腰痛対策向けオフィスチェアおすすめ15選｜パソコン作業用の腰が痛くならない椅子も

テレワークの浸透に伴い、デスク前で着座する時間が長くなっている傾向が見られます。パソコン作業には腰が痛くならない椅子を使いたいとお考えの方もいます。そこでおすすめしたいのが、腰への負担を抑えて腰痛対策できる椅子です。自分に合わない椅子に座っていると、椎間板ヘルニアなど腰の病気につながる可能性があります。

そんなとき仕事に適した腰痛対策オフィスチェアは、長時間着座しても疲れにくく、腰が痛くならない点でおすすめ。テレワークはもちろん、映画鑑賞・ゲームなどの用途にも対応し、肩こりや腰痛に悩む方にぴったりです。

本記事では腰痛対策オフィスチェアの選び方・おすすめメーカー・おすすめ商品15選をご紹介します。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

安い椅子でも腰痛対策できるタイプは存在します。腰痛対策を最優先するなら、必ずしも高額商品を選ぶ必要はありません。たとえばランバーサポート付きの商品や、高さ調節機能付きのものを優先的に選ぶのも有効なアプローチです。

安さを重視するのであれば、機能・パーツが充実しておりコスパがいいゲーミングチェア。上手に探せば、2万円台でエルゴノミクスタイプが手に入ります。

事務用回転椅子はオフィスチェアのベーシックなスタイルです。アームレスト・ヘッドレスト・リクライニングといったパーツや機能を付けずにコストカットを図る場合が多く、1脚当たりの価格はリーズナブルです。

背もたれもローバックのタイプが多く、コンパクトで取り回しに優れています。新規開業・オフィス開設といった機会に合わせて、安いオフィスチェアを大量導入する際には大変おすすめです。

エルゴノミクスチェアは、人体の働きを工学的な見地から分析する「人間工学（エルゴノミクス）」を採り入れたチェア。学術的な理論に基づいているためデザインが合理的で、着座に伴う疲労・負担が少ないのが大きな特徴です。

上体を起こすよう促すため猫背になりにくく、腰痛予防にも効果的。無理なく正しい姿勢を保てるため、長時間着座しても疲れにくい点でおすすめです。

リクライニングチェアは背もたれにリクライニング機能が備わったチェアです。オフィス向けのリクライニングチェアは座ったままレバー操作で簡単に角度を変えられるため、手軽に扱える利点があります。

そのため、自席で立ち上がらずに小休止を挟みたい場合にぴったり。また、在宅勤務の場合は任意のタイミングで休憩できるため、仮眠の用途にもおすすめです。

ゲーミングチェアは長時間のゲームプレイを想定して設計されたタイプです。アームレストの可動性・座面の昇降機能といったパーツ各所のカスタム性が高く、安価な製品でもヘッドレスト・ランバーサポート・フットレストといったオプション用パーツが充実しています。

ちなみに最近は企業オフィスのほか、テレワーク用として自宅に導入する動きも盛んです。

バランスチェアは正しい姿勢で座れる椅子です。背もたれ・肘置きがついておらず、クッションに膝を乗せて座る独特な形をした椅子です。腰痛をお持ちの方は姿勢が良くない方が多い傾向にあります。バランスチェアは正しい姿勢でいられるので、腰痛予防にもなり、きれいな姿勢を保てます。

自分だけでなく、子どもの姿勢が気になる方にもおすすめです。子ども用のバランスチェアもあるので、勉強する際に正しい姿勢をキープさせたい方はぜひ検討してください。

ローバックとは背もたれを低く設計したタイプを指します。高さを抑えることで全体のサイズがコンパクトに収まるため、設置の際に場所を取らず、空間における圧迫感も少ないのが特徴です。

また、ハイバック・エクストラハイバックと比べて価格が安い点もメリットの1つ。事務用回転椅子と相性がいいため、まとめ買いで一度に複数点を配置する場合に適しています。

ハイバックは背もたれを高く設計し、肩甲骨の上までをサポートするタイプです。背中を広くカバーできてゆったり座れるため、大柄な方に適しています。長時間の作業でも疲れにくいほか、リクライニング機能を有効に活かせるため腰痛持ちの方にもおすすめです。

またハイバックの椅子は高級感があり、デザイン・インテリアの面でも見栄えが良くおしゃれ。空間に余裕がある環境にはぴったりです。

エクストラハイバックはハイバックよりもさらに背もたれが高く、首までしっかり支えるよう設計されたタイプです。多くの場合はヘッドレストが付いており、着座時・リクライニング時ともに3タイプで一番快適に過ごせます。

造りが豪華なためサイズがかさばるほか、相応に高額なのがデメリット。いわゆる社長椅子に多く採用されています。

ランバーサポートは背もたれに取り付けて骨盤や背骨を矯正し、疲れない姿勢で座れるようサポートするパーツです。ランバーサポートがあれば、長時間のデスクワークに伴う負担を軽減するのに役立ちます。

製品によってはランバーサポートがあらかじめ取り付けられている場合もありますが、特に取り外し可能なタイプだと位置調整しやすいためおすすめです。

アームレストはいわゆる肘かけ・肘置きで、腕・肩の負担を軽減するのに役立ちます。高さ・向きなどを調節できるタイプがあり、特に3D可動タイプと呼ばれるタイプは上下・左右・前後の3次元で動かせるため、汎用性が高くおすすめです。

3次元可動タイプのアームレストはゲーミングチェアに搭載されている場合が多いため、気になる方はチェックしてみてください。

フットレストはいわゆる足置きのことで、オットマンとも呼ばれます。足を伸ばした姿勢で腰かけたり、足を投げ出して休憩したりするのにおすすめ。最近はチェア本体と一体型のタイプが多く、座面下のスペースに格納する要領が一般的です。

仮眠時にフットレストを利用すれば、より質のいいリラクゼーションを図れます。特にリクライニング機能利用時に仮眠を想定する場合は、フットレスト付きの製品がぴったりです。

オフィスチェアには座面・ヘッドレストの高さ調節に対応したものがあります。ほとんどのオフィスチェアはオーダーメイドではないため、利用者の身長や体格にジャストフィットしない場合もしばしばです。

そこで役立つのが座面・ヘッドレストの高さ調節機能。高さ調節機能によって個人差によるサイズ感の問題を改善できるだけでなく、姿勢の悪化を防ぐ効果も得られます。

ファブリックは耐久性が高く経年変化に強いため、長期利用に適しています。通気性もメッシュ素材には及ばないものの、レザーと比べると良好です。また、価格も安いためランニングコストに優れています。

デメリットは、ほかの素材と比べて汚れが目立ちやすくホコリも付きやすいため、こまめな手入れが必要な点です。特に液体が付いた場合は、素早くケアしないとシミになってしまいます。

メッシュは生地を薄く設計するとともに、通気用の穴も作るタイプです。空気を循環させて熱を逃がすため、通気性に優れており蒸れにくく快適に使えます。一方、熱が逃げる分冬場に寒さを感じやすい点がデメリットです。

生地の厚みを抑えて穴も作る分、投入する原材料の分量は少なめ。そのためレザー・ファブリックと比べて重量は小さい一方、相応に強度・耐久性も低くなりがちです。

PUレザーとはポリウレタンを使った合成皮革です。本革には及ばないものの高級感があり、おしゃれと贅沢感を手軽に味わえます。撥水性に優れており、汚れを落としやすくお手入れ簡単なのもメリットです。

デメリットとしては温度の影響を受けやすいほか、通気性が悪く蒸れやすい点が挙げられます。また、安価なものは経年変化しやすいです。

本革の魅力は所有欲を刺激する高級感と満足感です。実用性・インテリア性を兼ね備え、おしゃれで贅沢な気分を味わえるため日々のモチベーションにつながります。またPUレザーよりも質感が高く、座り心地も抜群です。

事務用チェアよりもソファに使われることが多く、リビング・ダイニングや応接室用の椅子に適しています。いわゆる「社長椅子」のようなエグゼクティブチェアにもおすすめです。

デザインはアイテムとしての満足感を左右します。特に腰痛対策オフィスチェアの場合はデザインも構造・設計・形状といった工学的な要素に作用しており、製品性能を支える大事なポイントの1つです。デザインの優れた製品は日々のモチベーションにも関わるため、買って良かったと思えるおしゃれなものを選びましょう。

オフィスチェアの製品によっては購入後、組立作業を必要とする場合があります。保管時のサイズ・輸送コストを抑えるといった理由によるもので、特に通販の場合は少なくありません。

腰痛対策オフィスチェアの場合も同様であるため、購入の前には組立作業の有無・所要時間などを確認しましょう。ちなみに「完成品」と明記されている場合は組立不要です。

㈱関家具の高級椅子ブランド、エルゴヒューマンは人間工学に基づく高機能オフィスチェアをコンセプトに誕生しました。長時間のデスクワークに堪えられる製品設計が魅力で、エルゴノミクス椅子の第一人者というべき存在です。

ランバーサポート・背もたれ・ヘッドレストが独立しており、体格に合わせて背もたれ・ヘッドレストの高さ・角度を調節できる点もユニークです。

「お値段以上」のキャッチコピーで人気のニトリは、シンプルでおしゃれな生活用品を得意とするメーカーです。自社ブランド品のみながら圧倒的なラインナップを誇り、人間工学椅子の品揃えも豊富です。

ラインナップの中では人体工学「DUOREST理論」に基づき開発されたデュオレシリーズが人気。低価格ながらPUレザーを採用しているほか、5年間の長期保証が付くのも高ポイントです。

イトーキは有名メーカーの中でもリーズナブルなラインナップを展開しています。主力商品のメッシュチェア「サリダ」は、スタイリッシュな網目の施し方が特徴の人気シリーズです。

また女性のために開発された人間工学椅子「カシコチェア」も好評。女性の体型や姿勢を想定して設計されているのがポイントです。

ハーマンミラーは世界初のメッシュチェアとしても名高い、アーロンチェアを開発した有名メーカーです。現在はリニューアルモデルであるアーロンチェアリマスターを展開中で、エグゼクティブ層を中心に絶大な人気を誇ります。

12年もの長期保証を行っているのも大きな特徴の1つ。正に一生もののオフィスチェアを提供しています。

ノート・ファイルなどの文具で知られるコクヨは、オフィスチェアチェアのバリエーションも豊富です。多数のラインナップを展開しており、10万円前後するものも珍しくありません。

ロッキング機能・前傾チルト機能など、他メーカーがあまりカバーしていない高度な機能を持った製品が多いのも特徴の1つ。近年では座ったままで運動不足解消が期待できるイングシリーズで話題を集めています。

椅子にこだわるだけでなく、クッションを活用するのもおすすめです。長時間椅子に座りっぱなしの場合はウレタン素材などの低反発タイプがおすすめです。骨盤の姿勢を安定した状態に保ってくれるタイプなら、腰痛対策としても役立ちます。柔らかすぎるものより、自分の座った姿勢を保ってくれる素材・形状かをチェックしましょう。

オフィスチェアの価格は、高額だからといっても腰痛対策に適しているとは限りません。低額でも形状が自分の体型にマッチしていたり、求める機能が備わっていたりすることの方が大事です。本記事を参考に、ぜひ疲れにくい腰痛対策オフィスチェアを活用してください。