一人暮らし用カーテンおすすめ15選｜どこで買う？相場や人気ブランドもチェック

一人暮らしをする上で、カーテンは欠かせないものです。光や音を遮ったり、外から部屋の中を見えにくくしたりと、プライバシーを守るためにも必要です。夜はカーテンがないと、外から光が入ってきてゆっくり眠れません。

そんなカーテンですが、色や種類によって、部屋の印象や機能がガラッと変わってしまいます。部屋側につけるカーテンと内側に付けるレースカーテンでも機能が全く違います。また、窓のサイズの計り方を間違えると「あと数cm足りなかった」という事態になりかねません。

そこで本記事では、一人暮らしでのカーテンの選び方を見ていきます。また、おすすめ商品も紹介します。おすすめ商品には人気ブランドのおしゃれなカーテンもセレクトしています。「カーテンはどこで買う？」「相場はいくらくらい？」などの疑問にも答えています。カーテンレールが一本しかない時の対処法もお伝えします。ぜひ最後まで読んで、カーテン選びに役立ててください。

カーテンの横幅は、必ずカーテンレールが付いている状態で計りましょう。窓枠をそのまま計ったり、使っているカーテンをそのまま計ったりしないように注意してください。

カーテンレールの両端には、カーテンの端を動かないようにする「固定ランナー」という部品が付いています。カーテンフックの端を取り付ける輪の部分です。この固定ランナーの中心から、もう片方の固定ランナーの中心までの幅を計るようにしましょう。

掃き出し窓とは、天井から床まである窓のことです。掃き出し窓の丈の寸法は、カーテンフックをかける固定ランナーの輪の下から床までを計り、そこから1～2cmマイナスした長さがちょうどいいと言われています。

床から1～2cmあけるのは、カーテンの裾が床についてほこりが溜まってしまったり、カーテンを引きずって劣化させてしまったりするのを防ぐためです。内側にレースカーテンも取り付ける場合は、さらに1～2cm短い長さのものにしましょう。

腰高窓とは、天井から腰の高さくらいまでの窓のことです。丈の計り方は、固定ランナーの輪の下から窓枠の下までを計り、そこから15～20cmほどプラスした長さがちょうどいいと言われています。長めにしておくことで、日差しを遮ったり冷気を入りにくくしたりすることができます。

また、内側にレースカーテンを重ねる場合は、掃き出し窓と同様にそこから1～2cm短くするとバランスが良くなります。

日中はドレープカーテンを開けて外の光を取り込みたいところです。そんな時にレースカーテンがないと、外から部屋の中がまる見えになってしまいます。レースカーテンは日中のプライバシーを確保するために必要と言えます。

ですが、普段日中は外出していて家にいない人や、日中でもカーテンを開けたくないという人は、レースカーテンがなくても困りません。ただし、カーテンが閉まったままだと生活感がなく、空き巣に狙われやすくなるので注意です。

レースカーテンは快適に過ごすための機能が備わっています。たとえば、ミラー効果や遮像効果のあるレースカーテンなら室内が透けて見えることがなく、プライバシーが守られます。また、断熱効果や遮熱効果のあるレースカーテンであれば、夏は涼しく、冬は暖かい室内で過ごすことができます。

さらにUVカット効果があれば、外の紫外線から肌や家具を守ってくれます。

カーテンといえば2枚セットで使うイメージがありますが、1枚入りのものも売られています。お店によって販売方法が異なりますので、購入する時は1枚入りなのか、2枚入っているのかを確認してから買うようにしましょう。

ドレープカーテンとは、最もよく見かける厚手のカーテンのことです。ドレープ（ひだ）があるのが特徴で、機能や柄が豊富にあるため、自分に合ったものを見つけやすいのが魅力です。また、カーテンを横にスライドすればすぐに開け閉めできることや、カーテンを外して簡単に洗えることもメリットです。

しかし、ひだの部分にボリュームがあるため、一人暮らしのコンパクトな部屋だと圧迫感を感じてしまう可能性があります。また、家具を目の前に置くとスムーズに開閉できなくなってしまうので注意が必要です。

ドレープカーテンは湿気が多い場所だとカビが生えてしまう可能性があるので、水回り以外の場所で使うことをおすすめします。

ロールカーテンは、スクリーンのような布を上部で巻き取って開閉するカーテンです。脇についた紐で開け閉めするので、簡単に操作できます。部屋の仕切りとして利用する人もいます。

また、ドレープカーテンのようにひだがないので、圧迫感がなく部屋をすっきり見せたり、カーテンの柄をしっかり見せたりすることができます。ロールカーテンが二重になった「ダブルロールカーテン」もあるので、外からの視線が気になる方にはおすすめです。

しかし、巻き取れるような薄い布を使うため、機能性はあまり優れていないので、遮光や遮熱を求める方にはおすすめしません。また、巻き取り部分が故障する可能性もあるので注意が必要です。

ブラインドカーテンとは、スラットと呼ばれる羽が何枚も重なっているカーテンのことです。ロールカーテンと同じように、紐を使って上部に収納します。羽の角度を変えられるので、光の入り方を調整できるのが1番の特徴です。また、アルミや木など羽の材質もさまざまなので、部屋の雰囲気に合わせて購入できます。

デメリットは、ロールカーテンと同様に上げ下げする部分が故障してしまう可能性があることと、羽1枚1枚にほこりが溜まってしまうことです。ですが、アルミのブラインドカーテンは防水性があるので、お風呂やキッチンなど濡れる可能性のある窓におすすめです。

縦型ブラインドカーテンは、バーチカルブラインドとも呼ばれています。ブラインドカーテンは羽を横向きに取り付けますが、縦型ブラインドカーテンは、羽を縦に取り付けています。ドレープカーテンと同じく、左右に開閉します。

横型のブラインドカーテンに比べてほこりが溜まりづらく、お手入れが楽なのが特徴です。ブラインドの縦のラインで、空間が広く感じるのもメリットです。ですが、ほかのカーテンに比べて価格が高めなのがデメリットです。

レースカーテンは、日中ドレープカーテンを開けて光を取り込みたい時に、プライバシーを守ってくれる役割があります。ミラー効果やUVカット効果などさまざまな機能性も備わっているので、自分に合ったものを選ぶことができます。

シェードカーテンは、ロールカーテンやブラインドカーテンと同じように紐を引いて上部に収納するカーテンです。違いは蛇腹状に収納されるところです。ロールカーテンと違い、通常のカーテンに使われている生地をシェードカーテンにできるため、生地の選択肢も豊富です。

また、カーテンを好きな位置で止めることができるので、日差しに合わせて調節ができて便利です。デメリットは、横に開けるカーテンに比べて開閉に時間がかかること、故障の恐れがあることです。窓を頻繁に開けない小窓に使うのがおすすめです。

カーテン生地で多く使用されているポリエステル。耐久性が高くシワになりにくいので洗濯機で丸洗いできたりとお手入れが簡単で一人暮らしにもおすすめです。遮熱・遮光機能が充実しているものも多く、機能性が高いところもポリエステル製カーテンのいい点です。ただし、静電気が発生しやすく、ホコリを吸いやすいため定期的なお手入れをおすすめします。

シルクの代用品として開発されたレーヨン。滑らかな触り心地と光沢感が特徴的で部屋をおしゃれな上品な雰囲気にしたい方に特におすすめです。美しいドレープがエレガントで優しい印象に仕上げることができます。吸湿性、吸水性にも優れている点もおすすめです。ただし、水や摩擦には弱く洗濯で縮むこともあるため、クリーニングが必要となることだけは頭に入れておいてください。

洋服などの生地でもお馴染みの綿は染色性にも優れているため、プリントカーテンによく使われています。そのため、さまざまな色が展開されており、部屋の雰囲気に合わせたカーテン選びが可能です。ナチュラルな風合いと柔らかな肌触りが特徴的で丈夫で吸水性もがあるところも特徴です。ただし、色移りしやすい点ややカビが生えやすい点などには注意が必要です。

サラッとした肌触りが人気の麻。速乾性が高く、丈夫で長持ちするため、カーテンにも多く使用されるようになりました。使っていくうちに柔らかく馴染むのも特徴で耐水性・耐熱性に優れているところも人気理由の一つです。ただし、選択してしまうと縮んでしまう可能性があるため、お手入れのさい注意が必要です。

遮光性は、その名の通り光を遮る性能のことです。カーテンに遮光性を求める方も多いのではないでしょうか。日中に睡眠をとる方や、冷房効果を高めたい方などは特に必要でしょう。遮光の等級は以下の4種類に分類されています。自分がどの程度の遮光性を求めているのかに合わせて、等級を選びましょう。

防音とは、外からの音を室内へ入れず、室内の音は外に出さない性能のことです。交通量の多い道路や線路の近くに住んでいる方、ペットを飼っている方などにおすすめです。生地の重さや厚さが増すほど、カーテンの防音性は高くなります。

中には4層構造になっているカーテンもあるので、自分がどれくらいの防音効果が欲しいのかに合わせて重さや厚さを選びましょう。「カーテンボックス」というカーテンレールを隠すツールを使えば、音が漏れる隙間を埋めることができるのでさらに防音効果が高まります。

遮熱性は外からの光を反射させて熱が室内に入るのを遮る効果、保温性は室内の暖かい空気を窓から外へ逃がさないようにする効果のことです。この2つの性能を取り入れることで快適な室内を保つことができます。

遮熱カーテンは南向きの窓をはじめ、日光が多く入る窓に取り付けるのがおすすめです。また、冬の冷気は玄関や窓から入ってきますので、一人暮らしに多いワンルームでは玄関からの冷気を遮るため、玄関と部屋の間にカーテンをつけるのもおすすめです。

防炎性は火災時に燃えにくい機能のことです。まったく燃えないわけではないですが燃え広がりにくくもしもの時には安心要素の1つになります。防炎カーテンには「防炎ラベル」が貼られていますので、購入する際にラベルが付いているかどうかを確認してください。

また、高層マンションや公共施設では防炎カーテンの設置が義務付けられている所もあります。高層マンションに住んでいる方は、自分の住む場所が防炎カーテンが必要かどうかをチェックしておきましょう。

ペットを飼っている方やたばこを吸う方におすすめなのが、防臭機能のあるカーテンです。カーテンに付く嫌なにおいを防いでくれます。また、抗菌機能のカーテンは細菌やカビなどの繁殖を抑える効果があります。湿度が高くてカビが気になる時におすすめです。

花粉が気になる方は、花粉キャッチ機能のついたカーテンもおすすめです。その名の通りカーテンが花粉を捕まえてくれるので、花粉の外からの侵入や、室内での舞い上がりを防ぐことができます。

カーテンはほこり・花粉・排気ガスなどで汚れやすいので、洗濯で清潔な状態を保つのがベストです。カーテンの洗濯表示を見れば洗濯できるかどうか確認できるので、購入時にチェックしましょう。中には手洗いしかできないカーテンや、水洗いもできないカーテンがありますので注意してください。

部屋を広く見せたい場合は、実際の位置よりも遠くにあるように見える「後退色」を使いましょう。後退色とは、青・紫などの寒色のことを指します。反対に、実際の位置より手前に見える色のことを「進出色」といい、赤・オレンジなどの暖色のことを指します。

後退色は、壁や天井などの広い範囲に使うと圧迫感で部屋が狭くみえてしまいますが、ワンポイントで使うと奥行きを出してくれます。部屋の奥にあることが多いカーテンを後退色にするのはとても効果的です。

柄物にしたい場合は、小さな柄のカーテンを選ぶようにしましょう。大きな柄を使うと部屋に圧迫感が出てしまうので注意しましょう。

インテリアと統一性を持たせたい場合は、家具の雰囲気に合わせたカーテンにしましょう。下記のようにインテリアとカーテンの雰囲気を合わせると、さらにおしゃれな部屋になります。

• グレー：スタイリッシュな部屋
• ブラウン：モダンな部屋
• アイボリー：植物の多い部屋
• ピンク：可愛らしい部屋
• 天然素材：北欧風やナチュラルな部屋

また、部屋全体が2色までにまとめられていると統一感が出ます。天井・壁・床を「ベースカラー」、カーテン・家具などを「メインカラー」としてまとめるとおしゃれに仕上がります。ベースカラーは最初から決まっている部屋も多いので、メインカラーを自分の好きな色にしてインテリアを楽しみましょう。

特に女性の一人暮らしの場合は、防犯を重視して選びましょう。明るい色やかわいい柄のカーテンは外から見ても女性が住んでいるとわかりやすいです。そのため、暗めの色や落ち着いた色のカーテンを選びましょう。最近は、暗めでも女性らしい色や柄のカーテンが多数売られていますので、探してみてください。

また、日中でも分厚いカーテンを閉めたままにしている家は、留守にしていると知らせているようなものです。空き巣に狙われやすくなりますので、面倒でも日中はレースカーテンにするか、カーテンを開けて過ごしましょう。

いざカーテンを購入しようと思っても、どこで買えばいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。下記に特徴をまとめていますので、参考にしてください。

また、既製品にするのか、オーダーカーテンにするのかで相場が変わります。既製品は4,000～14,000円程度、オーダーカーテンは20,000～200,000円程度が相場です。手ごろな値段を重視するか、窓に合わせたサイズ感を重視するのか、自分の希望に合わせて選びましょう。

人気ブランドや人気メーカーからカーテンを選ぶのもひとつの方法です。会社独自の製造や販売方式によって徹底的にコストカットする満天カーテンは、リーズナブルな価格と高い品質で人気のメーカーです。糸から開発した生地を使用し生産したカーテンは、中国の工場と日本の工場のダブルチェックにより品質を保っています。通販サイトも好評で遮光・遮熱・遮音など機能性からも選べます。

川島織物セルコンは1843年に京都で創業されたファブリックメーカーです。着物の帯も手掛けるメーカーらしい織がもつ魅力を追求した高い技術を駆使したカーテンがあります。また、デザイナーとして有名なウィリアム・モリスのカーテンなどインテリアとして確立する上質なカーテンがラインナップしています。

特に女性には、カーテンを二重にできない部屋はおすすしません。内見の際にカーテンレールが二本になっているかを確認し、一本であれば契約しないというのもひとつの手です。もしくは、防犯上の観点からカーテンレールを付け替えてもらえるか交渉するという方法もあります。

カーテンレールが一本の部屋に住む場合は、次にご紹介する方法を試してみてください。

最近は、つっぱり棒にカーテンレールをつけた「つっぱりポール」も販売されています。カーテンレールが一本の家に住んでいる方は、こちらを使えばレールを二本にすることができます。穴をあけずに取り付けることができるので、賃貸住宅に住んでいる方でも安心です。

ホワイトやブラウンなどの色のバリエーションもありますので、部屋の雰囲気に合わせて選んでみてください。

「一体型カーテン」は、ドレープカーテンとレースカーテンの上部を一枚に縫い合わせたカーテンのことです。このカーテンであれば、カーテンレールが一本でも問題ありません。カーテンは二重になりますし、部屋のおしゃれさも増します。

デメリットは、上部が縫い付けられているので二枚を一気に開閉しなければならない点です。「レースカーテンだけ閉めて、ドレープカーテンは全開にする」ということはできないので注意しましょう。

カーテンは、上手に選べば部屋の雰囲気づくりに役立つ上に、プライバシーも守ってくれます。種類や購入場所で値段が変わってきますので、自分に合ったカーテンを選んで、素敵な部屋を作ってみてはいかがでしょうか。