地ビールのおすすめ30選！日本各地のお取り寄せ品を紹介｜プレゼントに

近頃は、スーパーやコンビニでも地ビールコーナーが設置されて人気を呼んでいます。大手メーカーのビールと地ビールの違いが気になる方もいるのではないでしょうか。また、いざ地ビールを選ぼうとすると種類や個性的なパッケージが多く迷いがちになります。

地ビールは、クラフトビールと呼ばれることもあり、特定の地域で作られています。全国各地に醸造所があり、少量ずつこだわりを持って作られているビールです。ふるさと納税の返礼品としても大人気のご当地ものです。

この記事では、種類豊富な地ビールからお好みの商品を選び出すためのヒントや、地ビールの魅力、人気の地ビール生産地域やおすすめ商品などをわかりやすくご紹介します。

地ビールの特徴や魅力をお伝えしていきます。地ビールについてなんとなくその存在は知っていても、詳細は曖昧だという方にもぜひこの機会に知っておいてほしい情報や知識をご説明しますので、ぜひ役立ててください。

地ビールは大手のビール工場よりもかなり小さな醸造所で作られています。1994年に変わった法律で、それまでは年間2000キロリットルのビールを作れないとビール造りの許可が出なかったのが、年間60キロリットルに改正されたためです。

これが、最低で年間60キロリットルほどしか作られない希少な地ビールが生まれる由来です。

地ビールはクラフトビールとも呼ばれています。地域の小規模の醸造所で職人がこだわりを込めて作ったクラフト（工芸品）なので、意味は同じです。日本の地ビール生産が始まって少し経った頃にアメリカのクラフトビールが入ってきたことで呼び分けをしていた時期があります。

いまでは、地ビールと言ってもクラフトビールと言っても正解です。

地ビールはその多様性がキーポイントになるビールです。地域の自然を活かしたり独自の文化で変わった作り方ができるため、町おこしとして取り組んでいる地域も多々あります。個性と面白みがぎゅっと詰まった地ビールで地域が活性化しています。

地域によってはブルワリーの見学ツアーや体験ができるところもあります。

ここでは、地ビールを上手に選ぶためのヒントをご説明していきます。たくさんの個性的な地ビールの中からお気に入りを見つけるにはコツが必要です。順番にそのコツをわかりやすくお伝えします。

ビールの発酵方法にはおもに3種類の方法があります。発酵の仕方の違いで大本のビールのテイストが異なってきます。それぞれの特徴を知って地ビール選びに活かしてみると商品が選びやすくなります。

上面発酵といい、高温で短期間で発酵させる古くからの製法で作ったビールはエールと呼ばれます。エールの特徴は香りが芳醇で泡が少なめの上品な美味しさです。のど越しを味わうよりも少しずつ楽しむビールになります。

地ビールでは上面発酵のビールが多く、大手メーカーでは下面発酵が多いといわれています。

下面発酵で作られたビールはラガーと呼ばれ、苦みとシャープさ、のど越しの良さが特徴です。地ビールでは、定番のラガー系のビアスタイルであるピルスナー以外にも個性的なスタイルが積極的に作られていてとても面白いです。

ビールを飲むならやはりのど越しを味わいたい派の方におすすめの発酵方法です。

自然発酵は地ビールならではのユニークさが出せる発酵方法です。天然酵母を使い、2年から20年以上も自然発酵させる場合もあり、他とかぶらないような個性のある地ビールができあがります。少量生産でこそ使いやすい発酵方法です。

全体的に見ても自然発酵の地ビールは少ないため、見かけたらぜひ飲んでみてください。

ビアスタイルとは、ビールの種類のことです。ビアスタイルはおもに、エール系とラガー系に分かれます。100種類以上のビアスタイルが存在するといわれていますが、ここでは代表的なものをご紹介します。

ラガー系の代表格であるピルスナーはホップ感がありのど越しを楽しめるビアスタイルです。大手の銘柄でいえば、アサヒスーパードライやサッポロ黒ラベルなど、がつんと飲みたい方向けのビールの種類です。

地ビールのピルスナーはホップ感や色合いなどがさまざまなので、お好みの味わいを探すのはじっくり腰を据えてかかるのがいいでしょう。

ペールエールは発酵由来のフルーティーな香りが特徴的なビアスタイルです。ピルスナーがのど越しを味わうビールだとすれば、ペールエールはジュースのようにちびりちびりと楽しむタイプのビールです。

甘やかなビールを少しずつ上品に飲みたいかたにぴったりです。地ビールでは香りの種類もいろいろあるので選びがいがあります。

IPAはアルコール度数や使用されるホップが大量で、苦みとパンチ感が味わえるのが特徴です。地ビールでは使用されるホップの種類も豊富で、それぞれの地域の個性がとても出しやすいビアスタイルです。

IPAの地ビールの飲み比べを趣味としている方も大勢いるほど、日本のIPAの地ビールはユニークさで溢れています。

ヴァイツェンは原料の50％以上が小麦のため、芳しい香りで飲みやすいのが特徴です。味わいは苦みが少なく口当たりが柔らかく、女性にも人気のビアスタイルです。地ビールでは白色に近い製品や焙煎小麦で作られた製品など個性的なヴァイツェンもあります。

泡立ちが長続きするのもヴァイツェンの特徴です。

スタウトは黒ビールがお好みの方におすすめのビアスタイルです。コーヒーのような黒さと焙煎大麦の香ばしさが特徴です。苦そうな見た目ですが、意外に苦みは少なく、地ビールではチョコレートやバニラの香りづけがされているものもあり、飲みやすいです。

アルコール度数も高めのものが多くなります。

ホワイトエールは酸味とクリーミーな味わいの他、煮沸の際にコリアンダーやオレンジピールで風味が付けられるビアスタイルです。スパイスの香りがお好みの方にぜひおすすめしたいビールです。

優しい飲み口で、普段ビールが苦手な方でも驚くほど飲みやすいビアスタイルなので試してみてください。

普段ビールを飲み慣れているかどうかで地ビールを選んでみるのもいい方法です。地ビールは簡単にはカテゴリーをまとめられないくらいにさまざまな商品があるので、成分表示や製法をよく確認して選んでみてください。

初心者や久しぶりにビールを飲みたい方は、フルーツビールがおすすめです。製造の過程で果物の果実や果汁を加え、まるでカクテルのような爽やかな味わいにしたビールなので、飲みやすさは抜群です。

日本ならではのゆずや国産レモンを使ったフルーツビールもあり、フルーツ好きの方にも向いているビールです。

ビールを飲み慣れていて斬新な商品を常に探している方には、レアな地ビールや珍しい製法の商品がおすすめです。お酢やはちみつが使用されているビールや日本酒造りをもとに製造しているビールなど変わり種がたくさんあります。

地ビールでは斬新な商品が探しやすく、探すだけでも楽しい気分になります。

地ビールの楽しみ方に合わせて商品を選ぶ方法をご紹介します。「お土産」「お試し」「レア」「飲み比べ」などのポイントで地ビールを探してみましょう。地ビールの楽しみ方は多々あります。

ビール好きの方へのお土産に、ご当地の地ビールはとても喜ばれやすいです。旅先や出張先で味わって美味しいと感じた地ビールを友人や家族のためにお土産として持って帰ってあげてください。父の日・母の日・敬老の日のギフトにもおすすめです。

その地域でしか入手できない地ビールが多く、買うのも売るのも貰うのも楽しいです。

地ビールにチャレンジしてみたいと思っている方は、まずはスーパーで購入できる地ビールから試してみるのがおすすめです。近年ではスーパーや酒屋に地ビールコーナーが設けられるようになり、手軽に買えます。

大手チェーンスーパーでは話題の地ビールが、地元のスーパーには地元の地ビールが揃っています。

パーティーや大勢が集まる食事の際に、盛り上がりを期待してレアな地ビールで楽しんでみましょう。いつものビールでは物足りない日に、じゃがいもビールや牡蠣のビールなど話題になりそうな地ビールを選んでみてください。

めいめいが珍しい地ビールを持ち寄る会なども盛り上がりやすいです。

父の日・バースデー・季節の贈り物などに飲み比べセットや地ビールの詰め合わせが喜ばれます。地ビールはパッケージもおしゃれなものが多く、ギフトとしてぴったりです。自分ではなかなか買わないセットなどが嬉しい贈り物になりやすいです。

季節限定や小さな容器で揃っているものなど、相手の好みや飲みやすさも考慮して選んでください。

日本に500か所近くあるブルワリーの中から都道府県ランキングで上位の定番になっている地域をご紹介します。なお、今回ご紹介する都道府県以外では、大阪や和歌山、九州の地ビールも高い人気があります。

北海道には雄大な水質資源があり、ビール造りが一時期日本一盛んといわれた時期もあります。日本で初めての地ビールは北見市の「オホーツクビール」です。他にも「流氷ドラフト」や「じゃがドラフト」など北海道らしい地ビールが多々販売されています。

製造者の熱意や地ビールに対する愛情がわかる商品が多数あります。

品質が高くおしゃれな地ビールが多いのが長野県です。中でも、美しい自然が広がる高原で有名な軽井沢では地ビール製造がとても盛んで、日本国内でのシェア率がなんと30％もあります。「よなよなエール」や「志賀高原ビール」はよく見かける地ビールです。

軽井沢ブルワリーは試飲やお土産地ビール付きの見学ツアーを開催しています。

静岡県は国内でも有数のビール製造競争が激しい地域です。大手ビールメーカーの向上が勢ぞろいしていて、地ビールのブルワリーも多々あり、地域全体でビールの飲み比べなどを盛り上げています。静岡ならではの富士山近くの自然を活かしたビールがたくさん販売されています。

「御殿場高原ビール」や「ベアードビール」などが有名です。

岩手県の地ビールはどれも個性があふれていて、他の地域よりもユニークさがあります。日本酒造りをしていた会社や地ビールの醸造を行なったりひとつのブルワリーが何十種類もの銘柄を手掛けるなど地ビールの質へのこだわりが伺えます。

希少な自然発酵の地ビール「いわて蔵ビール」や「ベアレンビール」が人気です。

栃木県は豊かな自然からの天然水に加え麦の生産量が多く、地ビール造りが非常に盛んな地域です。地ビール造りの歴史も深く、地元の特産品を活かしたフレッシュな地ビールで有名な地域になっています。

数々の賞を受賞している「那須高原ビール」や道の駅で作られる「ろまんちっくビール」などが人気です。

地ビールを入手したり楽しんだりできる場所についてご紹介します。地域でしか飲めない銘柄もありますが、シェア率が高くコンビニなどにも置かれている購入しやすい銘柄もありますので要チェックです。

スーパー・コンビ二・百貨店のリカーショップなどで地ビール販売を行なっています。「水曜日のネコ」・インドの青鬼」などはコンビニでよく見かけるようになった地ビールです。スーパーでは地域応援の意で地ビールを手広く販売するようになっています。

百貨店では外国産のクラフトビールもたくさん販売されています。

旅行先のお土産やさんや駅構内などでも地ビールを入手できます。もちろん、ブルワリーで購入するのも可能です。出先で飲む以上の量を購入するときは、荷物が重くなりすぎないように宅配を利用するのがおすすめです。

その地域でしか買えない地ビールを見たら積極的に買ってみてください。

ブルワリーが手掛けているオンラインショップ・楽天・Amazonなどのオンラインストアでも地ビールを購入できます。オンラインショップでは多くの種類の地ビールの中からお好みそうな商品が選べますし、飲み比べセットも手軽に買えます。

期間限定の地ビールなどはすぐに売り切れてしまうため、チェックを欠かさないようにしてください。

近年では、地ビール専門のバー・居酒屋・ビアフェスやイベントもあります。全国各地の地ビールが置いてあったり日本全国からのブルワリーが集まって出店したりしていろいろな地ビールを楽しめます。

ビアフェスでは会場内だけで楽しむのが基本ですが、一部の地ビールは買って帰るのも可能です。

地ビールについて、その魅力・人気の理由・上手な選び方・有名な都道府県の商品の特徴・おすすめ商品など深くご紹介しました。ぜひ記事を参考にお気に入りの地ビールを探し出し、個性あふれる地ビールをもっと楽しんでみましょう。