【最強】ツーリングで使えるクーラーボックスおすすめ9選！薄型の商品や荷物の固定の仕方も紹介

車と違い積載量に限度があるツーリングに適したクーラーボックスは、小型や薄型モデルが鉄板。キャンプや釣りではテントや竿などのアイテムも必要なため、できるだけコンパクトかつ高い保冷性を備えたクーラーボックスが理想です。

しかしいざ買おうとしても「具体的なサイズがわからない」「どうやって固定するの？」と悩む方も少なくないはず。法律では荷台から左右15cm・後ろ30cm・高さ2m(地面から)の積載サイズや、最大60kg以下の積載重量が定められています。

今回はより具体的なツーリングに適したクーラーボックスの選び方や、おすすめアイテムを厳選して紹介します。ハード＆ソフトの特徴や固定方法、小型＆薄型クーラーボックスの人気メーカーも解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

ツーリング用のハードタイプは、バランスが取りやすく固定もしやすく高さが低いクーラーボックスがおすすめです。選ぶ際に注目すべきポイントは以下の4つ。

• 高さが低い
• 軽量
• フックや紐を引っ掛けられるか
• ツーリングネットで固定可能か

またハードタイプは素材によって保冷力に違いがあります。以下に素材別の特徴をまとめているので参考にしてみてください。

• 真空断熱パネル：最強の保冷力・価格帯は高め・釣り専用モデルが多い
• 発泡ウレタン：最も一般的・コスパに優れたアイテムも多い
• 発泡スチロール：安いが機能性は劣りがち・初心者や短期使用におすすめ

キャンプツーリングにもおすすめなのが、コンパクトかつ軽量でバイクに積載しやすいソフトタイプです。ハードタイプ同等の保冷力がある商品もありますが、その分価格も上がります。

【素材の特徴】

• アルミニウム：高い保冷力・軽量コンパクト
• ポリウレタン：保冷力を求めると重量や厚みが増す
• ポリエチレン：丈夫さと安さが魅力

【形状の特徴】

• トートバック型：優れた収納性・すき間にも収納可能
• ボックス型：容量が大きい・高い保冷力・食材の現地調達にもおすすめ
• リュック型：背負えば積載量や収納スペースが不要・汎用性は低い

車を使用したソロキャンプでは15L前後のクーラーボックスが目安になりますが、バイクに積載するツーリングキャンプではコンパクトさも重要です。しかし小さすぎると想定していた荷物が入らないケースもあるため、5～10Lサイズを目安に選びましょう。

またクーラーボックス内に余分なスペースがあると保冷力の低下につながるため、できるだけピッタリ収まるサイズを意識する必要があります。

幅広いサイズと優れたコスパが魅力のアウトドアブランド「コールマン」。シンプルかつおしゃれな小型クーラーボックスが揃っており、かっこいいデザインを求める方にもおすすめです。

特にソフトクーラーボックスのデザイン性が高く、流行のアースカラーやキャンプ柄・ピーチ柄など多彩なデザインから選べます。4.7Lのハードタイプはソロキャンプにもおすすめです。高さも18cmと低いのでバイクへの積載も問題ありません。

高いデザイン性と優れた機能性が魅力の「DOD」からは、キャンプツーリングに最適な薄型クーラーボックス「ソフトくらこ(10L)」が販売されています。固定用Dリングも装備されているため、バイクへの取り付けも簡単。またカラビナを使えばバックパックへの取り付けも可能です。

トップ＆サイドハンドルや肩掛けベルトで、シーンに合わせて持ち運び方法が変えられるのも嬉しいポイント。また全面に30mmの極厚断熱材が使用されているため、やわらかい食材の運搬も安心です。

ロゴスの「ハイパー氷点下クールマスターS(6.5L)」は保冷力を重視する方におすすめのクーラーボックス。口コミでもその保冷力の高さが称賛されており、夏場も氷が溶けないと話題になっています。

折りたたみ可能なソフトタイプですが、前面・背面のシェルプロテクト構造により外部の衝撃にも強いハードのような一面も。使用時はネットを使用してシートバッグに固定すれば安定して運べます。また折りたためばサイドバックにも収納できるコンパクトさも魅力です。

優れた断熱技術が有名なサーモスからは、ツーリングキャンプに最適なソフトクーラー5Lが販売されています。複数の断熱素材を組み合わせた5層構造「アイソテック2」により、ソフトタイプながら高い保冷力が魅力のアイテムです。

上蓋には保冷剤を入れられるメッシュポケットがあるので、クーラーボックス内のスペースを有効に使えるのもメリット。折りたためばコンパクトになるため、サイドバッグやシートバッグの隙間にも収納できます。また価格が安いので頻繁に使用しない方にもおすすめです。

優れたコスパが魅力のキャプテンスタッグからは、4Lと10Lの2サイズから選べるトート型ソフトクーラーバッグが販売されています。4Lは短時間のデイキャンプにもピッタリ。また10Lサイズなら1泊のツーリングキャンプにも申し分ありません。

ソロのツーリングキャンプで食材を現地調達する方にも人気の定番アイテムとなっています。4Lサイズなら中身を入れたまま、バイクのサイドバッグに収納可能です。また口コミでは夏場でも使用できる保冷力と、耐久性も高く評価されています。

釣り用品専門メーカーであるダイワのクーラーボックスは、保冷力の高さが特徴です。ハードタイプのイメージが強いダイワですが、ツーリングに適したソフトクーラーボックスも販売しています。

おしゃれなカラーが導入され2022年9月に再登場する「ソフトクール」は、20mmの厚みながら折りたたみ機能を搭載。上下から効率よく冷やす「Z冷却」により、夏場でも高い保冷力を発揮します。丸洗い可能なPVCインナーが付属しているので、バイクで釣りに行く方にもおすすめです。

アメリカ発のアウトドアクーラーブランド、バイソンクーラーズのソフトクーラーバックも見逃せません。厚みのある5層構造により実現した高い断熱性と、バイクに固定しやすい薄型形状が魅力です。13Lと少し大きめに感じますが、薄型なので積載しやすいのもメリット。

また折りたためばより薄く収納できるため、携帯性も優れています。表面には1000デニールのナイロンが使用されているため、傷が付きにくくキャンプや釣りなどのアウトドアにもおすすめです。

「クーラーボックスだけでは保冷力が足りない」「夏場も十分な保冷力が欲しい」と感じる方は、保冷剤を併用してみましょう。特におすすめの保冷剤がロゴスの氷点下パック。表面温度-16℃の驚異的な保冷力と、一般的な保冷剤に比べ約8倍の保冷力持続時間が魅力の商品です。

さらに同シリーズの「倍速凍結・氷点下パック」は、凍結時間を従来の約半分(約18～24時間)に大幅短縮。事前準備に時間をかけたくない方にもおすすめです。ただし保冷力が高いため、凍らせたくない食品との距離を調整する必要があります。

また保冷剤が大きすぎると食材が入らなくなってしまうため注意が必要です。

自分のバイクにリアキャリア(荷台)がない場合には、まずリアキャリアを設置しましょう。リアキャリアによって荷物を積める幅も増え、積載時の安定性も高まります。バイクによって適合するリアキャリアが異なるので、事前に確認しておきましょう。

リアキャリアとクーラーボックスの底面はきれいな平面でないため、多少のすき間が生じます。また金属のリアキャリアは滑りやすいのも難点。より安定性を高めるために厚手の滑り止めを取り付けましょう。滑り止めには価格が安いヨガマットを代用するのがおすすめです。

強力両面テープや接着剤などを使用して、簡単に外れないように取り付けましょう。

クーラーボックスをリアキャリアに積んだら、ベルトやゴムロープなどでしっかり固定しましょう。できれば縦横にそれぞれ2本ずつ通すのが理想です。ベルトは柔軟性がないためしっかり締めたつもりでも走行中の衝撃で緩む場合もあります。

慣れない間は走行途中に締まりを確認するようにしましょう。

「ベルトやゴムロープの固定だけでは不安があるため、さらにツーリングネットで補強します。通常サイズではクーラーボックスを覆えないケースもあるため、きちんとサイズを確認して購入しましょう。

ソロのツーリングキャンプでは今回紹介した5～10Lサイズのクーラーボックスで、十分に食材や飲料を入れられます。固定方法もアイテムさえそろえてしまえば難しくありません。ぜひバイクにクーラーボックスを積載して、さらに快適なツーリングを楽しみましょう。