タープ下やテント内のランタン吊り下げ方を紹介｜おすすめのLEDランタンも

日が暮れたキャンプ場は意外なほど真っ暗です。そんなときに役立つのが、タープの下やテント内を明るくする照明がランタンです。しかし、置き場所によっては全体を照らせない・邪魔になる・危険があるなど、悩みが発生します。

テーブルの上に置いても、広い範囲まで光が届かない場合があります。全体を照らすには、タープやテント内の高い位置から吊り下げるのが有効です。そこで今回はタープの下・テント内にランタンを吊り下げる方法を紹介します。

タープやテントに吊り下げるためのアイテムや対応策、吊り下げるのに適したランタンもご紹介します。また、ランタンフックがない場合の吊り下げ方や、おすすめのLEDランタンも必見です。夜も明るい場所でキャンプを楽しむきっかけにしてください。

タープ下やテント内にランタンを吊り下げるなら、本体に付属しているフックやリングを使えば簡単です。特にランタンを吊るす専用フックが付いているタープ・テントなら安心して使えます。

ただし、専用フックがなくても問題ありません。たいていのタープ・テントには、ランタンを吊り下げられそうな場所がたくさんあります。専用フック以外に吊り下げる場合は、タープ・テントの耐久性とランタンの重さを確認しましょう。どちらもない場合の対応策は、次に紹介します。

タープ・テントのポールにランタンを吊るせるランタンハンガーが便利です。ポールに巻きつけるように付けるもの・洗濯ばさみのようにピンチで挟むタイプ・穴の開いているランタンハンガーをポールに通して使うものなど、さまざまな装着方法があります。

吊り下げたい場所のポールに簡単に設置でき、使い勝手がいいです。ただし中央にポールのないタープ・テントは、真ん中に吊り下げられないため、全体に光が届きにくいので向きません。

フックがない、でもランタンハンガーなどアイテムは増やしたくない、そんな時に役立つのがタープ下・テント内にロープを張る方法です。ロープを張り、渡したロープの好みの場所にランタンを吊り下げます。

ランタンがずれて移動しないようスリット入りのロープを使うのがおすすめです。一般的なロープではランタンが動きやすいので、機能性重視でロープを選びます。ロープがたわまないよう、軽量型のランタンが原則です。

ランタンにはマグネットが内蔵されているタイプがあるので、そのマグネットを利用して取り付ける方法です。ポールで組み立てられているタープ・テントには、マグネットになっている部分があり、ポールとポールをつなぐ場所が磁石になっているものが多いので、試してみましょう。

ただし、仕様によっては吊るしたい場所にポールがない骨組みや、磁石がない場合もあります。そのため、事前にチェックしておきましょう。

マグネット内臓のランタンであれば、簡単にどんな場所でも設置できます。強力なマグネットが必要ですが、ネット通販を利用すれば安価で手に入ります。ランタンをつけたい場所の反対側にマグネットをセットし、手前からランタンの磁石ではさみます。

軽量のランタンを使用し、強力な磁石を用意するだけで、いくつものランタンでタープ内を照らせます。強風など悪天候時は外れてしまう心配がありますが、天候をみて試してみてください。

ランタンスタンドはランタンを吊るすための専用スタンドで安定して使えますが、かさばるのが難点です。とはいえ、3本の足を広げるだけの三脚タイプは使い勝手がよく、地面に刺して自立させるタイプは安定感が抜群です。

自立するため設置場所を選ばず、重たいランタンも安定して吊り下げられます。ガスランタンなどはタープ直下には吊り下げられないため、少し離れた安全な場所に設置するならスタンド式は欠かせません。

タープのポールに吊るして使うハンギングチェーンも、ランタンを吊り下げるのに向いています。ハンギングチェーンの両サイドについているリング状またはフックを2箇所のポールにかけて吊るす・テントとタープ・タープと枝などを利用して吊り下げます。

メインのランタンではなく、ミニランタンをハンギングチェーンにバランスよく吊るせばテントサイトがおしゃれです。カラビナやS字フックで自由にアレンジしてください。

ガスランタンは、炎を光源とするためタープに近づけると穴があいたり炎が移ったりします。密閉されたテント内であれば一酸化炭素中毒を引き起こす危険もあるので、ガスランタンは避けましょう。吊るすランタンに向いているのは充電式や電池のタイプです。

LEDは光が強く長寿命な上、虫を寄せ付けないので、LEDライトをおすすめします。底にフックがついているランタンは、ひっくり返して吊り下げられるので、2WAYの便利なアイテムです。

メインランタンは、地面からテントの中全体まで照らせるものにしましょう。100ワット・1500ルーメンに相当するような光量が大きいものがおすすめです。使用する際は、タープやポールなどに上から吊り下げると、広範囲にわたって明るく照らせます。

テーブルランタンは、手元や身の回りなどの範囲を照らします。メインランタンよりも控えめな60ワット・800ルーメン程度の明るさにしておくと、眩しすぎず虫も寄りにくくなります。その名の通りテーブルの上に置いて使用したり、持ち歩きができるような小型モデルがおすすめです。

テントランタンは、寝る前や着替え時などにほんのり照らすように使用するので、30ワット・300ルーメンの小さい光量にしましょう。ランタンの種類によっては光量の調節ができるので、メインランタンの光量を絞って使用するのも可能です。

吊り下げるのに適しているランタンは、真下を照らすデザインです。ランタンフックや洗濯ロープで上から吊り下げる、またはタープに直接磁石でつける場合は、ランタンは真下を照らすデザインでなければ明るさが届きません。

ランタンスタンドなど離れた場所に設置するなら、一般的なデザインでも問題はありません。最近はおしゃれな吊るす専用のランタンが多く販売されているので、設置方法に合わせてランタンを選んでください。

ランタンは光量が大きいものであれば、1つで幅広い範囲を照らせますがそれだけでは足りない部分があります。それは1つだけだと影ができる部分が生まれるからです。夜にできる影は視認性を著しく低下させるので、影ができないように複数個ランタンを用意するようにしましょう。

タープ下にランタンを吊るすと全体が明るくなり快適に過ごせます。ランタンの吊るし方はたくさんありますので、お使いのタープに合わせて吊り下げてみてください。光の届くタープの下でキャンプを思いっきり楽しみましょう。