クーラーボックスで温かいものを保温する方法｜保温力アップの方法は？

クーラーボックスは食べものや飲みものを冷たいまま持ち運びできる便利なアイテムです。キャンプやバーベキューなどのアウトドアを楽しむ方にとっては必須道具ですよね。

そんなクーラーボックスを、夏場に冷たいものの運搬に使うだけでなく、冬に温かい飲み物・食べ物を運ぶのにも活かせたら便利です。しかし、実際に保温できるのか・保温力はあるのか気になりますよね。

そこで本記事では、クーラーボックスによる保温について解説します。お湯やカイロを使用し温かいものをクーラーボックスで保温する方法や、保温を効率的に行う方法などを解説するのでぜひご覧ください。

結論から言うと、クーラーボックスによる保温は条件つきですが可能です。それはクーラーボックスが外部からの熱を通しにくい断熱構造を採用しており、保温の場合でもおおむね同様の効果を発揮するからです。

しかし、一般的にクーラーボックスによる保温には限界があります。保温をしておきたい食べもののみをクーラーボックスに入れた場合、数10分程度で冷めてしまいます。少しでも長く保温しておきたい場合はお湯・カイロ・保温剤を一緒に入れるのがおすすめです。

ただし、クーラーボックスの素材・製品によっては保温できない場合もあります。これらに関しては以下の見出しで詳しく解説いたします。

クーラーボックスの保温力は発泡スチロールなど素材ごとに変わります。これは素材により断熱のレベルが異なるからです。ただ、ボックスの素材によっては、温かい食べものを入れると壊れてしまうものもあります。

クーラーボックスを保温に使う際は、製品の取扱説明書や耐熱温度をあらかじめ確認しておく・保温にも対応した製品を選ぶなどの事前準備をするようにしましょう。

クーラーボックスの保温効果をアップさせるためにできる有効な方法は何点かあります。まず、おすすめなのが保温剤の活用です。この時、お湯やカイロを使っても問題ありません。(ただし、クーラーボックスに保温剤・高温の物質を直接当てないようにしましょう。)

また、他にも、開け閉めの回数を極力減らす・冷えきった地面など温度が下がる原因となるものに直接触れないようにするなどの方法もあります。基本的にクーラーボックスは保温できる時間が限られているので、このような工夫を行うのが大切です。

クーラーボックスの保温効果をより高めるために改造するのもおすすめです。たとえば、クーラーボックスを分解して断熱材をアルミシートで覆って厚みを増やし保温効果を上げることが可能です。特に安いクーラーボックスは保冷・保温も物足りなさがあるので、より保温効果を上げたいのであれば改造も視野に入れましょう。

なお、改造に関しては、クーラーボックスによってやり方は異なるので気になる方は検索をしてみてください。

解説してきた通り、クーラーボックスで保温するのは不可能ではありません。しかし、保温しながらお弁当を持っていく場合、菌の繁殖による食中毒も心配です。保温でお弁当を運ぶにしても、できる限り早く食べるなど対策を講じるようにしましょう。