クリード（CREED）の香水おすすめ10選｜日本撤退の理由や取扱店舗は？

香水ブランドの一つ、クリード（Creed）は世界的に有名で、伝統あるこのブランドはかつてビクトリア女王からイギリス王室御用達に任命されました。その後もナポレオン3世やエリザベート皇后といった歴史的な人物に愛用されてきた名品です。

クリードの香水を愛用されている方は歴史上の人物にとどまりません。オードリー・ヘップバーンやチャールズ皇太子など、現代に生きる私達にとっても身近な名前が挙げられ、多くの方から愛されてきたのがわかります。

その品質の高さから芸術品とも呼ばれるのがクリードの香水です。今回は、男性にこそ推奨したい名門ブランド・クリードを愛用している芸能人、日本から撤退した理由、取扱店舗情報などをご紹介していきます。クリードを知りたい方、香水初心者の方はぜひご覧ください。

クリードが創業されたのは1760年、日本ではまだ江戸時代だった頃です。初めてのクリードの香水は父と子によって厳選された天然素材を用いて創り上げられました。ブランドのこの伝統は現代にも受け継がれていて、歴史深い香水です。

現在は6代目のオリビエ・クリードと7代目のアーウィン・クリードの二人によって調香が行われています。メンズ用のブランドでありながら、シルバー マウンテン ウォーターのように女性にも使える香水も数多く発表してきました。

クリードは香水の原料となる素材選びにもこだわりを持っています。天然素材を厳しく選びぬき、受け継がれた技術をもってして、クリードの高貴な香りが生み出されるのです。

特にムスクの使い方に定評があり、香水の王道である香りで高く評価される所に、クリードの技術の高さと材料へのこだわりが秘められているのが感じられます。

ハンドメイドによる手法にこだわっているのもクリードの特徴の1つです。香水のデザインは代々一族の人間によって行われ、現在は6代目のオリビエ・クリードと、その息子の7代目のアーウィン・クリードが調香に携わっています。

世界的に有名となったクリードですが、それでもなお制作が一族の人間によって行われているところに、歴史と職人的なこだわりが感じられる品です。

香水は女性のものといったイメージがある方も多いです。しかし、クリードは男性用の香水ブランドとして誕生しました。現在もその基本は揺らがず、売上の大半がメンズ香水によって占められています。

クリードの香りは男性の逞しさやスマートさを表現したものが多く、それらが女性ウケするメンズ香水として評判になっているのが魅力です。

最初に紹介するシルバーマウンテンウォーターは、スイスアルペン地方の山と空気をイメージして作られた香水です。トップノートにベルガモットとマンダリン、ミドルノートにグリーンティー、ラストノートにムスクが使用されています。

すっきりした香りで、季節や場面問わずに使用できるのが魅力です。さらに男女兼用もできるので、幅広く使用できる香水といえます。

アバントゥスは、クリードの中でも特に人気のあるメンズ香水です。その長い歴史からもわかるように、確実にその名前が残るベストセラーと言われています。この香水は、トップノートにアップルやパイナップルといった果実の甘さをもたらし、ミドルノートではジャスミンの香りが広がります。そして、ラストノートではムスクやバニラの香りが漂い、洗練された男性像を浮かび上がらせます。

ビット・ベッカムやジョージ・クルーニー、ラッセル・クロウなどの男性芸能人が、この高級感漂う香りを愛用していることも知られています。彼らのようなセレブたちが愛用する香水は、一味違った魅力を持っているので、ぜひ試してみてください。

3つ目に紹介するアバントゥスフォーハーは、アバントゥスの女性版ともいえる香水です。その香りは、フレッシュでフルーティーな甘さながら、情熱をもって働く女性をイメージさせるものとなっています。

トップはグリーンアップル、ミドルにローズ、ラストにピーチなどが調香され、クセがないため仕事やお休みの日と場面を選ばずに使用できるのが魅力です。

4つ目に紹介するのは、バージンアイランドウォーターです。シトラスがベースなので、すっきりとした中で、ココナッツの甘さがほのかに香るデザインとなっています。

シトラス調に隠されたココナッツの香りがカリブの海を想像させるのが魅力的です。トップはココナッツにベルガモット、ミドルはジャスミン、そしれラストはムスクとサトウキビが調香されています。

5つ目に紹介するのが、ピンクのボトルが鮮やかなスプリングフラワーです。ハリウッドの黄金期を再現しようとして作られた香水で、柔らかく華やかな香りが多くの女性から支持されています。

トップにアップル、ミドルにジャスミンとローズ、ラストにムスクが用いられていて、フルーティーで繊細な香りがムスクでまとめられ、柔らかな香りなのが特徴です。

6つ目に紹介するのは、ベチバーです。名前の由来であるベチバーはインドが原産のイネ科の植物で、その根から抽出する精油を使用しています。

マンデリンやビターオレンジなどの柑橘系のフルーティさに、ホワイトペッパーなどのスパイスをプラスした爽やかな香りは、男女問わず使えるのが魅力です。

最後に紹介するのが、真っ白なボトルデザインが魅力のラブインホワイトです。バニラやアンバーグリスによる甘さに加え、バラの女王と呼ばれる香り高いブルガリアンローズや、柔らかく香るアイリスなどによってフローラルさも感じられる一品となっています。主に女性に人気が高い香水です。

クリードの香水は、日本での店舗での購入が難しくなっていました。理由は、クリード香水の輸入・販売を手掛けていたブルーベル・ジャパンが2019年に日本での取り扱いを終了したためです。しかし再び日本に上陸することが決まりました。2023年8月30日からは、伊勢丹新宿店の本館1階でクリードの取り扱いが始まります。

クリードの香水は、アマゾンや楽天市場、そして香水の通販ショップCelesで購入することができます。特にCelesは公式オンライン通販でありながら、相談やムエットによるお試しもできるため、クリードが初めての方にはおすすめです。

香水を付ける場所は手首がイメージされやすいですが、実は腹部につけるのも効果的です。香りは下から上へ登っていく性質があるので、体の真ん中である腹部に香水をつけるとバランスよく香らせられます。

香水をつける時は、ミスト状になる位置からツープッシュ、重めの香りはワンプッシュ程度にしましょう。それ以上かけすぎてしまうと、香りが濃く出てしまい、周囲の方に不快感を与えてしまう場合があります。

香水をしっかりと香らせたい方や、自分でも香りを楽しみたい方は、上半身につけてみましょう。手首をはじめ、肘・肩・胸元は少量でもしっかりと香りがする上級者向けの部位です。

手首につける際は、手首同士をこすり合わせると香水が変性してしまう場合があるので控えてください。片方の手首に香水をつけ、軽くたたくようにもう一方につけてなじませるのが正しいつけ方です。

香水は香らせたい30分前に付けるのがおすすめです。香水は体温と時間によって性質が変わっていき、時間が経過したミドルノートからラストノートがもっとも香るようになっています。

つい香らせたい場面の直前につけたくなりますが、つけ始めのトップノートは肌に馴染む前なので、揮発性の高い香りが前面に出て、鋭角な印象を相手にもたせてしまうかもしれません。30分以上でしたら、1時間から2時間ほどでも香りはなくなりませんので、計算してあらかじめ付けるようにしましょう。

ここまでクリードの香水を紹介してきました。伝統と実績のあるブランド、クリードは香水初心者から上級者まで満足させる品質です。ぜひ芸術品とまで言われた香りをまとって、新たな魅力を引き出してください。