コットの自作方法をご紹介！木製とイレクターパイプ製の2種類を解説！

キャンプなどのアウトドアのときにあると便利なのがコットです。コットとは地面から離れたところに寝床を設置する簡易ベッドのことで、地面に直接置かないため地表からの冷気や熱がカットできます。アウトドアでも快適に眠りたい人におすすめのアイテムです。

コットはさまざまなアウトドアブランドが出しているため種類は豊富ですが、値が張張ったりサイズが合わなかったりします。そこでおすすめなのがコットの自作です。自作であればサイズやベッドの高さなどが調整できるため、より快適な睡眠がとれるようになります。

今回はコットを自作する方法をご紹介します。難易度が高そうに思えますが、角材やパイプがあれば誰でも作ることができます。自作アイテムでアウトドアをより楽しみたい方は必読です。

木製コットの作り方をご紹介します。持ち運びがしやすいように幅1m×長さ1mのコットを2つ作ります。

準備する材料・道具

• 強度のある南洋材の角材（43mm角）
• 金具
• ビス
• 電動ドライバー

作り方

1. 失敗を防ぐために設計図を描きます。
2. 設計図に基づき角材をカットします。
3. ビスで脚になる部分を固定します。脚以外の部分はボルトで取り外しできるようにします。
4. 1m×1mの土台を並べ、両端と真ん中に天板を載せてボルトで固定します。
5. 組み合わせた土台に天板を乗せて、マットレスを敷いたら完成です。

バラバラになるので、持ち運びがしやすく車内などでも場所を取りません。また強度の強い板を使用しているのでベンチとしても使用することができます。

イレクターパイプや塩ビパイプ製のコットの作り方をご紹介します。パイプの太さによって寝ころんだときの安定感が異なるので好みのものを選びましょう。

準備する材料・道具

• イレクターパイプもしくは塩ビパイプ
• ジョイント
• パイプカッター
• 構造用合板（厚さ12mm以上）
• ドリルドライバー
• ねじ

作り方

1. 失敗を防ぐために設計図を描きます。
2. 設計図に基づきイレクターパイプ（塩ビパイプ）を必要な長さにカットします。
3. ジョイントを付けて組み立てたら土台の完成です。
4. 土台に合わせて合板で天板を作ります。このとき土台よりも気持ち大きくするとパイプが隠れてすっきり見えるのでおすすめです。
5. 天板ができたら土台と天板を固定するためのジョイントを取り付けます。このときアシンメトリーに取り付けると安定感が出ます。
6. 天板にウレタンチップなどを付けて柔らかくなるように加工したら完成です。

コットは寝床だけなので、寝ていると虫が寄ってくることがあります。キャンパーの中には蚊帳を自作する人もいるようです。ここではコットに蚊帳を付ける方法をご紹介します。

準備する材料・道具

• コット
• ダンポール
• 蚊帳
• ノコギリ

作り方

1. コットの脇にダンポールを差し込みアーチ状にして長さを測ります。
2. 長さが測れたらノコギリでカットします。
3. カットしたダンポール2本をアーチ状にコットに取り付けます。
4. 上から蚊帳を被せたら完成です。

顔の近くに蚊帳があったり触れたりすると不快に感じることがあるので、少なくとも30cmは顔から離れるように被せるのがおすすめです。

アウトドアブランドのコットは高価格のものが多いため、コットを用意していないキャンパーもいるかもしれません。コットは安く済ませたいと考えているキャンパーにおすすめなのが「WILD-1 キャンパーズベッド」です。

「WILD-1 キャンパーズベッド」であれば約2000円で購入できます。またコンパクトに折りたためるため持ち運びにも便利です。ただし組み立てに力が必要だったり、脚が細いため多少ぐらついたりすることがあります。安価なもので済ませたいキャンパーにおすすめです。

今回は木製とイレクターパイプ製のコットの作り方をご紹介しました。自作コットなら素材やサイズ、ベッドの高さなど自分好みに設定できるので、アウトドア中でも快適な睡眠がとれます。作り方も難しくないので、ぜひトライしてみてください。