【2024最新】川上弘美の人気おすすめ小説ランキング10選|新刊情報も

芥川賞をはじめとして、数多くの文学賞を受賞している作家「川上弘美」。読み始めるとその幻想的な世界観にどんどん、のめり込んでいってしまいます。そんな川上弘美の小説の中から特におすすめの小説をランキング形式でご紹介。文庫の新刊情報も必見です。

2024/08/09 更新

商品PRを目的とした記事です。買える.netは、Amazon.co.jpアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。 当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がランク王に還元されます。

※Amazonおよびこれらに関連するすべての商標は、Amazon.com, Inc.又はその関連会社の商標です。

川上弘美のおすすめ人気ランキング10選

商品比較一覧表

商品画像
メーカー
中央公論新社
日本経済新聞出版社
新潮社
中央公論新社
文藝春秋
文藝春秋
新潮社
文藝春秋
文藝春秋
文藝春秋
商品名
神様
森へ行きましょう
古道具 中野商店
光ってみえるもの、あれは
溺レる
真鶴
ニシノユキヒコの恋と冒険
蛇を踏む
水声
センセイの鞄
説明
デビュー作を収録
同じ日に生まれた女性
個性あふれる登場人物
特に後半がおすすめ
恋を描いた短編集
いる者と、いない者
映画もヒット
芥川賞受賞作
不思議で清々しい
純文学の名作
リンク
発売日
2001/10/1
2017/10/11
2008/2/28
2006/10/1
2002/9/3
2009/10/9
2006/7/28
1999/8/10
2014/9/30
2001/6
ページ数
203
512
339
362
204
271
279
183
232
278
文学賞
第9回紫式部文学賞
第15回本屋大賞66位
キノベス!2005 第13位
第8回木山捷平文学賞候補
第39回女流文学賞
平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞
-
第115回芥川龍之介賞受賞
第66回読売文学賞小説賞
第37回谷崎潤一郎賞
映像化
-
-
-
-
-
-
2014/2/8
-
-
2003/2/16
画像 商品名 参考価格(※) 通販サイト 特徴 発売日 ページ数 文学賞 映像化
1
中央公論新社
神様
494円
デビュー作を収録
2001/10/1
203
第9回紫式部文学賞
-
2
日本経済新聞出版社
森へ行きましょう
1,550円
同じ日に生まれた女性
2017/10/11
512
第15回本屋大賞66位
-
3
新潮社
古道具 中野商店
594円
個性あふれる登場人物
2008/2/28
339
キノベス!2005 第13位
-
4
中央公論新社
光ってみえるもの、あれは
842円
特に後半がおすすめ
2006/10/1
362
第8回木山捷平文学賞候補
-
5
文藝春秋
溺レる
464円
恋を描いた短編集
2002/9/3
204
第39回女流文学賞
-
6
文藝春秋
真鶴
670円
いる者と、いない者
2009/10/9
271
平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞
-
7
新潮社
ニシノユキヒコの恋と冒険
529円
映画もヒット
2006/7/28
279
-
2014/2/8
8
文藝春秋
蛇を踏む
464円
芥川賞受賞作
1999/8/10
183
第115回芥川龍之介賞受賞
-
9
文藝春秋
水声
648円
不思議で清々しい
2014/9/30
232
第66回読売文学賞小説賞
-
10
文藝春秋
センセイの鞄
583円
純文学の名作
2001/6
278
第37回谷崎潤一郎賞
2003/2/16
比較表を全て見る(10位以降)
中央公論新社

神様

デビュー作を収録

川上弘美さんのデビュー作であり、ASAHIネット主催の第1回パスカル短篇文学新人賞を受賞した「神様」を表題に、「夏休み」「花野」「河童玉」「クリスマス」「星の光は昔の光」「春立つ」「離さない」「草上の昼食」の9作品が収録された短編集。

 

3つ隣の305号室に越してきたくまと、ハイキングに行ったり、弁当を食べたり、昼寝をしたりする、読んでいるとほんわかした気持ちになれる「神様」や、人魚に囚われてしまったエノモトさんとわたしを描く少し狂気な「離さない」などが収録されています。

 

表題作が文学賞を受賞しているのですが、この小説全体でも文学賞を受賞しており、1999年に、第9回紫式部文学賞と、第9回Bunkamuraドゥマゴ文学賞の二つを受賞しています。川上弘美さんの原点となる作品を読みたい人は是非。

発売日
2001/10/1
ページ数
203
文学賞
第9回紫式部文学賞
映像化
-
日本経済新聞出版社

森へ行きましょう

同じ日に生まれた女性

「森へ行きましょう」は、川上弘美さんの小説の中でもページ数が特に多い部類の500ページを超える長編小説です。とても長い小説なのですが、読みやすく一度読み始めてしまうと、続きが気になって止まらなくなってしまう人も多いでしょう。

 

ストーリーは一九六六年生まれのふたりの女性「留津」と「ルツ」が主人公です。留津とルツの世界は、同じ時間のなかの異次元に存在するパラレルワールドで、だまし絵のように微妙にディテールを変えながら、それぞれの世界に関わってきます。

 

想像したことがある人も多いであろう、自分があのときに〇〇していなかったら、あの時にあの選択肢を選んでいたらどうなっていただろうか?というような想像をしながら読み進めてしまう、不思議な感覚になってしまう作品です。

発売日
2017/10/11
ページ数
512
文学賞
第15回本屋大賞66位
映像化
-
新潮社

古道具 中野商店

個性あふれる登場人物

「古道具中野商店」は、主人公・ヒトミのバイト先である小さな古道具屋の中野商店を舞台に、不器用な恋愛模様や大人の友情を描く長編小説です。ストーリーはもちろんのこと、個性あふれるキャラクターも魅力的な作品です。

 

ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい中野さんの姉のマサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋の店員タケオ。そして中野商店に買い物にくるお客さんたちもそれぞれ、個性あふれるキャラクターばかり。

 

読んでいると、近所にこんな古道具屋があったら自分も行ってみたいという気持ちにさせられ、笑えたり、時にはちょっとエッチだったりしながら、最終的にはちょっと切ない気持ちにもなる作品です。

発売日
2008/2/28
ページ数
339
文学賞
キノベス!2005 第13位
映像化
-
中央公論新社

光ってみえるもの、あれは

特に後半がおすすめ

「光ってみえるもの、あれは」は、いつだって「ふつう」なのに、なんだか不自由だと思ってしまう、生きることへの小さな違和感を抱えた、16歳の主人公の江戸翠のみずみずしい青春と家族の物語です。

 

主人公が思っている「ふつう」は意外と範囲が広く、読んでいる人からすれば「これはふつうではない」と思えるようなこともあるのですが、これが主人公の特徴であり、この小説の面白いところなのでしょう。

 

序盤から中盤は、スラスラと読みやすく、川上弘美さんの小説を今まで読んできた人ですとちょっと物足りないと感じてしまうような展開かもしれませんが、後半はきっと川上弘美さんの世界にどっぷりハマってしまうので、是非最後まで読み進めてほしいです。

発売日
2006/10/1
ページ数
362
文学賞
第8回木山捷平文学賞候補
映像化
-
文藝春秋

溺レる

恋を描いた短編集

「溺レる」は川上弘美さんが描く、大人の恋を描いた短編集です。表題作である「溺レる」の他に「さやさや」「七面鳥が」「亀が鳴く」「可哀相」「百年」「神虫」「無明」が収録されており、全てのタイトルが短めなのも特徴的です。

 

主人公のコマキさんは恋人のモウリさんに誘われるまま、あまり意味が分からず一緒に何かから逃げている「溺レる」、二人で何本も徳利を空にして、ゆらゆらと並んで歩く暗い夜の情景の「さやさや」など全ての作品に共通するのがダメな男女の恋愛というところ。

 

一般的な明るい胸キュンの恋愛作品が好きな人にはおすすめできませんが、こういう恋愛作品が好きな人なら必ずハマるであろう、少し好き嫌いがわかれる作品かもしれません。女流文学賞・伊藤整文学賞を受賞した名作です。

発売日
2002/9/3
ページ数
204
文学賞
第39回女流文学賞
映像化
-
文藝春秋

真鶴

いる者と、いない者

「真鶴」はいる者、いない者。「存在とは何か?」をテーマに書かれた長編小説で、独特の装丁も話題となりました。平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しており、本屋大賞でも上位にランクインした作品です。

 

12年前に「真鶴」という言葉を日記に残して主人公の京の夫の礼が失踪してしまった。 京は、母親、一人娘の百と三人で暮らしを営む。不在の夫に思いをはせつつ、新しい恋人と逢瀬を重ねている京は何かに惹かれるように、東京と真鶴の間を往還する。

 

このタイトルの「真鶴」というのは、実際に神奈川県にある港町の名前です。この「真鶴」という言葉と、「ついてくるもの」という言葉がこの小説の大きなキーポイントとなっていき、視点が目まぐるしく変わっていく幻想的な物語です。

発売日
2009/10/9
ページ数
271
文学賞
平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞
映像化
-
新潮社

ニシノユキヒコの恋と冒険

映画もヒット

「ニシノユキヒコの恋と冒険」は、ニシノユキヒコというどんな女性も虜にしてしまうモテ男が活躍する連作短編小説です。それぞれの話は短編であり、一人の女性との恋愛が一つの話になっているので、一つの話ずつ読むのも良いですし一気に読んでも楽しめます。

 

顔はイケメンで、女性にとても優しく、セックスもとても上手いそんなモテる要素が満載の主人公のニシノユキヒコなのですが、何故だか最後は女性に去られてしまうという物語。ニシノユキヒコの人間臭さに、あなたも引き込まれていってしまうでしょう。

 

2014年2月8日には「人のセックスを笑うな」の監督としても有名な井口奈己さんが監督、竹野内豊さん主演で映画も公開されており、ニシノユキヒコと恋をする女性には本田翼さんから阿川佐和子さんまで幅広い女優さんが出演し大ヒットしました。

発売日
2006/7/28
ページ数
279
文学賞
-
映像化
2014/2/8
文藝春秋

蛇を踏む

芥川賞受賞作

「蛇を踏む」は表題作である「蛇を踏む」を中心とした3作品を収録した短編集です。作品は「うそ」で書かれ、そして「本当」でも書かれていると川上弘美さん自身が語っているのですが、その「うそ」と「本当」のバランスが秀逸です。

 

収録作品は、公園に行く途中の藪で、蛇を踏んでしまい、その蛇が女に変わるという「蛇を踏む」、「消える家族」と「縮む家族」の縁組を通して、現代の家庭を寓意的に描く「消える」、夢のような話が綴られた19の短い章からなる「惜夜記」の3作品です。

 

1995年7月の第113回芥川龍之介賞では「婆」が候補に挙がっていたものの受賞はできなかったのですが、この「蛇を踏む」で1996年7月の第115回芥川龍之介賞を受賞し、川上弘美さんの名前が一般の人にも知れ渡るきっかけとなる作品にもなりました。

発売日
1999/8/10
ページ数
183
文学賞
第115回芥川龍之介賞受賞
映像化
-
文藝春秋

水声

不思議で清々しい

「水声」は、文藝春秋が発行する月刊誌である「文學界」の2013年1月号から2014年4月号までに連載され、2014年9月30日に文藝春秋より単行本が刊行されました。第66回読売文学賞の小説賞を受賞した作品でもあります。

 

癌を患っていた「ママ」が1986年に亡くなってから、都と陵は、「パパ」とともに、東京都杉並区にある、東松原にあるマンションに移り住んでいたが、1996年の春に都と陵は、「ママ」が亡くなった部屋のある、その古い家に戻ってきた。

 

都と陵の姉弟間の恋愛でありながらも、透き通っているイメージの強い小説です。タイトルの「水声」というのも「性交中の愛液の音」という意味だということで、少し読みづらいと感じてしまう人もいるでしょうが、読まずに判断してしまうのはもったいないです。

発売日
2014/9/30
ページ数
232
文学賞
第66回読売文学賞小説賞
映像化
-
文藝春秋

センセイの鞄

純文学の名作

「センセイの鞄」は、日本初の本格的グラフィックマガジンである「太陽」に1999年7月号から2000年12月号まで連載され、2001年6月に平凡社より単行本が刊行されました。15万部超のベストセラーとなった川上弘美さんの代表作でもあります。

 

主人公・ツキコさんこと大町月子はいつも行きつけの居酒屋で、30歳離れた高校の恩師で古文の先生だった、センセイこと松本春綱に再会する。せつない心をたがいにかかえつつ流れてゆく、センセイと私のあたたかい恋模様を描いた作品です。

 

2003年2月16日に、WOWOWの「ドラマW」第1作として小泉今日子さん主演でテレビドラマ化され、第40回ギャラクシー賞選奨、文化庁芸術祭優秀賞、日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ番組最優秀賞を受賞する名作ドラマとなりました。

 

発売日
2001/6
ページ数
278
文学賞
第37回谷崎潤一郎賞
映像化
2003/2/16

川上弘美のおすすめ商品比較一覧表

商品画像
メーカー
中央公論新社
日本経済新聞出版社
新潮社
中央公論新社
文藝春秋
文藝春秋
新潮社
文藝春秋
文藝春秋
文藝春秋
商品名
神様
森へ行きましょう
古道具 中野商店
光ってみえるもの、あれは
溺レる
真鶴
ニシノユキヒコの恋と冒険
蛇を踏む
水声
センセイの鞄
説明
デビュー作を収録
同じ日に生まれた女性
個性あふれる登場人物
特に後半がおすすめ
恋を描いた短編集
いる者と、いない者
映画もヒット
芥川賞受賞作
不思議で清々しい
純文学の名作
リンク
発売日
2001/10/1
2017/10/11
2008/2/28
2006/10/1
2002/9/3
2009/10/9
2006/7/28
1999/8/10
2014/9/30
2001/6
ページ数
203
512
339
362
204
271
279
183
232
278
文学賞
第9回紫式部文学賞
第15回本屋大賞66位
キノベス!2005 第13位
第8回木山捷平文学賞候補
第39回女流文学賞
平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞
-
第115回芥川龍之介賞受賞
第66回読売文学賞小説賞
第37回谷崎潤一郎賞
映像化
-
-
-
-
-
-
2014/2/8
-
-
2003/2/16
画像 商品名 参考価格(※) 通販サイト 特徴 発売日 ページ数 文学賞 映像化
1
中央公論新社
神様
494円
デビュー作を収録
2001/10/1
203
第9回紫式部文学賞
-
2
日本経済新聞出版社
森へ行きましょう
1,550円
同じ日に生まれた女性
2017/10/11
512
第15回本屋大賞66位
-
3
新潮社
古道具 中野商店
594円
個性あふれる登場人物
2008/2/28
339
キノベス!2005 第13位
-
4
中央公論新社
光ってみえるもの、あれは
842円
特に後半がおすすめ
2006/10/1
362
第8回木山捷平文学賞候補
-
5
文藝春秋
溺レる
464円
恋を描いた短編集
2002/9/3
204
第39回女流文学賞
-
6
文藝春秋
真鶴
670円
いる者と、いない者
2009/10/9
271
平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞
-
7
新潮社
ニシノユキヒコの恋と冒険
529円
映画もヒット
2006/7/28
279
-
2014/2/8
8
文藝春秋
蛇を踏む
464円
芥川賞受賞作
1999/8/10
183
第115回芥川龍之介賞受賞
-
9
文藝春秋
水声
648円
不思議で清々しい
2014/9/30
232
第66回読売文学賞小説賞
-
10
文藝春秋
センセイの鞄
583円
純文学の名作
2001/6
278
第37回谷崎潤一郎賞
2003/2/16
比較表を全て見る(10位以降)