四コマ漫画人気おすすめ10選｜小学生向けのシュールで面白い・かわいい作品も紹介

コンパクトに起承転結を楽しめる4コマ漫画。長編を読むほどの気力がないときでも、気軽に物語を読み進められるのが大きな魅力です。4コマを複数つなげて8コマや16コマでショートストーリーを見せるなどの工夫を凝らせた面白い作品も増えています。

4コマ漫画といえばギャグ系を思い浮かべがちです。ですが最近ではちょっと不思議な魅力のシュール系、かわいい系や複数の4コマを繋げたストーリー性に富んだもの、しっとり・キュンとくる落ちに繋がるもの、小学生向けのものから、萌え系やアンソロジーなど、笑える以外の要素を追求したものも人気で増えています。

今回の記事では、そんな4コマ漫画の種類や魅力・選ぶうえで押さえておきたいポイントをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

4コマ漫画と聞くと、ギャグマンガを思い浮かべる人も多いと思います。ですが、最近流行りの4コマ漫画のジャンルは多岐にわたっています。起承転結をコンパクトにまとめられているので、短時間で気軽に物語を読み進められるのでスキマ時間でも読みやすいです。長編を読むのは時間や気力的に厳しいときでも、カジュアルに楽しめます。

物語の舞台が会社か高校か小学校かで、登場人物の年齢層は異なります。大人・子供、それぞれの年齢ならではのノリや話題といったものがあるので、4コマのノリもその年齢層に合わせて変わってきます。普段の生活と離れた世代のものを読みたいか、近い世代のものを楽しみたいのか、自分の好みの物を選びましょう。

一口に四コマ漫画といっても、ギャグ・恋愛・ほのぼのなど、そのジャンルは多岐に渡ります。自分が求めているのが王道ギャグなのにシュール系を読んだのではいまひとつ楽しみ切れないといった残念な状態になりがちです。紹介文に簡単なジャンル紹介がされている場合がほとんどなので、購入前にチェックするのがおすすめです。

4コマ漫画といってもさまざまな種類があるので、どんなものから読み始めればいのか迷いますよね。そんなときは、まず有名な漫画家の作品から読んでみるのをおすすめします。ここではいくつかの有名漫画家の作品をご紹介しますので、作品選びの参考にしてみてください。

福岡の地方新聞「夕刊フタクチ」から連載が始まったサザエさん。昭和の漫画といえばこれ！レベルに知らない人はいないであろう人気漫画です。

現在でもアニメ放送されているので、子どもたちにも認知度が高く小学生向けの漫画の1つでもあります。そのアニメのエンディングに4コマ漫画を彷彿させるアニメーションが流れるなど時が経っても皆から愛されている作品なのが伝わってきますよね。

4コマ漫画といえば植田まさしさんの印象をもたれる方も多いと思います。1番の代表作、新聞で読める昭和の漫画「コボちゃん」の他にも、「かりあげクン」などさまざまなヒット作を生み出しています。また、この多くのヒット作品で、第28回日本漫家協会賞優秀賞や文藝春秋漫画賞など多くの賞を受賞しています。

わがまま美少女・ナルシスト・軟派・不思議ちゃん・二重人格など、さまざまな個性あふれるキャラクターの揃ったパワフル学園ものです。オカルトと区別のつかないような要素も盛り込みつつ、デビュー作ながら20年以上ずっと連載の続いている大人気作品です。近年ではホラー要素や4コマではない構成にも力を入れています。

ブラック企業を退社した元OLのカナコが、まさかの転職先「殺し屋」で才能を開花させていきます。一見重いストーリーと思いきや、ハイテンションなギャグマンガです。明るく前向きな姿勢のままに闇を抱えているカナコのキャラクターと、現実離れした設定の奇想天外さが織りなす不思議なポップさがクセになる作品です。

少女漫画家・夢野咲子として活動している男子高生の野崎くん。なんでも漫画のネタにしようとしてしまう野崎くんと、そんな彼が好きだけどただのファンと勘違いされている佐倉千代をメインに展開します。学園ものにはお約束の部活ネタやバレンタインなどの季節イベントなどの中で、一癖も二癖もあるキャラクターたちが描かれています。

飼い主の小説家・ひよりと、喋れる飼い猫・マオを中心にしたほんわかコメディです。「もしも猫が人間の言葉をしゃべれたら」といった、一度は考えた経験のある現実ではありえない設定ですが、猫と人間・猫と猫それぞれのやりとりの違いが面白く、クスっと笑ってちょっとほっこりとした気持ちになれる4コマ漫画です。

プロボクサーの男性と、不愛想な黒猫による実録漫画です。猫を題材にはしていますが、もともと猫が大嫌いな人が飼い主になったからこその実感のこもったエピソードの数々が詰まっています。デフォルメされたゆるさのある絵で描かれていますが、猫の反応などは本当にリアルです。猫と人間が共に生活する尊さの詰まった、大人向けの4コマ漫画です。

「ワカコ酒」の作者・新久千映さんの実質的なデビュー作に当たる作品です。単行本の冒頭に実際の写真が掲載されているとおり、ご実家の猫ちゃんたちの実録漫画です。一般的なストーリー漫画のページと、4コマ漫画のページに分かれています。ストーリー漫画形式の方もショートショートでコンパクトに読みやすい構成になっています。

二足歩行して人の言葉を話す猫が、涙の匂いをたどってさまざまな人の元を訪れるショートショートです。フリーハンドで描かれた味のある絵と、どこか哲学的な要素を感じる物語の数々が詰まっています。一日の終わりや休憩の時間に、温かい飲み物でも飲みながら一息つくのにぴったりな、しっとしとした大人向けの4コマ漫画です。

Twitterで人気を集め、書籍化した作品です。しゃべる「こぐま」の店長が営むケーキ屋と、人間との少し不思議で優しいやりとりに、ふっと肩の力が抜けて癒しを与えてくれます。リアルに書き込まれたこぐまと、簡略化された人間とのバランスも絶妙です。心がほぐれて温まるので、ストレスで疲れている時にもおすすめです。

中国から嫁いできた20代の月さんと、40代の作者・井上さんとの国際結婚を中心としたほのぼのコミカル作品です。国際結婚ならではのカルチャーショックなども面白おかしく描いています。描きおろしの他、ブログに掲載されていた漫画を読んでいた人にも、作者さんのコメントが新たに記載されているので、新鮮に楽しめます。

黒猫の「ろん」と出会い、初めて猫飼いデビューを果たしたAKRさんによるエッセイ漫画です。初めての出来事だらけで、勉強しながら徐々に猫と触れ合っていく様子がゆるく丁寧に描かれています。カラーページも多くシンプルで見やすい絵で描かれているので、老若男女問わず読みやすい本です。初めて猫を飼う人にもおすすめです。

人を襲ったりゴミを漁るなど、ネガティブなイメージの強いカラス。通常は保護法で飼育できないカラスですが、ある出来事からカラスのヒナを世話するに至った作者が10年以上しっかりお世話し、共に過ごしてわかったあれこれを描いています。普通は知りえないカラスの意外な一面を知れる珍しい漫画です。

今回はたくさんの種類の中があるから、4コマ漫画の種類・おすすめ作品を紹介しましたが、気になるタイトルは見つかりましたか。短い時間でも気軽にテンポよく読み進められるので、忙しい人や長編を読むのは苦手といった人にも向いています。この記事を参考にして、ぜひ自分に合った4コマ漫画を見つけてください。