アンティークの本棚おすすめ10選｜北欧風や安く手に入れる方法について

レトロなアンティーク本棚を一つ置くだけで、お部屋の雰囲気がとてもおしゃれになり、高級感がでます。アンティーク本棚を手に入れるなら、とても繊細なデザインのレトロな本棚を購入したいものです。

ただ、歴史のある本棚は決して安い買い物ではありません。本棚としては十分機能するものでも、年代物はメンテナンスが必要になります。アンティークとしての価値の上に修理費用も上乗せされるので、高価な値段になってしまいます。

また、アンティークと言われていても本当にそうなのかどうかも判断できませんし、中古なので汚れていないか、きっちりとメンテナンスされているのかどうかも心配です。ここでは、アンティーク本棚の選び方、おすすめ10選などについてご紹介しますので、どうぞ最後までご覧になってください。

本は、かつてとても貴重なものとされていました。そのため、本棚が生まれる前に「鍵付き本箱」が誕生します。17世紀頃のことです。しかし、箱では多くの本を収納することが難しくなり、取り出しにくく、収納スペースを確保するために本棚が生まれました。そのため、西洋のアンティーク本棚は100年以上前の本物のアンティーク本棚が多く存在します。

西洋では100年以上前の美術品・家具などをアンティークと呼びます。日本で100年前となると明治時代で、民家で本棚を置くようになったのは明治・大正～昭和初期あたりからです。そのため、日本のアンティーク本棚は、明治から昭和初期辺りの本棚をアンティーク本棚と呼びます。この頃は、モダンな西洋のデザインが日本の家具にも取り入れられた時期です。

アンティーク本棚は、本を入れるだけでなく、レトロなインテリア雑貨などを入れても楽しめます。そのため、何をアンティーク本棚に入れたいかで、背の高さやサイズを選ぶ必要があります。所持する本の数や入れたいものによって、それにあった本棚を購入します。

また、アンティーク本棚は存在感があるので、お部屋の広さと本棚の高さのバランスが悪いと圧迫感が生まれます。そうならないためにも、アンティーク本棚を置く部屋を選ぶのも大切です。

次にアンティーク本棚を選ぶときに考えたいのが、部屋の雰囲気に合っているかどうかです。本棚の色・形・デザインが、本棚を置く部屋の他のインテリアとちぐはぐだと、せっかくの本棚も台無しです。部屋の雰囲気とインテリアに合うアンティーク本棚を選ぶと、一気に高級感あふれるお部屋になります。

基本は西洋の本棚は洋間に、日本の本棚は和室に合います。しかしシンプルなデザインの日本のアンティーク本棚なら洋間にも合い、お部屋をモダンな感じにしてくれます。

上でもご紹介したように、昔、本はとても貴重なものでした。そのため、当時は扉と鍵付きの本棚が多く製造されました。アンティーク本棚の選び方で、扉が付いているものかついていないものかを選ぶのも重要な要素です。

現在でも貴重な書物を所持されている方は、扉・鍵付きの本棚が安心です。アンティーク本棚は、扉のガラスや彫刻なども繊細なものが多く、お部屋との調和を考えて合うものを選びます。また、扉を開けたときのスペースの確保も必要です。

信頼できるアンティークショップは、実物をバイヤー本人が自分の目で見て買い付けており、ヨーロッパのアンティークマーケットや日本の骨董市に出向きます。時には売主が価値のある家具だと気づかず安価でリサイクルショップに売却している場合や廃棄していることもあります。確かなアンティーク本棚を安く手に入れるにはバイヤーの買い付けの方法にかかっています。

アンティーク本棚を最も安く手に入れる方法は、蚤の市やリサイクルショップでそのままのアンティーク本棚を購入し、自分で掃除や修理をすることです。質のいいアンティーク本棚でも、通常の半額以下で購入できます。手先が器用で修理などが得意な方には、おすすめの購入方法です。かなり手間はかかりますが、値段的には格安で手に入れられます。

アンティーク本棚をそのまますぐに使いたいのであれば、専門家の手で修理されたものを購入するといいです。プロの手が入ったものは、きれいで使い勝手もいいものです。シンプルなデザインで扉付きでないものなら、30,000円前後で手に入ります。

逆に予算に余裕があれば、値段が高くても繊細な細工が施された高価な300,000円以上する価値のあるアンティーク本棚に出会えることもあります。

本物のアンティーク本棚が高価すぎて購入できない場合は、通販や家具量販店などでも販売されているアンティーク風本棚を購入する方法もあります。シンプルなデザインのものなら15,000円前後からあり、細かい凝った細工の扉付きのものでも150,000円台から購入できます。

アンティークであることにこだわりがなく、お部屋の雰囲気を変えたいと思われているのであれば、アンティーク風本棚でも十分素敵なものが見つかります。

日常的なお手入れ方法としては、清潔な布やハンディモップなどで楔や扉の溝など埃がたまりやすい部分を乾拭きします。扉が付いている本棚でも意外と埃はたまっているものです。凹凸のある部分だけでなく、側面の板などもこまめに拭き掃除すると本棚は美しく保てます。

普段の拭き掃除以外に、定期的な念入りなお手入れも必要です。定期的なお手入れを行う日は、天気のいい日を選びます。収納している本を全て取り出し、本棚を虫干しします。そして棚の上から順番に布で乾拭きし、汚れがひどい部分は水拭きしたあと乾いた布で乾拭きし直します。できれば、本も一緒に虫干しすると、防カビ効果があります。

アンティーク本棚を購入したら、設置場所にも注意が必要です。日本の高温多湿な季節や気候は、カビの発生が心配です。アンティーク本棚を設置する際は、壁から少し離して風通しのいい場所を選びます。窓の近くに置くと、冬は窓の結露、梅雨の時期には湿気がつき、カビの原因になります。カビ対策を行うことで、アンティーク本棚を美しく保てます。

北欧の本棚でも特に人気があるのが、デンマーク製のアンティーク本棚です。デンマーク製の家具専門店があるほど、デンマークの家具は日本で人気があります。本棚もデンマークでは「見せる本棚」として使われることも多く、本だけでなく食器などを飾ることも多いです。

デンマークには優雅で繊細なロイヤルコペンハーゲンやモダンなジョージジェンセンなど、棚に飾りたくなる有名な高級食器店も多数あります。

イギリス製のアンティーク本棚は、デザインがとても繊細です。扉付きのものは重厚感があり、日本でも人気があります。本棚の天板の下の枠のデザインが、スカラップになっているものが多く、可愛らしく優雅なのもイギリス製本棚の特徴です。本棚自体は大きすぎず、脚付き・扉付きのものがたくさんあります。落ち着いた色合いも人気のポイントです。

北欧のアンティーク本棚はシンプルでモダンなイメージ、イギリスのアンティーク本棚は色合いが落ち着いていて重厚感の中にも優雅さのあるイメージです。

他の家具やお部屋の雰囲気がモダンでシンプルなら、北欧デンマーク製のアンティーク本棚がおすすめです。イギリスのアンティーク本棚は、和室にも似合うものがありますし、落ち着いたリビングにも合います。どうぞあなたのお部屋に合う本棚を選んでみてください。

とにかく本をおしゃれな本棚に収納したい、本だけでなくインテリア雑貨も飾りたいなど、アンティーク本棚を購入する目的はさまざまです。そしてお住いのお部屋も人それぞれで、お部屋にぴったり似合った本棚を購入したいものです。ぜひあなたのお気に入りのアンティーク本棚を見つけましょう。