ウイスキー「アベラワー」のおすすめ5選！アブーナの評判は？10年・12年も

洋酒の定番であるウイスキーは、産地・原料・製造方法によって味わいや香りが違います。スコットランド発のアベラワーは、初心者の方でも飲みやすいスコッチウイスキーとして有名です。しかし、アベラワーの種類はさまざまあり、どれを選べばよいか分からないと思っていませんか？

アベラワーは甘さと華やかな香りを楽しめ、食中酒にも最適です。また、熟成年数が多いほど甘みや濃厚さが増していきます。あっさり系やクリーミー系など自分の好みに合ったタイプを選び、極上のひとときを過ごしましょう。

この記事では、アベラワーの特徴・種類・おすすめランキングを紹介します。他にもアベラワー アブーナの口コミやおすすめの飲み方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ここでは、アベラワーがどんなウイスキーなのか詳しく解説します。発祥・歴史・製造方法・味わいと香りなどを知って、よりアベラワーを楽しく飲みましょう。

アベラワーの発祥は、スコットランド北部にあるスペイサイドエリアです。スペイサイドエリアは大麦の収穫量が多く涼しい気候で、ウイスキーを熟成するのに適した環境のため、たくさんの蒸溜所が集まっています。

アベラワーはゲール語で、「せせらぐ小川の川口」や「ラワー川の落ち合い」などの意味があり、その名の通りラワー川付近で製造されています。また、美しい自然を楽しめる場所にあるアベラワー蒸溜所は、見学ツアーが開催されているのも魅力のひとつです。

アベラワーは1826年に創業し、ジェームズ・ゴードンとピーター・ウェアによって蒸溜所が建てられました。蒸溜所は何度か火災を経験し、再建されています。そして1974年にペルノ・リカール社によって買収され、近代的な施設に生まれ変わりました。

アベラワーは国際ワイン&スピリッツ大会で金賞を受賞しており、世界各国で愛されるウイスキーへと成長しました。また、日本では2008年に販売が一度停止するものの、2016年には再販が開始されています。

アベラワーは、ダブルカスクマチュレーション製法で造られています。意味は、ダブル＝2・カスク＝樽・マチュレーション＝熟成です。

上品な香りが特徴のシェリー樽と木香の香ばしい味わいが特徴のバーボン樽の2種類が使用されており、熟成ピークを迎えるまで寝かせ、バランスよく合わせています。エレガントな香りと、豊かな風味を楽しめるのが魅力です。

アベラワーは、豊かな風味と華やかな香りを楽しめます。口当たりがよく飲みやすいため、スコッチウイスキーを初めて飲む方にもおすすめです。

また、アベラワーの熟成方法にも工夫があります。一般的な熟成樽には木製の栓が使われますが、不純物が早く気化するとの考えから、コルクで作られた栓を使用しているのも特徴のひとつです。

アベラワーの種類は、アブーナ・10年・12年ダブルカスクマチュアード・16年ダブルカスクマチュアード・18年ダブルカスクマチュアードがあります。

それぞれ、味わいや香りが違うため、自分好みのアベラワーを見つけましょう。

アベラワー アブーナは、コクがありクリーミーな味が特徴です。ゲール語で「起源」を意味するアブーナは、創業当初と同じ製法で造られています。

加水処理や冷却を行わずそのまま原酒がボトリングされているため、樽から出したそのままのウイスキーの味わいや香りを楽しめるのも魅力のひとつです。また、ナンバーごとに度数が変わるので、さまざまな風味を堪能できます。

アベラワー 10年は甘みの他に、苦味・酸味・辛味などが絡んだ複雑な味が特徴です。最初はバニラやカラメルのような甘さが感じられ、後にオレンジやライムなど柑橘系の味わいが続きます。

クセのあるスモーキーな香りが少なく口当たりがいいため、ウイスキー初心者の方にもおすすめです。

アベラワー 12年 ダブルカスクマチュアードは、まろやか&スパイシーな味が特徴です。りんごのようなまろやかでフルーティーな香りを感じられ、シナモンやジンジャーなどのスパイシーな味を楽しめます。

ダブルカスクマチュアードシリーズの中では熟成年数が一番短く飲みやすい味わいのため、ウイスキー初心者の方にもおすすめです。

アベラワー 16年 ダブルカスクマチュアードは、クリームのような濃厚な味が特徴です。バニラやアプリコットのような品のいいリッチな香りが感じられ、カスタードのような芳醇な味を楽しめます。

シェリー樽とバーボン樽を使って製造されていますが、シェリー樽の比率が多く、12年のものに比べると赤みがかった濃い色をしているのも特徴のひとつです。

最も熟成年数が長いアベラワー 18年 ダブルカスクマチュアードは、同シリーズの12年や16年のものよりも、よりリッチでクリーミーな味が特徴です。

スパイシーさはやや控えめで、白桃やバタースコッチのような甘さとビターオレンジのような柑橘系の香りを楽しめます。より濃厚な味わいのウイスキーを飲みたい方におすすめです。

ここでは、アベラワー アブーナの口コミを紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

アベラワー アブーナの口コミでは、甘い味わいや上品な香りとの声が見受けられます。また、アルコール度数が高いのに飲みやすいのもうれしいポイントです。飲み方は、ストレートがおすすめとの声が多く見受けられました。

現在、アベラワー 10年は終売しており、公式サイトでは購入できません。しかし、ネット通販（amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど）やフリマサイトでは販売しているため、アベラワー 10年を飲みたい方は、ぜひチェックしてみてください。

アベラワーを飲む際は、ストレートがおすすめです。シェリー樽を使用したウイスキーは冷やすと香りを失い、苦味が出やすいためストレートで飲みましょう。

ストレートが苦手な方は、氷なしの常温の水割りもおすすめです。水で割る際は1：1にすると度数が少し落ち、より華やかな香りを楽しめます。

アベラワーはさまざまな種類があり、それぞれ味わいや香りが違います。また、飲み方もストレートにすると、より香りを楽しめるのでおすすめです。お気に入りのアベラワーを見つけて、癒しのひとときを堪能してくださいね。