オーソドックスな網戸である18メッシュより細かいのが、24メッシュです。24メッシュの細かさがあれば、コバエや小さな虫が侵入しないので安心ですね。そのため、網戸で虫対策をしたい方は、24メッシュ以上の網戸を選ぶのをおすすめします。

24メッシュは風通しも悪くないので、虫対策と換気のバランスが取れています。自宅の玄関や窓など、「風通しを良くしたいけれど虫は入れたくない」という方には最もおすすめの細かさです。

通常、網目が細かいほど値段は高くなりますが、24メッシュは価格の面でも比較的コストパフォーマンスがいいと言えます。コストを掛けずに虫対策ができますが、極小の虫は入ってきてしまう場合がある点も念頭に置いておきましょう。

一般的な網戸の網の細かさは20メッシュなので60メッシュだと通常網戸の3倍の網目の細かさになっています。見た目はまるでストッキングのような網戸です。基本的に網戸の張り替えの時にメッシュサイズを決めて交換します。

通常の網戸の網より細かいので張り替える場合は60メッシュ以上の細かさだとしわになりやすいので、少々張り替えに時間がかかるかもしれません。なので最初は小さい網戸の張り替えから始めてみるのをおすすめします。

糸と糸の間は約0.3ｍｍで体長1ｍｍの虫も侵入できません。1ｍｍ未満の虫でも簡単にはこの網目の間から侵入しづらいので、虫対策にはいいですね。網目が細かいですが編み方も細かく編んでおり糸自体も細い糸を使用しているものが多いので、通気性は通常の網戸と大きく変わらないようです。

網戸の網は通常網目の大きさは1ｍｍですが、80メッシュは0.25ｍｍと小さいのでこれまで網戸から通り抜けてきた虫たちは80メッシュならば通しません。また、通気性や光の入り込みは、使用している糸が極細なものなので通常の網戸とほとんど変わりません。

ご家庭ではもちろん、飲食店や病院など衛生管理が必要な施設や赤ちゃんがいる子供部屋や大きな道路の近くで粉塵やホコリが侵入する場所、田んぼや山が近く虫や土ほこりが部屋に入ってくるような場所などがおすすめです。

元々80メッシュの網が付いている網戸はなかなか見つけるのが難しいので、網を張り替える時に80メッシュの大きさの網に交換する場合が多いです。口コミでは、部屋のなかで一か所取り付けると他の箇所も取り付けたくなるようです。

網戸の網目が200メッシュまでくると網目の大きさが80ミクロンなので、虫はもちろんホコリやごみなどの侵入を完璧に防げます。これは特に、花粉の侵入を防ぐ目的で設置する場合が多いです。

スギ、ヒノキ、ブタクサなどの花粉の大きさは30～90ミクロンですが、花粉は繊維に付着しやすい上に複層で固まって飛散するためこの網目は通り抜けられず、90％花粉の侵入を防ぎます。

雨適も侵入しにくくなっていますので、雨が強い時にも適度な換気が可能になります。しかし、網の密度は布のようになるので普段は外からの風はほとんど入ってこないので通気性を求めるなら18～24メッシュがおすすめです。

網戸の色は部屋の雰囲気を変えるだけではなく、光の反射も変える重要な要素です。外から見えにくい網戸の色は何色なのか、気になる方も多いですよね。よく使われるのは「ブラック・グレー・ホワイト」なので、この3色のメリットやデメリットを表形式で解説していきます。

網戸のお手入れは半年に一回ペースで行うとベストです。時期的には5月と10月。5月は網戸を使用する頻度が増える時期と春に付いた花粉を取る目的です。10月は台風シーズンが終わったころで秋風を入れる時期だからです。

掃除方法は2通りあります。1つ目は簡単な方法でコロコロローラーでまず内側を転がしてそのあと外柄を転がして終了。2つ目は、新聞紙を外側にテープで貼って内側から網に掃除機をかけます。これだと外側のほこりやゴミも一緒に取れるので効率的でおすすめです。

さまざまな種類の網戸を紹介しましたが、網戸は使用年月がたってくるとへたったり切れたりしてくるので何年かごとに張替えをする必要があります。また、玄関網戸や勝手口網戸を新たに設置すれば部屋全体の風通しが良くなるので、エアコンに頼っている方は是非検討してみてください。