フェンダーギターおすすめ10選｜初心者にも！安い種類は？【ストラトなど】

知る人ぞ知る定番のギターブランドが「Fender（フェンダー）」です。ストラトキャスターやテレキャスターなど数多くのギターを生み出し、ギターの基本と言っても過言ではありません。初めてギターを演奏する方から上級者まで評価が高いブランドです。

フェンダーのギターはギターのラインナップやシリーズで選べます。ギタータイプごとの特徴やシリーズの違いなど、初心者にはわからなく悩んでしまいます。できれば予算を抑えたギターが欲しいと感じる方も多いです。

そこで、今回は、フェンダーギターの選び方とおすすめ商品をご紹介します。記事の最後では、フェンダーの子会社「Squier（スクワイア）」についても解説しているので、ぜひご覧ください。　

Fender（フェンダー）とは、1940年代にレオ・フェンダーが創設したギター・ベースのブランドです。ギターブランドの代名詞とも呼ばれるほど定番のブランドで、ストラトキャスターやテレキャスターなど人気のギタータイプが存在します。

どのギターも歯切れのいいサウンドが特徴で、幅広い音作りが叶います。1本持っていれば、音楽のジャンルやリード・バッキングを問わず演奏に使えるのが魅力です。

フェンダーには「USA」「ジャパン」「メキシコ」などがあります。違いは何か、初心者にとってギターを選ぶ際に難しく感じてしまうポイントです。Fender USAとFender メキシコは、ギターを製造している工場の場所を表しています。

Fender Japanは、フェンダー社からライセンスを受けている日本のブランドを指します。そのため、フェンダーとは別物と考えるのが妥当です。しかし、フェンダージャパンはすでにライセンスが終了しています。現在はフェンダー本家から「Made in Japanシリーズ」が出ていますので、商品を探す際は注意してください。

フェンダー定番のギタータイプがストラトキャスターです。ギターを演奏しない方でも思い浮かべるほどの定番な形状で、弾きやすさに優れます。3つのピックアップを搭載し、どれもシングルコイルです。

サウンドメイクもしやすく、バッキングからリードまで万能に扱えます。しかし、音作りが実は難しいのも特徴で、初心者よりも中級者から上級者におすすめです。

定番のストラトキャスターよりも古い歴史を持つのが「テレキャスター」です。シングルコイルから生み出されるジャキジャキとした歯切れのいいサウンドは、バッキングギターに適しています。シンラインやカスタムなどさらに分類される、選びがいのあるギタータイプです。

基本的に搭載されるピックアップはシングルコイルですが、ハムバッカーを搭載したものなど、必要に応じて選べます。

「ジャズマスター」は、大きく左右非対称のボディ形状にパワフルなサウンドが魅力です。「ジャズマスターピックアップ」と呼ばれる出力の高いシングルコイルピックアップを搭載しています。音の太さを生かした演奏に向いており、ロックやジャズなどのジャンルにおすすめです。

ストラトキャスターやテレキャスターのサウンドに物足りなさを感じる方は、ぜひチェックしてください。

「ジャガー」ジャズマスターと同じ形状をしていますがやや小ぶりでスケールが短いです。スイッチがたくさんついているのも特徴で、見た目のかっこよさも抜群です。シングルコイルピックアップを搭載しており、クリアで粒の揃ったサウンドが魅力で、アルペジオを演奏したい方に適しています。

ミディアムスケールで、ギター演奏が初めての方や女性でも弾きやすいタイプです。個性的なデザイン・サウンドを求める方におすすめです。

ムスタングは他のギターよりもコンパクトさが魅力的です。ショートスケールと呼ばれる、サドルとナットの距離が短いタイプを指します。フレットの幅が狭く弦の張りも弱めなので、独特のサウンドが鳴るのも特徴です。ボディも丸く、女性にもおすすめです。

「Hybrid（ハイブリッド）シリーズ」は、フェンダージャパンで製造されているギターのシリーズです。10万円程度の予算で購入できるながらも、ピックアップはUS製でクオリティも高いです。弾きやすさを追求した「モダン」仕様で、初心者の初めての1本にも適しています。

リーズナブルな価格に安定感や弾き心地もあり、コスパに優れたフェンダージャパンのシリーズです。

コスパのよさを求めるなら「Prayer（プレイヤー）シリーズ」です。ハムバッカーを使用したギターもあり、繊細な音色からパワフルな音色まで再現可能です。価格も7万円程度と安くリード・バッキングにとらわれずに演奏できるギターを求めている方に適しています。

デザイン性にも優れており、個性的なカラーでも楽しませてくれます。左利き用も販売されているので、レフティギタリストの方もチェックしてください。

「Americanperformerシリーズ」は、フェンダーUSAのシリーズです。歪みとの相性がよく、演奏にこだわりを持てるのが本シリーズの魅力です。価格は13万円とやや高めですが、本格的なギターを求める中級者以上に適しています。

ラインナップはストラトキャスター・テレキャスター・ジャズマスターです。USA製フェンダーギターの中では価格は安い方なので、できるだけ予算を抑えたい方にも向いています。

見た目にこだわってFenderギターを選ぶのも大切です。お気に入りの形状・カラーをチェックしてください。これだと思えるギターなら演奏に対するモチベーションがアップするだけでなく、ギターを大切に扱えます。

ギターの見た目は、自分をステージ上で表現するのにも大切なポイントです。演奏だけでなく、ステージでの映え方も気にすると、より演奏が楽しくなります。ぜひフェンダーギターは見た目にも注目してください。

エレキギターのイメージが強いフェンダーですが、アコースティックギターも大人気です。ラインナップも豊富で、使用しているアーティストも多いです。エレキギターを演奏している方でもアコギに気軽に転身できるような作りのものを多く販売しています。

エレキギターのヘッドを使用したアコギなど一風変わった商品もあるため、ぜひチェックしてください。

フェンダーは2023年の春に、新作モデル「Gold Foil Collection」「Playerシリーズ」を発売しています。「Gold Foil Collection」は、60年代のガレージロックバンドで使用されていたクラシックギターの要素を取り入れた、ユニークなモデルです。シンプルながら味のあるデザインと高い演奏性が魅力です。

「Playerシリーズ」は、2018年に登場してから進化を続けているモデルです。伝統を重んじながら革新的な新機能を搭載し、最新作では新色モデルと左利き用モデルを発売しています。フェンダーのギターが気になっている方は、ぜひ最新作もあわせてチェックしてください。

できるだけ低価格でフェンダーギターを購入したい方や限定モデルをどうしても手に入れたい場合は、抵抗がなければ中古をチェックするのもおすすめです。中古品をチェックする場合は、適当に選ばず、不具合がないか状態をしっかり確認してから購入してください。

フェンダーギターは魅力が詰まっていますが、価格が高いと感じる方もいます。特に、初心者の方にとって10万円ほどするギターは、ハードルが高く手が出しづらく感じます。フェンダーが高いと感じるなら、2〜5万円の予算で購入できる「Squier（スクワイア）」もおすすめです。

フェンダーの子会社であり、コピー品ではないフェンダーギターをリーズナブルな価格で購入できます。

エレキギターの元祖、フェンダーは魅力あふれるギターが豊富です。シリーズやギターの種類を知り、演奏しやすいものを上手に選ぶのが大切です。ぜひ本記事を参考にしながら、演奏を楽しめるフェンダーギターを購入してください。