ハイランドクイーンのおすすめ5選｜なぜ安い？まずい？口コミや評価を紹介

ハイランドクイーンは、1893年創業と歴史が古く、デュワーズやホワイトホースと並ぶスコットランドを代表するブランドのウイスキーです。気軽に飲める千円台で販売され、コストパフォーマンスに優れたボトルです。

ラベルにはハイランドクイーンの名前の由来でもある、白馬にまたがったスコットランド女王の『メアリー・ステュアート』が描かれています。ハイランドクイーンの味は、ハニートーストやミルクチョコレートに似た甘味があるのが特徴で、初心者にもおすすめなウイスキーです。

今回の記事では、スコッチウイスキーの代表格である『ハイランドクイーン』について、口コミや評価・「なぜ安いのか？」「まずい？」「30年・21年の商品はあるのか？」などの疑問についても解説し、初心者にもおすすめのマジェスティシリーズなどもご紹介します。

ハイランドクイーンの名前の由来は悲劇の女王ともいわれるスコットランド女王『メアリー・ステュアート』です。

生後6日で王位を継承・15歳で結婚しフランス王妃になるも、3年後に夫が死去して18歳で未亡人となってしまいます。その後スコットランドに帰国して2度の再婚をし、王子を出産します。

対立などによりイングランドに亡命するものの、19年近く幽閉された後、処刑される波乱万丈な人生を送りました。

ハイランドクイーンのオールドボトルは、マクドナルド＆ミュア社時代から所有していたグレンモーレンジィ蒸溜所と、グレンマレイ蒸溜所の原酒をキーモルトとして使用していると考えられています。

2008年にピカール社に買収されてからは、ピカール社所有のタリバーディンの原酒がキーモルトであると予想されています。

ブレンデッドレシピは企業秘密なのではっきりとは明かされていませんが、昔と今ではテイストが異なるので、飲み比べてみてもいいですね。

ハイランドクイーンは、クオリティが高くおいしいので「なぜこんなに安いの？」と思われる方も多いです。ハイランドクイーンはブレンデッドウイスキーです。

安価なウイスキーの多くは、モルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒をブレンドしたブレンデッドウイスキーと言われていて、大量生産しやすいのでお手頃価格で購入できます。以下の記事では、人気の高いブレンデッドウイスキー「ティーチャーズ」と「ホワイトホース」について解説しています。ウイスキーに興味のある方はぜひ参考にしてください。

ハイランドクイーンは千円台で手に入る、コストパフォーマンスの高いスタンダードボトルです。香りはバニラやカカオ・エステリックな香り・炙ったプラスチックのようなクセもあります。

加水すると香りが開き、フレッシュな一面も感じられるので、水やソーダ等で割りながらじっくり味わうのもおすすめです。

ハイランドクイーン　シェリーカスクフィニッシュは、ハイランドクイーンをシェリー樽で後熟したボトルです。香りは麦菓子やマジパンの香ばしさと甘味、ナッティ・カシス・オレンジピール、奥にわずかなスモーキーさを感じます。

口に含むとシルクのように滑らかな舌触りで、フルーツ感とシェリー樽由来のスパイシーさの複雑な味が特徴です。

マジェスティシリーズの12年もので、香りは華やかでフローラル、熟れたオレンジやトフィー・ドライプラムなどのフルーティーで甘やかなアロマが感じられます。

フローラルでフルーティな香りと、ビターチョコレートのようなほんのりした苦み、芳醇なレーズンのようなどっしりとした甘さが特徴です。

甘い香りとアルコール臭が半々に感じられ、刺々しさはなくサラッとしたアルコール感です。香りはバニラやフルーツも感じられるものの、圧倒的にフローラル系が感じられます。

シングルモルトとして発売するために厳選された、多様な原酒を組み合わせたノンエイジアイテムで、シングルモルト入門編としてもおすすめです。

ハイランドクイーン1561には、21年・30年の2種類があります。それぞれのアイテムについて紹介していきます。

過去に「ハイランドクイーン　シュプリーム」シリーズ 21年が販売されていましたが、フランス国王であった夫を亡くしたメアリー女王が、スコットランドへ帰国した年『1561年』を冠した1561シリーズにリブランドされました。

最低21年以上の長期熟成された原酒が元になっており、特にモルト比率が高いため大麦由来のリッチさが特徴です。

プレミアムシリーズである1561 30年は、ハイランドクイーンの120周年を記念して製造された限定品です。1980年代のモルトウイスキーと1970年代のグレーンウイスキーをブレンドし、さらに追加熟成させており、モルトウイスキー比率が75％以上のアイテムとなっています。

香りはたっぷりとしたシェリー樽ならではの甘やかな葡萄・レザー・キャラメル・バニラ・熟リンゴ・干し草・シナモンスパイスから、やや古酒感を感じさせるような趣あるウイスキーです。スムーズな口当たりで、高級感あふれる味わいです。

ハイランドクイーンに対する評判も気になるところですね。ここではハイランドクイーンについてのレビューをご紹介します。

ハイランドクイーンのレビューをご紹介しましたがいかがでしたか？安価なため自分用に購入する方が多い印象で、味についても概ね好評ですね。ぜひハイランドクイーンを購入するときの参考にしてみてください。

ハイボールとは『お酒を何かで割ったもの』で、実はウイスキー以外にも当てはまります。日本では『ハイボール＝ウイスキーのソーダ割り』が一般的ですね。

氷を入れた背の高いグラスにウイスキー適量とソーダ水を注ぐだけの、気軽に楽しめる飲み方です。夏のイメージも強いですが、通年楽しまれている定番の飲み方となっています。

お好みでレモンなどをトッピングするとスッキリとした味わいを楽しめますよ。

ウイスキーに何も加えず、そのまま飲む飲み方がストレートです。本来の味が楽しめ、お酒の質や特徴がダイレクトに味わえます。

ウイスキーは基本的に40度以上あるお酒ですので、舐める程度の量をゆっくり飲むのが一般的です。ウイスキーの倍量以上のお水（チェイサー）で口の中がリフレッシュされるため、一口ごとにおいしさが楽しめます。

ブレンデッドウイスキーの配合を決める『ブレンダー』と呼ばれる人たちが、味をチェックするときの飲み方です。グラスにウイスキーと常温の水を1対1で入れればできあがり。

まろやかな味を楽しめます。「ストレートはキツイけど、水割りは物足りない」と感じている方におすすめの飲み方です。

ウイスキーフロートは、ウイスキーを慎重に注ぎ、水とウイスキーの境界線を作り、目でも楽しめる飲み方です。氷を入れたグラスの半分より多めに水を注ぎ、その後ゆっくりマドラーに沿わせてウイスキーを混ざらないように注ぎます。飲むたびに味や香り・見た目が変化するので長く楽しめます。見た目の美しさも堪能したい方におすすめです。

ロックグラスに大きめの氷を入れ、ウイスキーを注ぐだけのシンプルな飲み方です。最初はストレートに近く氷が溶け、段々と水割りに近くなっていく味の変化を楽しめます。

一口飲むごとに氷とグラスが奏でる、軽やかな音も楽しみのひとつです。

ミストはクラッシュアイス（細かく砕いた氷）をグラスに敷き詰め、ウイスキーを注ぐ飲み方です。グラスの表面に水滴が広がり、ミスト（霧）のように見えるためからこのように呼ばれています。

キンキンに冷えて適度にアルコール度数が低くなりすっきりと飲めるので、夏向けの飲み方です。個性が柔らかなブレンデッドウイスキーにおすすめな飲み方です。

ロックに、ウイスキーと同量の水を注いでいただく飲み方です。ロックと水割りの中間のような味わいになります。

ロックで飲むのは強すぎるけど、水割りほどには薄めたくない方におすすめです。ウイスキーとミネラルウォーターをしっかり馴染ませ、ウイスキーの香りと味わいが引き出されます。

焼酎などでも人気の『水割り』ですが、実は日本独自のスタイルです。日本人は欧米圏の方よりアルコール消化がしにくく、水が軟水で割り材に使いやすい点から誕生したと言われています。

氷を入れたグラスにウイスキーを適量と冷水を注ぐだけで気軽に楽しめます。おいしい水割りの基本的な割合は、ウイスキー1に対しミネラルウォーターが2倍～2.5倍です。

その名の通り温かいウイスキーを楽しむ飲み方です。あらかじめ温めておいたカップにウイスキーを注ぎ、2倍～4倍ほどのお湯を加え軽く混ぜます。

立ち昇る香りを楽しめるほか、トッピングしてホットカクテル風にするのもおすすめです。柑橘系やシナモンスティック・ハーブ類やジャムなどのオリジナルトッピングが楽しめます。

お湯の温度は80℃くらいが最適です。

ハイランドクイーンについて解説しましたがいかがでしたか？歴史のあるウイスキーだとお分かりいただけたと思います。気になったハイランドクイーンと色んな飲み方を、自分好みに組み合わせて楽しんでみるのもいいですね。ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。