英単語帳のおすすめ人気ランキング22選【高校生の大学受験や大学生・社会人向けも】

大学受験で大きな関門となり、受験生のほとんどが受ける科目といえば「英語」です。得点の割合が多い場合がほとんどなので、英語が苦手な方は教科書や本でしっかり勉強する必要があります。

英語が苦手な方は単語を覚えられていない場合が多いです。出題された問題の英単語さえわかれば、問題の輪郭をとらえて回答できるので必要なスキルといえます。できれば英単語は勉強を始める初期の段階でクリアしたいポイントです。

そこで今回は、英単語帳の選び方やおすすめの英単語帳22選をランキング形式でご紹介します。高校生の大学受験や、大学生・社会人の英語学習に役立つ英単語帳もご紹介します。また、英単語帳を使用した学習方法のコツも解説するので、是非参考にしてください。

いざ英単語を覚えようとしても、単語の数は膨大なうえに単語帳によって学習できる単語数にも違いがあり、英単語帳選びに迷うものです。その際は、受けたい試験の目標スコアに必要な単語数の目安を確認してください。

たとえば、大学入試・英検2級・TOEIC600点台を目指す方は5000語、難関大学入試・TOEIC700点台を目指す方は6000語が目安です。さらに、試験ごとに特化した単語帳がありますので、その点もふまえて選ぶとより効率的に学習できます。

英単語帳はずばり、自分の学習方法にあったものを選ぶのが大切です。たとえ友人・知人が最適だといっても自分の学習方法と合わなければ英単語学習がおざなりになります。無理せず続けられるもの・自分の学習方法との親和性を念頭に、英単語帳の選び方を紹介します。

英語学習のはじめはほとんどの場合、英単語学習から始まるといってもいい過ぎではありません。まず、その単語の意味を理解しなければ、センテンスやフレーズ、そして長文も読めないからです。学習をはじめる際は自分が今どのくらいのレベルなのかを把握した後で始めるのが効率がいいです。

高校1・2年生、受験生であれば偏差値50以下、社会人であれば学生時代英語はある程度できたが今はまったく自信がない、そんな方は入門レベルから始めます。中学生レベルの英単語も抜けているとあとで困るので、英単語を選ぶ際は中学英単語もカバーしていると心強いはずです。

入門レベルの方の英単語帳はなるべく薄めのもの、そして語彙レベルが低いものを選びます。まずは英単語を覚える作業に慣れなくてはなりません。簡単すぎるくらいで構わないので慎重に選びましょう。

英語に自信のある高校1・2年生、偏差値50～59、社会人であれば以前英語においてはかなりの得意で、今でもある程度英語を読めるくらいの方が中級レベルにあたります。

ある程度英語学習に慣れ、簡単な単語なら読める・聞き取れるのが中級レベルです。このあたりになると長文を読む際に意外と単語でつまづいたりします。要するに、授業や教科書、簡単な参考書ではよくみる単語があまりでてこなくなり、言い回しが難しいフレーズや語彙が増えてくるころです。

この場合は語彙レベルがほんの少しだけむずかしくてもいいかもしれません。ただ、今までの単語学習がスムーズにできていた、ある程度慣れてきた方に限ります。久しぶりに単語学習をする方は自分が想定するレベルより少し落としたほうが無難です。

受験生であれば偏差値60以上、社会人であれば学生時代はかなり英語に自信があり、現在もすで英語学習を実践し余裕が出てきた方が上級レベルにあたります。

このレベルまで来たら、英単語学習に割く時間はかなり減り、長文が出題されても読めない単語が少なくなってきているはずです。ただかなり難しい問題や、専門的な英語でかかれた書籍、英字新聞を読もうとするとまだまだ語彙数が足りません。

語彙レベルは高いものを選び、その英単語帳を辞書代わりに使いながら覚えていくスタンスで英単語帳を選ぶのがおすすめです。また、単語がイメージ分けやカテゴライズされているものを選べば、難しい単語もイメージしやすくなります。

ひたすら書いたり口に出したりして覚える、あるいはリスニングしながら言葉を音でつかんでいく、例文を繰り返し目を通しフレーズで覚えるなど、英単語学習だけでもさまざまな学習方法があります。どの学習方法がベストかは、自分のタイプがなんなのかを考えてください。自分にとっての最適な学習方法とそれにあった英単語帳の種類で覚えるのがベストです。

例としては、左ページに英単語、右ページに和訳の構成の英単語帳です。一番スタンダードかつ英単語学習において人気のタイプです。もし、一度に目を通す単語が100個以上で何度も単語を口ずさんで覚える方は、単語列挙型をおすすめします。

とにかく大量の英単語をスピーディーに繰り返し見て、口ずさむのがこのタイプの英単語帳に最適な学習方法です。どんな場面で使用される英単語なのか把握しづらいのがデメリットですが、とにかく英単語と意味を紐づけしたい方におすすめします。

短いフレーズや、短文のなかに英単語が数個配置されており、例文を覚える＝収録されている英単語も覚えられるタイプの英単語帳です。

このタイプの英単語帳のメリットは、優れた短文と英単語を同時に覚えられ、英語の言い回しや熟語なども覚えられる点です。英単語を短期間で大量に覚えたい方にはおすすめできませんが、ある程度英語学習にも慣れた方が読解演習をするのに架け帳橋となるような英単語帳です。似ている意味の英単語の使い分けも覚えられます。

150字～350字ほどで構成された長文に、覚えるべき英単語が収録されているタイプの英単語帳です。収録されている文章も読みごたえがあります。

このタイプの英単語帳の長文は、センター試験や私大の過去問から抜粋されており、良質な長文とともに自然と英単語を覚えられるメリットがあります。また、CDが付属されているものを買えば、リスニング対策もできて英語学習においてかなりの効果を発揮します。

入門レベルの方にはこのタイプの英単語帳はおすすめできません。文法問題がある程度理解できる方、短いフレーズや短文がわかる方におすすめです。英語学習の中盤から役立つかと思います。

覚える単語を中心とした、1つのフレーズで覚えられるのがフレーズ型の単語帳です。覚える単語が実際にどんなフレーズで使用されているか実感でき、短いフレーズで覚えやすいため、長文型が苦手な方にもおすすめします。

また、試験に出やすいフレーズを厳選して掲載している単語帳もあるため、フレーズ型の中でも受けたい試験に合った単語帳を選んでください。

今までご紹介した単語帳は文章がメインでしたが、イメージ型の単語帳はイラストが多いのが特徴です。文章のみで覚えるのが苦手な方は、単語が使われているシチュエーションのイラストと一緒に覚えられるためおすすめです。

イメージ型は難易度が高い単語帳は少ないですが、わかりやすくとっつきやすいため、英語学習を始めたばかりの方にもおすすめします。

英単語は、元は別々の意味を持つ単語が1つに組み合わさってできているものがあります。語源型の英単語帳は、そんな単語の成り立ちまで学べるのが特徴です。

まずは1つの接頭辞を取り上げ、共有している複数の単語を解説していくスタイルで、同じ接頭辞に関連する単語を芋づる式に覚えられます。英単語をより深く学べるのが語源型のメリットですが、初心者の方はそこまで深堀りするとつらく感じてしまう場合もあります。そのため、ある程度基礎ができて、より深く学びたい方におすすめです。

あまりにも少なすぎるのはかえって逆効果ですが、少なめのほうが学習効率はあがります。繰り返しスピーディーに使うと理解が深まり、モチベーションも上がっていきます。

たとえば、1000～1500程度の英単語帳であれば一週間で一周し、最低でも1か月半～2か月使うと9割5分以上覚えられているはずです。自分が覚えられそうな量に限定し、そのなかで覚えきれるように努力するのがおすすめです。

英語学習がかなり進んできた方、生涯学習として英語を学びたい方は、収録されている語彙が多めのものをおすすめします。英単語学習や辞書として使いましょう。

英単語も現在進行形で増え続けています。そのすべてを覚えるのは、英語を母国語としている人間でも不可能です。なので、自分のレベルに合わせて英単語帳や長文で覚えていくのが、収録されている語彙が多めの英単語帳を使う方の学習方法です。社会人でビジネス英語やTOEICで高得点を出せる方におすすめします。

英単語帳は、学生向けのものからビジネス用のものまで幅広く販売されています。同じ学生向けのものであっても、入試対策別や英検など資格取得を目的に構成された英単語帳もあります。 目的によって内容がかなり変わってくる場合があるので、ご自身の目的に最適なものを選んでください。

多くの学生が英語力の向上として使うのは、受験用の英単語帳です。TOEIC用などの英単語帳もありますが、受験で頻繁に出てくる英単語が網羅されているとは限りません。

受験用の英単語帳は試験に出やすい順番で構成されていたり、学生が暗記しやすいように工夫されていたりするので、学生は受験用の英単語帳を利用するのが一番です。また、単語だけが掲載されているのではなく、長文の中に単語が含まれていて試験本番さながらの様式で自然と単語を覚えられるので、成績アップに繋がりやすくなっています。

受験用英単語帳には偏差値レベルに合わせたものや、志望大学別に作られたものもあるので、チェックしてみてください。

英単語帳には受験向けのもの以外にも、ビジネスで使う英語力を向上させたい方のためのビジネス英単語帳も有名です。ビジネスで利用する英語なので、受験向けのものよりも専門的な英語なども紹介されています。

学生の頃に比べて英語を学習する機会が格段に少なくなる社会人は、勉強しようと思っても何から手をつけたらいいか分からなくて困っている方も多くいるかと思います。英語力を向上させるためにはボキャブラリーの強化が重要になるので、ビジネス用の英単語帳を使ってください。

英検やTOEIC受験の場合は、ぞれぞれの試験の出題傾向に合った単語帳を選びましょう。英検は日常的に使う英単語や、上級になるとビジネス単語も出題されます。また、「読む」だけでなく「書く」「聞く」「話す」能力も求められますので、読んでおぼえるだけでなく、聞いてもわかるようにしておきましょう。

TOEICはビジネス特化なので、ビジネスの場面でよく使われる単語が収録された単語帳を選びましょう。それぞれの試験に特化した単語帳も発売しています。

中高生の定期テストの場合には、学校指定の教科書や問題集、ワークブックに出てくる英単語から暗記していきます。もちろんテスト作成者・学校のテスト範囲によりますが、基本的にはそれまでに習った範囲を押さえるのが重要です。

特にそれまでの授業でポイントとなった部分や、教科書に太字で書かれている部分、これまで小テストやプリントで出たとこをを重点的に覚えてください。

英語学習にはリスニングも欠かせません。単語を覚える際に発音記号を見るだけでは、その音をイメージするのが難しい方もいます。そんなときに役に立つのがCDや音声ダウンロードサービス、そして英単語帳のアプリです。

単語帳を開く余裕のないときも、スマホにアプリや音声データを入れておけばいつでも学習できます。スキマ時間を有効活用して、英語学習の効率を上げていきましょう。

せっかく英単語帳を購入したのであれば、短期で効率よくしっかりと暗記したいですよね。英単語帳の使い方を工夫するだけで、暗記効率が劇的に上がる方法があります。 ぜひ正しい英単語帳の使い方をマスターして、英単語を極めてみましょう。

時間とともにどれだけ記憶が頭に残っているのか、それをグラフで示した忘却曲線があります。人は時間が経過するにつれて暗記した内容を徐々に忘れていってしまうのです。

忘却曲線でポイントとなる暗記から20分後・1時間後を目安に復習を繰り返せば、暗記の定着率が上がっていきます。つまり英単語を学習するうえでポイントとなるのはスピードと繰り返しになります。

暗記の秘訣を理解したうえで、次に正しい英単語帳の使い方をご紹介します。 いくつかのステップを意識して取り組むだけで、格段と英単語の吸収率が上がります。

まずはじめに、単語帳に載っている単語を知っている単語、知らない単語に振り分けます。そして、英単語を見て一瞬で意味を思い出せたものはマーカーを引いて、「どういう意味だっけ」と詰まった場合はそのままにしておきましょう。

この工程にはあまり時間をかけないように、1日や2日程度でさっと終わらせるようにしてください。

2周目に差し掛かり、1ページに載っている単語すべてを暗記してから次のページに進む方もいますよね。しかし、それでは時間がかかってしまうため、ページの5割程度の単語を覚えたら次のページに進んでください。

単語を覚えるうえで重要なのはスピードと繰り返しのため、1つに時間をかけるよりも繰り返し行って暗記させていくのがおすすめです。

3周目に差し掛かる頃には、ある程度英単語を暗記していると思います。この周からは、マーカーを引いていない部分を集中的に勉強し、ページに載っている単語の7~8割程度の単語を覚えたら次のページに進んでください。

このように、周が増えていくに連れて目標完成度を徐々に上げていくようにしてください。5周目以降は完全に覚えきれていない単語も含め、完璧に覚えられるようにしましょう。

複数の単語帳をバラバラにやるよりも、一冊の単語帳を何度も繰り返しての暗記をおすすめします。

通勤通学時間や休憩時間など、ちょっとしたスキマ時間に学習できるアプリもおすすめです。テストで確認できるもの・目標を設定して到達を目指せるもの・一定の時間に通知がくるもの・全国の仲間たちと点数を競えるものもあります。電車やバスの中でついついスマホを触ってしまう方でもゲーム感覚で学習できます。

単語帳の中には「ターゲット」など、アプリと連動していて、単語帳で覚えた内容をスマホで復習できるものもあります。スキマ時間を有効活用したい方に特におすすめです。

その他受験に必要な参考書や学習に役立つ電子辞書は、下記の記事で紹介しています。選び方や使い方もあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ここまで、英語学習に最適な英単語帳をランキング形式でご紹介してきました。英単語学習に不安を覚えている方は、まず、自分自身の学習方法を振り返って自分にぴったりの英単語帳を選び、スラスラ英単語を覚えて試験に臨みましょう。